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【ケアカンファレンスはなぜ必要なの?】参加するときの4つのポイントを解説!

介護施設をはじめとする医療や福祉の現場では日常的に「ケアカンファレンス」が行われています。

ただ単にケアカンファレンスに参加するだけでなく、その意義を正しく理解し、日々のケアに活かすことが大切です。

今回は「ケアカンファレンスとは何か」「なぜ必要なのか」、さらに参加するときのポイントなどくわしく解説します。

  • これからケアカンファレンスに初めて参加する方
  • ケアカンファレンスに参加しはじめたばかりという方

上記に該当する方はぜひ参考にしてくださいね。

目次

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介護におけるケアカンファレンスとは?

介護の現場におけるケアカンファレンスとはいったいどのようなものなのでしょうか。

「サービス担当者会議」との違いについても解説します。

カンファレンス=会議、協議という意味

カンファレンス(conference)は「会議・協議」という意味があり、

ケアカンファレンスとは医療や福祉の現場で行われる会議を指します。

ケアカンファレンスではよりよい医療や介護を提供するために、関係スタッフが集まり、情報を共有したり、問題の発見や改善策を検討したりします。

スタッフが学びや気づきを深めるために、事例検討を行うことも。また、場合によっては、利用者自身やご家族が参加することもあります。このように、ケアカンファレンスでは利用者の具体的な状況について話し合われます。

個人情報はもちろん、カンファレンスの内容も外部に漏らすことのないよう気をつけましょう!

「カンファレンス」と「サービス担当者会議」の違い

介護の現場における会議である「サービス担当者会議」もケアカンファレンスの一種。

サービス担当者会議は、厚生労働省が定める「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」において、ケアプランの作成や変更、要介護認定の更新、区分変更時に開催を義務付けられています。

サービス担当者会議は、ケアマネジャー(介護支援専門員)が主催者となって、介護職だけでなく医師や看護師、理学療法士など状況に応じて担当者が集まります。場合によって利用者さんやそのご家族が含まれることもあります。

同じ「ケアカンファレンス」であってもサービス担当者会議は、より開催時期や目的が絞られた会議であるといえます!

なぜケアカンファレンスが必要なの?

ケアカンファレンスはなぜ実施する必要があるのでしょうか。

ここでは

  • 利用者に関する情報を共有するため
  • 多職種との相互理解を深めるため
  • スタッフを育成するため

の3点を解説します。

一つずつくわしく見ていきましょう!

利用者に関する情報を共有するため

介護施設では多くの介護スタッフが関わり、連携しながら、利用者一人ひとりに合わせたケアを行なっていきます。介護に関わるスタッフ全員にしっかりと情報を共有する必要があります。

職種の違うスタッフの一同に集まり話し合いが行われるので、利用者一人ひとりの状態を医療的な観点などからも把握することができ、質の高いサービスの提供につながります。

さらに、介護施設では日々、さまざまな問題が発生します。たとえば、転倒や誤嚥(ごえん)、認知症による徘徊など……ケアカンファレンスではこれらの問題点を共有し、解決や改善に向けた施策を検討することもあります。

多職種との相互理解を深めるため

ケアカンファレンスは介護職だけではなく、ケアマネジャーや看護師、リハビリ専門職などさまざまな職種の人が参加します。

多職種が集まるケアカンファレンスに参加することで、各専門職の意見を聞くことができ、多角的な視点を持つことができます。

職種ごとに業務内容は違えど、共通理解を深められれば、同じ目的や目標のもとにケアを提供できるようになり、施設全体の質の向上にもつながるでしょう。

介護スタッフを育成するため

ケアカンファレンスではスタッフの育成もその目的に含まれます。介護の仕事の多くは1人で完結できるものはなく、基本的にチームで携わります。

介護に関わるスタッフの年齢や経験年数もさまざま。特に経験の浅いスタッフはケアカンファレンスに参加することで、新しい考え方や視点を学ぶことができます

ケアカンファレンスに参加することは仕事のスキルを身につけるためにも必要であるといえます!

ケアカンファレンスに参加するときの4つのポイント

はじめてケアカンファレンスに参加するけど、どんな準備をしたらいいの?

と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。

ここではケアカンファレンスに参加するときの4つのポイントをご紹介します。

担当する利用者の状況について整理しておく

ケアカンファレンスの実施前には、担当している利用者さんの状況について整理しておくことが大切です。たとえば、ケアカンファレンス前にはカルテを確認し、利用者の状況や課題を整理しておきましょう。

事前に利用者の情報をまとめておくことで、ケアカンファレンスで効率よく情報を共有し、他職種との連携もしやすくなります

先輩と一緒に問題に対する解決策を検討することもできます!

メモをとる

ただ単にケアカンファレンスに参加するだけでなく、カンファレンスに参加することで得た気づきや学びは、しっかりとメモを残しておきましょう。

メモに記録することで、カンファレンスの内容の理解がより深まります

ケアカンファレンス後も、日々の業務の中でメモを読み返し、役に立つ場面が出てくるかもしれません!

それぞれの職種による意見をきちんと聞き、自分の意見も伝える

ケアカンファレンスは、さまざまな職種のスタッフが参加するので、それぞれのスタッフの意見をきちんと聞き、なおかつ自分の意見も伝えることを心がけましょう。

たとえ、新人スタッフであったとしても、ほかの人にはない新鮮な視点がほかのスタッフの新たな気づきや学びにつながる場合があります。

伝えた意見は必ずしも正解である必要はありませんので、臆せず、自分の意見や考えを積極的に伝えましょう!

担当以外の利用者の状況にも気を配る

施設全体の状況を把握したり、幅広い気づきを得たりするために、担当以外の利用者の状況にも気を配るようにしましょう。

利用者一人ひとりに応じて、必要なケアは異なります。多くの利用者の状況を知ることで、幅広く気づきや学びを得ることができるでしょう。

よりよいケアを実現するために必要なケアカンファレンス

さまざまな職種のスタッフが一同に会し、情報共有や問題の解決に向けた検討を行うケアカンファレンス。

お互いの認識をすり合わせることでスムーズなケアを行うことができるだけでなく、ケアカンファレンスに参加することで、新たな気づきや学びを得ることができ、スキル向上につながります

また、ケアカンファレンスに参加するときには事前に担当する利用者の状況を整理したり、聞いたことをメモに記録するなど有意義に活用できるよう準備しておきましょう。

提供するケアの質が向上し、利用者の満足度向上も期待できます!

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