ジャンル別記事
8月におすすめ!熱中症予防しながら楽しめる介護レクリエーションを紹介
8月に実施する介護レクリエーション、何を企画したら高齢者に喜んでもらえるのか悩みますよね。一年で一番暑い時期であるため、高齢者の体調に気をつけてレクリエーションを準備する必要があります。
気温が高い日が続くため、外出するレクリエーションは難しいでしょう。しかし、介護レクリエーションはあらゆる機能を向上させる目的が含まれているため、運動も必須です。
一体、どのような内容が8月のレクリエーションとして適しているのでしょうか?
介護レクリエーションのネタとなる8月のイベントや記念日
8月の介護レクリエーションの参考となるイベントや記念日についてご紹介します。
甲子園
8月は夏の甲子園が開催される時期です。野球が好きな方、甲子園を観戦することが好きな方も多くいることでしょう。
施設や事業所がある地域の学校が出場している可能性もあります。レクリエーションに取り入れることで、季節感を感じられるだけでなく、一致団結することができます。
お盆
8月13日~16日の期間には、ご先祖様を家に迎え入れ供養するお盆があります。日本古来の風習であるため、介護レクリエーションにも取り入れやすいでしょう。
レクリエーションには、認知症予防の効果にも期待できます。お盆の時期は、昔のことを思い出すきっかけとなるため、回想法となる企画を実施するとより効果的でしょう。
夏休み
8月といえば、夏休みの時期になります。多くの学校が休みになり、近所でも子どもたちの声がよく聞こえてくるでしょう。
夏休みが終わると、一気に秋の空気に変わっていくため、夏を感じられる楽しい企画を実施することがおすすめです。
甲子園がテーマの介護レクリエーション
甲子園をテーマとした介護レクリエーションについてご紹介します。
全身のリハビリ効果「ワンバウンドキャッチボール」
野球にちなんで、ワンバウンドキャッチボールをレクリエーションに取り入れてみましょう。これは、ボールをワンバウンドさせて、キャッチするゲームです。
全身を使って運動できるため、機能の維持・向上に期待ができリハビリの効果もあります。高齢者は直接ボールを投げてキャッチすると、ケガをしてしまう可能性がありますが、ワンバウンドさせることでボールのスピードが落ちます。
さらに、大きいサイズのボールを用意することでより安全に実施できるでしょう。
空間認識力の向上「的当てゲーム」
こちらも、野球にちなんでボールを投げるレクリエーションになります。的を用意して、目標の場所にボールを投げるゲームです。
このゲームは、空間認識力の向上に期待ができます。空間認識力が低下すると、身体感覚が鈍くなります。
高齢になると人や物にぶつかってしまったり、僅かな段差につまづきやすくなるのは、この空間認識力が関係しています。利用者にさらに楽しんでもらうために、的に点数をつけると良いでしょう。
高得点の部分を目指して、熱中しすぎないようにこまめに休憩を取ることも大事です。
手指機能の向上「野球のイラストぬりえ」
ゲームだけでなく、ぬりえも介護レクリエーションにおすすめです。
甲子園の時期ということで、イラストを野球にちなんだものを用意すると良いでしょう。
ぬりえは、手指機能の向上に期待ができます。スポーツやゲームとは異なり、高齢者が転んだりケガをする心配がないので、全員で楽しく参加することができます。
介護レクリエーションに使えるイラストは、インターネットにたくさんありますので、準備も簡単です。
お盆がテーマの介護レクリエーション
お盆をテーマとした介護レクリエーションについてご紹介します。
脳トレ「お盆に関するクイズ」
「お盆」をテーマとして、クイズを取り入れてみましょう。クイズは、脳トレにとても効果的なレクリエーションとなります。
お盆は歴史がある風習であるため、クイズの問題にしやすい習わしがたくさんあります。利用者も意外と知らないこともあるかもしれません。
答えを導き出すために脳を刺激することができるため、介護レクリエーションに最適です。
認知症予防「盆踊り」
お盆に由来がある盆踊りを介護レクリエーションで実施してみましょう。
本来、お盆の時期に帰ってきたご先祖様の霊を鎮めるためにおこなわれてきた行事です。盆踊りは、高齢者にとっても馴染みがある行事であるため、多くの人に喜んでもらえるでしょう。
楽しく体を動かせるだけでなく、懐かしいという感情が脳を刺激し、認知症予防にも効果的であると言えます。テンポもゆっくりであるため、高齢者が無理せず楽しく参加できます。
ただ、室内でおこなえますが8月はとても熱い時期であるため、水分補給や休憩しながら気をつけて実施しましょう。
楽しく体力作り「お盆でキャッチボール」
お盆にちなんで、お盆を使ったゲームもおすすめです。互いにお盆を持ち、その上にボールを乗せて相手とキャッチボールをします。
8月は気温が高くなり、外でのレクリエーションは難しいですが、このゲームはお盆とボールだけあれば実施できるため、室内で充分に楽しめます。
暑い時期でも体力をつけることができます!
このゲームで使用するボールをお手玉にすると、お盆でキャッチしやすいうえに、ケガしにくく安全です。利用者や職員と円を作って、人数を増やして実施するとよりコミュニケーションが取れて盛り上がるでしょう。
夏休みがテーマの介護レクリエーション
夏休みをテーマとした介護レクリエーションについてご紹介します。
ストレス解消「スイカ(ビーチボール)割り」
夏に楽しむ遊びとして、スイカ割りを介護レクリエーションに取り入れてみましょう。ただし、本物のスイカではなくビーチボールで実施する方が安全であるため、おすすめです。
ボールを叩くときや、ボールに誘導するときに声を出すため、ストレス解消に効果があります。叩く棒も柔らかい素材にすると、より安全性が高まります。
生活の質向上「水ようかん作り」
おやつレクリエーションとして、水ようかん作りを実施してみましょう。みんなで作ることで、役割を感じ、精神的にも効果的であり生活の質向上に期待ができます。
また、水ようかんは甘くて食べやすいため、介護レクリエーションのおやつに適しています。食事だけでなく、ときにはおやつで栄養補給をすることも大事です。普通のようかんよりも水分が多いため、暑い夏のおやつにピッタリです。
集中力の向上「魚釣りゲーム」
魚の絵を描いた紙を磁石が付いた棒で、魚釣りのようにして遊ぶゲームです。夏休みに魚釣りをして遊んでいた利用者も多いでしょう。このゲームは、集中力の向上に期待ができます。
室内で遊べるため、暑い8月でも熱中症の心配がありません。加齢とともに、集中力が衰えてきてしまい、認知力にも影響してきます。
介護レクリエーションでこのようなゲームを取り入れると、楽しみながら集中力を高めることができるためおすすめです。
8月は熱中症に気をつけて実施しよう
8月は、1年のなかで最も気温が高くなる時期であるため、熱中症に気をつけてレクリエーションを実施することが大事です。
高い気温のなかでは、外での介護レクリエーションは難しいですが、室内でも充分楽しめる企画がたくさんあります。ただし、楽しすぎて熱中しすぎないように、こまめに水分補給をしたり、休憩を挟むようにしましょう。
今回ご紹介した、ワンバウンドキャッチボールやお盆でキャッチボールなど通常のゲームに工夫をすると高齢者も安全に楽しめます。暑い時期ですが、身体の機能維持や向上のために適度な運動を取り入れることも忘れないようにしましょう。