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もしも看護師が訴えられたら?医療訴訟で問われる法的責任や賠償責任保険制度について解説!

もしも、自分が医療事故を起こしてしまったら、訴えられてしまったらと考えたことはありますか?

命に携わる仕事ですので、少なからず業務上のリスクが存在します。看護師個人が訴えられる事案も起きているため、看護師を守る制度を把握しておくことも必要です。

万が一、医療事故の当事者となってしまった場合には、どのような責任が問われるのでしょうか?

今回では、医療訴訟で看護師に問われる法的責任や看護職賠償責任保険制度についてご紹介します。

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目次

医療訴訟で看護師に問われる法的責任とは?

万が一、看護師個人が医療訴訟を起こされてしまった場合は、次のような法的責任が問われます。

民事・刑事・行政の責任が問われる

が一、医療訴訟を起こされてしまった場合、看護師に対して「民事責任」「刑事責任」「行政責任」の3つの責任が問われる

民事責任

患者への損害賠償責任です。患者から看護師への責任は、この民事責任となります。

刑事責任

刑法に基づく責任となり、業務上過失致死などが問われることとなり、懲役もしくは禁錮または罰金が科せられます。

行政責任

看護師免許に対する処分となり、戒告や業務停止、免許の取り消しなどが執り行われます。

過失がある場合は損害賠償が請求される

医療事故で過失があると認められる場合は、看護師に対して損害賠償が請求される

損害賠償請求金は、場合によっては何千万や何億円といったかなり高額にもなり得ます。医療ミスが予測できたのか、適切な対応を行えば回避できた事案なのかという項目に該当する場合は、看護師に落ち度があったと判断されてしまいます。

このような万が一の事態に備えて、損害賠償保険への加入を検討すべきでしょう!

雇用先の医療機関も損害賠償請求の対象となる

医療事故に関する法的責任は、看護師だけでなく雇用先である医療機関も対象

雇用先の医療機関には、使用者責任という法制度が定められています。

使用者責任の内容としては、雇用者が他者に対して損害を発生させた場合に、雇用先である機関と雇用者が連帯して被害者に対して損害賠償の責任を負うというものになります。

看護師だけでなく、医療機関も法的な責任を負う立場になります。

「看護職賠償責任保険制度」について

万が一のときのために損害賠償保険へ加入することで、看護師としてのキャリアを守ることができます。

こちらでは、看護師個人の保険制度看護職賠償責任保険制度についてご紹介します。

看護職賠償責任保険制度の特長

日本看護協会が設立した看護職のための保険制度

高度化・複雑化する現在の医療において、看護職の業務上で発生するリスクが増加し、結果的に法的責任を問われるリスクが増加しています。

看護師の立場がより自立した専門性があると認識されるようになったことは良いことですが、それに伴い看護師個人に対する責任も大きくなっていきました。このような背景から、看護師個人を守るための保険制度が設けられました。

加入していると、万が一のときは、損害賠償責任の補償が受けられます。また、看護師自身が業務中に事故に遭った場合は、保険金が支払われることになります。

ただし、日本看護協会会員専用の保険制度となっていますので、加入希望の場合は日本看護協会へ入会する必要があります。

看護職賠償責任保険制度の種類

看護師を守る賠償金保険制度は、日本看護協会のものだけでなく、民間のものも

それぞれで掛け金や加入条件が異なります。

日本看護協会の看護職賠償責任保険に加入する場合は、まず会員として入会する必要があります。

ひと手間必要ではありますが、看護協会ということもあって看護師にとって嬉しい内容やサポートが充実しています。

看護職賠償責任保険制度のサポート内容

日本看護協会の看護職賠償責任保険制度は、サポート内容が充実

加入者専用の相談窓口が設けられており、医療安全に詳しい相談員のアドバイスを受けることができます。医療事故に関することだけでなく、業務上の医療安全に関する相談・支援を行っています。

さらに、保険会社や日本看護協会から独立した事故審査委員による損害賠償の公正な審査もサポートに含められています。医療事故が発生した場合はもちろん、それ以前から看護師個人をサポートする体制が整えられているのです。

また、ハラスメント相談窓口も設けられており、現場の難しい人間関係に関する内容も相談に応じています。

看護師が賠償責任保険に加入することのメリット

ここで、改めて「看護職賠償責任保険」に加入するメリットについて見てみましょう。

賠償金の負担が軽減できる

保険に加入する最大のメリットとしては、賠償金の負担が軽減できるということ

いつ何が起こるかは誰にも分かりません。現代の医療は高度で複雑化しているため、もしかすると、自分が医療訴訟の当事者になってしまうという可能性も全くゼロではないのです。

医療事故の賠償金の金額は、とても個人では支払うことができないぐらい高額なケースもあります。

何もないことが一番ですが、万が一のときのために、備えておいても損はないでしょう!

掛け金が安い

日本看護協会の看護職賠償責任保険制度に加入すると、掛け金が安いというメリット

1年間で2,650円となっており、あらゆる保険制度のなかでも非常に安い掛け金であると言えます。民間の制度になると、掛け金の金額は日本看護協会に比べて少し高いようです。

保険に加入するとなると、できれば掛け金が安くてサポートが充実しているものがメリットが大きいと感じるでしょう。

不当な訴訟から身を守れる

加入することで、事故審査委員による審査を受けられる

保険会社や協会からも独立した立場であり、公正な審査をするための機関です。

医療事故が起きた際に、看護師がどのような責任があるのかを公正に審査をします。よって、看護師は不当な訴訟から自分の身を守ることができるでしょう。

何もないことが一番ですが、万が一のときのために、備えておいても損はないでしょう!

医療事故に関する不安を軽減できる

相談窓口が設置されていることは、やはり大きなメリット!

医療安全に関する知識が高い相談員が対応してくれます。医療事故やミスに対して、不安を抱えている方も少なくないでしょう。

保険に加入し、サポートを活用することで、日常業務のなかで抱えている不安も軽減することができます。

万が一に備えておくことで看護師としてのキャリアを守れる

現代の医療において、看護師が行える業務が増えている一方で、リスクも増加しており法的責任が問われるケースも増加しています。

医療現場で働いている看護師の方のなかにも、医療事故やミスへの不安を感じている方も少なくはないでしょう。万が一のときのために、看護師を守る保険制度が設立されています。

日本看護協会の看護職賠償責任保険制度に加入すると、もしものときに賠償金の補償や保険金を受け取ることができます。

また、相談窓口や事故審査委員などといったサポート体制も充実しており、看護師を守る体制が整えられています。

事前に備えておくことで、看護師としてのキャリアを守ることもできますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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