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【成功法則】介護福祉士が准看護師に!免除制度の活用法

超高齢化社会の日本では高齢者が増加している一方で、医療従事者などの人材不足が深刻な問題となっています。そのため、介護福祉士から看護師を目指す人を増やすために「共通基礎課程制度」の導入が検討されています。

介護福祉士の資格をすでに保有している人が看護師へキャリアチェンジする場合、どのようなルートがあるのでしょうか?

今回は、介護福祉士から看護師にキャリアチェンジするための方法やそのメリットをお伝えします。

さらに、資格の取得と職種の変更が容易になる「共通基礎課程制度」についてもくわしく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

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看護師と介護福祉士の違い

看護師と介護福祉士の違いについて、資格そのものの違いと業務内容の違いから紐解きます。

資格の違い

看護師と介護福祉士はどちらも国家資格であるという共通点があります。しかしながら、異なる職種であるため資格の取得方法も異なります。

看護師は保健師助産師看護師法により規定される医療分野の資格です。看護師は資格がなければ看護師の仕事をすることはできません。

看護師は、資格を取得するために、文部科学大臣、厚生労働大臣の指定した大学や専門学校などで必要な学科を修了することで受験資格を得られます。また、准看護師の免許を持っていれば、3年以上実務を経験するか、高校卒業後2年過程の再教育を受けることによって受験資格が得られます。

一方、介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉士法により規定される介護・福祉分野の資格です。介護福祉士は、資格取得をするために、実務経験が3年以上であることと、介護職員実務者研修の修了が必要となります。また、1年または2年制の介護福祉士養成施設で必要な単位を取得し、資格取得を目指す方法もあります。


業務内容の違い

看護師は、医師の診察にもとづき、診療や治療の補助を行い、病気やけがなどで不自由な生活を送る患者さんに対して看護を提供します。

たとえば、病棟では、患者さんの食事や入浴、排泄の補助などといった仕事も行います。また、手術室で働く看護師は必要な機器を適切なタイミングで手渡すなど、医師が手術を行う際のサポートもします。さらに、患者さんへの注射や点滴、患部の消毒や薬の塗布などの医療ケアを行うことができます。

介護福祉士は医療ケアを行うことができません。

介護福祉士は、身体が不自由な高齢者、身体もしくは精神に障害がある方に対し、食事や入浴、排泄の介助など日常生活におけるサポートを行います。

介護にまつわる資格はたくさんありますが、介護福祉の専門職である介護福祉士が唯一の国家資格です。また、介護業務は資格がなくてもできますが、介護福祉士は介護の専門的な知識、技術を持つ有資格者として、チームケアを推進する際のリーダーとしての役割を担うことが期待されています。

参考: 日本介護福祉士会|介護福祉士の役割

介護福祉士から看護師へキャリアチェンジするメリット

介護福祉士から看護師へキャリアチェンジするメリットとして

  • 収入がアップする可能性がある
  • 勤務先の選択肢が増える
  • できる業務が増える

の3点についてくわしく解説します。

収入がアップする可能性がある

勤務先やによって差はありますが、一般的には、介護福祉士よりも看護師のほうが、収入が高いといわれています。

2019年度の福祉施設介護員の年収は、全国平均で346万円となっています。一方、看護師は全国平均で年収は約483万円でした。

年収で比べるとその差は約140万円!

看護師は医療職であり専門性が高いことから、給与にも反映されているようです。

介護福祉士として勤務している方で、給与アップを目指す方は看護師も視野に入れてもいいかもしれません。

参考:令和元年賃金構造基本統計調査

勤務先の選択肢が増える

介護福祉士のおもな就職先は

  • 特別養護老人ホーム
  • デイサービスセンター
  • 老人保健施設
  • 身体障害者支援施設
  • 訪問介護事業所

などがあります。

一方、看護師になると介護施設や身体障害者支援施設のほか、

  • 病院
  • 保育園、幼稚園
  • 訪問看護事業所
  • 企業
  • 美容系クリニック

などの就職先が考えられます。さらに、看護師の資格に加えて、保健師や助産師の資格を取得することで保健センターや助産院など、さらに活躍できる場所が広がるでしょう。

業務範囲が広がる

看護師と介護福祉士の決定的な違いは「医療行為ができるかどうか」なのではないでしょうか。

看護師の業務には、介護福祉士と同様に患者さんの食事や入浴、排泄の補助といった仕事も含まれています。一方で、看護師のおもな業務である注射や点滴、採血などの医療ケアは介護福祉士では行うことができません。

業務の専門性を高め、幅を広げたいという方は、看護師へのキャリアチェンジを検討してみるといいでしょう!

介護福祉士から看護師になるためにはどうすればいいの?

介護福祉士から看護師に転身するにはどのような方法があるのか、解説していきます。

看護師は国家試験に合格することが必要

看護師になるためには国家試験に合格し、看護師の資格を取得することが必要です。

まずは看護師の国家試験を受けるために受験資格を満たさなければなりません。

受験資格を取得するためのルートは複数ありますので、ご自身の考えやライフスタイルに合わせて選択しましょう。

受験資格を取得するためのおもなルート

介護福祉士から看護師にキャリアンチェンジするため、国家試験の受験資格を得るには以下の4つのルートがあります。

  • 4年制以上の看護大学に通い必要なカリキュラムを修了する
  • 3年制の看護系専門学校もしくは看護系短期大学へ入学・卒業する
  • 准看護師の免許を取得後、看護系専門学校や看護系短期大学で2年課程を修了する
  • 准看護師の免許を取得後、3年間実務経験を積み、看護専門学校を卒業する

看護師の資格を取得するまでに、3年はかかってしまいます。

ただし、「共通基礎課程制度」の導入によっては、3年から2年に短縮することができるかもしれません。

受講が免除される可能性のある「共通基礎課程制度」とは

「共通基礎課程制度」とは、厚生労働省が検討している資格取得の新しい制度

この制度が導入されると、医療福祉系の資格でカリキュラムの一部を共通知識として受講が免除され、資格取得にかかる時間を短縮させることができます。

この制度により、福祉系の有資格者から看護師の資格取得のハードルを下げることにより、看護人材の確保を目指す目的があります。また、共通基礎課程制度の対象となる見込みの資格は以下の通りです。

  • 医療系資格:看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、診療放射線技師、臨床検査技師
  • 福祉系資格:介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士

上記はあくまで一例であり、今後の議論の中で変更される場合があります。

参考:厚生労働省|地域包括ケアの深化・地域共生社会の実現

自分に合った方法で看護師を目指そう!

介護福祉士から看護師へのキャリアチェンジについて、メリットや具体的なルートをご紹介しました。

介護福祉士から看護師になるためには、養成機関や短期大学などで3年以上勉強し、卒業することで受験資格を取得することが最短の方法です。ほかにも、資格取得にはさまざまなルートがあります。また、共通基礎課程が導入されれば、これまでよりも短縮された期間で資格を取得できるようになるかもしれません。

看護師免許の取得を考えている人は最新の情報をチェックし、ご自身に合った方法で看護師を目指してみてくださいね!

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