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介護施設の壁面飾りで夏におすすめアイデア12選!高齢者と作る際のポイントも紹介

「介護施設で夏にあった壁面飾りをつくりたい」「高齢者が喜んでくれるような工作を知りたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。

工作にはアイデアも大切であり、なんとなくつくってみても失敗に終わってしまう可能性があります。

そこでこの記事では、おすすめの介護施設の夏の壁面飾りとつくるときのポイントを解説していきます。

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目次

介護施設で壁面飾りを夏に取り入れる効果・意義

介護施設で壁面飾りを夏に取り入れる効果や意義は以下のとおりです。

  • 季節感を演出して入居者の気分を高める
  • 手先を使う作業が脳の活性化につながる
  • 達成感・自己効力感を得られる
  • 入居者同士・スタッフとの協働で社会参加を促せる

季節感を演出して入居者の気分を高める

暑い季節でも外出が難しい方にとって、ひまわりや金魚、花火といった夏のモチーフが目に入るだけで、季節の移ろいを身近に感じてもらえます。

「あら、もう夏ね」というひと言や、飾りを見て昔の思い出を語りだす入居者の方の姿は、現場スタッフにとっても嬉しい瞬間ではないでしょうか。壁面飾りには、視覚から気分を和らげ、会話のきっかけをつくる力があります。

介護施設の壁面飾りに夏らしい装飾を取り入れることは、入居者の方々の毎日に小さな彩りを添える大切な工夫です。

手先を使う作業が脳の活性化につながる

折り紙を折ったり、ハサミで形を切ったりのような細かな手作業は指先をしっかり使うため、脳への刺激につながるといわれています。

高齢者486名を対象とした筑波大学の研究(阿部, 2017)によると、握力・歩行速度・手指の巧緻性(手先の器用さ)の中で、認知機能と最も強く関連していたのは手指の巧緻性でした。この結果は男女ともに一貫しており、他の身体機能よりも手先の動きが脳の状態を反映しやすいことを示しています。

さらに169名を3年間追跡した縦断研究では、手指の巧緻性の低下が認知機能の低下と有意に関連することも確認されています。手先が不器用になってきたことが、認知機能の低下を表している可能性が高いのです。

介護施設での夏の壁面飾りづくりは、レクリエーションとしてだけでなく、日常的なリハビリの要素も兼ね備えた活動としても価値があります。

達成感・自己効力感を得られる

壁面飾りを自分の手で完成させたとき、入居者の方々の表情がぱっと明るくなる場面は、現場スタッフなら一度は経験したことがあるでしょう。「自分にもできた」という感覚が得られると、自分の力で何かをやり遂げられるという自信につながります。

この感覚は、日常生活での意欲や前向きな気持ちにも良い影響を与えるといわれています。実際にレクリエーションに参加すると高齢者の心が穏やかになり、感情のバランスが整いやすくなるとのなるとの研究結果が発表されています。

杉浦春雄氏による研究「レクリエーション活動前後の気分プロフィール(POMS)の変化について」(岐阜薬科大学基礎教育系紀要、2003年)では、参加者22名(男性4名・女性18名平均年齢40±2.5歳) を調査対象とし、レクリエーション活動が気分状態に及ぼす影響を検証しました。

参加者は自己紹介ゲームやジャンケンゲームをおこなった結果、活動後には「緊張」や「抑うつ」のような負の感情スコアが有意に低下し、「楽しさ」や「満足感」といった正の感情のスコアが有意に上昇したのです。

この結果から、レクリエーション活動は、負の感情を効果的に減少させ、正の感情を増加させることが示されました。本研究の対象者は高齢者ではないため、研究結果には注意が必要ですがレクリエーションを通して感情が安定する可能性はあるといえます。

入居者同士・スタッフとの協働で社会参加を促せる

壁面飾りの制作を複数の利用者やスタッフで取り組むことで、自然と会話が生まれ役割を持って参加できる場になります。

「この色はどうかしら」「上手ね」といったやりとりの積み重ねが、入居者同士の距離を縮め、施設の居場所作りにつながります。特に普段から人との関わりが少なくなりがちな方にとって、共同作業は社会とのつながりを感じられる貴重な機会です。

介護施設の夏の壁面飾りは、完成した作品として施設を彩るだけでなく、制作の過程そのものがコミュニティを育てる時間になります。スタッフも一緒に楽しみながら関わることで、より温かい雰囲気づくりができるでしょう。

介護施設の壁面飾りで夏におすすめのアイデア12選

介護施設の壁面飾りは、利用者様に喜んでもらえるようなものを選んでいきたいところです。

ここからは、夏におすすめの壁面飾りおすすめアイデア12選を月別に紹介していきます。

6月におすすめの壁面飾り

6月は梅雨の時期で雨の風景に風情を感じる時期です。

6月におすすめのモチーフは次のとおりです。

  • あじさい
  • てるてる坊主

ここからは、6月におすすめの壁画飾りやそのつくり方を紹介していきます。

折り紙でつくる「あじさい」

6月におすすめの壁画飾りは折り紙でつくるあじさいです。

あじさいは6月頃に咲く、季節を感じる花なので、ぜひ取り入れていきたいところです。

あじさいのつくり方と材料は以下になります。

【材料】

折り紙 大きな白画用紙 のり 色画用紙 はさみ

【つくり方】

  • 折り紙であじさいを20~30個ほど作成する
  • みどりの色画用紙を葉っぱ型に切り、大きな白画用紙に貼っていきます
  • ①を②のうえに貼ります

あじさいの色は、紫や薄ピンク、水色などを使うと綺麗に見えます。6月が感じられる壁画飾りのできあがりです。

ビニールでつくる「てるてる坊主」

続いて6月におすすめの壁画飾りは、てるてる坊主です。

てるてる坊主は梅雨を象徴するアイテムとなりますので、取り入れていきましょう。

てるてる坊主のつくり方と材料は以下になります。

【材料】

ビニール袋 綿 画用紙 はさみ 輪ゴム ボンド

【つくり方】

  • ビニール袋のなかに綿を詰める
  • 先のほうだけ綿を詰めたらてるてる坊主の形になるように輪ゴムでとめる
  • 色画用紙にてるてる坊主の背景を書いていく
  • 背景がに合うようにつくったてるてる坊主をボンドなどで貼る

可愛いてるてる坊主で梅雨のじめじめを吹き飛ばしてください

色画用紙を重ねてつくる「海」

次は、色画用紙を重ねてつくる「海」です。

海は、ダイナミックで涼し気な雰囲気を演出してくれるアイテムですので、工作にも取り入れるのがおすすめです。

海のつくり方と材料は以下です。

【材料】

青系の色画用紙、白色の画用紙、それ以外の色の画用紙 のり はさみ 

【つくり方】

  • 青・水色・白の順で波をつくるようなイメージで画用紙で海の形をつくる
  • 海をイメージするような船やかもめなどをイメージした絵を書きはさみでかたどる
  • 海に見立てた画用紙のうえにかもめや船などをのせてのりでつける

施設のなかでも、海を感じられる作品で夏を楽しみましょう

吊るし飾りで彩る「雨のイメージ」

最後に雨をイメージした吊るし飾りで6月の雰囲気をだしていきましょう。

つくり方と材料は以下です。

【材料】

フエルト生地 糸と針 タコ糸

【つくり方】

  • 雨をイメージした雫の形にフエルト生地をかたどる
  • 吊るし飾りになるようにタコ糸に雫のフエルト生地を4~6個くらいつけていく
  • 完成

6月といえば雨の季節。6月らしさを感じられるような作品を楽しんでください。

7月におすすめの壁面飾り

7月におすすめのモチーフは次のとおりです。

  • かき氷
  • 七夕
  • 風鈴

ここからは、7月におすすめの壁画飾りやそのつくり方を紹介していきます。

貼り絵でできる「かき氷」

7月の壁画飾りは、貼り絵でできるかき氷がおすすめです。
つくり方と材料は以下です。

【材料】

折り紙 のり はさみ 大きな画用紙

【つくり方】

  • 使いたい色の折り紙を細かくちぎる
  • 画用紙にかき氷の絵を描く
  • そこに塗り絵をするような感覚で色付けする

同系色の折り紙を同じゾーンに貼るとより綺麗に仕上がります。

みんなで力を合わせて簡単にできる工作ですので、試してみましょう。

つな飾りで「天の川」

7月といえば七夕です。七夕飾りにも使えそうなつな飾りの天の川をつくっていきましょう。

材料やつくり方は以下です。

【材料】

折り紙

【つくり方】

  • 折り紙を横半分に折る
  • ①を更に半分に折る
  • 垂直にはさみで切り込みを入れる(少し間隔をあけて)
  • 反対側からも切り込みを入れる
  • 広げたら完成

つな飾りは白画用紙に貼っても綺麗ですし、七夕飾りとして飾ってもよいでしょう。

なるべくキラキラした折り紙を使うとより綺麗に見えるため、おすすめです。

ちよ紙でつくる「風鈴」

涼しさを感じる風鈴づくりもおすすめです。つくり方と材料は次のとおりです。

【材料】

ちよ紙 はさみ 画用紙 のり タコ糸

【つくり方】

  • 利用者様が気に入ったちよ紙を風鈴のうえの部分の形に切る
  • 白い画用紙に風鈴の形に切ったちよ紙を貼り、その下に風鈴のひもを見立てたタコ糸を貼る
  • 風鈴の完成

利用者様も簡単につくれる作品なので、ぜひ楽しみながら工作してみてください。

8月におすすめの壁面飾り

8月におすすめのモチーフは次のとおりです。

  • 花火
  • 夏のスイーツ
  • ひまわり
  • 夏祭り

ここからは、夏らしいモチーフを使った8月におすすめの壁画飾りを紹介していきます。

ホイル折り紙でつくる「花火」

夏といえば、花火大会です。花火を表現した工作で、夏の雰囲気を施設内で味わいましょう。

材料とつくり方は次のとおりです。

【材料】

ホイル折り紙 のり はさみ 黒色の大きな画用紙

【つくり方】

  • ホイル折り紙で花火をつくるように縦長の線のように切っていく
  • 黒色の大きな画用紙に花火を表現するように切ったホイル折り紙を貼っていく
  • 完成

施設内でいつでも花火がみれて、夏を感じることができると思います。

吊るし飾りで美味しそうな「夏のスイーツ」

暑い8月には、冷たくて甘いものが食べたくなるものです。

8月の壁面飾りには夏のスイーツの吊るし飾りもおすすめ。

つくり方と材料は次のとおりです。

【材料】

フエルト生地 糸と針 タコ糸

【つくり方】

  • 夏のスイーツ(アイスやかき氷、スイカなど)をイメージした形にフエルト生地をかたどる
  • 吊るし飾りになるようにタコ糸にスイーツのフエルト生地を4~6個くらいランダムにつけていく
  • 完成

見ていても可愛くて美味しそうな夏のスイーツの吊るし飾りで夏の景色を楽しみましょう

貼り絵で夏らしく「ひまわり」

8月の壁画飾りは、貼り絵でできるひまわりがおすすめです。

つくり方と材料は次のとおりです。

【材料】

折り紙 のり はさみ 大きな画用紙

【つくり方】

  • 使いたい色の折り紙を細かくちぎる
  • 画用紙にひまわりの絵を描く
  • そこに塗り絵をするような感覚で色付けする

ひまわりは、オレンジだけでなく同系色(黄色など)の折り紙をランダムに貼っていくとよいでしょう。

元気が出るようなひまわりをつくっていきましょう!

塗り絵で完成「夏祭りの飾り」

壁画の工作と言えば、塗り絵もおすすめです。夏を感じられる夏祭りの飾りはいかがでしょうか。

つくり方と材料は次のとおりです。

【材料】

画用紙 ペン 色鉛筆

【つくり方】

  • 大きな画用紙に職員が夏祭りの風景を描く
  • そこに利用者様が好きなデザインで色付けしていく
  • 完成

塗り絵は、みんなの力作として思い出に残ります

飾れば、達成感も味わえるので、ぜひお試しください。

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介護施設の夏の壁面飾りを簡単・きれいに仕上げるコツ

介護施設の夏の壁面飾りをきれいに仕上げるコツは以下のとおりです。

  • 事前に型紙を準備しておく
  • 得意・不得意に合わせて作業を分担する
  • 工程を細かく分けて無理なく進める

事前に型紙を準備しておく

壁面飾りの制作をスムーズに進めるために、型紙を事前に準備しておくことは有効です。当日いちからデザインを考えたり、形を手書きしたりする手間が省けるため、限られた時間の中でもレクリエーションをスムーズに始められます。

型紙があれば、手先の動きに不安のある利用者でも、なぞって切るだけで同じ形を作れます。参加のハードルが下がり、「私にもできる」という安心感につながるでしょう。また、複数の方が同じ型紙を使うことで、完成した飾りに統一感が生まれ、見栄えのよい壁面に仕上がります。

紙は一度作っておけば繰り返し使えるため、来年の夏にも活用できる便利なストックになります。余裕のあるときに作り置きしてみてください。

得意・不得意に合わせて作業を分担する

壁面飾りの制作では、すべての工程を全員が同じようにこなす必要はなく、利用者が自分のペースで無理なく参加できるよう役割を用意することが大切です。

手先の細かい作業が得意な方には切り抜きを、貼る作業なら座ったままでも取り組みやすいなど、身体の状態や認知機能に合わせた準備をしておきましょう。「自分にできることがある」と感じてもらえることが、参加意欲や満足感につながります。

介護施設でのレクリエーションは、できる・できないで参加者を分けるのではなく、一人ひとりが何らかの形で関われる場をつくることが理想です。

工程を細かく分けて無理なく進める

工程をいくつかの小さなステップに分けて、複数日にわたって少しずつ進めていくことで、無理のない取り組みが可能になります。壁面飾りの制作を一度にすべて仕上げようとすると、入居者の方もスタッフも負担が大きくなりがちです。

そのため、たとえば1日目は型紙を使って形を切る、2日目は色を塗る、3日目は台紙に貼り付けて仕上げるといった流れにするだけで、一回あたりの作業量がぐっと減ります。集中力が続きやすくなるため、入居者の方が疲れを感じにくく、最後まで楽しんで取り組んでもらいやすくなります。

スタッフにとっても、準備や片付けの手間が分散されるため、日常業務への影響を抑えながらレクリエーションを進められるでしょう。介護施設での夏の壁面飾りづくりは、工程を細かく分けることで、現場の実情に合った無理のない活動として定着させられます。

壁面飾りをおしゃれに見せる色使い・レイアウトの工夫

壁面飾りをおしゃれに見せる色使い・レイアウトの工夫は以下のとおりです。

  • 夏らしい寒色系・ビビッドカラーを使う
  • 飾りに高低差をつけて立体感を出す
  • 余白を意識してすっきり見せる

夏らしい寒色系・ビビッドカラーを使う

色選びの際には、高齢者の方の視覚特性にも配慮することが大切です。高齢者は加齢とともに色の区別がしにくくなる傾向があるため、淡い色同士の組み合わせよりも、はっきりとしたコントラストのある配色にするのがおすすめです。

たとえば夏の壁面飾りには、青や水色といった寒色系の色を取り入れることで、見た目に涼しさや爽やかさを演出できます。黄色やオレンジなどのビビッドカラーをアクセントに加えると、ひまわりや花火など夏らしいモチーフがより生き生きと表現できます。

配色を意識して、季節感あふれる壁面を作り上げてみてください。

飾りに高低差をつけて立体感を出す

壁面飾りをより魅力的に見せるためには、すべてのパーツを同じ高さに並べるのではなく、意図的に高低差をつけた配置を意識することが大切です。高い位置に大きなモチーフを置き、低い位置に小さなパーツを散らすことで、自然と奥行きと動きのある仕上がりになります。

壁の上部に夏の空や雲を配置し、中段にひまわりや金魚、下段に波や砂浜のモチーフを並べるように構成すると、一枚の絵のようなまとまりが生まれます。遠くから見たときにも全体のバランスが取れて、施設の廊下やホールに飾ったときの見栄えが格段によくなるでしょう。

余白を意識してすっきり見せる

余白を意識してパーツとパーツの間にゆとりを持たせることで、それぞれのモチーフが引き立ち、すっきりとした見やすい壁面に仕上げることが可能です。

壁面飾りを作る際、つい「もっと飾りたい」という気持ちからパーツを詰め込みすぎてしまうことがあります。しかし、要素を入れすぎると全体がごちゃごちゃした印象になり、どこを見ればよいかわからなくなってしまいます。

特に視力が低下しがちな高齢者の方には、情報が多すぎる壁面は見づらく感じられることもあるので、余白で飾りを美しく見せるのも大切です。

100均・身近な材料でコストを抑える方法

100均・身近な材料でコストを抑える方法は以下のとおりです。

  • 汎用性の高い折り紙・画用紙をまとめ買いする
  • 100均の材料で高見えする素材を選ぶ
  • 一度作った飾りをラミネート加工して使い回す

汎用性の高い折り紙・画用紙をまとめ買いする

壁面飾りの制作に欠かせない折り紙や画用紙は、必要になるたびに少量ずつ購入するよりも、まとめ買いをしておくほうがコストを抑えやすくなります。大容量のセットは一枚あたりの単価が低くなることが多く、施設全体で使う量を考えると、長い目で見た節約につながります。

また折り紙や画用紙は夏に限らず、他の季節の飾りづくりにも幅広く活用できる汎用性の高い素材です。使い切れなかった分は次の季節のレクリエーションにそのまま使えるため、無駄が出にくいのも大きなメリットです。

介護施設での壁面飾りづくりを継続的に行うためには、材料の確保と予算管理も大切なポイントになります。よく使う色や無地のシンプルなものを中心にストックしておくことで、制作準備の手間も減り、現場スタッフの負担軽減にもなるでしょう。

100均の材料で高見えする素材を選ぶ

100円ショップで壁面飾りの材料を選ぶ際は、単色の無地よりも少し質感や光沢があるものがおすすめです。たとえば光沢のあるシールや箔押し風の折り紙、質感のあるカラーペーパーは、低コストでも華やかさをプラスできる素材です。

またグリーンやブルーの透け感のあるシートを背景に使うだけで、夏らしい涼しげな雰囲気を手軽に演出できます。100均を上手に活用しながら、入居者の方に喜んでいただける壁面づくりを楽しんでみてください。

一度作った飾りをラミネート加工して使い回す

完成した飾りをラミネートフィルムで加工しておくことで、湿気や破れ、汚れから守り長期保存ができます。飾り付けの保存状態をキープでき、翌年の夏にも同じ飾りをそのまま使い回すことが可能です。

制作の手間と材料費をかける必要性が減り、現場スタッフの時間的な負担とコストの両方を抑えることにもつながります。ラミネーターは施設にすでにある場合も多いため、活用するのがおすすめです。

介護施設で壁面飾りを作成する際の注意点

介護施設で壁画飾りを作成する際に、気をつけたい点があります。

ここからは、壁面飾りを作成するときの注意点を解説していきます。

夏を象徴するモチーフを使用する

季節感をだすなら、夏を象徴するようなモチーフを使用しましょう。

なぜなら、季節がイメージできるようなものが入っていたほうが、時期を感じやすいからです。

例えば、スイカや夏祭り、花火などは夏をイメージしやすいモチーフになります。

その季節に合ったものを取り入れて、施設内にいても時期を感じられるようにできるのが理想的です。

特に施設内で生活する利用者様は症状が重度であるほど、施設外に出られない可能性があります。そんな状況下の利用者様のことを考え、施設内で季節を感じられるように工夫していきましょう。

誤飲や怪我のリスクがない材料を選ぶ

介護施設で壁画飾りをつくる際は、誤飲や怪我の心配がない材料を選びましょう

利用者様によっては食べ物と区別がつかず、誤って飲み込んでしまうこともあります。

また、はさみやカッターは、使い方を誤ると怪我の原因になります。そのため、安全性の高い材料や道具を選びましょう。

身体的能力や興味に応じて作業内容を調整する

壁画づくりなどの工作は、利用者様の特徴や性格によって作業内容を調整するようにしましょう。

なぜなら、利用者様によってできることとできないことも違えば、性格も異なるからです。

例えば、細かいことが嫌いな利用者様に貼り絵の作業は適さない可能性があります。そういう場合は、利用者様の得意・好きなことを考え、その人に合った作業をお願いするとよいでしょう。

工作を生活リハビリにつなげたい場合、その人が楽しんで参加しているかは大きなポイントになります。

利用者様の様子を見ながら、必要な部分はサポートし、それ以外のことはご自身で進んでやっていただける形が理想的です。

道具や材料による事故に気を付ける

壁画飾りは、利用者様と一緒に行いたいところですが、事故には気をつけなければいけません。特に怪我には、十分注意するようにしてください。

例えば、怪我につながるはさみを片付けないことはご法度です。また、はさみなどは使い方を誤って怪我をしてしまう恐れもあります。

常にリスクを考え、利用者様の安全に配慮した工作を心がけましょう。道具は使ったらすぐに片付けたり、手の届かないところに置いたりするとよいでしょう。

介護施設の夏の壁面飾りに関するよくある質問

介護施設の夏の壁面飾りに関するよくある質問は以下のとおりです。

  • 壁面飾りはどのくらいの頻度で作り替えるべきですか?
  • 制作が苦手なスタッフでも簡単に作れますか?
  • 壁面飾りの制作に適した時間帯はいつですか?
  • 市販の壁面飾りと手作りはどちらがよいですか?

壁面飾りはどのくらいの頻度で作り替えるべきですか?

春・夏・秋・冬の年4回、季節ごとに切り替えるのもおすすめします。季節や行事に合わせて定期的に更新することで、入居者の方が日付や季節の変わり目を感じやすくなります。

大切なのは「定期的に変化がある」という環境をつくることであり、頻度よりも継続しやすい運用を優先することが現実的です。ラミネート加工や型紙をストックしておくことで、準備の負担を軽減できます。

制作が苦手なスタッフでも簡単に作れますか?

制作が苦手なスタッフの方でも、十分に作れます。壁面飾りは、絵が得意でなくても型紙を使えば誰でも同じ形をきれいに作ることが可能です。また、100円ショップで手に入る既製のシールやカットされた素材を活用すれば、ハサミや糊だけで見栄えのある飾りが完成します。

インターネット上には無料で使える型紙も多く公開されているため、デザインをゼロから考える必要もありません。シンプルな形のモチーフを組み合わせるだけで、夏らしい雰囲気の壁面に仕上がります。

壁面飾りの制作に適した時間帯はいつですか?

壁面飾りの制作には、午前中の活動時間帯や昼食後のリラックスした時間帯が適しています。多くの介護施設では、入浴や食事などの日課が落ち着いたタイミングにレクリエーションの時間を設けていることが多いためです。

昼食後のゆったりとした雰囲気の中での制作は、会話を楽しみながらのんびり進められるでしょう。日々のスケジュールの中に無理なく組み込める時間帯を見つけて、継続的に取り組んでみてください。

市販の壁面飾りと手作りはどちらがよいですか?

どちらが優れているということはなく、施設の状況や目的に応じて使い分けることをおすすめします。市販の壁面飾りは、デザインが完成されていて見栄えがよく、準備の手間がかからないため、忙しい時期や人手が少ない場面で力を発揮します。一方で既製品のため個性が出しにくく、コストが継続的にかかるという面もあります。

手作りの壁面飾りは、入居者の方と一緒に制作できるという点が強みです。完成した飾りに「自分も関わった」という思い入れが生まれ、愛着や達成感につながります。ただし準備や制作に時間と手間がかかるため、スタッフの負担を考慮する必要があります。

夏と秋で兼用できるモチーフはありますか?

夏と秋の両方に使いやすいモチーフはいくつかあります。たとえば、花や葉のモチーフは色を変えるだけで季節感を調整しやすく、緑や黄色の葉は夏から秋にかけて自然につながる表現として取り入れやすいです。

また空や雲といった背景モチーフも、色合いを夏らしい青空から秋らしい淡い色調に変えるだけで、季節の切り替えをスムーズに表現できます。

まとめ

介護施設で利用者様と壁画づくりをすることで、リハビリの一つにもなります。

夏をモチーフにしたアイテムを取り入れて、季節が感じられるとよりよいでしょう

色々なアイデアを出し合い、利用者様と楽しく工作を進めてください。

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