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看護師1年目で辞めたい理由10選|離職率や乗り越え方を解説
「毎日怒られてばかりで自信がない」「仕事に行くのが怖くて朝になると涙が出る」と、出口の見えない暗闇のなかにいるような気持ちになっていませんか?
「せっかく看護師になったのに、1年目で辞めるなんて甘えだ」と自分を責めてしまう人も多いでしょう。
しかし、今の辛さは決してあなただけの問題ではありません。
さらに、どうしても限界だと感じたときの判断基準や、第二新卒として転職を成功させるコツも紹介します。
読み終える頃には、今の苦しい状況を客観的に見つめ直し、自身が幸せになれる一歩をどう踏み出すべきかが見えてくるはずです。
あなたの心を守るためのガイドとして、ぜひ最後までチェックしてみてください。
看護師1年目で辞めたい時期はいつ?離職率や知恵袋の声
看護師として働き始めたばかりの頃は、理想と現実のギャップに悩み「辞めたい」と感じる場面が増えるものです。
同じように悩みを抱えている仲間は少なくありません。
まずは客観的なデータや現状を見ていきましょう。
- 新卒看護師の離職率は約8.8%にのぼる
- 【時期別】1年目の4月・5月・冬に「辞めたい」の波が来る理由
- 知恵袋でも多くの新人が辞めたい悩みを相談している
ここでは、1年目の看護師が直面している離職の現状や、悩みの内容について詳しく解説します。
新卒看護師の離職率は8.8にのぼる
新人看護師の離職率は、およそ11人に1人が辞めている計算になります。
日本看護協会の2024年病院看護実態調査によると、2024年度の離職率は8.8%でした。
前年度より1.4%下がり、数字のうえでは少しずつ改善に向かっています。
しかし、10年前と比較すると1%ほど高くなっており、決して低い数字ではありません。
一方で、他業種と比較すると看護師の離職率が極端に高いわけではないこともわかります。
厚生労働省が発表する新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況では、大学卒の社会人1年目の離職率は10.1%です。
短大卒では17.8%にものぼり、全職種のなかでは看護師の定着率は比較的安定しているといえます。
自分だけが特別に「辞めたい」と思っているわけではないので、まずは安心してください。
【時期別】1年目の4月・5月・冬に「辞めたい」の波が来る理由
看護師1年目は、時期が進むにつれて悩みの種類が変化していきます。
とくに入職してから1〜2か月が経過した4月や5月は、環境の変化により精神的にしんどくなる人が多い時期です。
この頃から本格的な業務が始まり、先輩看護師からの厳しい指導や人間関係に悩むケースが目立ってきます。
たとえば「何度も教えたのにまだできないの?」と叱責され、心が折れてしまうことも珍しくありません。
また、冬場はインフルエンザなどの流行で業務が多忙になりやすく、心身の疲労がピークに達して「もう辞めたい」という波が再来します。
新卒1年目は、どの業界でもこうした時期ごとの環境変化によって不調をきたしやすいものです。
知恵袋でも多くの新人が辞めたい悩みを相談している
悩み相談サイトの「YAHOO!知恵袋」でも、新人看護師からの切実な声が数多く寄せられています。
実際に投稿された内容を見ると、多くの現場で早期離職や休職が発生していることがわかります。
ある投稿では「ICUに毎年20人の新人が入るが、1年後には半分しか残っていない」という実情が語られていました。
かつては奨学金の返済義務がある「お礼奉公」の影響で、3年は辞められない人が大半でした。
職場で毎年1〜2人の休職者が出るという話もあり、一人で悩みを抱え込む必要はないでしょう。
【体験談】
今は考えないですが、新人1年目からしばらくは辞めたいゾーンが3か月おきぐらいに繰り返されていました。
「自分は看護師は向いていない」と考えていましたが、「やってみないと、続けてみないとわからない」という一心で、結果的に20年も看護師を続けています。
看護師1年目で辞めたいと思う理由10選
新人看護師が「辞めたい」と感じる背景には、複数の要因が重なっている場合がほとんどです。
あなたが感じている辛さは、決して「甘え」ではなく、多くの新人が直面する具体的な問題に起因しています。
まずは、心が疲れてしまう主な理由を整理してみましょう。
- 人間関係で職場に居場所がない
- 責任が重くてミスをするのが怖い
- 夜勤で生活リズムが崩れる
- 勉強不足に焦りや罪悪感がある
- プリセプターとの相性が悪い
- 残業や前残業が多くてプライベートがない
- 理想の看護と現実のギャップがある
- 教育体制に不満がある
- 同期と比較して落ち込む
- そもそも看護師になりたくなかった
ここからは、新人看護師が抱えやすい悩みの詳細について、一つずつ具体的に解説していきます。
1.人間関係で職場に居場所がない
職場の人間関係がうまくいかないことは、退職を考えるきっかけになります。
看護の現場はチーム連携が不可欠なため、周囲とのコミュニケーションが円滑でないと孤立感を深めやすいためです。
とくにお局(おつぼね)と呼ばれるベテラン看護師のあたりが強いと、職場にいるだけで萎縮してしまいます。
挨拶を無視されたり、自分だけ輪に入れなかったりする状況が続くと、精神的な負担は増すばかりです。
誰にも相談できず「自分はこの職場に必要ないのではないか」と思い詰めてしまう人も少なくありません。
まずは今の環境が、健全な人間関係を築ける場所なのかを見極めることが大切です。
【体験談】
挨拶を無視されるのは、看護師の世界では「あるある」すぎるほどです。
孤独を感じる瞬間ですが、相手が無視しても「自分が挨拶をしたかどうか」は周囲が見ています。
挨拶を無視する人は「人間として未熟なだけ」と割り切るのがいいです。
2.責任が重くてミスをするのが怖い
人の命を預かる責任の重さに耐えられず、辞めたくなるケースも多いです。
1年目はまだ知識や技術が未熟なため、自分の判断ミスが大きな事故につながるのではないかと常に不安がつきまといます。
薬の投与ミスや確認不足など、一度でもヒヤリとする経験をすると、翌日から出勤するのが怖くなってしまいます。
常に緊張状態で業務にあたっていると、心が休まる暇がありません。
帰宅後も「何か忘れていないか」「あの処置は正しかったか」と思い悩み、眠れなくなる人もいます。
責任感の強さは看護師として長所ですが、それが自分を追い詰める刃になってしまうこともあります。
【体験談】
入職して半年以上たっても、思うように動けない自分を責めて「先輩に迷惑をかけて申し訳ない」と泣いていたときがありました。
先輩から「1年目で私と同じことができると考えていたら、その気持ちのほうがおこがましいよ」といわれました。
勉強は必要ですが、できなくてもあたり前の気持ちも大切です。
3.夜勤で生活リズムが崩れる
夜勤が始まることで生活リズムが乱れ、体調を崩してしまうのも辞めたい理由の一つです。
不規則な勤務形態(夜勤や交代制勤務、シフトの頻繁な変動など)は、体内時計(概日リズム)を狂わせる要因です。
これにより、十分な睡眠が取れず、眠りの質も低下してしまいます。
その結果、強い疲労感や日中の眠気が生じやすく、生活習慣病などの健康リスクを高める恐れもあります。
体が疲弊すると精神的な余裕もなくなり、ちょっとしたことで落ち込みやすくなるものです。
友人と予定が合わず、社会から隔離されたような孤独感を感じることもあるでしょう。
健康を犠牲にしてまで働き続けることに、疑問を感じ始めるのは無理もありません。
4.勉強不足に焦りや罪悪感がある
日々の業務に追われ、思うように勉強時間が確保できないことに焦りを感じる人も多いです。
医療現場は常に最新の知識が求められますが、疲れて帰宅したあとに参考書を開くのは容易ではありません。
勉強不足のまま現場に立つことで、先輩からの質問に答えられず、不甲斐なさを感じてしまいます。
知識が足りないために、患者さんへ適切なケアができているか不安になることもあるでしょう。
自分の成長を実感できず、周囲に迷惑をかけていると感じることが、離職を考える要因となります。
5.プリセプターとの相性が悪い
教育担当であるプリセプターとの相性が悪いと、毎日の仕事が地獄のように感じられます。
新人の頃はプリセプターと過ごす時間が最も長いため、その関係性が仕事の楽しさを大きく左右するためです。
指導が厳しすぎたり、質問しても冷たくあしらわれたりすると、質問すること自体が怖くなってしまいます。
「なぜこんなこともわからないの?」といった否定的な言葉を投げかけられると、自信を失い、学習意欲も低下します。
相性が合わない相手から指導を受け続けるのは、大きなストレスです。
【体験談】
先輩が後ろについてチェックする「見守り」は、心臓がバクバクするプレッシャーです。
先輩が見るのは「一人で任せていいか」を判断するためのもの。
1つひとつの動作を「丁寧に」おこなうことに専念しましょう。
6.残業や前残業が多くてプライベートがない
長時間労働が続き自分の時間がまったくもってないことも大きな不満につながります。
定時より数時間前に出勤する「前残業」や、終業後の膨大な記録作業は、新人看護師の大きな負担です。
仕事が終わっても明日の予習や課題に追われ、休日も完全にリラックスすることができません。
プライベートを犠牲にして仕事一筋の生活を続けると、何のために働いているのかわからなくなります。
心身の回復には十分な休息が必要ですが、その時間が確保できないことで疲弊は蓄積していく一方です。
7.理想の看護と現実のギャップがある
「患者さんに寄り添いたい」という理想と、忙しすぎる現実の乖離に苦しむ人もいます。
現実は、ナースコールの対応やルーティン業務に追われ、患者さんとゆっくり話す時間すら確保できません。
流れ作業のようにケアをこなす日々に、やりがいを見失ってしまうケースも少なくありません。
理想が高ければ高いほど、思い描いていた看護ができない自分に失望してしまいます。
事務的な作業や処置に明け暮れる毎日は、看護師を目指した当初の純粋な気持ちを削り取っていきます。
8.教育体制に不満がある
職場の教育体制が不十分で、放置されていると感じることがストレスになる場合もあります。
人手不足の病院では、十分な指導がないままいきなり現場に放り出されることが珍しくありません。
何をすればいいのかわからない状況で、責任だけを押し付けられることに強い不安を感じます。
フォローがないままミスをすると、自分のせいだと思い込み、さらに自信をなくしてしまいます。
適切な教育を受けられないまま業務をこなす日々は、スキルアップどころか、常に大きな事故のリスクを抱え続けることにもなりかねません。
9.同期と比較して落ち込む
周囲の同期と自分を比較してしまい、劣等感を感じることも辛い理由の一つです。
同じ時期に入った同期が自分よりもテキパキ動き、先輩に褒められている姿を見ると、自分の無能さを痛感してしまうものです。
「あの子はもう独り立ちしたのに、自分はまだ…」と、進度の違いに焦りを感じます。
他人と比較して自分を卑下する癖がつくと、精神的な健康が損なわれていきます。
自分のペースで進めばよいとわかっていても、どうしても周囲の目が気になり、逃げ出したくなってしまうのです。
10.そもそも看護師になりたくなかった
なかには、親の期待や周囲の勧めでなんとなく看護師になったという人もいます。
自分の意思で選んだ道ではないため、仕事の辛さを乗り越えるための強い動機付けがもてません。
一度つまずくと「やはり自分には向いていなかった」と、本来の意欲のなさが表面化しやすくなります。
看護師の仕事は専門性が高く、覚悟がないと続けるのが難しいハードな職業です。
信念がない状態で過酷な環境に身を置くと、心を守るために無意識に拒絶反応が出てしまうことがあります。
自分が本当にやりたかったことは何なのかを問い直した結果、早期に辞める選択肢を選ぶことも一つの方法といえます。
【体験談】
ある看護師は、進学先に美容師専門学校を考えていました。
両親から「いつでも美容師になれるから、看護師を先になりなさい。」といわれて看護師になったそうです。
看護師1年目から体調を崩し、辞めてしまいました。

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看護師1年目で辞めたいときの乗り越え方
「もう限界だ」と感じたとき、すぐに辞める決断をする前に試してほしい対処法があります。
今の苦しさを少しでも和らげ、客観的に現状を見つめ直すための具体的なステップを紹介します。
- プリセプターや信頼できる先輩に今の気持ちを話す
- 部署異動が可能か師長に相談してみる
- あと半年だけと期限を決めて目標を作ってみる
- 心身を守るために一度仕事を休んでリフレッシュする
まずは一人で抱え込まず、以下の方法を一つずつ確認して、自分に合った心の整え方を見つけてみてください。
プリセプターや信頼できる先輩に今の気持ちを話す
業務が時間内に終わらず、先輩に手伝ってもらうことに申し訳なさを感じる新人看護師は多いものです。
しかし、看護の現場では患者さんへの対応が最優先であり、予期せぬ事態で業務があと回しになることは誰にでもあります。
一人で抱え込んでミスをするよりも、早めに状況を伝えてサポートを求めることが、結果として患者さんの安全を守ることにつながります。
「今は助けてもらう時期」と割り切り、先輩やプリセプターを頼る勇気をもちましょう。
自分が成長して余裕ができたときに、今度は自分が後輩を助ける側になればよいのです。
【体験談】
新人看護師時代は、先輩の技を盗もうと必死になり、業務遂行能力を高めることだけに全力を注いでいました。
管理職として多くのスタッフを動かす立場になったとき、優秀な人は、ただ業務を早くこなすだけの人ではありませんでした。
優秀な看護師に、正直に気持ちを話すことで、的確なアドバイスをもらえ、今後の同じ立場になったときの参考になるはずです。
部署異動が可能か師長に相談してみる
今の職場の人間関係や診療科の特性がどうしても合わないと感じるなら、部署異動を検討するのも一つの手です。
看護師の仕事そのものが嫌いなのではなく、「今の環境」が辛さの原因である場合、配属先が変わるだけで前向きに働けるようになるケースも少なくありません。
まずは看護師長との面談の場で、現在の悩みとともに異動の希望を伝えてみましょう。
大規模な病院であれば、急性期から慢性期へ、あるいは外来や手術室など、多様な選択肢が存在します。
「辞める」という大きな決断を下す前に、組織の中で環境を変えられないか模索することは、キャリアを途絶えさせないための現実的な方法です。
今の部署でうまく馴染めないからといって自分を責める必要はなく、より自分の適性を活かせる場所を見つけるための相談だと考えてみてください。
あと半年だけと期限を決めて目標を作ってみる
漠然と「辞めたい」と考え続けるよりも、まずは「あと半年だけ」と期限を決めて、小さな目標に向かって取り組むのが効果的です。
成長を実感するためにおすすめなのが、その日にできなかったことやわからなかったことをメモに残す習慣です。
当日の夜や休日に少しずつ復習することで、知識が定着し、現場での「わからない不安」が着実に解消されていきます。
振り返りの時間を作ることは、次の業務で動ける自分を作るための準備です。
期限が来たときに「半年間これだけできるようになった」と思えれば、そのまま続けるか、自信をもって次の道へ進むかの判断もスムーズになります。
心身を守るために一度仕事を休んでリフレッシュする
働くことは、想像以上に心身へ大きな負担をかけます。
とくに体力勝負の看護師1年目は、環境の変化による疲労が蓄積しやすいため、意識的に休息時間を確保することが大切です。
ただ体を横にするだけでなく、趣味や自分が本当にしたかったことに取り組む時間をもつことも、立派なメンタルケアの一つといえます。
もし、どうしても出勤が苦しい場合は、休職という選択肢も頭に入れておきましょう。
履歴書に「在籍期間1年」という実績を作るために、籍を置いたまま一度現場を離れて心身を立て直すことは、決して逃げではありません。
最終手段として「休んでもいい」という逃げ道を作っておくことが、今のあなたの心を守るための方法となります。
看護師1年目で辞める時の「お金」と「奨学金」の不安
看護師1年目で退職を考える際、大きな足かせとなるのが「お金」の問題です。
特に奨学金を利用している場合、「一括返済を求められたらどうしよう」という恐怖から、無理に仕事を続けて心身を壊してしまうケースも少なくありません。
ここでは、1年目で辞める場合に直面するお金のリアルと、その解決策について具体的に解説します。
- 奨学金の「お礼奉公」期間中の退職はどうなる?
- 返済免除や立て替えをしてくれる転職先の探し方
- 失業保険はもらえる?退職後の生活費について
看護師という資格の強みを活かし、経済的なリスクを最小限に抑えながら次のステップへ進むための知識を身につけましょう。
奨学金の「お礼奉公」期間中の退職はどうなる?
多くの看護学生が利用している「病院奨学金」は、卒業後にその病院で一定期間(3〜5年程度)働くことで返済が免除される仕組みです。
しかし、この免除期間(お礼奉公)の途中で退職する場合、原則として借りた金額の未返済分を一括返済する義務が生じます。
1年目で辞めるとなると、残りの未就業期間分として200万〜300万円単位の返還を求められることも珍しくありません。
ただし、返還の条件や猶予制度は病院との契約内容によって異なります。
まずは手元にある契約書を確認し、「未就業期間分をどのように計算するか」「分割払いが可能か」を把握することが大切です。
返済免除や立て替えをしてくれる転職先の探し方
「一括返済なんて無理…」と絶望する必要はありません。
看護師不足に悩む病院の中には、「奨学金肩代わり制度(立て替え制度)」を設けている転職先が存在します。
効率的に転職先を見つけるためのステップを以下の表にまとめました。
| 探し方のステップ | 具体的な内容・メリット |
|---|---|
| 1. 看護専門の転職エージェントに相談 | 「立て替え可能」な求人は一般公開されないことが多いため、プロに非公開情報を確認してもらうルートです。 |
| 2. 福利厚生の「貸付金制度」を確認 | 立て替えという名称ではなくても、入職時に無利子や低利で資金を貸し付けてくれる病院があります。 |
| 3. お礼奉公の「引き継ぎ」を打診 | まれなケースですが、系列病院や同じ自治体内の病院であれば、勤務実績を引き継ぐ場合もあります。 |
なお、肩代わりしてもらった金額は「給与所得」とみなされ所得税がかかる場合があるため、事前に税金面の負担もエージェントに確認しておきましょう。
失業保険はもらえる?退職後の生活費について
退職後の生活を支える「失業保険(基本手当)」ですが、原則として受給には条件があります。
特に2025年4月からは法改正により、自己都合退職時の給付制限期間が2ヶ月から1ヶ月に短縮され、早期受給が可能になりました。
| 条件の詳細 | 注意点 | |
|---|---|---|
| 原則(自己都合) | 離職前2年間に、被保険者期間が通算12か月以上あること | 新卒から1年(365日)未満で退職する場合、原則として受給資格がありません。 |
| 例外1(特定理由離職者) | 病気、家族の介護、残業過多などの正当な理由がある場合 | 被保険者期間が通算6か月以上あれば受給できる可能性があります。 |
| 例外2(前職がある場合) | 看護学校入学前の社会人期間(雇用保険加入)がある場合 | 前職の離職から1年以内に入職していれば、期間を合算できるケースがあります。 |
1年目での退職は、経済的な準備が不可欠です。
特に雇用保険の加入期間が12ヶ月に満たない場合は失業保険を頼れないため、転職先を決めてから辞める「在職中の転職活動」をおすすめします。
看護師の奨学金について詳しく知りたい方は、「看護師を目指す人必見!返済不要の奨学金について徹底解説」をご覧ください。

看護師1年目で辞める決断をする判断基準
「まだ1年目だから」と我慢し続けることが、必ずしも正解とは限りません。
自分を壊してまで今の職場に留まるべきか、客観的に判断するための重要な基準を紹介します。
- うつの症状や心身の不調が体に出ている
- ハラスメントがあっても改善の見込みがない
- 労働基準法を遵守していない
以下の項目に一つでも強く当てはまる場合は、心身の健康を守るために「辞める」という選択肢を真剣に検討してください。
うつの症状や心身の不調が体に出ている
心が限界を迎えているとき、体にはさまざまなサインが現れます。
たとえば、人前で話そうとすると頭が真っ白になったり、以前はあたり前にできていた手技ができなくなったりするのは危険な兆候です。
判断力が極端に低下し、体温測定や清拭といった基本的な業務ですら「間違えたらどうしよう」と過度に怯えるようになります。
仕事帰りに理由もなく涙が止まらなくなる状態は、心が悲鳴をあげている証拠です。
恐ろしいのは、本人に「病んでいる自覚」がないまま、症状が深刻化してしまうケースです。
日常生活に支障が出ているのであれば、キャリアよりも自分の命と健康を最優先すべきときだといえます。
【体験談】
同期の看護師は、ストレスで円形脱毛症になったり、ご飯が食べられなかったり、無気力で布団から出られない状態になっていました。
退職し、しばらくして再会すると笑顔が戻っていました。
体の拒否反応は「逃げろ」のサインです。
ハラスメントがあっても改善の見込みがない
職場での嫌がらせやパワハラ、セクハラなどは、個人の努力で解決できる問題ではありません。
上司や人事部に相談しても一向に状況が改善されない場合、その職場には対応能力がないと判断すべきです。
ハラスメントが横行する環境では、精神的な負担が大きすぎて、看護師としてのスキルを磨く余裕すら奪われてしまいます。
攻撃的な先輩や指導者がいる環境に身を置き続けると、看護師そのものが嫌いになってしまうリスクもあります。
今後も看護師として長く活躍し続けたいのであれば、ハラスメントのない健全な環境へ転職することは、前向きで賢明な決断です。
労働基準法を遵守していない
法的に守られるべき権利を侵害されている場合、その職場で働き続けるメリットは極めて低いです。
残業手当が支払われない、有給休暇の申請が拒否される、過度な長時間労働が常態化しているといった職場は、労働基準法に違反しています。
法律を守らない組織で無理を重ねると、いつか必ず心身のバランスを崩してしまいます。
労働基準監督署に相談して解決を試みる方法もありますが、根本的な改善には長い時間がかかることがほとんどです。
安心して長く勤められる職場は、世の中に他にもたくさんあります。
ブラックな環境であなたの貴重な時間と体力を浪費する前に、法律を遵守し、職員を大切にするホワイトな病院への転職を検討しましょう。
看護師1年目で転職を成功させるコツ
看護師1年目での転職は、決して不利なことばかりではありません。
むしろ早い段階で自分に合った環境を見つけることは、長く看護師を続けるための賢い選択です。
転職を成功させ、次の職場で後悔しないための具体的なコツを解説します。
- 第二新卒として教育体制が整った病院を探す
- 介護施設やクリニックなど病院以外の職場も検討する
- 退職理由はポジティブな表現に言い換えて伝える
今の職場で学びきれなかった知識や技術を補い、自分らしく働ける場所を見つけるために、以下のポイントを意識してみましょう。
第二新卒として教育体制が整った病院を探す
1年目で転職する際は、新人の教育体制が手厚い職場を選ぶことが大切です。
1年目は看護の基礎を固める大切な時期であるため、中規模以上の病院を検討してみましょう。
病床数が100床を超えるような病院は、大学病院や総合病院と同様に研修制度が充実しており、第二新卒の受け入れ実績も豊富です。
また、急性期の忙しさが合わなかった方は、症状が安定している患者さんが多い「慢性期病棟」もおすすめです。
一人ひとりのケアにじっくり向き合いながら、着実にスキルを磨けます。
夜勤の負担を減らしたいなら、残業が少なく規則正しく働ける「病院の外来」も選択肢に入ります。
自分の目指す看護スタイルに合わせて、サポート体制の整った環境を選びましょう。
介護施設やクリニックなど病院以外の職場も検討する
病院という枠組みを超えて、施設系やデイサービスといった職場を視野に入れるのも一つの方法です。
デイサービスや訪問入浴などは、高度な医療処置が少ないため、精神的なプレッシャーをおさえて働けるメリットがあります。
ただし、スキルアップの機会が限定的になりやすいため、基礎を作りたい場合は慎重な判断が必要です。
一方で、クリニックは即戦力を求める「臨床3年以上」の条件が多い傾向にありますが、1年目OKの求人も稀に存在します。
病院以外の職場は、身体的な負担が少ない反面、学べる看護技術に偏りが出やすいという特徴を理解しておきましょう。
将来的にどのような看護師になりたいかを考えたうえで、あえて病院以外の選択肢を選ぶことは、心のゆとりを取り戻すきっかけになります。
退職理由はポジティブな表現に言い換えて伝える
面接で退職理由を伝える際は、不平不満をそのまま口にするのではなく、前向きな意欲として言い換えましょう。
たとえば「教育体制がなかった」という不満は、「より教育制度が整った環境で、着実に成長したいと考えた」と伝えます。
前職の批判は自分の評価を下げるだけでなく、相手に「採用してもまたすぐ不満をいうのでは」という不安を与えてしまいます。
ただし、事実は客観的に伝えることが大切です。
教育を必要としている事実を隠すと、転職先で「指導が不要な人」と誤解され、再び同じ悩みを抱えるリスクがあるからです。
不満を「よりよい看護を実践したい意欲」へと変換し、明るく前向きな姿勢で伝えましょう。
看護師1年目の悩みに関するよくある質問
新人看護師が抱きやすい、キャリアや職場環境に関する疑問をまとめました。
周囲には聞きにくい本音の部分を、客観的な視点からお答えします。
1番しんどいと感じる科はどこですか
新人看護師がしんどいと感じやすいのは、急性期病棟やICU(集中治療室)です。
これらの部署は患者さんの状態変化が激しく、常に高い緊張感とスピード感が求められるためです。
また、覚えるべき医療機器の操作や処置が膨大で、勉強不足がダイレクトに業務の遅れにつながる点も、精神的なプレッシャーを大きくします。
他にも、入退院が激しく業務が煩雑な消化器外科や、感情のコントロールが難しい患者さんが多い精神科などを「しんどい」と感じる人もいます。
ただし、しんどさの感じ方は人それぞれです。忙しさにやりがいを感じる人もいれば、じっくり向き合う看護を好む人もいます。
自分がどのような場面で最もストレスを感じるのかを分析し、自分に合った診療科を見極めることが大切です。
石の上にも3年という言葉は守るべきですか
結論からいうと、現代の看護現場において「石の上にも3年」という言葉を信じて、無理に耐え続ける必要はありません。
かつては3年働いて一人前という風潮が強かったですが、現在は1年目でも教育体制が整った病院へ転職し、着実にステップアップできる環境が増えているためです。
心身を壊してまで同じ場所に留まることは、将来の看護師人生を縮めるリスクになりかねません。
もちろん、3年続けることで得られる経験値や信頼があるのも事実です。
しかし、パワハラや過重労働が原因で辞めたい場合は、我慢する時間がもったいないといえます。
大切なのは期間の長さではなく、その場所で「健康的に成長できるか」という視点です。
今の職場での学びが限界だと感じたら、3年にこだわらず、自分を大切にできる道を探すことを優先しましょう。
まとめ|看護師1年目で辞めたいときは自分の心を1番に大切にしよう
看護師1年目で「辞めたい」と感じるのは、決して甘えではなく、多くの新人が通る道です。
離職率のデータや知恵袋の声からもわかるとおり、あなたは一人で悩んでいるわけではありません。
人間関係や責任の重さ、教育体制への不安など、辛さの理由は具体的で切実なものです。
まずは信頼できる人に相談し、期限を決めて取り組むことで、今の環境でできる対処を試してください。
それでも心身の不調が体に出ている場合や、ハラスメントが改善されない場合は、勇気をもって環境を変える選択肢を検討してください。
看護師免許があれば、いつでもどこからでもやり直せます。
キャリアや周囲の目よりも、まずはあなた自身の心と体を守ることを最優先にしてください。
自分を大切にできる職場を見つけたとき、本来の「看護が好き」という気持ちをきっと思い出せるはずです。
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