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【病院以外で働いてみたい!】看護師免許を活かせる看護師以外の仕事を紹介
「時間が不規則である」「子育てとの両立が厳しい」「業務が忙しすぎる」など、看護師として働き続けることに迷っている方も少なくありません。「看護師は病院で働くもの」というイメージが今なお根強いですが、看護師には、いわゆる「病院の看護師」とは違った、さまざまな働き方があります。
また、病院の看護師以外の仕事をする際の注意点も解説しますので、本記事を参考に、スムーズな就職につなげてくださいね。
看護師の就職先とは
はじめに、看護師の勤務先・就業場所の実態について見ていきましょう。
病院が圧倒的大多数!
看護師の就業場所としてもっとも多いのは病院で、約70%の看護師が病院で勤務しています。次いで多いのが約11%の看護師が働く診療所、そして、4%の看護師が働く介護保険施設へと続きます。
一方、准看護師も約70%の人が病院や診療所で働いていますが、正看護師に比べると、診療所など比較的小規模な医療機関で働く割合が高くなっています。
また、約25%の准看護師が介護保険施設で働いており、介護保険施設は准看護師の就業先として比較的高い割合を占めています。
参考:厚生労働省|令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
病院以外の就職先10選
「病院で働く看護師」以外の仕事として、看護師免許を活かすことのできる仕事をご紹介します。
保健師
看護師がけがや病気になったあとの「治療」に携わるのに対して、
現在、就業している保健師は5万5,000人で、約半数が市区町村における保健センターに勤務しています。そのため「公務員」という印象の強い保健師ですが、ほかにも、保健所や病院・診療所、一般企業、学校などで働く保健師もいます。
保育園や幼稚園
子どもの健康管理では、けがや病気への対応、アレルギーを持つ園児のサポート、園外保育への同行などを行います。保育士のサポートを行うことも特徴です。
保育園などではカレンダー通りの休みで夜勤がなく、比較的生活とのバランスがとりやすい職場といえるでしょう。また子育ての経験が活かせる仕事でもあります。
企業看護師、産業保健師
「健康経営」という言葉が注目される中、社員の健康管理を重視し、産業保健師を採用する企業も増えてきました。
日ごろのメンタルヘルスを含む保健指導や健康相談、健康教育など、幅広い業務を担います。働き方としては、一般的な企業の就業時間に合わせて勤務するため、夜勤などもありません。
治験コーディネーター
製薬企業などが開発した新薬の有効性を確かめるために「治験」を行います。新薬の開発に携わる仕事であるため、最先端の医療技術に触れることができます。
治験コーディネーターとして働くには、治験施設支援機関に所属して医療機関へ派遣されるケースと、医療機関に所属して、院内治験コーディネーターとして働くケースがあります。
転職によって治験コーディネーターを目指す場合には、治験施設支援機関に所属することが一般的です。
健診センター
病気を未然に防いだり、早期に発見したりするための検査を行う健診センター。健診は予約制であることが多く、残業が少ないということも大きなメリットです。
また、企業の健康診断のために各地域を巡回して行う巡回健診では、単発や短期のアルバイトの求人も多く、副業として人気があります。
介護施設
介護保険施設働く看護師は、病院で働く看護師と比べて医療ケアを行う場面が少ないことが特徴です。
また、病院の看護師と比べると精神的にも体力的にも負担が少なく、ブランクがある看護師や年配の看護師も働きやすい職場であるといえます。
イベント看護師
病院のようにその場で治療をするわけではなく、応急処置をして様子を見るか、病院に行ってもらうか、救急搬送が必要かを判断します。
イベント看護師は常時仕事があるわけではなく、イベントが開催されるときに必要とされますので、基本的には単発のアルバイトとして働くことになります。
育児などで今は看護師の仕事をしていない潜在看護師がすきま時間にアルバイトをしたり、常勤で働く看護師が気分転換に働いたりするときに、おすすめの仕事です。
ツアー看護師
学校の先生や添乗員の方々と連携しながら、看護業務全般を担います。ツアー看護師の働き方としては、宿泊を伴う単発派遣が基本で、平均日給は12,000~15,000円程度が相場です。
医療ライター
医療系の記事のように専門的な知識を必要とする仕事は、記事の単価が高くなる傾向にあります。
子育てや介護などによって時間に制約がある場合、医療ライターは出勤などの移動時間もとらず、働く時間も自由に選べるためおすすめです。
看護教員
看護師養成施設や、看護系大学などで教鞭をとる看護教員は、日々、生徒と向き合いながら知識や経験を伝えていくため、高いコミュニケーション能力が必要とされます。
また、看護教員は未来の看護師を育てる仕事ですので、生徒の成長を一緒に喜ぶことができ、非常にやりがいを感じられる仕事でもあります。
看護師以外の仕事をするときの注意点
さまざまな看護師以外の仕事を紹介してきましたが、それらの仕事に就く上で気をつけたいポイントがありますので、おさえておきましょう。
給料が下がる可能性がある
病院で働く看護師の多くが夜勤をこなしています。月4回以上も夜勤がある病院も多いため、給料換算すると月に10万以上の差が生まれる可能性も。
今回ご紹介した仕事の多くが「夜勤なし」「残業少なめ」のため、病院で働く看護師よりも給料が下がる可能性が高いでしょう。
自身が望んでいる給料や条件であるか、応募する前に必ず確認しておきましょう!
新卒で病院以外の勤務はあまりおすすめしない
病院での看護経験がないまま、病院以外の仕事に就くことはあまりおすすめしません!そこで、期間を決めて臨床経験を積むか、派遣の看護師として働くという選択肢もありますので、検討してみましょう。
病院以外は競争率が高め
病院以外の職場では必要な人員数も少ないことが多く、働きやすい環境などから人気の職場もあるため、狭き門であるといえるでしょう。
病院以外の仕事に就きたい場合は、その仕事の特性をしっかり理解し、万全の対策を立てる必要があります!
それぞれの仕事の特性を理解して、希望に合った勤務先を見つけよう
今回ご紹介したように、看護師が活躍できる場所は病院だけではありません。仕事とプライベートのバランスを保ちやすい職場も多く、ワークライフバランスを重視する方にはおすすめです。
ただし、病院以外の職場は競争率が高いため、準備を万全にしましょう。それぞれの仕事の特性をしっかり理解し、ご自身の希望に合った職場を見つけてみてくださいね。
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