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介護職の夜勤はどう乗り越える?辛いと言われる3つの理由と対処法について
日勤のみで勤務する介護施設には、24時間体制の介護をおこなう施設があるため、夜勤で働く職員が必要です。みなさんは、介護の夜勤業務についてどのようなイメージを持っていますか?
夜間に業務するため、「辛い」「大変」「しんどい」というような意見が多いでしょう。
具体的に、どのような部分が辛いと言われているのでしょうか?
介護職員の夜勤業務内容とは?
介護職員が夜勤でおこなう業務内容は、「就寝・起床準備や介助」「夜間の見回り・安否確認」「緊急時対応」の大きく3つに分かれます。
それぞれの業務内容を詳しく見ていきましょう。
就寝・起床準備介助
夜勤に入る介護職員は、入居者の就寝・起床の準備や介助をおこないます。
入居者の就寝時間になると、歯磨きや着替えといった寝るまでの準備をケアします。そして、準備が整うと入居者をベッドまで誘導し、快適に就寝できるようにサポートします。
要介護度は入居者によって違うため、一人ひとりに合わせた介助が必要です。
自分より身体が大きい入居者を支えることもあるため、体力が必要な仕事となります。
起床時間になると、入居者に声をかけて、着替えや整容といった業務をおこないます。起床後にはバイタルチェックをおこない、朝食までの準備を整えます。
また、この業務をおこなう時間帯は、日中に比べて少人数の介護職員で対応しなければならないため、夜勤業務において一番忙しい時間帯であると言えます。
夜間の見回り・安否確認
介護職員は、夜勤の際に夜間の見回りや入居者の安否確認をおこないます。
入居者が安全に就寝できているか、異常はないかを確認しながら見回ります。また、夜間の入居者のトイレへの誘導やおむつ交換といった排泄介助も夜勤の介護職員の業務になります。
見回るタイミングは施設によって異なりますが、大体1~2時間に1回ぐらいのペースで巡回します。入居者によっては、人の気配に敏感である場合もあるため、安眠を妨げないように見回ることが大事になります。
緊急時対応
夜勤の介護職員は、夜間の緊急時対応をおこないます。
例えば、夜間の入居者の体調悪化や事故によるケガの対応になります。ときには、救急車を呼ぶこともあります。
このような事態が起きた場合のマニュアルが施設ごとにありますので、確認をしておくことが大切です。他にも、日勤の職員から入居者の体調について、しっかり引継ぎを受けておきましょう。
夜間の介護施設は、職員の人数が少ないため、事前にマニュアルや入居者の情報を確認しておくことが重要です。
介護の夜間業務が辛いと言われる3つの理由
介護施設の夜間業務は辛いと言われることが多いです。
その理由を3つご紹介します。
①拘束時間が長い
介護職員の夜勤が辛いと言われる1つ目の理由は、拘束時間にあります。
夜勤の拘束時間は、日勤よりも長いです。途中で、休憩や仮眠の時間が設けられていますが、比較的長時間勤務になりやすいです。
特に、2交代制の介護施設で勤務している場合、夜勤の勤務時間は約16時間になります。日勤場合は約8~9時間勤務のため、夜勤の方が拘束時間が長いです。
拘束時間が長いことによって体力的にも精神的にも負担となり、それがストレスへとつながることから介護施設の夜勤が辛いと言われております。
ほとんどの事業所は仮眠が取れる体制が整えられてはいますが、業務中のためしっかり休息できるとは限りません。夜勤の回数が多いほど、拘束時間の長さに疲れを感じてしまうでしょう。
②生活リズムが不規則になる
介護職員の夜勤が辛いと言われる2つ目の理由は、生活リズムが不規則になるという点にあります。夜勤の場合、夜から翌朝にかけて仕事をするため、昼夜逆転の生活リズムになってしまいます。
介護施設では、夜勤だけでなく早番や日勤もあるため、生活リズムを整えることが大変だと感じる人もいます。夜勤がある介護施設は、勤務シフト数が多く、生活リズムが不規則になりがちです。勤務体制に慣れるまでは、大変だと感じるでしょう。
また、夜勤に入る日は、それまでに家事や育児などプライベートで行わなければならない作業を終わらせなければならないということもストレスになります。 特に、子育て中の方にとってはデメリットに感じる部分です。
生活リズムが不規則になり、プライベートの部分が時間に追われるため、夜勤に入ることが辛いと感じることも多くあります。
③少人数体制のため責任が大きい
介護職員の夜勤が辛いと言われる3つ目の理由は、少人数体制のため責任が大きいという点にあります。
介護施設の夜勤は、少人数体制になっています。日勤と比べると、少ない人員体制でシフトが組まれることになります。 そのため、一人ひとりの責任が大きくなり、精神的に辛いと感じる人もいます。
施設によっては、1人体制で夜間業務をおこなうため、翌朝までの業務を1人でこなさなければなりません。
入居者全員の安全確認しながら、業務をおこなうため大変なことも多いです。また、夜間に起きた緊急事態も対応しなければならないため、職員1人に対する責任が大きくなります。ときには、命に関わることもありますので、適切な判断、対応が求められます。
少人数体制によって責任が大きくなるという、心理的な負担が介護施設の夜勤が辛いと言われる理由です。
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介護職の夜勤に入るメリット
日勤とは異なる業務があり、大変なことも多いですが、夜勤に入るメリットもあります。
こちらでは、介護職の夜勤に入るメリットについて3つご紹介します。
夜勤経験があることで転職に有利になる
特に、正社員として他の介護施設や事業所に転職を検討している場合は、大きなメリットとなります。
夜勤を避ける方も多いので、夜勤経験者は採用されやすいと考えられます。
介護職の求人数は多いですが、未経験者も多く応募するため必ずしも高いスキルを保有している人材を見つけることができるとは限りません。そのため、経験があり、スキルを保有している人材はすぐにでも採用したいという職場が多くあります。正社員として採用するのであれば尚更です。
日勤にはない業務や夜勤の心得なども理解していると、次の職場でも活躍できるでしょう!
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収入がアップする
夜勤に入ると、月給にプラスして手当が支給されます。
施設の種類や規模、企業によって支給額は異なりますが、全体を平均して約5,000円前後が夜勤手当として支給されます。なかには、10,000円を超える場合もあるようです。
夜勤に入る回数分、支給されることになるので、多く経験するほど収入アップに繋がります!
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