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介護のプロへの道!キャリアを築くための資格の種類や取得するメリットを解説
介護の資格にはさまざまな種類があり、業務やキャリアによって必要な資格が異なります。これから介護業界を目指すにあたって、どのような資格を取得すべきか気になる方も多いでしょう。
介護に関する主な資格の種類一覧
介護に関する資格の種類は数多く存在します。その中でも、代表的な資格は主に3つ挙げられます。こちらでは、介護に関する主な資格の種類についてご紹介いたします。
介護職員初任者研修
介護の基礎的な知識・技術があることを証明する資格があります。介護に関する資格の入門的な位置づけとなりますので、何も資格を持っていない方は、まずこの資格取得を目指していきましょう。
現在、介護職は無資格でもスタートできますが、介護職員初任者研修を保有している方が就職・転職の選択肢が広がります。
介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修は、その上位に位置する資格であり、取得することで喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアに関するスキルを身につけることができます。また、介護福祉士の受験資格が得られます。
将来、キャリアアップを検討している方は、取得しておくべき資格の一つです。
介護福祉士
介護に関する資格の中で唯一の国家資格が介護福祉士です。介護のプロフェッショナルとして、現場で活躍できることは間違いありません。介護福祉士を取得することで、これまでよりも基本給がアップするため、収入アップにも期待できます。
5年以上の実務経験を積むと、ケアマネージャーとしてのさらなるキャリアアップも望めます。
介護福祉士からのキャリアアップに必要な資格の種類一覧
介護福祉士からさらに他の資格を目指すことで、自分にしかできない業務の幅が広がります。こちらでは、介護福祉士からさらにキャリアアップするために必要となる資格の種類についてご紹介します。
ケアマネージャー
ケアマネージャーの資格を取得することで、ケアプラン作成に携わることができます。それ以外にも、利用者とサービス事業者の間に入り、調整役も担います。
介護保険に関するスペシャリストであり、介護を必要としている方々にとって非常に大きな存在です。
認定介護福祉士
2015年にスタートしたもので、民間資格ではありますが介護福祉士の上位資格です。介護福祉士は実務経験3年以上が受験資格に含まれています。一方、認定介護福祉士を目指す場合は、介護福祉士としての実務経験が5年以上必要となります。
取得するまでに時間はかかりますが、介護福祉士よりも高度なスキルを持つ人材であるという証になります。
「認定介護福祉士」とは?取得方法から資格取得のメリットまで解説
認知症ケアに関する資格の種類一覧
介護業界には、認知症ケアに特化した資格が数多く存在します。こちらでは、認知症ケアに関する介護の資格についてご紹介いたします。
認知症介護基礎研修
認知症ケアの業務に従事するためには、基礎的な知識や技術を身につける必要があります。これを目的としたのが、認知症ケアに焦点を当てた研修です。2021年の介護報酬改定により、介護業務に従事する職員で医療や福祉の資格を有していない場合は、この研修の受講が義務づけられました。
誰でも申し込むことが可能で、約6時間の研修を修了することで資格を取得できます。
2025年から無資格では働けなくなる?!介護職に義務化された「認知症介護基礎研修」を徹底解説
認知症介護実践者研修
認知症ケアにおけるより実践的なスキルを磨き、サービス形態に関わらず適切な支援を展開できることを目的とするのが、別の研修です。
ただし、自治体によっては、受講条件として実務経験の年数などが異なるため、事前に調査しておくことが望ましいです。
認知症介護実践リーダー研修
認知症介護実践者研修では、得たスキルを深め、認知症ケアにおけるチームケアの調整やリーダーとしてのスキルを身につけることが目的です。
高度な認知症ケアスキルを証明し、事業所全体の教育に貢献できます。
認知症ケア専門士
一般社団法人日本認知症ケア学会が運営するのは、民間資格です。この資格は、認知症ケアのプロフェッショナルを養成することを目的としています。認知症介護ケアを提供する事業所だけでなく、認知症治療に携わる医療機関で活躍する方も多く見受けられます。
難易度は比較的高めで合格率は50%とされていますが、認知症介護の現場で実践的に活用できる価値のある資格となっています。
そのほか介護に関する資格の種類一覧
こちらでは、上記以外の介護に関する資格の種類についてご紹介します。
喀痰吸引等研修
厚生労働省が認定している公的資格で、たんの吸引(口腔・鼻腔内、気管カニューレ内部)や経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)などの医療的ケアのスキルを学べます。
学歴や経歴に関わらず、どなたでも受講することが可能です!
介護福祉士実務者研修などをすでに修了している場合は、一部科目の履修が免除されます。
ガイドヘルパー
別名「移動介護従事者」とも呼ばれ、移動支援の正しいスキルを身につけるための資格です。主に、知的障害や精神障害、視覚障害、全身障害を持つ方の支援を行います。
移動支援に特化した資格であるため、全身障害を持つ方の外出をサポートすることができるようになります。
レクリエーション介護士
介護現場でのレクリエーションに関するスキルを身につけるための資格です。現場の職員の声を受けて設置されました。高齢者とのコミュニケーションスキルや、レクリエーションの知識・実行スキルを向上させることができます。
取得することで、レクリエーションの立案・計画から実行までの流れがスムーズに行えるようになります。
メリット多数!レクリエーション介護士の仕事内容や資格取得方法を解説
介護予防運動指導員
高齢者の筋力トレーニングや口腔ケアなどの支援を行う、介護予防プログラムの専門家です。地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センターが指定する機関で研修を受講し、試験に合格すると取得できます。
介護事務管理士
介護報酬の請求業務や、受付・会計のスキルを証明できる資格です。学科試験と実技試験に合格する必要がありますが、事前に準備をしておけば十分に合格が狙えます。
受験資格は特に定められていないため、事務業務に興味がある方は目指してみてはいかがでしょうか。
介護の資格を取得するメリット
こちらでは、介護の資格を取得するメリットについてご紹介します。
就職・転職活動に有利
介護に関する資格を取得することで、応募できる求人の幅が広がります。資格を持っているということは、それだけの十分なスキルがあるという証になります。就職や転職活動時にも大いに役立つことは間違いありません。
自分のアピールポイントとして活用していきましょう。
給料アップにつながる
介護業界では、資格手当が設定されている職場が多いです。資格を保有していることで、基本給にプラスして手当が付くので、給料アップに期待できます。
無資格者と比べると、収入の金額が大きな差が生まれます。
スキルアップやキャリアアップできる
介護業界でスキルアップやキャリアアップの展望を描いている方は、そこに必要な資格を目指していくべきです。例えば、ケアマネージャーになるためには介護福祉士が必要となるように、受験条件が定められているものも多くあります。
上位の資格を目指すことで、利用者はもちろん、他の職員からも頼れる存在として認められます。
介護業務の幅が広がる
資格を取得することで、役割が変化し、任される業務の幅も広がります。一般の介護職員から介護福祉士へステップアップすると、現場のリーダーとしての業務を任されます。ケアプラン作成に携わりたい場合は、ケアマネージャーの資格が必要です。
責任の大きい業務を担うことで、これまで以上に仕事のモチベーションが向上するでしょう。
介護の資格を取得する方法
こちらでは、介護の資格を取得する方法についてご紹介します。
資格の種類を選ぶ
まず最初に、どの資格を取得するかを選びましょう。
介護に関する資格はさまざまですが、最終的なキャリア目標に向けて、現在の自分に必要なスキルを考えてみましょう。
研修・講座を受講する
目標が明確になったら、資格取得に必要な研修や講座を受講します。一部の資格では、研修や講座を受けることで取得できるものもあります。
試験対策も不可欠です。受講した内容は、実際の業務に大いに役立ちます。
実務経験を積む
一部の資格では実務経験の年数が必要となります。介護福祉士を実務経験ルートで目指す場合は、介護現場で3年以上の実務が必要です。
受験条件に実務経験が含まれる場合がありますので、各資格の要件を事前に確認しておきましょう。
試験を受験し、資格証書を取得する
試験に合格したら、資格証書を取得することを忘れずに行いましょう。
資格証書は就職や転職の際に提出が求められることがありますので、しっかりと保管しておくことが重要です。
介護福祉士国家試験の試験当日の流れは?実技試験の試験内容も解説!
自分に必要な資格取得を目指そう!
介護業界には多岐にわたる資格が存在します。自分のスキルを見つめ直し、資格取得を目指しましょう。資格を取得しスキルを向上させることで、希望する職場も変わる可能性があります。転職に興味がある方は、「カイテク」に登録して、自分に適した職場を見つけてみてください。
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