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アップルウォッチは看護師に禁止?理由と仕事での活用術を解説
「看護師のアップルウォッチは禁止」という噂が気になっていませんか?
仕事が便利になる憧れと、職場のルールや先輩の目とで、一歩を踏み出せずにいるのではないでしょうか。
その不安を解消しないまま自己判断で使ってしまうと、職場で気まずい思いをしたり、知らずにルール違反を犯したりするかもしれません。
かといって諦めてしまえば、業務が楽になる便利な機能を活用するチャンスを逃してしまいます。
この記事を読み終える頃には、あなたの職場でアップルウォッチを使うべきかどうかが明確になり、もう周りの目を気にする必要はなくなるでしょう。
自信をもって、賢くツールを活用するための第一歩を踏み出せるはずです。
看護師のアップルウォッチは禁止?結論は病院のルール次第
看護師がアップルウォッチを使えるかどうかは、勤務先の病院や施設の就業規則によって大きく異なります。
衛生管理上の懸念や患者さんの安全確保を理由に、就業規則で「全面禁止」としている病院も少なくありません。
一方で、業務効率化のメリットを考慮し、「勤務中はマナーモードにする」「消毒可能なバンドを使用する」といった条件付きで許可している職場も増えています。
どちらのケースであっても、大切なのは「自己判断で使い始めない」ことです。
意図せずルール違反となり、周囲からの信頼を損なう事態を避けるためにも、まずは就業規則をしっかり確認しましょう。
もし記載が曖昧で判断に迷う場合は、プリセプターや先輩看護師に直接相談するのが確実な方法です。
アップルウォッチが看護師の仕事で禁止される主な理由4つ
看護師のアップルウォッチ使用がなぜ禁止されることがあるのでしょうか。
その背景には、医療現場ならではの専門的で重要な理由がいくつか存在します。
- 衛生管理・感染対策上の懸念があるため
- 患者の安全や医療機器への影響が考えられるため
- 患者やその家族から見た際の印象が悪いため
- 情報漏洩・プライバシー保護のリスク
ここでは、アップルウォッチが禁止される主な4つの理由について、具体的に掘り下げて解説します。
衛生管理・感染対策上の懸念があるため
アップルウォッチが禁止される理由の一つに、衛生管理と感染対策上の懸念があります。
医療現場では、手指衛生が院内感染を防ぐための基本です。
世界保健機関(WHO)などの指針でも、手首や手指に装飾品を着けないことが推奨されています。
しかし、腕時計を装着していると、手首まで十分に洗浄・消毒することが難しくなります。
特にアップルウォッチは、バンドの裏側やデジタルクラウン(竜頭)の隙間などに汚れが溜まりやすく、細菌の温床になりかねません。
過去の研究には、医療従事者の腕時計からMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などの耐性菌が検出されたとの報告もあります。
そのため、現在も多くの施設では「清潔区域での着用を控える」のが実情です。
患者の安全や医療機器への影響が考えられるため
患者さんの身体的な安全確保と、院内の精密な医療機器への影響も、アップルウォッチが禁止される理由として挙げられます。
看護師は、体位変換や移乗介助など、患者さんの身体に直接触れるケアを頻繁におこないます。
その際、硬い素材でできたアップルウォッチ本体が、皮膚の弱い高齢者や重篤な患者さんの身体にぶつかり、皮膚損傷や内出血を引き起こすリスクがあるのです。
また、スマートウォッチが発する電波も懸念点の一つです
総務省やAppleの技術情報によれば、スマートウォッチのBluetoothや無線通信の電波出力は非常に弱いとされています。
そのため、医療機器への干渉リスクは低いと考えられています。
それでも、院内の安全管理上の配慮から、医療機器近くでの使用を控える、あるいは病棟内での着用自体を禁止する施設も少なくありません。
患者やその家族から見た際の印象が悪いため
看護師の倫理観や、患者さんとの信頼関係にかかわる「印象」も、禁止理由の一つとなり得ます。
アップルウォッチは便利なツールである一方、世間的には高価な電子機器というイメージが強いです。
そのため、業務中に操作している姿が、患者さんやご家族の目には「仕事中に私用のスマートフォンをいじっている」ように映り、不信感を与えてしまう可能性があります。
たとえ業務に必要なタイマー機能を使っていたとしても、その意図はなかなか伝わりません。
結果として「仕事に集中していない」「不真面目だ」といった誤解を招き、看護師と患者さんとの良好な信頼関係を損なうことにもなりかねないのです。
情報漏洩・プライバシー保護のリスク
アップルウォッチがもつ通信機能が、意図しない情報漏洩やプライバシー侵害につながるリスクも、禁止理由の一つです。
アップルウォッチはスマートフォンと連携し、メッセージやメールの通知をリアルタイムで画面に表示します。
もしその通知に患者さんの名前や病状といった機微な情報が含まれていた場合、他の患者さんやご家族など第三者の目に触れてしまう可能性があります。
これは、看護師本人に悪意がなくても、個人情報保護の観点からのインシデントになりかねません。
また、音声アシスタント機能を通じて、意図せず周囲の会話が記録される可能性もゼロではありません。
医療機関は患者さんの大切な個人情報を守るという重い責務を負っています。

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看護師の仕事を効率化するアップルウォッチ活用術
もしあなたの職場がアップルウォッチの使用を許可しているなら、それは業務を効率化するチャンスです。
一見、プライベートで使うイメージが強いかもしれませんが、近年は看護業務を助ける多機能デバイスとして活用されています。
- 時間管理の精度アップ(タイマー・ストップウォッチ機能)
- 重要なタスク漏れを防ぐ(リマインダー・アラーム機能)
- メモや記録の下書き(音声入力)
- 夜勤の巡回に便利(ライト機能)
- 自身の健康管理とストレスケア
ここでは、看護師の仕事を楽にしてくれる、具体的なアップルウォッチの活用術を4つご紹介します。
1.時間管理の精度アップ(タイマー・ストップウォッチ機能)
タイマーやストップウォッチは、正確な時間管理が求められる看護業務において、役立つ機能です。
看護師の仕事では、呼吸数や脈拍の測定、点滴の滴下速度の計算など、秒単位での計測が必要な場面が頻繁にあります。
そんな時、手首のアップルウォッチをタップするだけで、すぐに計測を開始できます。
ナースウォッチやタイマーをポケットから探す手間が省けるため、よりスムーズで安全なケアの実践につながるでしょう。
【体験談】
抗生剤や輸血などの投与時の副作用確認のためにタイマーを使用しています。
また、複数タイマーを並行起動できるので、観察やケアの時間を逃しにくくなりました。
手元で振動するため、ラウンド中の効率が大幅に向上し時間短縮になります。
2.重要なタスク漏れを防ぐ(リマインダー・アラーム機能)
リマインダー・アラーム機能は、多重業務に追われる看護師の「うっかり忘れ」を防ぐ味方です。
複数の患者さんを受け持ち、さまざまな業務が同時に進行するなかで、タスクの抜け漏れはリスクとなります。
「14時にAさんの血糖測定」「15時からリーダー会議」のようにタスクを登録しておけば、指定した時間に手首の振動で静かに知らせてくれます。
アラーム音と違って患者さんを驚かせる心配もなく、自分だけが確実にタスクを認識できる点がメリットです。
この機能を使いこなせば、多忙ななかでも落ち着いて業務を整理でき、看護ケアの質を高めることにつながります。
【体験談】
絶対に忘れてはいけないことなどは、腕に油性ペンで書いていました。
手も汚れないし、わずか数秒で必要情報へ確認できます。
なにより、先輩に怒られません。
3.メモや記録の下書き(音声入力)
音声入力によるメモ機能は、特に両手がふさがりがちな看護業務において、重要な情報を逃さず記録できる便利なツールです。
清潔ケアや処置の介助中など、すぐにメモ帳とペンを取り出せない状況は頻繁にあります。
そんな時でも、アップルウォッチに話しかけるだけで、思いついたタスクや確認事項をその場でテキストとして記録できます。
音声認識の精度は高く、聞き取った内容はあとから確認できるため、記録漏れを防ぐのに役立つでしょう。
ただし、この機能を使う際は情報セキュリティに注意が必要です。
患者さんの氏名や具体的な病状といった個人情報を含む内容は、音声入力で記録しないでください。
万が一、第三者に聞かれたり、データが外部に漏れたりした場合、プライバシー侵害につながる恐れがあります。
音声メモは、あくまで「血糖測定」「Aさん訪室」といった個人が特定できないタスクのリマインドや、自分だけがわかるキーワードの記録に留めましょう。
4.夜勤の巡回に便利(ライト機能)
アップルウォッチに搭載されているディスプレイライト機能は、特に夜勤中の看護師にとって、地味ながらも重宝する機能です。
消灯後の暗い病室での巡視(ラウンド)は、患者さんを起こさないよう細心の注意が求められるからです。
watchOS 11では、明るさを3段階で調整できるようになり、消灯後の病室でも患者を起こさずに手元を照らせます。
点滴の残量やドレーンの排液量、カテーテルの接続部などを、睡眠中の患者さんへの刺激を最小限に抑えながら確認できます。
ポケットから懐中電灯を探す手間もなく、ワンタップで点灯できるため、夜間のラウンドをよりスムーズかつ静かにおこなえるようになるでしょう。
5.自身の健康管理とストレスケア
患者さんをケアする看護師自身の健康も、とても大切です。
アップルウォッチは、多忙で不規則な勤務になりがちな看護師のセルフケアをサポートするツールとなります。
不規則なシフトで乱れがちな睡眠も、睡眠アプリを使えばその質や時間を可視化できます。自身の睡眠パターンを客観的に把握することは、生活リズムを整えるきっかけになるでしょう。
また、平常時の心拍数を計測・記録することで、体調の変化にいち早く気づける可能性もあります。
日々の活動量もアクティビティリングで管理できます。
忙しい業務の合間に座り続けていると、「スタンド」通知が立ち上がるきっかけを教えてくれます。
さらに、緊張感の高い仕事の合間には「マインドフルネス」アプリが便利です。わずか1分間の深呼吸で気持ちを落ち着かせ、ストレスを軽減できます。
自身の健康状態を客観的なデータで管理することは、心身のコンディションを維持し、結果としてよりよい看護を提供するための大切な基盤となるのです。
職場でアップルウォッチを使う看護師が厳守すべき注意点
職場でアップルウォッチの使用が許可されていても、使い方を誤るとトラブルの原因になることがあります。
便利なツールだからこそ、医療従事者としての自覚をもち、周囲への配慮を忘れずに活用することが求められます。
- 就業規則と所属部署のルールを再確認する
- マナーモードや通知設定を適切に管理する
- シリコン素材のバンドで衛生面を保つ
- 患者の前での私的な操作は避ける
- バッテリー切れ対策を怠らない
ここでは、周囲への配慮と安全な業務遂行のために、看護師が守るべき3つの注意点を解説します。
就業規則と所属部署のルールを再確認する
アップルウォッチを使い始める前に、病院全体の就業規則だけでなく、自分が所属する部署独自のルールも必ず確認しましょう。
病院としては使用を許可していても、部署によっては独自の厳しいルールが設けられている場合があります。
特に、手術室やICU、NICUのように高度な清潔管理が求められたり、精密な医療機器が多かったりする部署がそれに該当します。
「他の部署の人が使っているから大丈夫だろう」と安易に判断するのは禁物です。
ルールは変更される可能性もあるため、定期的な確認も大切です。
マナーモードや通知設定を適切に管理する
勤務中はアップルウォッチを必ずマナーモードまたは「集中モード」に設定し、業務に関係のない通知をオフにすることが大切です。
業務中に着信音や通知音が鳴り響くと、安静にしている患者さんを驚かせたり、療養環境を乱したりする原因となります。
また、友人からのプライベートな通知が画面に表示されれば、業務への集中を妨げることにもなりかねません。
watchOS 11以降では、消音モード・シアターモード・集中モードを使い分け、手首を上げても画面が点灯しない設定も可能です。
特にシアターモードは夜勤中の巡視など、光で患者さんを起こしたくない場面で役立つでしょう。
シリコン素材やフルオロエラストマー製のバンドで衛生面を保つ
感染対策の観点から、アップルウォッチのバンドは、アルコール消毒が可能なシリコン素材、またはフルオロエラストマー素材を選ぶことをおすすめします。
看護師は常に手指衛生を徹底する必要があり、身につけるものも清潔に保たなくてはなりません。
しかし、布製や革製のバンドは水分や汚れが染み込みやすく、細菌の温床となりやすいです。
その点、シリコンやフルオロエラストマー製のバンドは耐水性が高く、汚れてもすぐに洗浄・消毒ができるため衛生的です。
バンド選びの際は、デザインよりも衛生面・消毒しやすさを優先しましょう。
患者の前での私的な操作は避ける
たとえ業務に必要な操作であっても、患者さんの前で頻繁にアップルウォッチを触る行為は避けるべきです。
患者さんやそのご家族から見れば、看護師が時計を操作している理由はわかりません。
その行動が「仕事中に遊んでいる」「スマートフォンをいじっている」と誤解され、不信感やクレームにつながる恐れがあります。
特に患者さんと会話をしている最中に画面をチラチラ見るのは、相手に「話を聞いてもらえていない」という不快な印象を与えかねません。
時間の確認はさりげなくおこない、タイマーのセットやメモの確認といった操作は、できるだけ患者さんの目につかない場所でおこなうことが大切です。
看護師の職業倫理や医療接遇マナーにも配慮し、患者との良好な信頼関係を守るよう心がけましょう。
バッテリー切れ対策を怠らない
アップルウォッチを業務で活用するなら、計画的なバッテリー管理が不可欠です。
勤務中にバッテリーが切れてしまっては、便利な機能が使えないばかりか、時計としての基本的な役割さえ果たせなくなってしまいます。
特に、タイマーやリマインダーといった重要な機能を業務で使っている場合、途中で電源が落ちるとタスクの抜け漏れにつながりかねません。
これを防ぐカギは、日々のシフトに合わせた「充電ルーティン」です。
例えば、日勤であれば帰宅後の入浴中に、夜勤であれば出勤前の仮眠中や、車通勤なら移動中に充電するなど、自分なりのルールを決めましょう。
低電力モードの活用も有効ですが、まずは安定して充電できる習慣をつけることが大切です。
腕時計禁止でもOK?アップルウォッチを「ぶら下げる」という選択肢
勤務先のルールで腕時計が全面的に禁止されている場合、アップルウォッチの活用は諦めるしかないのでしょうか。
実は、そんな状況でも解決策があります。
それが、ナースウォッチのように「ぶら下げる」という使い方です。
- ナースバンドや専用ケースで腕時計からナースウォッチ仕様に変更できる
- ぶら下げて使用する場合のメリット
- ぶら下げて使用する場合のデメリットと注意点
ここでは、腕時計禁止の職場でもアップルウォッチを使うための具体的な方法と、その際の注意点を解説します。
ナースバンドや専用ケースで腕時計からナースウォッチ仕様に変更できる
市販されている専用アクセサリーを使えば、アップルウォッチを腕時計からナースウォッチ仕様へと簡単に変更できます。
「ナースバンド」や「ナースウォッチ」といった名称で、さまざまな商品が販売されています。
これらは、アップルウォッチ本体をシリコンなどの保護ケースに入れ、ピンやクリップで胸ポケットや白衣に留められるように設計されたものです。
この方法なら、腕時計の着用を禁止する就業規則に抵触することなく、業務中にアップルウォッチを携帯できる可能性があります。
取り付けも簡単で、普段使っているバンドを外し、専用ケースにはめ込むだけです。
ぶら下げて使用する場合のメリット
アップルウォッチをぶら下げて使用するメリットは、衛生面と安全面のリスクを軽減できる点です。
手首に何も装着しないため、手指衛生の際に手首までしっかりと洗浄・消毒できます。
これにより、腕時計が感染の温床となるリスクを防ぎ、より徹底した感染対策が可能になります。
また、体位変換や移乗介助といったケアの際に、硬い時計本体が患者さんの身体にぶつかり、皮膚を傷つけてしまう心配もありません。
腕時計自体が禁止される職場でも、このスタイルであれば許可されることがあります。
ぶら下げて使用する場合のデメリットと注意点
便利なぶら下げスタイルですが、いくつかのデメリットと、それにともなう注意点も存在します。
アップルウォッチを手首から外すため、心拍数測定や心電図といった、身体に密着していることが前提のヘルスケア機能は使えなくなります。
さらに、ピンやクリップで留めているだけなので、前かがみになった際などに何かに引っかかり、落下・破損させてしまうリスクも考慮しなくてはなりません。
また、手首にある時と比べて通知の振動に気づきにくかったり、時間を確認する際に一手間かかったりする点もデメリットといえるでしょう。
アップルウォッチが禁止の職場におすすめな代替ナースウォッチ
アップルウォッチの使用が禁止されている職場でも、看護師にとって時間の確認ツールは不可欠です。
そんな時に頼りになるのが、昔から看護師の必需品として愛用されてきた「ナースウォッチ」です。
最近では機能やデザインも多様化しています。
- 【定番】シンプルで使いやすいアナログ式
- 【多機能】タイマーやライト付きのデジタル式
- 【おしゃれ】モチベーションが上がるデザイン重視モデル
ここでは、それぞれの特徴を解説しますので、自分に合った一本を見つける参考にしてください。
【定番】シンプルで使いやすいアナログ式
時刻の確認という基本機能を重視するなら、シンプルで直感的に使いやすいアナログ式のナースウォッチがおすすめです。
文字盤が大きく針で時刻を示すアナログ式は、どんなに忙しい状況でもパッと一目で時間を把握できるのがメリットです。
モデルによっては、1分間の脈拍数を簡単に測定できる「パルススケール」が文字盤に印字されているものもあります。
また、複雑な機能がない分、電池が長持ちし、価格も手頃な商品が多いのも魅力の一つです。
【多機能】タイマーやライト付きのデジタル式
アップルウォッチのような利便性を求めるなら、タイマーやライトといった多機能を搭載したデジタル式のナースウォッチが適しています。
デジタル式は、時刻が数字で明確に表示されるため、正確な時間を瞬時に読み取ることが可能です。
タイマーやアラーム、ストップウォッチといった付加機能が充実している点も魅力です。
点滴の終了時間をセットしたり、時間ごとのケアを忘れないようアラームを設定したりと、アップルウォッチに近い感覚で業務の抜け漏れを防げます。
また、バックライト機能付きのモデルを選べば、夜勤中の暗い病室でも、患者さんを起こすことなく手元を照らして作業できるでしょう。
【おしゃれ】モチベーションが上がるデザイン重視モデル
毎日身につけるアイテムだからこそ、機能性だけでなくデザインにもこだわりたい、という方にはおしゃれなナースウォッチがおすすめです。
かつてはシンプルなデザインが主流でしたが、最近では看護師のモチベーションを上げてくれるような、デザイン性の高いモデルが数多く販売されています。
例えば、好きなキャラクターがデザインされたものや、動物をモチーフにした可愛らしいモデルもあります。
きらきらしたチャームが付いたアクセサリー感覚のものなど、選択肢はとてもに豊富です。
白衣の胸ポケットからお気に入りのデザインがのぞくだけで、少し気分が明るくなるかもしれません。
看護師向けの時計の選び方について、さらに詳しく知りたい方は「看護師の時計は腕時計NG?失敗しない選び方と人気モデルを紹介」の記事もご覧ください。

アップルウォッチに関するよくある質問
ここでは、看護師がアップルウォッチを使う上で、特によく寄せられる質問について回答します。
アップルウォッチは医療機器として承認されていますか?
アップルウォッチに搭載されている一部の機能(アプリ)は医療機器として承認されていますが、時計そのものが医療機器というわけではありません。
具体的には、「心電図アプリケーション」や「不規則な心拍の通知プログラム」が、日本では管理医療機器として厚労省に承認を受けています。
しかし、これらはあくまで病気の兆候を早期に発見する「きっかけ」を提供するためのものであり、医師による診断の代わりにはなりません。
例えば、心電図アプリで異常が検知されても、それは医療機関の受診を促すための情報であり、そのデータだけで診断や治療方針を決定することはできません。
そのため、看護師がこれらの機能を、業務上のアセスメントや診断の根拠として使用することは、認められていないのが現状です。
新人看護師がアップルウォッチを使うのは印象が悪いですか?
職場の雰囲気や先輩の考え方次第ですが、「新人だから」という理由で悪目立ちしてしまう可能性はゼロではありません。
特に新人時代は、まず仕事を覚えることに専念する姿勢が求められます。
そのようななかで高価なスマートウォッチを身につけていると、一部の先輩からは「生意気だ」「仕事よりおしゃれを優先している」と見なされるかもしれません。
その結果、あらぬ誤解を招くリスクがあります。
もちろん、「便利なものは活用すべき」と考える人もいますが、最初にネガティブな印象をもたれてしまうのは避けたいところです。
まずは職場のルールをきちんと確認し、周りの先輩たちが使っているかどうか、病棟の雰囲気をよく観察してから判断するのが最も安全です。
もし判断に迷うなら、最初のうちはシンプルなナースウォッチにしておくのが無難な選択といえるでしょう。
医療従事者向けの割引はありますか?
2025年現在、Appleの公式サイトでは医療従事者を対象とした特別な割引プログラムは提供されていません。
Appleには、MacとiPadのみが対象の学生や教職員を対象とした「学割」だけです。
過去に期間限定のキャンペーンなどがあったという情報もなく、基本的には一般の消費者と同じ価格での購入となります。
少しでもお得に購入したい場合は、Apple Storeでの購入にこだわる必要はありません。
家電量販店のポイント還元キャンペーンや、AmazonなどECサイトのセール期間を狙うのが現実的な方法です。
定価での購入が基本となるため、本当に業務で活用できるかよく考えてから購入を検討しましょう。
まとめ|アップルウォッチが看護師に禁止される理由を理解して正しく使おう
本記事では、看護師のアップルウォッチ使用が禁止される理由から、許可されている場合の便利な活用術、守るべき注意点まで網羅的に解説しました。
アップルウォッチが禁止される背景には、医療現場ならではの大切な理由があります。
それは、衛生管理上の懸念、患者さんの安全、そしてご家族から見た際の印象といった点についてお伝えしました。
アップルウォッチは、タイマーやリマインダー機能などで日々の業務を効率化してくれる便利なツールです。
しかしその一方で、医療現場という特殊な環境では、こうした専門的な理由から使用が制限される場合があることを理解しておく必要があります。
大切なのは、自己判断で使用を開始するのではなく、まずは勤務先の就業規則を確認し、それでも不明な場合は先輩や上司に相談することです。
職場のルールとマナーを守り、周囲への配慮を忘れずに正しく活用することができれば、アップルウォッチはあなたの看護業務を支える心強いパートナーになるでしょう。
この記事が、あなたの疑問を解消し、適切な判断を下すための一助となれば幸いです。
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