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准看護師レベルが低い？キャリアアップのポイントを解説
- 准看護師は看護師と比較するとレベルが低い
- 准看護師は給料が低いのか
- 准看護師でもキャリアップできるのだろうか
准看護師に対して、こういった疑問や悩みを持ってはいませんか？
看護師と比較するとレベルが低いと思っている人がいるかもしれません。しかし、レベルが低いというわけではありません。
准看護師と看護師が学んできたことが違うのです。
今後の働き方やキャリアアップへ向けて、是非とも参考にしてみてください！
目次
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准看護師とは
准看護師と看護師の違いがわからないという人もいるでしょう。
ここでは以下の4つのことについて解説しています。
- 准看護師の定義
- 看護師の定義
- 准看護師の給与
- 准看護師のメリット
それぞれみていきましょう。
准看護師の定義
准看護師とは、医師、歯科医師、または看護師の指示のもと、療養上の世話や診療の補助を、対象者の安楽を配慮し安全に実施する人のことを言います。
准看護師になるためには、准看護師の養成学校に進学し、2年間必要な知識・技術を身につけ、都道府県知事が発行する免許を取得することが必要です。
免許を取得した後は、病院やクリニック、施設などで働くことができます！
看護師と比較すると、看護学校や養成所の学費は比較的安く、仕事をしながら通学する人が多いのも特徴です。
准看護師の活躍の場は、病院だけではなく施設やクリニックなど多岐にわたります。
看護師の定義
看護師とは、国家試験を受けて合格し、厚生労働省が発行する免許を取得した国家資格の一つです。
正しくは正看護師といい、看護師になるためには、2年制または定時制の専門学校、もしくは大学で4年間、3,000時間以上の授業を受けなければなりません。
看護師養成の専門学校もしくは大学を卒業し、国家試験を受けることになります。国家試験を受験した後、合格発表は約1ヶ月後です。
看護師として就職が決まったとしても、看護師免許を取得できるのはその合格発表後になりますので、免許がないので就職先で看護業務に従事することはできません。
准看護師になった後に看護師国家試験を受験した人は、合格するか、不合格だったとしても准看護師として働くことが可能です。
准看護師の給与
准看護師の給与は、看護師と比べると低いのが現状です。
- 国家資格か都道府県知事発行の免許科の違い
- 准看護師ではできない
これらの点から低くなってしまうのです。
勤務先によっては、基本給だけではなく夜勤手当や職務手当も看護師と比べたら安く設定されているところもあります。
准看護師のメリット
准看護師のメリットは、2年間の学習で資格の取得が可能なということです。
看護学校、養成所の学費も看護師と比較すると断然安いため学費を抑えることができます！
また、全日制だけではなく半日制のコースもあるので、働きながらや育児をしながら資格を取得したい人にとって取得を目指しやすい資格です。
専門学校の実習時間は多いですが、実践に対応できる技術や知識を最短で身に付けることができます。
准看護師ができないこと
病院や施設では、准看護師も看護師も同じ業務をしていることが多いです。しかし、実は准看護師にできないことがあるんです。それは以下の4つのことです。
- 看護計画立案
- 他の看護師に指示を出す
- 自分で考えて行動できない
- 管理職などへのキャリアアップができない
具体的に解説します。
看護計画立案
患者さんに対して、入院中の治療や生活、退院へ向けて看護計画が立案されます。
准看護師は看護計画を立案することができないとされています。
准看護師を取得するまでに看護計画を学んできていないことと、アセスメントや根拠をもとにした判断力を身に付ける教育を受けていません。
このことから看護計画を立案することができないのです！
医師や歯科医師、看護師の指示のもと「安全・安心な援助」ができる能力を養う方針で教育を受けているためです。
他の看護師に指示を出す
准看護師は、他の看護師に指示を出すことはできません。
たとえ相手が歳の離れた後輩であっても同じです。
准看護師の教育では、倫理に基づいた看護や科学的根拠に基づいた看護について学ぶ機会がなかったため、看護師への指示ができません。
保健師助産師看護師法にある通り、准看護師は看護師の指示のもと、療養上の世話や診療の補助を対象者の安楽を配慮し安全に実施するためです。
自分で考えて行動できない
看護師は自分自身の判断で診療の補助や患者のケアを行うことができます。
准看護師は主体的な医療行為はできません。
必ず医師や歯科医師、看護師の指示のもとに行動しなければなりません。これは、責任の所在を明確にするために徹底されていることでもあります。
管理職などへキャリアアップできない
准看護師は、管理職へのキャリアアップができません。
認定看護師や専門看護師といったキャリアは看護師になって目指す資格です。助産師や保健師になるためにも、看護師にならないといけません。
准看護師として働いている以上は、キャリアアップは難しく現場で働くことが主になります。
准看護師のレベルが低いと言われる理由
准看護師のレベルが低いと言われる理由は、以下の3つです。
- 都道府県知事の資格で国家資格ではない
- 給料が安い
- キャリアアップができない
これらのことから、准看護師はレベルが低いと言われてしまうと考えられます。
准看護師の経験を活かした転職やキャリアアップの方法とは
准看護師としての経験を積んでいる人も多くいます。
准看護師の経験を活かした転職やキャリアアップ方法は以下の通りです。
- 働く環境を変える
- 看護師を目指す
経験を活かせるよう、具体的に解説します。
働く環境を変える
准看護師としての経験を活かし、転職を考えたときに「カイテク」をご利用ください。
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看護師を目指す
准看護師として経験を積んで、もっと学びたいと考える方も多いでしょう。
筆者も准看護師から看護師になりました。准看護師の経験はとても貴重でしたし、看護師を目指していく上で准看護師の勉強をしていてよかったと思えることがたくさんありました。
看護師になることで、その先に助産師や保健師、認定看護師や専門看護師を目指すといったキャリアアップも可能となります。
准看護師でできないことが看護師ではできるので、自分の満足度もアップします！
准看護師はレベルが低くはない！経験と知識を活かしてキャリアアップしましょう！
准看護師はレベルが低いと思われていたり、実際に言われて悔しい経験をした人もいるかもしれません。
准看護師はレベルが低くはないです！
医療従事者として臨床での即戦力として活躍している人も多く、経験豊富な人もたくさんいます。実際に、頼りになる准看護師の先輩と働いたことで支えられたという経験もあります。
准看護師も、看護師も活躍の場が広がっています！
准看護師の経験と知識を活かして、是非ともキャリアアップしていきましょう。