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【パート職員でボーナスはもらえる?】介護職の実情や相場について解説
介護現場で働くパート職員は、時給で働くことが多いですが、正社員と同じように入浴や排泄の介助もおこないます。
時給であるため給与面に違いがありますが、パート職員はボーナス支給の対象となっているのでしょうか?
大変な仕事であるがゆえに、ボーナスの有無はモチベーションに大きく関わってきます。これから介護現場で働こうと考える人にとっては、把握しておきたい項目ですよね。
介護のパート職員はボーナスが支給される?
結論から述べると、介護業界のパート職員はボーナス支給の対象です。しかし、全てのパート職員が該当するとは言えない場合があります。
こちらでは、介護パート職員のボーナスの実情についてご紹介します。
ボーナス支給は施設や事業所によって異なる
パート職員もボーナス支給対象となりますが、介護業界においては施設や事業によって異なります。労働者調査によると、賞与の状況が施設や事業所によって異なることが分かります。また、雇用形態によってもボーナス支給の実情が異なり、賞与制度がある施設や事業所で勤務している有期雇用職員の割合は約半数です。
介護業界に限らず、ボーナスは事業所の経営・業績状況によって支給額や支給状況が変化します。そのため、比較的規模が大きい所で勤務する介護パート職員は、ボーナス支給される可能性が高いですが、そうでない場合は制度自体が設けられていない可能性があります。
ボーナス支給の時期は正社員と同じ
他の業界の一般的な企業も、夏と冬にボーナスが支給されています。介護業界も同様で、正社員やパート職員と雇用形態問わず同じ時期に支給されます。
夏は6月下旬から7月上旬、冬は12月中旬に設定されている傾向にあります。
一般的には年2回になりますが、特にボーナスの回数や時期に法的なルールがあるわけではありません。事業所によっては、年3回という場合もあります。
時期や回数が事業所によって異なることもありますので、就業規則や求人要項を確認しておきましょう!
ボーナスがない場合も処遇改善手当が貰える
介護業界は処遇改善手当という制度が定められているため、ボーナスがない場合でも基本給と別に手当を貰うことができます。
処遇改善手当は、雇用形態を問わず介護従事者として勤務する職員が支給対象となる手当です。パート職員が受け取る支給額の規定はなく、事業所に委ねられています。
こちらの手当は、事業者が届出を提出することで手当が支給される制度となっており、9割以上は届出を完了しています。これにより、大多数のパート職員は処遇改善手当を受給しており、ボーナスがない場合でも基本給と別に手当は受け取れる可能性が大きいと言えます。
ボーナスも同一賃金同一労働の対象
同一の仕事に従事する労働者は、同一水準の賃金が支払われるべきであるという「同一賃金同一労働」は、基本給だけでなくボーナスも対象とされています。
厚生労働省の「同一賃金同一労働ガイドライン」では、賞与に関して「同一の貢献には同一の、違いがあれば違いに応じた支給を行わなければならない」とあります。つまり、パート職員もボーナス支給の対象者であるということになり、同じ事業所内で正規雇用者と非正規雇用者でボーナスを受け取れない人が生じてはいけないということになります。
また、「ルールの相違がある場合は、不合理なものであってはならない」ともあり、雇用形態の違いのみでボーナス支給の判断することはできません。
出典:https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000470304.pdf
パート職員へのボーナス支給がある介護事業所の特徴
パート職員に対してボーナス支給がある事業所と支給されない事業所があります。
どのような介護事業所がボーナスがあるのか気になりますよね?
こちらでは、パート職員へのボーナス支給がある介護事業所の特徴についてご紹介します。
経営状況や業績が良い・安定している
事業所の経営状態に余裕がないと、スタッフに対してボーナスを支給することが困難になります。
ボーナスの金額は毎回同じであるとは限りません。事業所の業績の良し悪しによって、ボーナスの支給額が増減します。そのため、ボーナスがある事業所を比較しても支給される金額は、それぞれ異なります。
同じ介護職でも、所属する事業所の経営状況によってボーナスが貰えるかどうかが異なり、金額も変わってくるのです。
会社・企業の規模が大きい
小規模な介護事業所に比べて、大規模な介護事業所の方がボーナスの支給が設定されています。
大企業が運営する介護事業所がありますが、そのような事業所であれば安定したボーナス金額を支給される傾向にあります。
正社員と同じようにボーナスを受け取ることができるでしょう。介護事業所は、全国各地に数多くあります。
ボーナスがある事業所で働きたいという方は、大規模な事業所を選びましょう!
介護パート職員のボーナス支給額の相場
こちらでは、介護パート職員のボーナス支給額の相場についてご紹介します。
パート職員の相場は十数万円
- 介護パート職員のボーナス支給額の相場:十数万円
- 非正規雇用者の平均賞与額:年間約35万円 (令和元年度)
ボーナスは、年に2回支給される事業所が多いため、1回の平均支給額は十数万円となるでしょう。
介護業界は給与や賞与の金額が低いというイメージを持たれることが多いですが、パート職員も戦力であると評価をし、ボーナスを支給している事業所もあるということが分かります。
あくまでも平均額であるため、施設や事業所の経営・業績状況に応じて、低くなる場合もあります。
正社員と比べてボーナス支給額が低い
パート職員は、正社員と比べてボーナス支給額は低くなります。正社員とパート職員は、基本給にも差がありますが、ボーナス支給額にも差があります。
その理由は、正社員の方が勤務時間が長く、正社員にしかできない業務内容があるためです。責任が大きい業務内容を任されている正社員は、ボーナス支給額も大きくなります。これは致し方ない部分であるため、正社員と比べて残念に思う必要はありません。
夜勤がある場合はボーナス支給額も増える
介護業界で、夜勤がある施設や事業所で勤務しているパート職員は、ボーナス支給額が増えます。
介護業界には、様々な形態の施設や事業所があります。夜勤がある施設や事業所は、比較的基本給やボーナス支給額が高いです。
要介護度数が高い利用者が多いことや、24時間体制の介護が必要という理由から、給与が高くなっています。また、夜勤は手当もあるため、夜勤に入るパート職員は日勤だけの人と比べて、支給額が増えることになります。
介護パート職員のボーナスに関する注意点
扶養内で勤務するパート職員はボーダーラインに注意しよう
介護パート職員がボーナスを受け取るにあたり、扶養控除のボーダーラインは注意しなければならないポイントです。
家族の扶養内で仕事をする場合は、基本給に加えて賞与や手当の合計が扶養控除の範囲内でなければなりません。
このボーダーラインを超えてしまうと、税金を支払わなければならないため、パート職員が損をしてしまいます。ボーナスが支給されることで、扶養控除の範囲を超えてしまいそうな場合は、シフト調整が必要になります。
責任者に相談し、ボーダーラインを超えないように調整してもらいましょう。
応募時は募集要項を確認する
パート職員として働くうえでボーナスが支給される介護施設や事業所で働くためには、応募時に募集要項を確認しましょう。
賞与制度を設けている場合は、募集要項に詳細が記載されています。事前に確認しておくことで、採用後も安心して勤務することができます。
施設や事業所によって、ボーナスに関する内容が異なるため、しっかり確認しておきましょう。
事業所の条件を確認する
介護事業所の提示する条件を確認することも、パート職員がボーナスを受け取るためには必要なことになります。ボーナスの支給額は、会社への貢献度によって変化します。
具体的には、勤務日数や時間などが該当するため、自身の働き方が事業所のボーナス支給に該当するか確認が必要です。同じパート職員でも、フルタイム勤務の職員と週に2,3日勤務の職員でボーナスが同じ金額であると、不平等さが出てしまいます。
事業所の条件によって金額が異なるということを確認しておきましょう。
介護パート職員のボーナスアップ方法
事業所によって、ボーナス支給額は差があります。また、正社員と比較するとボーナスの金額は低く設定されており、ボーナスアップを望んでいる方も多いでしょう。
介護パート職員のボーナスアップを実現するためには、以下のような方法があります。
資格取得を目指す
介護職は、多くの資格が存在します。保有資格や経験によって基本給がアップされる事業所が多いです。
ボーナスの支給額は、基本的に「基本給の○%」「基本給の○ヶ月分」と基本給がベースで考えられています。
資格取得を目指すことで、年収を大幅にアップすることができるでしょう。
国家資格である「介護福祉士」、レクリエーションの知識や実行スキルを持つ「レクリエーション介護士」、痰の吸引や経管栄養のスキルを身につける「喀痰吸引等研修」など幅広く資格があります。
キャリアアップやスキルアップを目指すことで、スキルが高まり、ボーナスアップにも期待できます。
事業者に相談してみる
事業者に収入面の相談をするとなると、なかなか勇気がいることですが、現場のスタッフの声を伝えることで職場改善に繋がります。
「ボーナスの金額をあげてほしい」「ボーナスを支給してほしい」と相談してみましょう。相談をする際に、他の施設の求人情報を提示すると、離職防止のためにと検討して貰える可能性があります。
職場環境が改善されることで、多くのスタッフが長く働きやすくなります!
待遇が良い職場に転職する
事業所によって、ボーナス支給の有無、支給額など処遇が異なります。
転職するということに抵抗感がある方もいるかもしれませんが、転職をマイナスに捉える必要はありません。
長く介護職として活躍したい場合、働きやすい職場環境であることが重要です。自ら行動することで、自分にとって条件の良い職場が見つかり、モチベーションを高めながら働き続けられるでしょう。
待遇が良い職場に転職することで、基本給やボーナスアップが実現しやすくなります!
ボーナス分の収入を得る方法
介護パート職員がボーナスアップを実現するためには、転職という方法もありますが、人手不足な業界であるためなかなか難しい部分もあるでしょう。
本業先の上司や事業者から引き止められる可能性も考えられます。また、すぐに転職先が見つかるとも限りません。
こちらでは、今からできるボーナス分の収入を得る方法についてご紹介します。
カイテクに登録して隙間時間に副業をする
すぐにでもボーナス分の収入を得たい場合は、副業をすることがおすすめの方法になります。
職と同じで副業先を探すことも大変だと感じる方も多いでしょう。働きやすい職場を探すことは容易なことではありません。
カイテクは、このような副業に関する悩みを感じることなく、相性の良い職場を探すことができます。
1日単位の単発アルバイトが可能
登録することで、自分の好きな時間や日にちの仕事を選ぶことができます。
- 本業と掛け持ちもしやすい
- 働きたい時間や日にちを自分の希望に合わせることができる
- 常時1,000以上の仕事を掲載
- 自分にとって条件の良い職場を探すことができる
- 隙間時間に副業
- ボーナス分の金額以上の副収入を得られる
収入アップとスキルアップに期待大
収入面も改善され、介護職としてのスキルも高まるため、より介護の仕事に対してやりがいを感じられるでしょう。
より多くの場所で介護の仕事を経験できるので、スキルアップが望めます。スキルアップをすると、本業の収入アップも実現する可能性があります。
上記で述べた通り、スキルアップは基本給に反映され、ボーナス支給額がアップする事業所も多いです。
ボーナスが支給されない、ボーナスの支給額に納得していないという方も悩みを解消できます!
面接なしで即勤務可能
必要な手順としては、身分証や資格証をスマートフォンで撮影し、登録するだけです。
希望する職場に応募すると、アプリを介して自分の情報を提出することができるので、わざわざ履歴書を準備する必要はありません。面接を受けて、採用の連絡を待つという手間を省くことができるので、働きたい職場ですぐに働くことができます。
給与もアプリで最短当日に受け取ることもできるので、今すぐボーナス分の収入を得たいという方におすすめです。
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パート職員も同一賃金同一労働や手当の対象
介護パート職員は、施設や事業所によって異なりますが、ボーナス支給の対象者になります。近年の働き方改革により、同一賃金同一労働の概念から雇用形態の違いだけで区別することはできません。
また、全ての介護に従事する職員が処遇改善手当の対象者となっており、賞与や手当を受け取ることが可能です。場合によって異なりますが、ボーナス支給額の相場は十数万円という調査結果もあり、きちんと評価している事業所も多くあります。
パート職員のなかには、扶養内で勤務する人もいるため扶養控除のボーダーラインに注意する必要があります。しかし、全てのパート職員がボーナスを受け取れているわけではありません。ボーナス支給がある介護施設や事業所で働くためには、募集要項や条件の確認が大事です。