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看護婦長の役割と責任、チームの統率者としての存在

看護師には、看護婦長や看護部長などの役職があります。将来、そのような管理職を目指したいという方も多いでしょう。

管理職を目指すにあたって、それぞれの役職や仕事内容を把握しておくことは大切なことです。

看護師の方にとって身近な存在である看護婦長は、どのような役割を担っているのでしょうか?

今回は、看護婦長の仕事内容や役割、さらに必要な資質についてご紹介します。

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目次

【看護部長・看護婦長・看護主任】それぞれの違いは?

看護師には看護婦長の他に、看護部長や看護主任といった管理職が存在します。

まずは、それぞれの役職の違いについてご紹介します。

看護部長

看護部長は、病院全体の看護師を取りまとめる立場

一般企業で言うところの部長にあたる役職で、看護師長の上司にあたります。

看護主任や看護婦長は各部署に複数人存在しますが、看護部長は病院内に一人しかいません。看護部のトップとなりますので、病院の経営にも参加する役職です。また、医師や病院の経営陣と看護部のパイプ役も担っています。

看護部長に就任するためには、看護婦長としての実績が必要です。

看護婦長として5年~10年の実践が必要ですので、看護師として25年以上の臨床経験が求められます。

看護婦長

看護婦長は、各部署の看護師を取りまとめる立場

看護の業務を行う人を「看護師」と統一されてからは、「看護師長」と呼ばれることが多い役職です。

一般企業で言うところの課長にあたる役職で、看護主任の上司にあたります。担当する部署の看護師がスムーズに業務を行えるように、教育やマネジメントも担います。

看護婦長に就任するためには、看護主任としての実績が数年必要で、看護師として15年以上の臨床経験が求められるでしょう。

規模が小さい病院では、看護主任が設けられていない場合があり、看護スタッフから看護婦長を任されることもあります。

看護主任

看護主任は、看護婦長の下で看護スタッフを取りまとめる立場

一般企業で言うところの係長にあたる役職です。現場では、看護婦長と連携を図りながら、看護スタッフの指導・サポートを行います。

看護師としてのスキルはもちろん、マネジメント能力やコミュニケーションスキルも求められます。高いスキルや能力を持った看護師が看護主任として任命されることとなります。

一般的には、10年以上の臨床経験を持つ看護師が看護主任を任されることが多いです。

【看護婦長】仕事内容や役割について

続いては、看護婦長の仕事内容や役割についてご紹介します。

部署スタッフのマネジメント・ケア

看護婦長は、担当する部署の看護スタッフを取りまとめる立場

そのため、スタッフのマネジメントやケアを行うことも看護婦長の仕事になります。

担当部署全体の目標を定め、スタッフが一丸となって達成できるように導いていきます。また、看護婦長は担当部署の看護スタッフが働きやすい環境を整えることも大事な仕事です。

定期的に面談や個別で相談を受けて、スタッフ一人ひとりの状況や心境を把握してフォローやアドバイスを行います。現在の状況だけでなく、今後どのような働き方を希望しているのかを理解してアドバイスすることで、スタッフが安心して働けます。

患者さんの状態把握

現場のトップである看護婦長は、患者さん全体の状態を把握することも大切な仕事

具体的には、入退院の状況や日程の調整などを行います。また、患者さんやその家族が抱える悩みや疑問に対して相談に応じることも看護婦長の役割です。

現場のトップである看護婦長が患者さんの状態を把握できていなければ、患者さんに迷惑を掛けることになってしまいますので責任は大きいです。ときには、患者さんの状況に応じて、医師や病院の経営陣に治療に関する意見を伝えることもあります。

何かあったら看護婦長に相談すれば大丈夫だと、患者さんや看護スタッフから信頼が高い存在になります。看護婦長が現場の状況を正確に把握して指示することで、看護スタッフの負担を軽減することができます。

トラブル時の対応

看護の現場では、ときにトラブルが発生することがあります。

一般的に難しい問題は、現場の責任者が対応します。看護の現場において、各部署の責任者は看護婦長です。

患者さんや家族と看護スタッフの間で問題が起き、対処が簡単な問題であれば看護スタッフや看護主任が問題解決にあたります。しかし、解決が難しい場合は看護婦長が対応することになります。

現場の責任者として、冷静な判断力が求められるでしょう!

看護師と外部とのパイプ役

看護婦長は、現場の看護スタッフと外部とのパイプ役も担います

患者さんに対して、看護師だけでなく、医師や薬剤師、理学療法士などの多くの職種が関わっています。

適切な医療を提供するためには、それぞれの職種・部門が連携を図ることが大切です。看護部の責任者として、他部門と連携を図り、現場に繋げます。

【看護婦長】必要な資質や能力とは?

最後に、看護婦長に必要とされる資質や能力についてご紹介します。

将来、看護婦長を目指したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

マネジメント能力

担当部署の看護師を取りまとめる立場であるため、マネジメント能力が求められる

適切な目標を設定し、状況を把握して導いていかなくてはなりません。

多くのスタッフを一つにまとめて、目標達成のために指導してける力がある人材が看護婦長に向いていると言えます。

また、患者さんに対して適切な看護サービスを提供するためには、看護スタッフの高いスキルが必要です。

スタッフのスキルを底上げするために、日々の教育や情報の共有を行いマネジメントしていくことが大事です。

コミュニケーションスキル

看護婦長は、各部門の責任者として他部門と連携を図ることも多いため、コミュニケーションスキルも求められる

また、現場を一つにまとめるためにはスタッフとのコミュニケーションが大切です。看護スタッフと日頃からコミュニケーションを取ることで、働きやすい環境を整えることができます。

相手の意見を冷静に受け止め、適切なアドバイスやフォローを意見する力が必要です。

看護スキル

看護婦長に任命される看護師は、高い看護スキルを保有していることが前提

看護婦長になるためには、看護主任としての実績が必要です。

管理職に選ばれるには、高い知識や技術を持った信頼感がある看護師でなければ難しいです。看護師としての勤務年数だけでなく、看護に関する高い知識や技術が求められます。

看護婦長は、現場のスタッフに対して指導や支持をする立場です。高いスキルがなければ、適切な判断を下すことができません。

現場のスタッフに対して説得力のある指導を行うためにも、自身もスキルを学び続ける必要があるでしょう。

総合力を高めることで信頼度が高い看護婦長に就任できる

看護師長とも呼ばれる看護婦長は、各部門の看護スタッフを取りまとめる立場になります。医者や他部門の職種のスタッフと連携を図りながら、患者さんや家族に対して適切な看護サービスを提供します。

また、担当部署の看護スタッフが働きやすいようにマネジメントやケアも求められる役職です。高い看護スキルはもちろん、マネジメント能力やコミュニケーションスキルなども必要です。

将来、看護婦長を目指したい場合は総合力を高めることを目標とすると良いでしょう。

総合力を高めて、信頼度が高い看護婦長を目指してみてください。

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