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成功の秘訣!初任者研修用履歴書の書き方
「介護の初任者研修を取得することで履歴書に資格して記載できるほどのメリットがあるのか」と気になっている方もいるのではないでしょうか?
初任者研修を取得することで得られるメリットを正確に把握したいものですよね。
初任者研修を取得しようか迷っている方は是非記事を参考にしてみてください。
履歴書における初任者研修の立ち位置
初任者研修を履歴書に記載する場合、介護施設側はどのように捉えるのでしょうか?
気になる方のために、履歴書における初任者研修の立ち位置とその詳細を解説していきます。
初任者研修は履歴書に書いても良い
初任者研修はずばり履歴書に書ける正式な資格です。
むしろ初任者研修を持っていることで、待遇やできることが変わる場合があるため、履歴書には忘れずにきちんと書くようにしましょう。また、初任者研修と一般的には呼ばれていますが正式名称は「介護職員初任者研修」です。
初任者研修を履歴書に書くメリット
初任者研修を履歴書に記載する主なメリットは以下になります。
- 無資格よりも給料が上がる可能性が高い
- 介護の知識があることをアピールできる
- 資格を取得していることでやる気もアピールできる
- 介護施設側が無資格者よりも頼める業務が増える
大きなポイントはやはり、資格を取得していることにより待遇が良くなる可能性が高いことです。
実際に介護施設の求人欄では、無資格者と初任者研修資格取得者の給料設定に差をつけているケースが。メリットは多いため、積極的に記載していきましょう!
初任者研修について
初任者研修について具体的なことをもっと知りたいという方もいるのではないでしょうか?
ここからは初任者研修についての具体的な説明をしていきます。
初任者研修とは
初任者研修とは「介護職員初任者研修」という資格のことです。
介護系の資格には「実務者研修」や「介護福祉士」といった資格が存在しますが、初任者研修はその中でも一番取得難易度が低く比較的簡単に取ることができます。
初任者研修の取得方法と費用相場
初任者研修資格は、決められた研修受講の後、修了試験に合格するともらえます。
まず初任者研修講座を開催しているスクールに通い、130時間のカリキュラムを受講します。その後筆記の修了試験を受け、合格すると初任者研修資格を得ることができます。
受講費用相場は4万円~10万円程度です。また、格安で初任者研修を受講できるのは以下の場合です。
- スクール側が割引キャンペーンを行っている
- 介護施設で働きながら取得する場合で施設側が多少費用を負担してくれている
- 離職中の受講でハローワークから助成金が出る
初任者研修のメリットは、比較的簡単に資格取得できることとお得に受講できるケースが多いことです。
メリットが多い資格であるため、迷う方は思い切って受講してみることをおすすめします。
初任者研修とホームヘルパー2級の違い
ホームヘルパー2級は、2013年に廃止された旧介護資格です。
効力としては初任者研修と同等とみなされますが、所有資格を初任者研修と記載することはできず、ホームヘルパー2級の現在の資格名は「訪問介護養成研修2級課程修了」となります。
ホームヘルパー2級は訪問介護員養成のためのカリキュラムを受講することによって得られる資格です。一方で、初任者研修は訪問介護に限らず介護施設でも業務を行えるよう基礎を学びます。
資格の対象とする職種がホームヘルパーのみであるのが「ホームヘルパー2級」、介護業界全ての介護職員であるのが「初任者研修」というように、対象職種が異なる点が一番のポイントです。
介護施設に提出する履歴書を書く時のポイント
介護施設に履歴書を提出する時に気を付けたいポイントがあります。
以下では、その詳細を解説していきます。
記載する項目
介護施設に提出する履歴書に記載する主な項目は以下になります。
- 基本情報(氏名・日付・証明写真・現住所・連絡先・電話番号)
- 学歴や職務歴
- 免許や資格
- 志望動機
- 長所や短所
- 自己㏚
基本情報の他に職務歴や所有資格を記載する必要があります。大切な基本情報は誤字がないように注意しましょう。また、志望動機や自己㏚は大切なアピール欄となります。
職場から求められる人材を想像しながら記載するとより効果的な履歴書に仕上がるでしょう。
初任者研修を持っている事を記載する場合は正式名称で書く
上記でも少し触れましたが、初任者研修の正式名称は「介護職員初任者研修」です。
履歴書などの正式な書類に資格のことを書く際には、必ず正しい名前で記載するようにしましょう。また、類似資格である実務者研修の正式名称は「介護福祉士実務者研修」のため、ややこしくごっちゃになりやすいのですが、間違わないように注意しましょう。
一番大切なのは志望動機
学歴や職務経歴、所有資格は、事実を書くのみで考える必要はありませんが、履歴書で唯一頑張れる部分があるとするならそれは「志望動機」です。
実際に志望動機を採用の大きな判断基準にする介護事業所は多いため、できるだけ丁寧に記載するようにしましょう。
「志望動機が書きにくい」という場合は、自分の思いを整理しながら書いてみることをおすすめします。
志望動機に悩んだ場合に考えたいポイントは以下です。
- なぜ入社したいと思ったか
- 施設または企業のどの部分に惹かれたか
- 施設理念は自分の考えと合っているか
- 就職後どんな仕事をしたいか
- 就職後自分はどのように役に立ちたいか
就職試験や面接を受けたいと思ったのには、必ず理由があるはずです。
上手く文にまとめられない場合は一旦箇条書きにし、それを眺めながら自分の伝えたいことを整理してみましょう。また、わかりやすく書くことも大切。
読む人のことがしっかりと考えられた、わかりやすく簡潔だけど内容の深い志望理由が書けたらベストです。
初任者研修の他に履歴書に書くと有利な介護の資格
初任者研修を履歴書に書くメリットは上記でお伝えした通りですが、介護系の資格にはまだまだメリットがあるものが存在します。
そこでここからは、履歴書に書くと有利な資格4つを紹介していきます。
介護福祉士
介護で一番メジャーな国家資格です。資格取得のメリットは多く、介護施設で働くなら絶対に履歴書に書いて損はない資格です。
介護福祉士は、福祉系の学校へ行き受験資格を得ることもできますが、働きながら資格取得を目指せるのも大きなポイント。特に多いのは、実務者研修資格+実務経験3年以上で受験資格を得て国家試験に臨むルートです。
介護福祉士資格を取得していることでの介護施設の歓迎度は高く、無資格の人と差をつけた好待遇で就職することができます。
実務者研修
正式名称で「介護福祉士実務者研修」と呼ばれている資格です。
いまや実務者研修資格を取得しているメリットは多く、介護福祉士資格を取得していなくても実務者研修資格を持っていれば無資格の人よりも待遇よく働ける可能性が高いです。
実務者研修は介護福祉士と違い実務経験なく取得を目指せる資格。更に初任者研修と違い、実務者経験資格を持ち実務経験を3年以上積むことで介護福祉士資格の国家試験を受験することもできます。
実務者研修資格取得者には、サービス提供責任者を任せることもできるため、取得していると介護施設側も歓迎したくなるメリットもあります。
ケアマネージャー
ケアマネージャーは、主に高齢者やその家族の困りごとを聴き取り、ケアプランを作成する役割を担う職種のことです。介護福祉士よりも待遇が良いことが多く、履歴書に書いておけば就職の際に有利になります。
現場希望なのにケアマネの資格を記載すると、包括などケアマネージャーとしての仕事配置になる可能性があるため、希望する仕事内容ははっきりと伝えておくことが必要です。
認知症ケア専門士
認知症ケア専門士は、一般社団法人認知症ケア学会が主催している資格制度です。
民間資格であり、上記のような「資格を持っていることで給料面に直接影響がある資格」ではありません。しかし、認知症ケアが多い介護施設では、認知症ケアに対しての知見がある人を当然積極的に採用したくなります。
資格取得後は履歴書に「認知症ケア専門士」と書いておけば、採用の際に有利になる可能性は高いです。
初任者研修を履歴書に記載し介護の意欲を伝えよう
初任者研修資格は、取得していたら積極的に履歴書に書くようにしましょう。また、履歴書は所有資格欄だけでなく、志望動機や自己㏚欄でも自分を充分アピールすることが可能です。
初任者研修を取得しているということは、それだけ介護への意欲を介護施設側にアピールできるチャンス。やる気を上手く伝えられるような履歴書を作成してみましょう!