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【看護師の観察力はなぜ必要なのか?】大切なことと必要な能力を解説

  • 看護師になるためにはどういった素質が必要なのか?
  • 観察力が必要問われたが、なぜ必要かわからない
  • 観察力以外に必要な看護師の能力って何?

看護師として働いている人や、看護師を目指している人でこのような疑問を持っている人はいませんか?看護師として必要な素質や能力はいくつかあります。その中でも観察力が必要な理由はご存知でしょうか。

そこで本記事では、なぜ観察力が必要なのか、観察力を持つ看護師の5つの特徴などを解説します。

観察力が不足していることで患者さんに大きな影響を与えてしまう可能性があるので、この記事を参考に看護師としての能力と観察力をアップさせましょう。

また、観察力は実践を通して鍛えられるものです。カイテクを使えば、1日数時間単位で単発バイトが経験できるので、副収入を得つつ、観察力を磨くことができるでしょう。

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目次

看護師として必要とされる素質・能力とは

必要とされる素質や能力を兼ね備えた看護師のイメージ図

看護師として必要とされる能力は以下のとおりです。

観察力

看護師は、患者さんの些細な変化に気づかないといけません。そこで重要となるのが「観察力」です。「いつもと何か違う」と感じた場合は、何が違うかを具体的に観察する必要があります。

患者さんの表情や行動、言動の変化に気付けるように日頃からアンテナを広げて観察するようにしましょう。

コミュニケーション能力

患者さんとのコミュニケーションだけではなく、医師や他職種と良好なコミュニケーションがとれないと患者さんのケアにつなげることができません。また、患者さんによっては言葉を発することができなかったり、認知症などの症状によりコミュニケーションを取りにくい人もいます。

看護師なら、そういった人に対しても上手くコミュニケーションが取れる能力が欠かせません。

私自身看護師として働いていますが、最も重要だと感じているのは、コミュニケーションスキルです。看護師の仕事は、患者様へのケアだけではなく、医師やリハビリ、薬剤師、栄養士など多職種との連携が求められます。

その中で円滑なチーム医療を実現するためには、お互いに状況を把握し、正確に情報共有を行うためのコミュニケーション力が欠かせません。また、患者様やご家族と信頼関係を築くうえでも、丁寧な対応・わかりやすい説明・相手の気持ちに寄り添う力はとても重要だと感じています。

コミュニケーションがしっかりとれていることで、治療やケアもよりスムーズに行えると日々実感しています。

また、以下では看護におけるコミュニケーションのポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

判断力

患者さんの観察をして、次に何をすべきかという判断力も重要となります。患者さんの急変時や、今起きていることに対してすぐに医師へ報告するのか、患者さんに対して援助を行うのか、とっさの判断が必要となる場面もあります。

はじめはうまく判断できなくても、経験を積んでいくことで身につけることができます。

責任感

患者さんの命に関わる仕事をしているという責任感も重要です。看護師の仕事は適当にしていいことはありません。

いい加減な確認や対応をすることで事故を起こしてしまうかもしれません。

責任感を持って仕事ができるようになりましょう。

向上心

医療は日進月歩と言われています。看護師になっても毎日勉強をしていかないといけません。向上心がないと続けられない仕事ともいえるでしょう。

質の高い看護を行うためにも、向上心が重要です。

体力

看護師の仕事は、繊細な仕事だけではなく、患者さんの移乗や搬送など体力が必要となる援助がたくさんあります。また、病棟内を走り回るほどの忙しさや、不規則な勤務があるのも特徴です。体力が続かないと仕事ができないと感じている人も多いでしょう。

看護師の仕事は体力勝負であるともいえます。

メンタルの強さ

日勤だけではなく夜勤をしたり、患者さんの疾患や状態の変化に対応していくメンタルの強さも必要です。

患者さんによっては、病気やケガの状態で精神的に落ち込んでいる人もいて、看護師に強く当たってしまうことがあります。そういった患者さんに対しても状態を理解して対応しないといけません。

看護師同士の人間関係も独特であり、メンタルの強さで乗り越えていかないといけないこともあります。

優しさ・思いやり

優しさや思いやりは、看護師として重要な素質と言えます。看護は仕事でもありますが、優しさや思いやりがないと患者さんや家族の想いに寄り添った看護ができません。

相手の気持ちになって行動し、必要な看護につなげられるようにすることが重要です。

以下ではこれからの看護師に求められることを紹介しているので、看護師としてスキルアップを目指す方は、ぜひご覧ください。

なぜ看護師には観察力が必要なのか

観察力を活かし、患者さん目線で業務を遂行する看護師のイメージ図

看護師に観察力が必要な理由は以下の3つです。

患者さんをよく知ることができる

患者さんの観察ができることで、患者さん自身を知ることができます。患者さんに必要な看護は何か、退院後にどんな生活を送るのか、それまで看護師は何をすべきかを患者さんとのコミュニケーションの中で観察していきます。

会話しながらどんな表情をしているのか、看護師に訴えないが我慢している事はないかを観察できるようになりましょう。

患者さんの変化に気づける

日頃から患者さんの観察ができていると、ふとした変化に気づくことができます。この変化は良い変化もありますが、患者さんによっては急変などの症状悪化の変化かもしれません。この気づきが患者さんの命を救うことにもなります。

患者さんの言動や行動、表情や治療内容を観察につなげられることが大切です。

患者さんの想いに寄り添える

療養中の患者さんは、病気やケガによる苦痛を感じています。観察ができる看護師は、そういった状態の患者さんの想いに寄り添った看護をすることができます。

患者さんの言葉の裏には何があるか、敏感に感じ取れるかどうかは日頃の観察次第でもあります。

また観察力に加えて、患者さんとの信頼関係を築くために、まずは手技をしっかり行えるようにする、加えてなぜその手技を行なっているのか理由もつけて説明するという点を意識していました。これまで、先輩たちを見てきて、信頼される看護師はやはり技術力がある看護師だなと実感したためです。

技術があることで、看護師として患者さんに認めてもらえます。技術力がある上で、患者さんのとのコミュニケーションは大切にしていました。日々のコミュニケーションを欠かさず行うことで、患者さんの些細な変化にも気づくことができます。この気づきが、より適切なケアに結びつき、信頼獲得へと繋がるためです。

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観察力がある看護師の特徴

観察力が高い看護師には、5つの共通した特徴があります。観察力は一朝一夕で身につくものではありませんが、日々の意識と経験の積み重ねが、看護師としての専門性を高める鍵となるのです。

小さな変化に気づく「注意深さ」がある

観察力がある看護師は、患者さんの小さな変化にもすぐに気づける「注意深さ」を持っています。これは、重大な異常の兆候を早期に発見し、迅速に対応するために非常に重要です。

例えば、「顔色がわずかに青白い」「いつもより会話が少ない」といった微細な変化に気づけることで、低酸素症や抑うつなどのリスクを未然に察知できます。

こうした日々の観察が積み重なることで、医師への適切な報告やチーム内での情報共有にもつながり、より質の高い看護の提供に直結します。

多角的な視点で状況を把握できる

観察力の高い看護師は、目の前の現象だけでなく、その背景や関連要素を含めて「多角的」に判断する力を持っています。

例えば、発熱がある場合にも、バイタルサインだけでなく、感染源の有無、薬の副作用、患者の既往歴や生活環境まで総合的に見てアセスメントを行います。

視野が広いことで、的確な看護判断と根拠に基づくケアが可能となり、チーム医療の中でも重要な役割を果たせます。

観察結果を適切に伝える力がある

いくら観察が正確でも、それを正しく伝えられなければ意味がありません。観察力のある看護師は、客観的な事実と自分の判断を切り分けて、わかりやすく報告・連携できる力を備えています。

例えば、「体温が37.8度に上昇、発汗あり、顔色はやや紅潮」といった具体的な情報を医師や他職種に共有することで、迅速な判断と処置を促します。

伝達力は、観察力と並んで看護の質を高める重要なスキルのひとつです。

感情に流されず客観的に判断できる

観察力が高い看護師は、常に感情と切り離して「客観的」に状況を判断します。患者さんに対して不安や同情を感じることは自然なことですが、それによって判断が曇ると、正しい対応ができなくなる恐れがあります。

例えば、痛みを訴える患者に対して「本当に痛いのか」と疑うのではなく、表情・体勢・バイタルなど多角的な情報から事実を観察することが求められます。

冷静であることは、信頼される看護師に共通する特性です。

コミュニケーションを通じた「気づき」ができる

観察力は、ただ目で見ることだけでなく、「会話」や「ふれあい」から得られる情報にも左右されます。患者との日常的なコミュニケーションを大切にする看護師は、表情や語調、話の内容から体調や精神状態の微細な変化を感じ取ることができます。

例えば、「今日はごはんの話をしなかったな」と気づいたことから、食欲不振やうつ状態の初期サインを見抜くケースもあります。

対話からの気づきは、観察力をさらに深める重要な手段です。

ただし、場合にとよってはコミュニケーションが難しい患者さんがいるかもしれません。私自身、その際は、気難しさからくるものであれば根気良くお話するように心がけていました。

高齢者の男性で特に気難しい方も多かったのですが、気にかけているという態度を根気良くつづけることや、相手の過去の話を聞き続けることで心を開いてくださる方は多かったです。また、身体的な問題でコミュニケーションが難しい場合は、いかに細かい変化に気づけるかを大切にしていました。

訪問看護の場合は、介助者であるご家族に、どんなコミュニケーションの取り方をしているのか、どんなふうに表情や感情を読み取っているのかを素直に聞いていました。

看護師として観察力を鍛える具体的な5つの方法

看護師にとって観察力は、経験だけでなく日々の工夫と意識によって高めることができます。ここでは、観察力を効果的に鍛えるための5つの具体的な方法をご紹介します。

観察項目をチェックリスト化する習慣

観察項目を明文化してチェックリスト化することで、見落としが減り、系統的な観察が可能になります。

例えば、「皮膚の状態」「表情の変化」「訴えの内容」などをあらかじめリストにしておくことで、現場での確認作業がスムーズになり、客観的なデータとして蓄積もしやすくなります。

また、記録との連動性も高まるため、後のアセスメントやカンファレンスにも役立ちます。

フィードバックを受けながら実践する

観察した内容を記録し、先輩や指導者からフィードバックをもらうことで、自身の観察の視点や表現が適切かを客観的に振り返ることができます。他者の視点を取り入れることで、自分では気づかなかった重要な情報や、観察の偏りに気づくきっかけにもなります。

成長過程では「アウトプット後の振り返り」が重要です。

バイタルサイン以外にも目を向ける視点を持つ

体温・血圧・脈拍などのバイタルサインは基本的な観察項目ですが、それ以外にも「表情」「声のトーン」「睡眠の質」「食事量」「身の回りの整理状況」などに目を向けることで、より総合的な患者理解につながります。患者の生活背景や性格も含めて観察する意識が、質の高い看護を支えます。

「なぜ?」を持って行動や変化を捉える癖をつける

患者の行動や訴えに対して「なぜこの反応なのか?」「何か隠れたサインはないか?」と問いを立てる習慣が、観察力の深度を高めます。漫然と現象を見るのではなく、背景にある原因や影響を探ろうとする思考が、アセスメント能力にもつながります。

観察から洞察へと発展させる鍵は「なぜ?」の視点にあります。

ケースレビューや事例学習で視野を広げる

定期的に行われるケースレビューや事例検討会は、他のスタッフの視点や対応方法を学ぶ良い機会です。同じ事例でも観察の切り口が異なることに気づき、視野が広がります。

自身が関わったケースだけでなく、多様な背景の患者事例に触れることで、実践に活かせる観察力が培われていきます。

看護師に必要なフィジカルアセスメントとは

フィジカルアセスメントの重要性を理解する看護師のイメージ図

看護師の観察力と、他にはフィジカルアセスメントも重要です。ここでは、以下のことについて解説しています。

バイタルサイン

患者さんの観察をするときには、必ずバイタルサインを測定します。

バイタルサインとは、「生命の兆候」といって人間が生きていることを示す指標です。体温、脈拍、血圧、呼吸、酸素飽和度を測定します。

バイタルサイン測定がルーティーンワークとしてアセスメントができないと観察につながりません。バイタルサインを測定した意味や、数値から患者さんの現状を正確に判断する必要があります。

意識

バイタルサイン測定と同時に、まずは患者さんに声をかけて意識状態を確認します。そこで患者さんの返答に変化があれば、患者さんに何か起きているかもしれません。

意識レベルの評価は「ジャパン・コーマ・スケール(JCS)」と「グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)」の2つがあります。

ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、患者さんが開眼しているか、声掛けに対して開眼するか、痛み刺激に反応するかなどを評価します。病院や救急搬送時に一般的に使われます。グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、開眼、言語反応、運動反応で評価します。

呼吸

患者さんに声をかけて言葉を発することができれば呼吸しているとえます。ここでの呼吸の観察は、呼吸の回数や性状を観察します。

呼吸回数を測定するときに患者さんに伝えると意識的に呼吸してしまいがちなため、伝えず測定します。また、呼吸を確認するときには胸部の音も聴取し、雑音がないか雑音の種類は何なのかを観察します。

意識がなくて呼吸も普通ではないまたはしていないと判断した場合は、心肺蘇生法を開始知る必要があります。

循環

バイタルサイン測定時の血圧の値や脈拍の回数や性状、ショック状態(冷汗、手足の冷感、湿潤、チアノーゼ)の有無が循環の評価です。ショック状態であり、脈拍の触知ができないまたはしにくい場合は血圧の低下も考えられ、即時に心肺蘇生法を開始する必要があります。

すぐに静脈ラインを確保したり、心電図やエコーなどでショックの原因検索をする必要があるため、初期の観察が重要といえます。

アセスメント能力とは

アセスメントとは、患者さんの情報収集を行い、その情報を整理・分析・評価するプロセスのことをいいます。

患者さんに合った看護を提供するためには、アセスメントを十分に行う必要があります。

アセスメントをするための情報収集方法は、以下の2つがあります。

  • 主観的情報
    • 患者さん自身が痛みや苦痛を訴えていること、患者さんとのやりとりで得られる情報
  • 客観的情報
    • バイタルサイン、検査結果、問診や所見・観察で得られる情報

看護師の観察力に関するよくある質問

看護の現場では、観察力がどのように活かされ、どのようなスキルと結びついているのか疑問を持つ方も多いです。ここでは、よくある質問に対して簡潔にお答えします。

看護師が観察する目的とは?

看護師が観察する最大の目的は、患者の健康状態や変化を早期に察知し、適切な看護ケアや医療対応につなげることです。バイタルサインや表情、言動など、さまざまな情報を把握することで、患者の異常を未然に防ぐだけでなく、安心感の提供にもつながります。観察は単なる確認作業ではなく、患者に寄り添った看護の出発点です。

看護師に洞察力は必要?

看護師に洞察力は不可欠です。観察力は「見て気づく力」、洞察力は「背景を読み解く力」です。、患者の食欲低下という変化を観察した場合、その原因を探るために心理的・身体的・環境的な要因を考える力が洞察力です。看護師はこの2つを組み合わせてアセスメントを行い、的確な看護計画へと結びつけることが求められます。

看護の観察ポイントは?

看護で重視すべき観察ポイントには、バイタルサイン(体温・血圧・脈拍・呼吸)に加え、表情、皮膚の色や状態、食事や睡眠の様子、排泄、言動、歩行状態などがあります。加えて、心理的変化やコミュニケーションの反応も重要です。患者ごとに異なる基準を持ちつつ、日々の変化に気づける柔軟な視点が必要です。

看護師として必要な観察力を磨き、患者さんや家族の看護につなげられるようにしましょう!

看護師にとって必要な素質や能力である観察力についてご理解いただけたと思います。

看護師は、患者さんに一番近い存在であり、日頃から患者さんのことを無意識に観察している状態でもあります。この無意識な状態で観察していることを意識的に観察するようにして、患者さんに必要な看護ができるようになりましょう。

自信がないと感じている人でも、この記事を参考に看護師として必要な観察力を磨いて、患者さんや家族の看護につなげられるようにしましょう。

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