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5月の介護レクリエーションのアイデア集!デイサービス・老人ホームで使えるイベントを紹介
介護施設のレクリエーションの担当になると、常にアイデアを求められるため、大変なことが多いですよね。
緑が多くなり、だんだん暑くなる5月は、どのようなレクリエーションを考えますか?レクリエーションを実施する際には、季節のイベントや記念日を参考にすることがおすすめです。
5月のイベントや記念日を楽しめるレクリエーションになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
レクリエーション介護士について詳しく知りたい方は、ぜひ以下をご覧ください。
介護レクリエーションのネタとなる5月のイベントや記念日

5月の介護レクリエーションを実施するために、参考となるイベントや記念日についてご紹介します。
八十八夜
立春から88日目、毎年5月2日ごろにあたる5月の雑節です。雑節とは、季節の移り変わりの目安となる暦日のことを指し、節分などもこれにあたります。
八十八夜のあとにすぐ立夏があるため、この日を迎えると夏が始まると感じる人も多いでしょう。介護施設の利用者との会話にも取り入れると、季節を感じることができます。
端午の節句・こどもの日
5月5日には、2つの祝日があります。それは、季節の節目をあらわす「端午の節句」と、こどもたちの人格を重んじ幸福をはかるとともに、母に感謝する日である「こどもの日」です。
介護レクリエーションにこのテーマを取り入れると、季節を感じられるだけでなく家族のこと想うことができるため、利用者にも喜ばれるでしょう。地域によって、お祝いで飾るものや食べ物が異なるため、会話に取り入れるのもおすすめです。
母の日
毎年5月の第2日曜日にあり、日頃の母の苦労をねぎらい、感謝する日です。母の日の起源はヨーロッパにあります。やがて、アメリカ全土に広まり、今では世界中で制定されている日です。
日本では、一般的に赤いカーネーションをお母さんに渡すという風習が広まっています。こどもの日同様に、家族を感じられる日となるため介護施設の利用者との会話やレクリエーションに適した日であるといえるでしょう。
また、以下では介護レクリエーションを実施する意味を紹介するので、効果や内容について知りたい方はぜひご覧ください。

八十八夜がテーマの介護レクリエーション

5月の雑節、八十八夜をテーマとした介護レクリエーションについてご紹介します。内容と一緒に効果についてもお伝えしますので、参考にしてみてください。
回想法の要素がある歌レクリエーション「茶摘みの歌」
茶摘みの歌を歌う介護レクリエーションです。「夏も近づく八十八夜」という歌詞から始まる歌で、八十八夜といえばこの歌と言われる曲です。
歌を歌う介護レクリエーションを実施することで、昔を思い出し脳を活性化させる回想法の効果があります。茶摘みの歌は昔から歌われており、メロディーを聞いたり、言葉に出すことで懐かしい情景や出来事が思い出されるでしょう。
五感を刺激できる「お茶会」
新茶を楽しむ会を介護レクリエーションとして開催します。お茶の味や香り、温度を感じることができます。また、新茶の鮮やかな色を目で感じることができるため、五感を刺激することができるレクリエーションです。
五感を刺激することで、認知機能の回復や改善にも効果があります。
全国のお茶を楽しむ
上記の「お茶会」に追随する形になりますが、全国のお茶を集めて楽しむということもレクリエーションに取り入れると良いでしょう。
話題が広がり、レクリエーションの時間をさらに盛り上げることができます。少し準備が大変かもしれませんが、ネットで取り寄せてみたりすると、効率よく集めることができます。
施設の利用者のなかには、お茶に関する知識を持っている人もいるかもしれません。コミュニケーションを深めることもできるので、利用者に情報を聞くということもおすすめです。
介護レクリエーションは、できるだけたくさんの利用者に生活の楽しみの1つとしてもらうことが大事になります。楽しいお茶会にするためには、このような工夫も必要です。
端午の節句(こどもの日)がテーマの介護レクリエーション

5月5日の端午の節句・こどもの日をテーマとした介護レクリエーションの内容や効果についてご紹介します。
脳の活性化に有効「鯉のぼり作り」
折り紙や画用紙を使用して、鯉のぼりを作る介護レクリエーションです。
手先を使う工作レクリエーションとなるため、脳を活性化することができます。手を使うことで、脳を刺激することができ、認知症ケアにつながります。
もちろん、手指の機能維持や向上の効果も高いです。また、5月を代表するイベントである「こどもの日」にちなんだ「鯉のぼり」を作ることで、季節感を感じることもできます。
季節を感じながら、脳に刺激を与えることができる介護レクリエーションになります。
巧緻性の向上「こいのぼりの歌で簡単な手遊び」
「こいのぼり」の歌に合わせて、簡単な手遊びをおこなう介護レクリエーションです。手遊びを介護レクリエーションとして実施することで、高齢になると衰えてしまう「巧緻性」を高めることができます。
巧緻性とは、一般的に手先の器用さを表す言葉になりますが、これには神経系の伝達が大きく関わっています。年齢を重ねていくと、脳でイメージした動きが思うようにできなくなってしまうという経験が増えてしまいます。このような経験が、巧緻性が衰えてきたという証拠です。
巧緻性を高めるためには、神経が多く集まる指先を動かす必要があり、手遊びが適しています。「こいのぼり」の歌は、比較的ゆっくりした曲調であるためいろんな手遊びに合わせやすいでしょう。ただ、幼稚すぎるレクリエーションを好まない人もいるため、簡単すぎず難しくないことを心がける必要があります。
生活の質向上「柏餅やちまき作り」
端午の節句に食べる習慣がある「柏餅」や「ちまき」をみんなで作る介護レクリエーションです。この介護レクリエーションは、生活の質を向上させる効果があります。施設のみんなで作ることで、コミュニケーションを深めることができ、家庭的な雰囲気で安心感を与えることができます。
介護レクリエーションを通して、高齢者の心にアプローチすることも大事です。柏餅やちまきは、地方によってどちらを食べるかが異なります。施設の地域や利用者に馴染みのあるほうで、レクリエーションを実施すると良いでしょう。
母の日がテーマの介護施設のレクリエーション

母の日をテーマとした介護レクリエーションの内容や効果についてご紹介します。
手指機能の向上「カーネーション作り」
折り紙と竹串を使って、カーネーションを手作りする介護レクリエーションです。手先を使う内容となるため、手指機能の向上の効果に期待ができます。簡単に作ることができるため、高齢者も楽しく参加することができます。
高齢になると、手指機能が衰えてきてしまうため、このように手先を使う機会を増やすことが大事です。介護レクリエーションに取り入れることで、楽しみながら身体機能を向上させることができるでしょう。
母の日のカーネーションといえば、赤いカーネーションが一般的ですが折り紙を使うことで、様々な色で作ることができます。また、出来上がったカーネーションを飾ることで、施設内がより華やかな雰囲気になり、おすすめです。
幸せホルモンを分泌させる「ハンドマッサージ」
お母さんに感謝するという意味を込めて、「ハンドマッサージ」を介護レクリエーションに取り入れてみましょう。ハンドマッサージを受けると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を分泌させる効果があります。セロトニンは、精神を安定させるはたらきがあるホルモンです。
高齢になると、身体機能の低下によってセロトニンが低下すると言われています。人のぬくもりを感じることができ、コミュニケーションを深めることができる「ハンドマッサージ」は、最適であるといえます。
施術する際には、良い香りのするクリームやオイルなどを用いると、より効果的です。ありがとうという気持ちを伝えやすい介護レクリエーションになります。
家族や職員からのサプライズメッセージ
母の日をきっかけとして、施設の利用者の家族に協力を得て介護レクリエーションを実施することもおすすめです。家族や職員からのメッセージを渡す企画となります。サプライズで感謝の気持ちが込められたメッセージを受け取ると、誰でも嬉しくなります。
せっかくですので、和紙を使ったおしゃれなカードやデザイン性のある可愛らしいカードを用いて渡すと良いでしょう。利用者の顔がほころぶ介護レクリエーションになります。
ここまで5月におすすめのレクリエーションを紹介しましたが、デイサービスで盛り上がるレクリエーション一覧を知りたい方は以下をご覧ください。

マイナー行事をテーマにした5月の介護レクリエーション
5月は端午の節句や母の日が注目されがちですが、他にも季節感や日本文化を楽しめるマイナー行事が多くあります。こうした行事を取り入れたレクリエーションは、利用者さんに新鮮さや発見を与えると同時に、会話や回想を促すきっかけにもなります。
みどりの日:葉っぱスタンプで自然アート
5月4日の「みどりの日」は、自然に親しみ感謝する祝日です。この日にちなんで、施設の庭や公園で集めた葉っぱをスタンプにしてアート作品を作るレクリエーションがおすすめです。
方法はシンプルで、葉の裏に絵の具を塗り、画用紙に押すだけ。葉の形や葉脈が美しく浮かび上がり、参加者それぞれが自由にレイアウトできます。制作後は、作品を壁面に展示したり、感想を話し合ったりすることでコミュニケーションも促進されます。
百人一首の日:坊主めくりや音読で和の文化を楽しむ
5月27日は「百人一首の日」です。この日にちなんで、和歌や和文化に触れられる「坊主めくり」や音読レクリエーションを実施するのも効果的です。坊主めくりは、ルールが簡単で勝ち負けがはっきりしているため、認知機能が低下した方でも楽しめる要素があります。
また、和歌の音読では、職員が詠んだ句を一緒に繰り返したり、意味を話し合ったりすることで、自然と会話が生まれます。
回想法の要素もあり、昭和世代には特に親しみやすい内容です。
立夏:季節の変わり目を感じる会話レク
二十四節気の一つ「立夏(りっか)」は、例年5月5日〜7日頃にあたります。春から初夏への季節の移ろいを感じるこのタイミングで、会話をメインとした「季節感じるレク」を行うのも有効です。
具体的には、「初夏にまつわる思い出」や「昔の夏支度」「麦わら帽子や蚊帳など懐かしい道具の話」など、テーマを絞って自由に話してもらいます。五感や記憶を刺激するだけでなく、利用者間の交流や感情の活性化にもつながります。
愛鳥週間:鳥にちなんだクイズやぬり絵
5月10日〜16日は「愛鳥週間」です。野鳥や自然との共生を考えるこの期間には、「鳥」をテーマにしたぬり絵やクイズがぴったりです。ぬり絵では、スズメやツバメなど親しみのある鳥を題材にすることで、参加しやすくなります。
また、鳥の鳴き声当てクイズや、童謡「ことりのうた」などの歌を取り入れると、視覚・聴覚・記憶が同時に刺激され、認知症予防にも効果的です。ややマイナーな行事だからこそ、新鮮で盛り上がりやすいのも魅力です。

室内で楽しめる!5月の創作&ゲームレクリエーション
5月は季節の行事が多く、創作活動や頭を使ったレクリエーションに最適な時期です。天候に左右されず室内で行えるレクリエーションは、安全性が高く、準備もしやすいため多くの施設で取り入れられています。
鯉のぼり以外の壁面アート:アジサイやカーネーションのちぎり絵
5月の定番である「鯉のぼり」以外にも、季節を彩る壁面装飾として「アジサイ」や「カーネーション」のちぎり絵が人気です。ちぎり絵は、手指の細かな運動を促すため、巧緻性のトレーニングにもつながります。
色とりどりの折り紙や色紙を用いて、見た目にも華やかで楽しい作品が仕上がります。
完成した作品を施設内に飾ることで、空間の雰囲気も明るくなり、来訪者や他の利用者との会話のきっかけにもなるでしょう。
母の日に向けた感謝カード作り
5月第2日曜日の「母の日」には、感謝の気持ちを込めたカード作りが定番です。色画用紙や折り紙、シールなどを使ってオリジナルのデザインを施し、家族や職員に向けてメッセージを添えると心温まるレクリエーションになります。
作業は簡単でも、個性が出しやすく、完成品を持ち帰れるため、ご家族にも好評です。また、作成中に昔の母の日の思い出や家族とのエピソードを語り合うことで、回想法的な効果も期待できます。
5月の風物詩をテーマにした間違い探し・クロスワード
5月をテーマにした間違い探しやクロスワードは、脳トレとして人気の高いレクリエーションです。春の花、こいのぼり、新茶、母の日など、季節感のあるイラストや言葉を使うことで、自然と会話が生まれやすくなります。
印刷するだけで手軽に準備でき、認知症予防や集中力の向上にもつながります。
難易度を調整すれば、さまざまなレベルの利用者に対応可能です。完成後は答え合わせの時間も盛り上がるポイントです。
こどもの日クイズで脳トレ&会話促進
5月5日の「こどもの日」をテーマにしたクイズは、楽しく知識を深めながら脳を活性化できるレクリエーションです。内容は「こいのぼりの意味は?」「柏餅とちまきの違いは?」などの三択形式がおすすめです。
解答後には関連する豆知識や思い出話を共有することで、自然と会話も広がります。視覚的にわかりやすくするため、ホワイトボードや絵カードを使うとより参加しやすくなります。
屋外で楽しむ!5月ならではのレクリエーションアイデア
5月は気候も安定し、自然が美しく映える季節にため、屋外でのレクリエーションに最適なタイミングです。春の花々や新緑を楽しみながら外気に触れることは、心身のリフレッシュやリハビリ効果が期待されます。
春の花や草木を観察しながらの外気浴レク
春は色とりどりの花が咲き誇る季節なので、晴れた日には施設の庭や近くの公園で、花や草木を観察しながらの外気浴レクがおすすめです。チューリップ、ツツジ、アヤメなどの春の花を見ながら、色の名前を当てたり、香りを感じたりと五感を刺激するアクティビティとして効果的です。
散歩形式での実施が難しい場合でも、ベンチやテラスに座りながら楽しめるため、車椅子の方も参加しやすいのが魅力です。
ガーデニングで土いじり体験
ガーデニングは、手指の巧緻性を高めるだけでなく、土に触れることでリラックス効果も得られる人気の屋外レクリエーションです。5月は苗植えや種まきの時期としても最適です。
プランターを使えば立ったままでも作業ができ、体力に不安のある利用者も参加しやすくなります。「この花が咲くころには…」と未来に思いを馳せる時間も、心の健康につながります。花が咲いた際には、みんなで観賞する場を設けると、達成感もひとしおです。
テラスや庭で開く「新茶のお茶会」
5月は「新茶」の季節。天気のよい日にテラスや庭でお茶会を開くことで、春の陽気とともに日本文化を味わえるレクリエーションとなります。事前にお茶の種類や淹れ方について簡単な説明を加えたり、参加者それぞれに好きなお茶を選んでもらうのもおすすめです。
茶菓子を添えると、より会話が弾み、自然と回想法的な要素も生まれます。
普段とは違う雰囲気の中で楽しむことで、非日常感も演出できます。
みんなで季節の花を植える寄せ植え作り
複数の季節の花を1つの鉢に寄せて植える「寄せ植え」は、視覚的にも華やかで達成感を得やすいレクリエーションです。色や配置を相談しながら共同で作ることで、自然とコミュニケーションが生まれます。
5月はベゴニア、マリーゴールド、アリッサムなど明るい色合いの草花が豊富に出回る時期。完成した寄せ植えを施設の玄関やテラスに飾れば、日常に彩りを添え、利用者の誇りにもつながります。
【ジャンル別】5月におすすめの高齢者レクリエーション
ここでは、ジャンルごとにおすすめのレクを紹介します。5月のレク選びに迷う方はぜひ参考にしてください。
創作レク:簡単&華やかな5月の工作アイデア
5月の創作レクでは、季節感あふれる「鯉のぼり」や「カーネーション」などの工作が人気です。色画用紙や折り紙、紙皿など手軽な素材を使い、ハサミやのりで貼り付ける簡単な作業中心に構成することで、高齢者の巧緻性を刺激できます。
たとえば「鯉のぼりの壁飾り」や「お花紙で作る藤の花」などは、仕上がりが華やかで達成感も得やすいレクリエーションです。
完成品を施設に飾ったり持ち帰ったりすることで、本人の喜びや家族との会話のきっかけにもなります。楽しさとリハビリ要素を兼ね備えた創作レクは、5月にぴったりの取り組みです。
歌レク:5月にぴったりの懐かしい童謡・唱歌
5月は「こいのぼり」「茶摘み」「背くらべ」など、季節を感じる童謡や唱歌が多く、歌レクに最適な時期です。これらの歌は高齢者世代にとってなじみ深く、自然と口ずさめる曲ばかりです。
回想法の観点からも、昔を思い出すことで脳の活性化や情緒の安定が期待できます。また、手拍子や簡単な手遊びを取り入れると身体機能の維持にもつながります。
歌詞カードや映像を活用しながら、参加者全員で声を出して楽しむことで、場の一体感も生まれるでしょう。音楽の力を活かした歌レクは、心身ともに活力をもたらす有効なレクリエーションです。
クイズ&脳トレ:端午の節句や新茶にちなんだ問題集
5月のクイズや脳トレでは、端午の節句や新茶、母の日など季節の行事にちなんだ内容を取り入れることで、参加者の関心を引きやすくなります。
たとえば「柏餅はどの木の葉で包む?」「こどもの日に飾るものは何?」など、行事や風習に関する三択クイズは、知識の再確認と会話のきっかけになります。
また、クロスワードや間違い探し、漢字パズルなども取り入れることで認知機能の維持や集中力の向上が期待できます。答え合わせの時間を設けると、参加者同士の交流も活性化され、自然と笑顔が広がる時間になるでしょう。
高齢者の心身に与える5月レクリエーションの効果
ここまで具体的にレクリエーションを紹介してきましが、以下ではその効果について解説します。効果を知っておくことで、より充実したレクを利用者に提供できるようになります。
季節感がもたらす心理的効果
5月は新緑や花々が美しく、気候も穏やかな季節です。季節感を取り入れたレクリエーションは、高齢者に安心感や生きがいをもたらす心理的効果があります。
たとえば、こいのぼりの制作や新茶のお茶会、母の日のカーネーション作りなどは、昔の思い出や家族とのつながりを思い起こさせるきっかけとなるレクです。
こうした回想は、認知機能の維持だけでなく、自己肯定感や気持ちの安定にもつながります。五感で季節を感じるレクリエーションを取り入れることで、高齢者の生活にメリハリと彩りが加わり、日常の満足度向上にも貢献します。
手作業による手指・巧緻性の維持
創作レクで行う「貼る」「折る」「結ぶ」といった手作業は、高齢者の手指や巧緻性の維持に役立ちます。5月は鯉のぼりや藤の花、カーネーションなど、細かな作業が含まれる華やかな工作が多く、作る楽しさとリハビリ効果の両立が可能です。
指先を使うことで脳への刺激が加わり、運動機能だけでなく認知機能の活性化も期待できます。また、完成した作品を飾ったり持ち帰ったりすることで、達成感やモチベーションの向上にもつながります。
日常的に無理なく続けられる手作業レクは、高齢者にとって大切なケアの一環です。
集団レクによる社会的つながりの促進
5月のレクリエーションは、集団で取り組むものが多く、参加者同士のコミュニケーションを自然に促進します。クイズ大会や歌レク、共同制作などを通じて、他者と協力したり笑い合ったりする時間が増えることで、孤独感の軽減や心の安定が期待できます。
また、発言やリアクションが評価されることで自己肯定感が高まり、精神的な健康維持にもつながるでしょう。特にデイサービスや施設では、こうした社会的つながりの維持が生活の質に直結します。
レクリエーションは単なる余暇活動ではなく、交流と安心感を育む重要な手段です。
5月の介護レクリエーションを成功させるための準備と注意点
5月は気候が穏やかでレクリエーションに最適な季節ですが、体調や安全への配慮が欠かせません。屋外活動が増える一方で、急な気温変化や紫外線対策、誤飲やアレルギー対応など、準備段階での注意点が多数あります。ここでは、5月に介護施設でレクリエーションを行う際に押さえておきたい4つのポイントを解説します。
気温や温度の変化に応じた体調管理
5月は日中と朝晩の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節です。屋外レクを行う際は、服装調整ができるよう上着の持参を促すほか、必要に応じて膝掛けなどを準備しましょう。
また、屋内であっても換気の影響で体が冷えるケースがあるため、座る場所や風通しを事前に確認することも大切です。レク前にバイタルチェックを行い、少しでも不調があれば無理をさせない姿勢が重要です。
屋外活動時の紫外線・転倒への配慮
5月の紫外線量は意外と高く、肌や目への刺激にも注意が必要です。帽子やサングラス、日焼け止めなどを活用し、短時間の活動でも直射日光を避ける工夫をしましょう。
また、足元が不安定な場所では、転倒リスクが高まります。歩行補助具の使用や、砂利道や段差のある場所を避けるなど、事前にルート確認を行ってください。看取り期やフレイル傾向の利用者には、座ったままできる外気浴レクがおすすめです。
実際に介護職として働く方は、転倒を防ぐために以下のことを意識しているそうです。
Q:転倒や事故を防ぐために意識していることは?
A:高齢者の転倒や事故を防ぐために意識していることは、危険予知と声かけです。事故が発生するリスクのある場所では、事前に声かけを行い、危険があることを伝える必要があります。
例えば入浴場の床は濡れやすく、歩いているときに転倒してしまう可能性が高い場所です。入浴場で介助をする際には「滑りやすくなっているのでゆっくり歩きましょう」や「気をつけてくださいね」など利用者に声をかけるようにしています。
そのためにも介助者は、トイレや食堂など施設内それぞれで危険な場所を把握しておくことも大切です。
食材・植物などのアレルギーや誤飲リスク
5月のレクリエーションにはお菓子や茶葉、花など多くの“自然素材”が登場します。とくにお茶会や園芸、工作レクでは、使用素材のアレルギー確認が必須です。
カーネーションやラベンダーなどの香り成分に反応する人もいるため、香料系にも注意を払いましょう。また、脳機能の低下がある利用者には、誤飲しやすい小物や食材を避け、スタッフが目を離さない体制づくりも重要です。
適度な水分補給とレク前後の休憩
5月は汗ばむほどの陽気になる日もあり、知らぬ間に水分が奪われることもあります。レクの前後に必ず水分補給の時間を設け、脱水症予防を徹底しましょう。
お茶や経口補水液など、味の好みに配慮した準備があるとスムーズです。また、創作系レクや外出レクのあとは身体的・精神的に疲労が出やすいため、必ず10~15分程度の休憩を取り、静かな時間を設けると回復が早まります。

5月レクをより楽しくするための工夫アイデア集
適切な準備はもちろんですが、より楽しくレクを実施するための工夫も大切です。以下で3つの工夫を紹介するので、レク担当者はぜひ参考にしてください。
衣装・装飾で季節感を演出する
5月のレクリエーションをより楽しくするためには、衣装や装飾による季節感の演出が効果的です。季節を感じる視覚的な要素は、参加者の気分を高め、非日常感を演出してくれます。
たとえば、こいのぼりや藤の花の壁飾りを背景にしたり、職員がカーネーションやちまきのモチーフを取り入れた衣装を身に着けたりするだけでも場の雰囲気が明るくなります。
季節の行事を盛り上げる工夫として、空間全体で演出することは重要です。装飾や衣装を活用することで、五感を刺激し、参加者の記憶にも残るレクリエーションになります。
おやつ・食事と組み合わせた一体型イベントにする
5月の行事に合わせたレクリエーションは、食事やおやつを取り入れることで満足感の高いイベントになります。食べる楽しみを加えることで、より五感を刺激し、参加者の意欲や笑顔を引き出すことが可能です。
たとえば「こいのぼり制作+柏餅のおやつ」「カーネーション作り+紅茶会」など、レクと食事を一体にすることで自然な流れが生まれます。
また、栄養面や食形態を工夫すれば、嚥下機能に配慮が必要な方にも安心して楽しんでもらえるでしょう。こうした一体型レクは、参加率と満足度の向上に大きく寄与します。
写真撮影・アルバム化で思い出づくりを演出する
思い出として残せる「写真撮影」は、5月のレクリエーションをさらに魅力的にします。工作や装飾を背景にして撮影した写真は、参加者の達成感を高め、ご家族とのコミュニケーションにもつながります。
たとえば、完成した作品を持っての撮影や、テーマに合わせたフォトスポットを用意することで、特別な一枚を残すことができるでしょう。
また、月ごとにアルバムにまとめて施設内に掲示したり、ご家族へ郵送したりする工夫も有効です。記録として残ることで、参加者自身が「また参加したい」と思えるモチベーションにもなります。
5月は家族のぬくもりを感じるレクリエーションを開こう
5月の記念日やイベントは、こどもの日や母の日のような家族を感じる日が多いため、介護レクリエーションの企画にも取り入れてみましょう。今回ご紹介した内容を実施することで、家族のぬくもりを思い出したり、感じることができます。
介護レクリエーションの目的には、身体機能の向上もありますが、生活の質を向上させることも含まれています。施設の利用者の心にアプローチできる企画を実施して、コミュニケーションを深めるきっかけとしてみてください。
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