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「訪問看護師」とは?求められるスキルと業務詳細

訪問看護師に興味があるけど、どのようなスキルが必要なのだろうと思っている方は多いのではないでしょうか。

大勢のスタッフと一緒に同じ現場でケアを行う病院や施設とは異なる働き方であるため、必要なスキルや能力にも、訪問看護ならではの特徴があります。

転職を検討している方は、特に現場で求められることについて把握しておきたいですよね。

今回では、訪問看護師になるために必要なことや求められるスキルについてご紹介します。

訪問看護師になりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

訪問看護師に求められるスキル7選

訪問看護師は、病院やクリニック、施設で勤務する看護師とは働き方が大きく異なります。そのため、求められるスキルも訪問看護師ならではのものがあります。

こちらでは、訪問看護師に必要な7つのスキルをご紹介します。

利用者や家族とのコミュニケーション力

コミュニケーションスキルは、訪問看護師にとって必要不可欠なスキルです。

訪問看護師は、利用者の自宅に直接訪ねて看護ケアを行います。病院や施設と違って、利用者が日常生活を送るスペースに立ち入ることになるので、コミュニケーションを取って受け入れられることが大事です。

訪問看護師のコミュニケーションスキルが不足していると、利用者や家族に対して安心感を与えることができません。

訪問看護師と利用者、家族間で一緒に治療方針を相談し合うこともありますので、信頼関係を築いていく作業が必要となります。

利用者やその家族と、上手くコミュニケーションを取ることで、より良いケアを提供できます。

他職種との連携力

訪問看護師は、医師や介護士などさまざまな職種と連携する力も求められます。さまざまな職種がひとつのチームとなり、利用者本人やその家族に対して必要なケアを提供していくためです。

職種間で、利用者に対するケアの優先順位の見解が異なる場合があります。

訪問看護師が中心となって、利用者や家族が求めていることや今必要なことを把握し、他職種間で連携していかなければなりません。

良質なチーム医療を実践していくために、他職種との連結力が求められます。

訪問看護ステーションの仲間との協調性

訪問看護師は、基本的に一人で現場に向かいます。

現場では一人かもしれません。しかし、訪問看護ステーション内の所長や先輩など、仲間と相談しながら最適なケアを見つけていくことが重要です。

看護の知識に関することや技術面について、まだ不安があるという方もいることでしょう。

訪問看護師は、現場に一人で行くということもあり、どうしても責任を自分ひとりで背負ってしまう方も多いです。自分の担当ではありますが、利用者に対して最適なケアを提供していくためには、周囲の協力やフォローも重要となります。

不安なことは、経験者に相談しながら最適な方法を模索してみましょう。

利用者に関する情報把握力

訪問看護師は、利用者がどのような環境で日常生活を送っているのか、情報を把握する力も必要です。医師が発行する「訪問看護師辞書」に基づき、訪問看護師は「訪問看護計画書」を作成します。

訪問看護計画書とは、看護やリハビリテーションの目標、問題点、解決法、その評価をまとめたものです。

利用者が快適な環境で療養できるように、本人を取り巻く生活環境や家庭環境などを広く考慮しなければなりません。情報を把握し、問題点や解決法などを導く判断力も求められます。

緊急時に対応できる力

訪問看護師は、ときに緊急時対応を行うこともあります。
訪問時に利用者がベッドから転倒していたり、体調に異変を起こしたりと、さまざまです。

現場は、器具や設備が整っている病院や施設とは違います。しかも、他の医療スタッフがいないため、他のスタッフが到着するまでは、基本的に一人で対応しなければなりません

経験が浅い看護師だと、突然のことにパニックになることもあるでしょう

日頃から、あらゆる事態に備えた研修やシミュレーションを行っておくことが大事です。

限られた時間内で優先順位をつける力

訪問看護は、利用者宅でケアをする訪問日や時間が決められています。

毎回、限られた時間のなかで仕事を終わらせなければなりません。

全てのケアをその日一日に詰め込んでしまうと、時間オーバーになってしまいます。設定している時間の枠を超えてしまうと、利用者との信頼関係に影響を及ぼします。

利用者の病状や状況に応じて、優先順位をつけ、タイムスケジュールを管理しながら業務を進めていく力は身につけておくべきスキルです。

サービスの質を維持する持久力や体力

訪問看護師は、一日に数件対応することも多いです。

移動距離もあり、一人で対応するプレッシャーから体力面・精神面ともに負担となることもあるでしょう。しかし、日によって、あるいは利用者によって訪問看護サービスの質に違いがあってはいけません。

常に、利用者にとって最適なケアを提供していく必要があります。そのため、サービスの質を維持する持久力や体力も、訪問看護師に必要なこととして挙げられます。

訪問看護師になるためには?

訪問看護師には、コミュニケーションスキルや仲間との協調性、持久力など多くのスキルが必要となることが分かりました。しかし、訪問看護ステーションに所属し、現場で活躍できるようになるには、資格や経験、看護技術も求められます。

こちらでは、訪問看護師になるために必要な資格・経験・技術についてご紹介します。

訪問看護師に必要な資格

訪問看護師になるには、国家資格である正看護師または准看護師の資格です。

基本的に、この2つの資格が必要となりますが、事業所によっては運転免許証が必須となる場合もあります。

利用者宅への訪問を自動車で行っている職場もありますので、求人票をチェックしておきましょう。また、これらの資格以外にも保有していると役に立つ資格もあります。

ある特定の分野において熟練した看護技術・知識を保有する者と認定される「認定看護師」、特定の専門分野の看護技術・知識を備えた者と認定される「専門看護師」です。

認定看護師の訪問看護分野や認定看護師の家族支援分野・在宅看護分野が特に、訪問看護の現場で重宝されるでしょう。

訪問看護師に必要な経験

訪問看護師になる前に、3~5年の臨床経験を持っている看護師は、優遇されやすい傾向にあります。なぜかというと、訪問看護は基本的に一人で現場に出向き、幅広い症例の利用者を対応するからです。

ある一定以上のスキルが求められる職種です。しかし、近頃は訪問看護協会をはじめ、各事業所での教育体制も充実しています。そのため、新卒の看護師を採用する職場もあります。

訪問看護師は、持病を抱えている人や認知症の症状がある高齢者、自宅で最期を迎えたいと希望している方など、幅広い利用者を対応します。

必要な場合は、研修や勉強会に積極的に参加して、経験で足りていないスキルを磨くことが大事です。

訪問看護師に必要な技術

訪問看護師は、現場で主に以下のような看護技術が必要となります。

  • バイタル測定
  • 点滴
  • インシュリン注射、血糖測定
  • カテーテル管理
  • 服薬管理
  • 日常生活援助
  • 入浴介助

この他にも、家族を含めたメンタルケアなどさまざまな技術を身につけておかなければなりません。

基礎的な看護技術は、訪問看護を行ううえで必要不可欠です。

これまでの経験やスキルを訪問看護に活かしてみよう!

在宅療養を必要とする患者さんやその家族が、安心して最適なケアを受けるには訪問看護師が重要となります。

基礎的な看護技術やコミュニケーションスキル、他職種との連携力などが求められます。訪問看護師に必要な経験やスキルは、病棟やクリニック、介護施設などさまざまな現場で求められるものでもあります。

訪問看護師への転職を検討している方は、ぜひこれまでの経験やスキルを活かしてみてはいかがでしょうか。

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