【看護師以外の仕事をしてみたい！】看護師を辞めたくなる理由と、おすすめの仕事5選

看護師として働く人の中には「看護師以外の仕事をしてみたい」「看護師を辞めたら転職できるのかな……」と考える人も多いのではないでしょうか。一度は医療の現場に携わるものの、医療業界以外や、看護師以外の仕事に転職する人も、実は少なくないのです。

今回では、看護師以外の仕事をしたくなる理由や、看護師以外でおすすめの仕事をご紹介します。

看護師以外の仕事をすることのメリット・デメリットについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

看護師以外の仕事をしたくなる理由

看護師以外の仕事を考えたとき「ほかの人はどのような理由で転職したのか？」と気になる方も多いでしょう。

まずは、看護師の転職理由として多い4つの理由を紹介します。

業務がハード

看護師は肉体的にも精神的にもハードな仕事である

特に、近年では新型コロナウイルス感染症の影響も大きく、看護師への負担はさらに増大しています。また、看護師の多くは日勤に加えて夜勤をこなしていて、不規則な生活になりがち。

• 睡眠によって上手く疲労を回復させられない
• イライラしやすくなる

などの悩みを抱える看護師も多いようです。

責任の少ない仕事をしたい

看護師という仕事の責任の重さに耐えきれなくなり、命に関わらない＝責任の重くない仕事を希望する人もいる

看護師が「人々の命と健康に携わる」仕事であることは、やりがいを感じやすい反面、その責任の大きさやプレッシャーに押しつぶされそうになることも。

学生のころから「責任の重さ」は重々承知していたものの、いざ現場に入り業務を行ってみて、命に関わる責任の重さが身にしみることがあります。

人間関係

看護師は、同僚の看護師だけでなく、患者さんや医師、そのほかの医療スタッフなど多くの人と関わりながら業務を行います。

関係する人数が増えるごとに、摩擦は起きやすい！

また、職場が忙しすぎてコミュニケーションが雑になってしまうことも、人間関係を悪化させる原因にあるかもしれません。

在宅ワークをしたい

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一般企業ではすっかり定着したリモートワーク。しかし、看護の仕事は、医療機関で直接患者さんと触れ合って看護ケアを提供します。

リモートワークや在宅ワークなど柔軟にワークスタイルを変えることはできません。

また、病院での勤務は、夜勤もあるため生活が不規則になりがちで、忙しい病院などではプライベート時間の確保が難しいでしょう。そのため、看護師以外の仕事で在宅ワークをし、家庭と仕事を両立したいと考える看護師もいます。

看護師以外でおすすめの仕事5選

病院で働く看護師以外で、おすすめである5つの仕事をピックアップしご紹介します。

保健師

保健師は地域に住む住民の保健指導や健康管理を通じて、病気の「予防」に携わる仕事

保健師として働くには、看護師国家資格と保健師国家資格の2つの資格が必要

現在、就業している保健師は5万5,000人で、その半数が市区町村の保健センターに勤務しています。そのため、公務員という印象の強い保健師ですが、ほかにも保健所や病院・診療所、一般企業、学校などで働く保健師もいます。

医療機器メーカー

医療機器メーカーで働く看護師は、フィールドナースなどと呼ばれている

クリニカルコーディネーター、クリニカルスペシャリストとも呼ばれ、病院の医師やスタッフに対し、自社製品の営業やサービスのサポートを行います。

医療機器メーカーで働く看護師は企業に勤める会社員であるため、夜勤がありません。また、一般的には休日は土日で、規則正しい生活ができるというメリットがあります。

献血ルーム

献血ルームは、献血者から必要な血液を採血する施設のこと

看護師は、事前検査から採血、献血者の状態観察など、献血に関わる一連の流れを担当します。また、健康な人が相手ですが、途中で気分が悪くなる人もいるため、応急処置などの対応を求められることもあります。

献血ルームでは採血のスキルや経験を求められます。そのため、採血が苦手な人にとっては、献血ルームでの就業は難しいでしょう。

看護師養成学校の教員

看護師養成施設や看護系大学などの教員は、学生への講義、実習オリエンテーション、レポートの添削、テスト作成・採点、評価などを行う

看護教員は、日々、生徒と向き合いながら知識や経験を伝えていくため、高いコミュニケーション能力が必要とされます。また、「教えることが好き」、「探究心が強い」という看護師は、教員という仕事にやりがいを感じられるでしょう。

医療ライター

医療ライターとは「ライター」という書く仕事のなかでも、医療分野の記事を専門とし、雑誌やWebメディアなどの媒体において執筆をしているライター

ライターは在宅でできる仕事であるため、育児や介護などで時間に制約がある人でも柔軟に働けることができます。

看護師免許を取得している、もしくは、看護師として看護の現場を知っていることは、ライターとして大きな強みであるといえるでしょう。

看護師以外の仕事に就くメリットとデメリット

看護師以外の仕事をご紹介していきましたが、気になる仕事はあったでしょうか。看護師以外の仕事に転職するうえで、そのメリットとデメリットについても知っておく必要があります。

看護師を辞めて、いざ転職してみて「こんなはずじゃなかった……」ということにならないよう、看護師以外の仕事をするメリットとデメリットを理解しておきましょう。

メリット①精神的な負担が軽くなる

看護師以外の仕事に就くメリットは「精神的な負担が軽くなる」という点

看護師という仕事をしている限り「命と向き合う」というプレッシャーはついてまわります。しかし、看護師以外の仕事に就いた場合、過度なプレッシャーや責任からは解放される可能性が高いでしょう。

よって精神的な負担が減り、日々、心にゆとりをもって過ごせるようになるかもしれません。

メリット②規則正しい生活ができる

就職先にもよりますが、病院で働く看護師以外の仕事に就くと、夜勤がなく、規則正しい生活ができる点が大きなメリットではないでしょうか。

土日祝日の休み、ゴールデンウイークや年末年始などの大型連休も取れることもあり、プライベートの時間も充実するでしょう。

デメリット①収入が低くなる可能性が高い

ほとんどの職場では看護師よりも収入が低くなる可能性がある

一般的に、看護師は同世代の人と比べて高収入なことが多いです。なぜなら、看護師は夜勤や残業を多くこなす傾向にあるため、その分の手当てが収入に反映されているためです。

もし看護以外の仕事に就くとしたら、どのくらい収入が減ってもよいか事前に決めておくことをおすすめします。

デメリット②資格を活かす場面が減る

病院以外の職場では、看護師という資格を活かす場面は圧倒的に減る

また、病院以外の職場では、看護の仕事だけではなく、事務処理などほかの仕事も兼務することがよくあります。

前職で培ったスキルをできるだけ活かしたいなら、助産師や保健師など、医療知識を活かせる仕事を選ぶことが大切です。

看護師以外の仕事に就きたいと思ったら、まずは視野を広げてみよう

「看護師以外の仕事に就きたい」と考えたとき、そのデメリット・メリットを理解し、優先順位を整理して次の仕事を検討してく必要があります。また、現在の職場環境を変えたいと思ったら、副業も視野に入れてみてもいいでしょう。

「現在の職場以外の仕事をしてみたい」「視野を広げたい」という人におすすめしたいのが、「カイテク」です。

短時間や単発での仕事の求人も多く、資格を活かしてさまざまな職場で経験を積むことができます。「看護師以外の仕事をしたい」と思ったら、まずは自己分析と情報収集を行い、納得のいくキャリアパスを実現させましょう。