なぜ看護師は偉そうに見えるのか？上から目線・プライドが高い・高圧的と感じる理由

• 看護師が偉そうにしていて見ていて気分が悪い
• 看護師は性格が強いのか意地悪なのか
• 看護師の高圧的な態度や言動をするのはどうしてなのか

こういった看護師を見て不快になったり、どうしてだろうと思ったことはありませんか？病気や怪我の治療のために入院しているのに、偉そうな看護師の態度に心も体も乱されてしまっては辛いですよね。

しかし、厳しく言動も、もしかしたら実は優しさからくるものだったりするかもしれません。

そこで本記事では、看護師が偉そうといわれるのはなぜなのか、偉そうにしている看護師の対処法を知ることができます。

今回は、なぜ看護師が偉そうに見られるかを解説します。

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看護師が偉そうと言われるよくあるタイプ

偉そうな看護師のタイプには、以下の7つがあります。

• 同僚や後輩に高圧的な態度をとる
• 自分の大変さや凄さをアピールする
• 社会人としての常識がない
• ただ単にプライドが高い
• あら探し、悪口を言う
• マウンティングをする
• 業務に関してもズルい

同僚や後輩に高圧的な態度をとる

一つ目によくあるタイプが「同僚や後輩に高圧的な態度をとる」看護師です。「は？」「なんで？」「根拠は？」など、相手の言葉を受け入れずに質問攻めをしたり、「もういいから」と同僚や後輩の行動や言動を認めずに圧力で抑えるのです。

このような看護師は、同僚や後輩には高圧的でも患者さんには優しい人が多かったりします。

たとえば、ナースコールが鳴っていても「ナースコールは新人が取るのが当たり前」といった態度で協力をしない人もよくいるのではないでしょうか。

本来は、ナースコールが鳴ればすぐに誰でも対応するのが当然なことです。しかし、それを圧力をかける様な雰囲気で周りにさせてしまうような恐怖感を与えてしまっているのです。

1分1秒を争う状況だった場合、高圧的な態度が周りの人や患者さんに迷惑をかけて重大な事故につながってしまう危険性があることには気づいていないのでしょう。

自分の大変さや凄さをアピールする

周りの人の前で、自分はどれだけ忙しいとか凄いことをしてきたと発言しアピールする看護師もいます。

自分が大変なのだから、周りもすべきだと無言の圧力を与えようと考えているのでしょう。本当は忙しいのはその人だけではないのに気づいていないのです。

医療は日進月歩といわれています。看護師も日々勉強を続けないといけないと言うことなのですが、「勉強しなくても私はこれだけのことをやってきたんだ」とアピールして勉強しないのです。周りから見て、尊敬は値しません。

急変時などには頼りたくない人と感じるだけです。勉強するよりも経験値があるんだとアピールしてくる人も偉そうと感じられてしまいます。

社会人としての常識がない

社会人としての常識がない人もいます。一般の会社では当たり前とされている電話対応や来客時の対応においても常識がないために偉そうな態度や行動をとってしまっています。

書類や届出は期限を守る、自分の価値観を押し付けないなど、常識と言われる様なことがズレていることに気付いていないのでしょう。病院などの狭い世界では通用するのかもしれませんが、患者さんや家族にとってみたり、病院の外に出たりすることで恥をかいてしまうのです。

ただ単にプライドが高い

ただ単にプライドが高くて自分が正しいと思っている看護師も偉そうに感じられてしまいます。以下のような人は、相手から「扱いにくい人」というレッテルを貼られているのにも気付いてていないのです。

• 自分の失敗を認めない
• 失敗をもみ消す
• 言動を相手を押さえ込んでいる

プライドが高い人は、どの職業でも「扱いにくい人」なので喜ばれません。そんな人に看てもらいたいと思う患者さんや家族はいないでしょう。

あら探し、悪口を言う

口をひらけば誰かのあら探しや文句を言う人も偉そうと感じられます。その対象が同僚や後輩だけではなく、他職種だったり患者さんや家族だったりもします。

できないことに対してバカにしたり、他人のミスを大きくして見せつけたりして悪口を言い優越感に浸っているのでしょう。そのような姿は、同僚や後輩だけではなく患者さんも見ています。

そうすると性格が悪い看護師だと感じられ、頼りにされません。

あら探しではなく、良いこと探しができる看護師の方が喜ばれます。

マウンティングをする

「マウンティングをする」とは、元々は動物同士の行動のことを指していますが、最近はよく使われる様になりました。相手に対して、自分の方が偉い・立場が上だと考える人が起こす行動や言動のことを指します。それは、無意識にしている場合もあります。

学歴・経験年数・容姿・仕事のはやさなどで格付けするようです。聞く人から見たら、だからどうしたのだろうといったレベルのことも多いです。マウンティングをすることで、相手の立場を弱くさせたい、自分よりも凄いと思われたくないという心理からきているのでしょう。

業務に関してもズルい

看護師の業務にはさまざまなことがあります。ナースコールを取らない、清拭などをしないといった看護をせず、目立つ業務だけを選んですることで医師や上司に認められたいと考えているからです。

しなければならないとわかっていながらしないズルい人なのです。看護師もチーム医療の一員なのです。ズルい人は偉そうだと感じられて頼りにされないでしょう。

看護師が偉そうと言われる理由

看護師が偉そうと言われるのはいくつか理由があります。

• 物事をハッキリとしないといけない
• 独自のルール・マイルールがある
• ミスが許されない現場だから

特徴とは違う理由とは何か、それぞれ解説します。

物事をハッキリとしないといけない

看護師は、命に直結する仕事が多いため、物事をハッキリとしないといけない場面があるのです。ハッキリとした時に「偉そう」と感じられてしまうのです。

物事をハッキリとさせる場合、相手にどう伝わるかを考えて言い方や表情に注意しましょう。自分がどれだけ考えているか、理由を明確にすることで相手も理解してくれます。

大事なことを優しく、同じ目線や立場に立って伝えられる看護師が魅力的に感じてもらえます。

独自のルール・マイルールがある

一般の会社とは違って、病院の中では毒のルールがあるのです。例を挙げると以下のとおりです。

• 業務前にナースステーションの掃除をする
• 業務前に使用物品や薬品のチェックをする

本来であれば、始業後にその様なことを開始するはずなのに、看護師の世界では独自のルールが当然とされています。しかし、働き方改革が施行されてきてからは、業務前の出勤といった前残業をなくすなどの独自のルールがなくなりつつあります。

ミスが許されない現場だから

先ほど解説した通り、看護師の仕事は命に直結することが多いです。ちょっとしたミスが致命傷となる危険性があるのです。

思い込みやヒューマンエラーを起こすことで薬剤の取り違えや患者さんの取り違えなどを起こしては、患者さんが命を落としかねません。

急変時などはわずかな時間で判断し行動することが求められます。緊張感を持って業務に臨んでいることが反対に「偉そう」と感じられてしまうのかもしれません。

看護師は偉そうだといわれるのは職業柄、仕方のないことでもあります。

常識のある看護師もいる

看護師は偉そうといわれますが、全員が偉そうな意地悪な看護師ではありません。偉そうではなく、優しく接してくれる常識のある看護師もいるのです。

ミスが許されない、物事をハッキリとさせないといけない現場でも、看護師としての責任をもちながら優しく接してくれる人も多いです。偉そうな看護師との違いを把握しておくことが重要です。

偉そうな看護師への対処法

偉そうな看護師を目の前にした時、以下の4つの対処法を試してみましょう。

• 距離を置く
• 異動を希望する
• 転職を検討する
• 見方や考え方を変えてみる

距離を置く

偉そうな看護師を目の前にしたとき、まずは距離を置いてみましょう。無理に近づいて理解してもらおうなんて考えなくて良いです。

「私が何か悪いことをしたのかな？」とか「自分がやっていない業務があるのかもしれない。」など考える必要はありません。距離をおけば、相手も自分に対して「悪いことをしたかも」と反省して、言動や行動を改めてくれます。

距離を置きすぎると逆に仕事に影響が出てしまうので、影響が出ない程度の時間や日数を調整してみましょう。

異動を希望する

偉そうにする看護師との距離を置くためにも、他部署への移動を希望しましょう。距離を置けるだけではなく、他部署での新しい学びをすることもできるのでメリットがあります。

異動を希望する先が自分の嫌だと感じる部署だった場合は逆に苦痛になってしまいますので注意が必要です。

異動を希望する時に、もし偉そうにしている相手から「なぜ異動を希望したか」と尋ねられたら「勉強をしたいから」などのポジティブな内容の返答をすると良いでしょう。

転職を検討する

思い切って転職を検討するのも一つの方法です。転職をすれば、その偉そうな看護師と働くことは無くなります。業務だけではなく人間関係が理由で転職を希望する方も多いのです。

転職をしたら、新たな人間関係を築かないといけないのもありますが、これまでの悩みや負担は無くなります。そして、新たな分野での学びもできるのです。

転職を検討した時には、その転職先の職場についても徹底的に情報収集することをオススメします。

見方や考え方を変えてみる

あら探しや悪口ばかりや偉そうな看護師の言動や行動に同調する必要はありません。「そんなことしか言えない可哀想な人」と考えて、スルーしましょう。

相手にするだけ無駄な時間を費やしてしまいます。また、「こんな人には絶対にならない」と反面教師として自分の業務に専念することで自分が成長できます。

「凄いですね」など、おだてることで相手は満足していい気分になりますので、その後は相手にせず、そして自分の心に留めずにスルーして次の業務に当たりましょう。

「偉そうにしている看護師」とは上手に付き合おう！

偉そうにしている看護師は付き合いにくいし、扱いにくいと感じてしまいます。偉そうにしている看護師の言動や行動を直接受けて落ち込んだり、悩んだりする必要はありません。

距離を置く、異動・転職、見方や考え方を変えてみることで楽になります。どうしても耐えられない状況になった場合や、耐えられないと感じてしまいそうになった場合は、先輩や上司に相談することをオススメします。

一人で抱え込まずに周りの方と相談しながら解決策を探っていきましょう。