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看護師の時計は腕時計NG?失敗しない選び方と人気モデルを紹介
すでに看護師として働いている方はもちろん、これから現場に出る新人の方も、「どんな時計を使えばいいのか迷っている」という方は多いのではないでしょうか?
バイタルサインの測定や点滴の滴下管理、処置の記録、夜勤シフト中の対応など、看護業務では“正確な時間”が求められる場面が数多くあります。
時計が手元にない、あるいは自分の業務に合っていないタイプを使っていると、業務効率が落ちたり、ミスにつながるリスクも否めません。
看護師の仕事に時計が必要とされる3つの理由
看護師の業務は、常に時間を注視する必要があります。
なぜなら、正確な時間を把握することが、安全で質の高い看護を提供するうえでの基本となるからです。
ここでは、看護師の仕事になぜ時計が必須なのか、その3つの重要な理由について具体的に解説します。
- 患者さんのバイタルサイン測定では秒針が必須
- 点滴・輸液管理に欠かせない滴下速度の計算
- ケアや処置の時間を正確に記録
これらはすべて、患者さんの安全に直結するし、正確性が求められる業務になります。
患者さんのバイタル測定では秒針が必須
看護師が時計を携帯する理由は、患者さんのバイタルサインを正確に測定するためです。
バイタルサインとは、脈拍・呼吸・血圧・体温といった「生命の兆候」を示すもので、患者さんの健康状態を把握するための重要な指標となります。
看護師はこれらの数値を正確に測定し、わずかな変化も見逃さないように常に注意を払っています。
患者さんの手首に指を当てて1分間の脈拍測定や、胸の動きを見て呼吸の回数の確認をする際には、秒針付きの時計が不可欠です。
不整脈の疑いがある患者さんでは、より正確な状態を把握するために1分間しっかりと測定することが原則となります。
このように、秒単位での正確な測定が患者さんの状態を正しく評価することに直結するため、信頼できる時計は必須アイテムといえるのです。
点滴・輸液管理に欠かせない滴下速度の計算
点滴・輸液管理を精密に計算し、正しく調整することも、看護師が時計を必要とする重要な業務です。
近年は「輸液ポンプ」などが普及していますが、すべての点滴がポンプで管理されているわけではありません。
薬剤の種類や患者さんの状態、病棟の方針・コスト面などの理由から、現在も医療現場で重力を利用する「自然滴下」という方法がとられています。
この自然滴下を行う場合、看護師が時計の秒針で時間を確認しながらクレンメを操作し、医師の指示通りの滴下速度に調整する役割になります。
ケアや処置の時間を正確に記録
看護師の業務では、実施したケアや処置の時間を正確に記録するためにも時計が欠かせません。
看護記録は、患者さんの状態変化を時系列で把握し、医師や他の看護師、リハビリスタッフなど多職種と情報を共有するための重要な公式文書です。
さらに、この記録は法的な証拠としての意味合いも持つため、すべての項目に正確な時間が求められます。
たとえば、痛み止めの薬を投与した時間、体位変換をした時間など、あらゆるケアや処置を分単位で記録しなくてはいけません。
これらの時間が曖昧だと、次のケアのタイミングがずれたり、チーム内での情報共有に食い違いが生じたりする可能性があります。
そのため、いつでもすぐに正確な時間を確認できる時計は、質の高い看護を提供し、患者さんの安全を守ることになるのです。
【体験談】
数あるケアのなかでも、特に血糖測定やインスリン注射の時間は本当にシビアです。
食事の時間にあわせて正確におこなわないと、患者さんはすぐに高血糖や低血糖に陥る危険があります。
担当する患者さんが数人ならまだしも、内科病棟などで10人以上になると、時間配分が非常に難しくまさに時間との戦いです。
看護師が使う時計の種類と特徴【ナースウォッチ・腕時計・スマートウォッチ】
看護師が仕事で使う時計には、いくつかの種類があります。
安全面や衛生面から「腕時計は避けるべき」と一度は耳にしたことがあるかもしれません。
ここでは、それぞれの時計の特徴と、看護の現場で使う際の注意点について詳しく解説します。
- ナースウォッチ:広く採用
- 腕時計:職場によっては禁止
- スマートウォッチ:便利機能付きだが確認必須
安全な看護を提供するために、それぞれの時計が持つメリットと注意点をしっかり押さえておきましょう。
ナースウォッチ:広く採用
現在、看護師が使用する時計として「ナースウォッチ」が広く採用されています。ナースウォッチとは、看護師が使いやすいように工夫された、クリップやピンでユニフォームに留めるタイプの時計のことです。
職場で選ばれる理由は、看護業務における安全性と衛生面を両立できる点にあります。
腕時計と違って手首に装着しないため、ケアの際に患者さんの身体を傷つけてしまうリスクが低く、両手を自由に使えるのが特徴です。
また、ケアの前後に必須となる手洗いの際にも、時計を外す行為はありません。
文字盤が逆さに設計されているモデルも多く、胸ポケットに留めたまま自分の方に持ち上げると、すぐに時間が確認できる工夫がされています。
腕時計:職場によっては禁止
一般的な腕時計の着用は、院内感染のリスクを高める可能性があるため、禁止されている医療機関があります。
看護師の基本は、ケアの前後におこなう徹底した手指衛生にありますが、腕時計がその妨げとなるからです。
腕時計を装着していると、手洗いの際にベルトが邪魔になり、手首まで十分に洗浄することが困難になります。
実際に、腕時計と皮膚の間は雑菌が繁殖しやすい環境であり、知らず知らずのうちに細菌の温床となってしまう可能性があるのです。
また、患者さんの体位変換やおむつ交換などのケアをおこなう際に、時計が患者さんのデリケートな皮膚に当たり、傷つけてしまうリスクも考えられます。
スマートウォッチ:便利機能付きだが規則確認が必須
近年では、Apple Watchなどのスマートウォッチを業務に取り入れる看護師も見られるようになっています。
タイマー機能を脈拍測定や点滴の滴下調整に活用したり、アラーム機能で業務の抜け漏れを防いだりと、その多機能性が魅力です。
ただし、使用には必ず職場の許可が必要です。スマートウォッチには衛生面の懸念に加えて、いくつか特有の注意点があります。
たとえば、通信機能による医療機器への電磁的な影響が懸念される場合や、カメラ機能が患者さんのプライバシー問題につながるリスクです。
一部のモデルは凹凸が少なく、清掃しやすい設計となっているため感染管理上の利点もありますが、それだけで安全に使用できるとは限りません。
スマートウォッチは便利なツールですが、必ず就業規則を確認し、上司に使用の可否を相談したうえで判断することが重要です。
看護師用時計の選び方と5つのポイント【徹底比較】
看護師の時計選びで後悔しないためには、デザインだけでなく、日々の業務を安全で効率的に進めるために十分な機能が備わっているかを確認することが重要です。
以下は、主な選び方の5つのポイントです。
- 秒針付きで正確な測定ができる
- 水に強くて壊れにくい
- 文字が大きくて夜勤でも見やすい
- どこに付けるかで使いやすさが変わる
- 便利な機能があるとさらに快適
それでは、それぞれ詳しく解説します。
秒針付きで正確な測定ができる
看護師の時計選びのポイントとして、秒針付きのアナログ文字盤であることがあげられます。
患者さんの脈拍や呼吸数を測定したり、点滴の滴下速度を計算したりする業務では、秒単位での正確な時間経過を把握しなくてはなりません。
デジタル表示でも、数字を追うことはできます。しかし、アナログの秒針であれば針の動きで時間の流れを直感的に把握できるので、患者さんに意識をさせず呼吸数を測定できます。
どんなに多機能でも、この基本が押さえられていなければ看護業務には適しません。
水に強くて壊れにくい
看護師の仕事は、頻繁な手洗いや入浴介助、消毒作業など、時計が水や薬剤に触れる機会が非常に多い環境です。
そのため、衛生面と耐久性の両方から、水に強い防水機能を備えた時計を選びましょう。
防水機能があれば、手洗いのたびに時計を外す手間が省け、万が一汚れてしまった際にも気兼ねなく洗浄して清潔な状態を保てます。
日常生活防水(3気圧防水)以上の性能がひとつの目安です。
また、アルコール消毒などで変色・劣化しにくいシリコンやステンレスといった素材を選ぶことも大切です。
文字が大きくて夜勤でも見やすい
瞬時に時間を読み取れる視認性の高さも、時計選びで欠かせないポイントです。
特に夜勤で消灯後の暗い病室を巡回する際は、患者さんを起こさないよう、静かに素早く時間を確認する必要があります。
そこで役立つのが、文字盤や針自体が光る「蓄光機能」や、ボタンを押すと点灯する「バックライト機能」です。
これらの機能があれば、暗闇の中でも正確に時間を把握できます。
また、日中の忙しい業務の中でも、パッと見て時間がわかるように、文字盤のデザインはシンプルで数字が大きいものがおすすめです。
どこに付けるかで使いやすさが変わる
ナースウォッチは、その装着方法によって使いやすさが大きく変わるため、自分の働き方に合ったタイプを選ぶことが大切です。
一般的なのは、胸ポケットに留める「クリップ式」で、時間を確認しやすいのが特徴です。
よりアクティブに動く場面が多いなら、パンツのベルトループなどに付けられる「カラビナ式」が、ケアの際に邪魔になりにくくおすすめです。
さらに、紐が伸び縮みする「リール付き」のタイプなら、時計をユニフォームに固定したまま手元に引き寄せられるため、点滴の滴下調整などの際に非常に便利です。
便利な機能があるとさらに快適
必須の基本機能に加えて、看護業務をサポートしてくれる便利な付加機能があると、仕事がさらに快適になります。
例えば、看護記録を作成する際に役立つ「日付・曜日表示機能」や、時計の目盛りを読むだけで1分間の脈拍数がわかる「脈拍計測目盛り」なども人気の機能です。
また、忙しい中で電池交換の手間を省ける「ソーラー充電機能」や、常に正確な時刻を表示してくれる「電波時計機能」も、長く使う上では非常に便利といえるでしょう。
ナースウォッチの装着方法と使い方
ナースウォッチは、自分の働きやすい場所に付けるのが一番ですが、いくつか定番の付け方があります。
- 基本は胸ポケットにクリップで装着
- ベルトループで動きやすく
- リール付きで落下防止&快適に
ここでは、それぞれの付け方のメリットや、どんな人におすすめなのかを解説しますので、自分にあったスタイルを見つけてみてください。
基本は胸ポケットにクリップで装着
ナースウォッチの付け方として、最も基本的で一般的なのが胸ポケットにクリップで留める方法です。
多くの看護師がこのスタイルを選んでいるのには、業務のしやすさにあるからです。
胸ポケットは、ナースウォッチを持ち上げるだけで、すぐに時間を確認できます。
そのため、患者さんの脈拍を測定する際にも、スムーズに秒数を確認できます。
多くのナースウォッチの文字盤が逆さに設計されているのは、この位置につけた時に自分から見て正しい向きになるよう工夫されているためです。
また、腰に付けるよりも患者さんや機材にぶつける心配が少なく、安定して装着できる点もメリットです。
ベルトループで動きやすく
前かがみになったり、患者さんの体を支えたりする動作が多い場合は、パンツのベルトループにナースウォッチを付けるのがおすすめです。
胸ポケットに比べて、ケアの際に時計が邪魔になりにくいというメリットがあります。
体を大きく動かす場面では、胸ポケットの時計が邪魔になることがあります。
患者さんの移乗介助や体位変換、入浴介助などの際、体に当たる、何かに引っかかる可能性があるからです。
その点、腰のベルトループであれば、体の中心に近く安定しているため、アクティブに動いても邪魔になりにくいです。
介護施設やリハビリテーション科など、特に動きの多い職場で働く看護師にとっては、業務のしやすさにつながる実用的な付け方といえるでしょう。
リール付きで落下防止&快適に
ナースウォッチに伸縮するリールがあると、活用の幅が広がり格段に使いやすくなります。
リールとは、時計とクリップをつなぐ紐が伸び縮みする仕組みのアクセサリーです。
このリールがあることで、ユニフォームに時計を固定したまま、必要な時だけ手元にぐっと引き寄せることが可能です。
たとえば、点滴の滴下速度をあわせる際に、時計を点滴バッグのすぐ近くまで伸ばして正確に秒数を確認し、終われば手を離すだけで元の位置に戻ります。
いちいち時計を取り外す作業や、不自然な体勢でのぞき込んだりする必要がなくなるため、業務が非常にスムーズになります。
胸ポケット、ベルトループのどちらに付ける場合でも、リールを組み合わせることで利便性が大きくなるでしょう。
【シーン別】看護師に人気の時計おすすめランキング
ひと言でナースウォッチといっても、その種類はさまざまです。
自分のキャリアや目的にあった時計を選ぶことで、仕事の効率やモチベーションは大きく変わります。
- 【新人・看護学生向け】シンプルで定番の安心モデル
- 【プレゼント向け】おしゃれ&かわいいブランド
- 【男性看護師向けに】G-SHOCKなど機能性+デザイン
- 【夜勤が多い方に】蓄光&日付表示タイプ
- 【訪問看護師向け】腕時計とナースウォッチの併用
- 【効率派に】電波やソーラーで電池交換不要
ここでは、それぞれの目的にあわせたおすすめの時計をランキング形式でご紹介します
【新人・看護学生向け】シンプルで定番の安心モデル
新人や学生の方には、機能がシンプルで文字盤が見やすい、手頃な価格の定番モデルがおすすめです。
まだ業務に慣れないうちは、デザイン性よりも、指導者や先輩に悪目立ちせず、正確に時間を読み取れるといった基本性能が重視されるからです。
具体的には、白やパステルカラーといった清潔感のある色で、防水や蓄光機能など看護業務に必要な最低限の機能が揃ったモデルが良いでしょう。
高価なものである必要はなく、まずは仕事に集中できる実用性を第一に選ぶことが大切です。
【プレゼント向け】おしゃれ&かわいいブランド
看護師へのプレゼントには、日々の仕事のモチベーションが上がるような、おしゃれで少し上質な人気ブランドのナースウォッチが喜ばれます。
毎日身に付けるものだからこそ、機能性はもちろん、見るたびに気分が上がるようなデザイン性の高いアイテムは、大変な仕事の癒やしや励みになるからです。
たとえば、さりげなくストーンがあしらわれたものや、人気ブランドとのコラボモデルなど、相手の好みに合わせて選んでみてください。
【男性看護師に】G-SHOCKなど機能性+デザイン
男性の看護師には、黒やネイビーといったクールなカラーリングで、機能性を重視したデザインの時計が人気です。
腕時計の着用が許可されている職場であれば、G-SHOCKのようにタフで防水性に優れたモデルも選択肢の一つでしょう。
もし腕時計が禁止でも、カラビナで装着できるスポーティーなデザインのナースウォッチなら、男性でも気兼ねなく使え仕事へのプロ意識を高めてくれます。
ハードな業務のなかでも長く愛用できるよう、耐久性のある素材を選ぶこともポイントです。
【夜勤が多い方に】蓄光&日付表示タイプ
夜勤が多い方にとっては、「蓄光・ライト機能」と「日付表示機能」は欠かせません。
消灯後の暗い病室でも、文字盤が光ることで患者さんを起こさずに時間を確認できます。
また、日付表示機能があれば、深夜0時をまたぐ時間帯の看護記録もスムーズに行えるため、夜勤業務の頼れる味方になります。
【訪問看護師向け】腕時計とナースウォッチの併用
事業所によってルールは異なりますが、移動が多い訪問看護師は、腕時計とナースウォッチを併用するのも一つの方法です。
移動中は腕時計で時間を確認し、利用者さんのお宅でケアを行う際は、衛生面や安全面を考慮してナースウォッチに切り替える、といった使い分けができます。
TPOに合わせて最適なツールを選ぶことで、より安全で効率的な看護の提供につながります。取り外しがしやすいじゃばら型がよいでしょう。
【効率重視派に】ソーラーや電波で電池交換不要なモデル
業務の効率を重視する方には、電池交換の手間を減らせるソーラー充電式のモデルや、時刻合わせの負担が少ない電波時計が有効な選択肢となります。
忙しい看護業務のなかで、「いざという時に電池が切れていた」「いつの間にか時間がずれていた」といったトラブルを防ぎ、時計のメンテナンスに煩わされることなく仕事に集中できます。
ソーラー充電式の時計は、太陽光はもちろん、院内の蛍光灯やLED照明でも一定の充電が可能なため、電池切れのリスクを大幅に減らせます。
また、電波時計は定期的に標準電波を受信し、自動で正確な時刻に補正してくれるため、常に信頼性の高い時間管理をサポートします。ただし、地下や電波の届きにくい環境では受信できない場合もあるため、その点は留意が必要です。
これらのモデルは初期費用がやや高めですが、電池交換や時刻調整の手間を省けることから、長期的に見ればコスト面でも実用性の高い選択肢といえるでしょう。
看護師に時計は必ずしも必要?例外や注意点を把握しておこう
現代の医療現場においても看護師にとって、個人の時計は「必須のアイテム」です。
近年、ICUや手術室のように生体情報モニターで常にバイタルサインが確認できたり、電子カルテ上で時刻が自動記録されたりする環境が増えているのは事実です。
そのため、「時計がなくても業務はできるのでは?」と感じる場面もあるかもしれません。
しかし、そうしたシステムは万能ではありません。モニターがない場所で患者さんが急変した場合や、システムダウンなど、予期せぬ事態が発生した際に頼りになるのが、手元ですぐに確認できる自分自身の時計です。
先進的な機器が揃った環境であっても、アナログなツールを携帯しておくことは、あらゆる状況に対応するための「安心材料」といえるでしょう。
看護師が時計を長く使うためのコツ
お気に入りの時計を見つけたら、できるだけ長く快適に使いたいものです。
以下に、おもなコツを紹介します。
- 電池交換やメンテナンスをこまめにする
- 医療専門サイトや家電量販店で購入する
ここでは、購入した時計を長持ちさせるためのメンテナンスと、購入時の注意点について解説します。
電池交換やメンテナンスをこまめにする
時計を長く使い続けるためには、定期的な電池交換やこまめなメンテナンスが欠かせません。
特に、患者さんの命に関わる業務中に「点滴を合わせようとしたら電池が切れて止まっていた」という事態は避けなければなりません。
ナースウォッチはだいたい1〜2年で電池が切れるため、少しでも時間の遅れを感じたら早めに交換しましょう。
また、日々の業務で付着した汚れを拭き取ったり、クリップやリール部分に緩みがないかチェックしたりする習慣も大切です。
医療専門サイトや家電量販店で購入する
購入場所を選ぶことも、時計を長く使うための重要なポイントです。
フリマサイトや雑貨店で安く販売されている時計は、すぐに壊れたり、防水性能が不十分だったりするケースが少なくありません。結果的に「安物買いの銭失い」になる可能性もあります。
その点、「アンファミエ」や「ナースリー」といった看護師専門の通販サイトや、保証のしっかりした家電量販店などで購入すれば、品質面で安心です。
看護師のハードな業務を想定して作られており、万が一の際のアフターサービスも期待できます。
看護師向け時計に関するよくある質問
看護師として働くにあたり、時計選びに関してさまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
ここでは、看護師向け時計に関するよくある質問に、一つひとつお答えします。
ナースウォッチと腕時計のどちらがよいですか?
看護師の業務にはナースウォッチが適しています。
多くの医療現場では、衛生面と安全面の観点から腕時計の着用が推奨されておらず、看護師の業務特性にあわせて作られたナースウォッチの使用が一般的です。
腕時計は、手洗いの際に手首まで十分に洗うことができず、感染の温床となるリスクがあります。
また、患者さんのケアをする際に、時計が患者さんの身体に当たって傷つけてしまう可能性も否定できません。
その点、ユニフォームに装着するナースウォッチであれば、手指衛生を妨げることなく、患者さんを傷つけるリスクも減らすことができます。
看護師の国家試験でナースウォッチは使えますか?
看護師国家試験でナースウォッチの使用は避けた方が無難です。
試験では不正行為を防止するため、使用できる時計の種類が厳しく制限されています。
過去の試験では、ナースウォッチが「腕時計」ではないと判断され、会場によっては使用を禁止されたケースがありました。
試験会場には時計が設置されていないことがあるため、時間の確認ができる腕時計の持参は必須です。
しかし、スマートウォッチや計算機能付きのデジタル時計は持ち込めません。
万が一のリスクを避けるため、普段ナースウォッチを愛用している方も、試験当日はシンプルな機能のアナログ腕時計を用意することをおすすめします。
ナースウォッチはどこで買えますか?
ナースウォッチは、主に看護師向けのグッズを取り扱う通販サイトや、一般的なオンラインショッピングサイト、実店舗などで購入可能です。
「アンファミエ」や「ナースリー」といった看護師専門の通販サイトでは、機能やデザインが豊富に揃っており、人気モデルのランキングなども参考になります。
また、Amazonや楽天市場といった大手通販サイトでも、さまざまな種類のナースウォッチが販売されています。
実物を見て選びたい場合は、医療用品を扱う店舗や、ロフトなどのバラエティショップなどをのぞいてみるのも良いでしょう。
価格帯も幅広いため、品揃えの多さや買いやすさを考慮して、自分にあった購入方法を選びましょう。
看護師は腕時計を禁止されていますか?
はい、病院や医療施設では、就業規則によって看護師の腕時計の着用が明確に禁止されている場合があります。
これは法律で定められているわけではありませんが、医療現場における感染管理と患者さんの安全確保の観点から、感染対策上、広く推奨されています。
腕時計をしていると、ベルトの下や時計本体との隙間が細菌の温床になりやすく、丁寧な手洗いを行っても汚れが残り、院内感染の原因になりかねません。
また、硬い素材の時計が、体位変換などのケアの際に患者さんの皮膚を傷つけてしまうリスクも考えられます。
一部の職場では許可されているケースもありますが、多くの医療機関で禁止されていると認識しておくのが適切です。
まとめ|自分の働き方に合った時計を選んで業務をこなそう
この記事では、看護師の仕事に時計がなぜ必要なのか、そして業務を安全かつ効率的に進めるための時計の選び方について詳しく解説しました。
看護師にとって時計は、単に時間を確認するための道具ではありません。
患者さんのバイタルサインの測定や点滴の速度を管理など、すべてのケアを正確に記録するための、いわば「医療機器の一部」ともいえる重要なパートナーです。
衛生面や安全面から基本となるのは「ナースウォッチ」を選ぶことをおすすめします。
秒針の見やすさや防水機能、夜勤で役立つ蓄光機能など、時計にはさまざまな機能があります。
自分の働く環境にあわせて必要な機能を見極めることが、失敗しない時計選びの鍵です。
ぜひこの記事でご紹介した選び方のポイントや目的別のおすすめ商品を参考にして、あなたの仕事をサポートしてくれる最高の1本を見つけてください。
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