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「もう無理かも」と思った介護の現場に復帰できた――カイテクで見つけた自分らしい介護のカタチ
兵庫県の介護福祉士Kさんは現在、カイテクを通じてさまざまな介護施設を訪問しながら働いています。
「もう介護の仕事は続けられないかもしれない」と思い詰めていた時期もあったというKさんが、再び介護の現場に向き合い、笑顔を取り戻すきっかけとなったのが「カイテク」との出会いだったと話します。
今回はそんなKさんのこれまでの歩みをじっくりとお聞きしました。
すきま時間を活用できると聞いて始め、今はカイテク1本で働いている
――Kさんがカイテクを使い始めるきっかけから教えていただけますか。
すきま時間を使って働きたいと思っていたところ、単発バイトのアプリを利用したことがある友人から「空いている時間を活用できて楽しいよ」と聞いて、私もやってみようと。実はカイテクに登録する前から他の単発バイトアプリを使っていました。
その頃はデイサービスの施設でパートとして働いていたのですが、自分の将来が見えなくなっていた時期でした。違うところにも行ってみたいなと感じ始めていたんです。
正社員の中にも休みの日には勉強を兼ねてカイテクを利用している人や、介護仲間が集まる会でもカイテクを使っている人がいたんです。
いろいろな施設に行っているという話を聞いて、楽しそうやなと思っていました。
それで思い切って登録して使い始めてみたら「自分に合った働き方ができる」と感じて、今ではカイテク1本で仕事をしています。カイテクで働き出してから、もう半年以上が経ちました。
――お話を聞いて私たちもとても嬉しいです! 単発バイトを始められる以前は、どのような働き方をされていたのですか?
最初は無資格・未経験で老人保健施設に正社員として入職しました。そこでは働きながら資格を取ることができるという条件で、初任者研修の学校に週1回通い、無事に資格を取得しました。
ただ、その施設の夜勤が16時間と、体力的にも精神的にもきつくて、1年半ほどで退職することになってしまったんです。
辛い経験のあと、介護の仕事を辞めようかと悩んでいたタイミングでカイテクに出会った
――カイテクをご利用になる前は正社員としていろいろな施設を体験されたんですね。
そうなんです。有料老人ホーム、グループホーム、デイサービスなどに行きました。
夜勤は体力的に厳しいと感じていたので、パートとして有料老人ホームで働き始めました。
そこはとてもスピードを重視されていて、一生懸命やっているつもりでも、上司の方から見ると追いつけていない感じだったと思います。
私は個人的にじっくりと介護する方が得意なので、最後の方はかなりしんどくなってしまいました。自動ドアなどの暗証番号が思い出せなくなってしまったんです。それでもう限界だなと思いました。
――それはKさんにとって、とてもストレスフルな環境だったということですね。新しい職場を探す気力を維持することも難しくなってしまったのでは。
自分でもよく頑張ってきたなと思います。
住宅型の有料老人ホームでも、もしできるなら夜勤をやってみようかなと考えていたのですが、入所者の人数が多くて、不安になってお断りしました。
ただ、この施設に行っている時に介護福祉士の資格が取れたんです。だからせっかく取った資格を生かして、また正社員で働きたいと思っていました。
次に行ったのはグループホーム。ショート夜勤のある勤務体制やったんですけど、夜勤明けの日は休み扱いで、シフトがだんだんキツくなってしまったんですね。結局、夜勤はやはりしんどいなと実感して辞めました。
その後はだいたい1年半ほどで退職しています。なかなか自分に合った職場を見つけることができないまま、いろいろな施設を放浪していた感じです。
そんな状態でしたから介護の仕事を辞めようかとも思っていたんです。もうこれ以上は無理かなと。そのタイミングで出会ったのがカイテクでした。

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単発バイトはいいイメージではなかったが、カイテクを経験し見方が変わった
――単発バイトに対しての不安はありませんでしたか?
正直、最初はあまりいいイメージではなかったです(笑)。もともと勤めていた施設で単発のバイトをお願いしたことがあり、その時はドタキャンする人もいて。
だから単発バイトを雇っている施設は、大変なんじゃないかと思っていました。
でも実際にカイテクで行ってみると全然そんなことはなかったですね。もちろん施設によってさまざまな状況はありますが、基本的には受け入れ態勢も整えてくれていると思います。
何よりカイテクを通して、いろんな施設に行けることが楽しいし、自分にとってものすごくいい経験になっていると感じます。
――Kさんが行ってみようと思う決め手はどんなことですか?
いろいろな施設に行かせてもらいましたが、私は「グループホーム」が好きです。
入所者さんがかわいらしいと言うか。認知症の方と一緒に過ごす時間は、ホッコリします。
施設の規模感としてもそんなに大きくない方が安心できます。
――なるほど、入所者さんとの接点が濃い方がKさんには向いているのかもしれませんね。今はどれくらいの頻度でカイテクをご利用になられていますか?
週に3~4回です。だいたい8時間勤務が多いですね。
カイテクを初めて半年と少し経ちましたが、これまでに10か所以上は行っていると思います。今はいろいろな施設に行けることが本当に楽しいですね。
――初めて行く施設で緊張はありませんか?
私の場合、緊張するのは目的地にたどり着くまで。方向音痴なので無事に施設に着くまでが一番緊張します(笑)。
着いてしまうと緊張が抜けて、お仕事モードに入るというか。まずは第一段階としての約束を守れたという安心感の方があります。
ロッカーの使い方やゴミを捨てる場所、電子レンジの使用についてなど環境面の情報を強化してほしい
――実際にカイテクでお仕事に行き、現場で困ることなどはありませんか?
システム的なことは施設によって違うので、その点は戸惑うことがあります。
例えばロッカーの使い方や、食べ終わったゴミを捨てる場所、電子レンジは使ってもいいのかどうかなどですね。小さいことですけど、意外と困ることが多いです。
それから「水分はきちんと摂ってくださいね」って言ってもらえるのは嬉しいのですが、タイミングが難しいことがあります。いちいち確認はしづらいので、声かけをしていただけるとありがたいかなと思います。またトイレの場所もあらかじめ施設側から教えてくれる場合とそうではない場合もありますね。
そこは担当の方によりけり、かもしれないです。
――働く環境面でも余計な心配事は早めに解決しておきたいものですよね。お仕事の面ではいかがですか?
入浴介助の時にお湯を交換するか、居室のゴミ袋には手袋を捨ててはいけないのかどうかなど、施設形態によって違いがあるので、分からないことは自分からきちんと確認した方がいいと思います。
カイテクで行った施設の数だけ経験値が上がり、自分の強みを再確認できた
――半年以上カイテクをご利用になられて、最大のメリットはどんな点か教えていただけますか?
単発バイトなので今日はこの施設、明日はあの施設と、本当にいろいろなところに行くことができます。そこが私にとっては最大の楽しみです。
仕事が終わりアプリで決済をすると、クルクルっと音がなってすぐに入金してもらえることも、やりがいにつながっていると思います。
――大事なポイントですね。Kさんがこれまでいろいろな施設に行かれたことは、キャリアアップにもつながっているのではないでしょうか。
それはとても感じています。同じ施設に長く勤めるよりも、行った施設の数だけ、私の経験値が上がっていると実感できます。
――具体的にはどんな点で感じられますか?
例えばもともとの私は自分からたくさん話しかけるタイプではないので、コミュニケーションの面で不安もありました。でも多くの施設を経験するうちに、意外と大丈夫やと再確認することができました。
――逆に単発バイトの難しさはどのように感じていますか?
まずは名前ではなく「カイテクさん」と呼ばれる点ですね(笑)。ただ、日々違うバイトの方が来る状態では、そうなってしまっても仕方ないと割り切っています。
それから「移乗できますか?」とか「入浴介助はできますか?」と聞かれることがあります。そのお仕事をしに来ているのに、どうして聞くのかなと思っていました。
実はカイテク以外のアプリから来た方だと、移乗も入浴介助も、オムツ交換もできない人が来ることがあるそうです。中にはパットの裏表が逆だったり(笑)。それは施設側にしたらたいへんですよね。
カイテクは有資格者だけなので、逆にもっと信頼してお任せしてもらえたらって思ってしまいました。
カイテクでの経験は諦めかけた介護職に再チャレンジするきっかけに
――本当に経験が豊富なKさんですが、今後はカイテクをどのように活用していきたいですか?
実はカイテクから行った施設の面接があるんです。
――おお!すごいですね!パートさんですか?
はい。2回行かせていただいた施設で、1回目の時から職員さんがとてもいい雰囲気だったんです。ニコニコと笑いながら「お給料は安いですけど、良かったら来てください」と言われて(笑)。
なんだかみなさんが楽しそうに働いてはるなと思ったんですね。
それで2回目の時に面接の話をしてくださったので、ほんなら行ってみようかなと。
――うわーとても良い展開になっていますね。逆にカイテクに対して改善してほしい点を教えていただけますか?
初めて行く施設では、必ずスタッフさんひとりは付いてもらえるようにお願いしてほしいです。
入所者さんにとっても、初対面の人に入浴介助をされるのはあまり気持ちのいいことではないと思うんですよね。でも意外とそういう施設は多いのが現状です。
また、入浴の時にタオルや着替えを用意するため、タンスの引き出しを開けなくてはならないので、その点でも入所者さん、スタッフ、バイトの全員が安心して介助するためには、慣れた方がそばにいてくれるのが最善だと思います。
その他には自動販売機があるかどうかを施設情報に明記してもらえたら嬉しいですね。飲み物を持参するのは、意外と荷物になりますし。
――大事な指摘ですね。今後の改善につなげていきたいと思います。では、最後にKさんが感じるカイテクの上手な利用法、またやりがいなどを教えてください。
自分が行ったことがある形態の施設から始めて、少しずつ経験を積むといいかなと思います。グループホームに慣れている人ならグループホームという風にして。規模感も同じで、いきなり大人数の施設に行くとたいへんだと思います。
私もいろいろな施設に行かせてもらいながら、今も経験を重ねている最中です。同じ施設では経験できないようなことを、カイテクを通して体験することができて、毎回楽しく働いています。
一時は介護の仕事を辞めようかと悩んでいましたが、カイテクで働く楽しさを再確認できました。
まとめ
「夜勤が合わない」「スピードについていけない」などと悩みながらも、介護を続けたいという芯の強さを持ち続けたKさん。カイテクでさまざまな現場を体験したことが、Kさんにとって再スタートのきっかけとなりました。
単発バイトには不安を感じる方も多いと思います。しかしKさんのように、自分に合った働き方を選択することで、介護の本質である“人に寄り添う喜び”を再確認できるのかもしれませんね。
カイテクで自分らしい働き方を見つけてみませんか?
介護現場はまだまだ人手が足りない状況です。その中で単発のアルバイトは重要なリソースとして、受け入れ態勢を整えて活用する施設も増加しています。
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Kさんのお話を参考に、カイテクを通して自分らしい働き方を探してみませんか?

