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【失敗しない!】訪問看護転職の落とし穴と回避方法
- 訪問看護ステーションで働いてみたいが失敗したらどうしよう
- 訪問看護ステーションへの転職に失敗した
- 何度も訪問看護の転職に失敗したくない
訪問看護に関わることで、このような悩みを持ってはいませんか?
やりたかった訪問看護の道なのに、転職に失敗したと感じたことで諦めてしまってはもったいないです。失敗した理由をはっきりとさせないことで、次に選んだ訪問看護の道も失敗してしまうかもしれません。
実は、訪問看護ステーションへの転職を失敗しない方法があります。
訪問看護において転職に失敗してしまったという事例を知り、再転職後に同じ失敗をしない方法を知ることができます。
訪問看護ステーションへの転職ってどうなのか?
訪問看護ステーションで働いてみたいけど、病院とは違うからと不安に思っている人もいるでしょう。
ここでは、以下の項目について解説しています。
- 訪問看護ステーションとは
- 訪問看護ステーションへ転職するメリット
- 訪問看護ステーションへ転職するデメリット
それぞれみていきましょう。
訪問看護ステーションとは
利用者は年齢や疾患、状態によって医療保険または介護保険のいずれかを利用することとなり、介護保険の要介護・要支援を持ってい人の場合は医療保険よりも介護保険が優先されます。
要介護者で末期の悪性腫瘍や難病患者、急性憎悪などで主治医の指示があった場合に限っては、医療保険の給付対象となり訪問看護が行われます。
訪問看護
疾病または負傷により居宅において継続して療養を受ける状態にあるものに対し、その者の居宅において看護師等による療養上の世話または必要な診療の補助を行うことを言います。
訪問看護ステーション
保健師または看護師が管理者となって運営する事業所です。看護師が患者さんのご自宅へ訪問し、患者さんの病気や障害に応じた看護を行ういます。また、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が看護師に代わってリハビリテーションを行います。
訪問看護ステーションへ転職するメリット
訪問看護ステーションへの転職するメリットとしては、まずは夜勤をしなくて良くなることです。夜勤をしないことで規則正しい生活ができ、ワークライフバランスを実現しやすくなります。
次に、利用者一人ひとりと丁寧に向き合うことができます。ご自宅でどのような生活を送っているのかを知り、その人に合った看護を実践することができます。
そして、これまでは病院や施設の中で働いていたのが、車などの移動が多いことで気分転換ができます。筆者も運転中に好きな音楽を聴きながら気持ちを切り替えたりしています。
最後に、運営や管理も勉強することができます。訪問看護ならではのメリットがたくさんあることがわかります!
訪問看護ステーションへ転職するデメリット
訪問看護はメリットだけではありません。
基本的には1人で訪問することで、すぐに相談や助けを呼べない状況も出てくるでしょう。また、最新の医療技術を習得できる環境でもありませんし、教育や研修体制が整っていない職場もあります。
病院併設の訪問看護ステーションではなく民間企業の場合は、スタッフが少ないことで休みも取りにくいことも…。
訪問先によっては、経験したことのない掃除がされていない環境への訪問もありますし、オンコール対応をしないといけない職場もあります。
病院では経験したことのないデメリットばかりなので、心が折れてしまう人もいるかもしれません。
転職に失敗したと感じてしまう訪問看護ステーションとは
いざ、訪問看護ステーションへの転職をしたのに失敗したと感じてしまうのは残念ですよね。
ここでは、転職に失敗したと感じてしまう訪問看護ステーションについて解説しています。
- 事前の情報収集が不足していた
- 自己分析ができていない
- 職場の環境や雰囲気が合わない
- 応募条件と実際が違っていた
- 上司との関係が悪い
- 業務内容が自分に合わない
それぞれみていきましょう。
事前の情報収集が不足していた
訪問看護ステーションへの転職を考えた時に、情報収集をする余裕がないまま転職してしまうと失敗する可能性があります。
求人票やインターネット上に記載されている情報だけで応募するのは情報不足です。
応募する前には、お試し訪問や見学ができるステーションであれば積極的に参加し、実際に働いている看護師の話を聞いたりしてみることをおすすめします。
自己分析ができていない
転職したい、訪問看護ステーションで働いてみようという考えだけで、自分のできることややりたいこと、やりたくないことを明確にしないまま転職すると失敗してしまいます。
今の環境から逃げたいという気持ちだけで転職するとデメリットの部分で理想と現実の差を感じてしまうでしょう。
自分に合う事業所なのか、自分に訪問看護は向いているのかを事前に分析することをおすすめします。
職場の環境や雰囲気が合わない
訪問看護ステーションの環境や雰囲気が自分に合わないことで転職に失敗したと感じてしまう人もいます。病院と同じで、事業所ごとに個性があります!
転職に失敗しないように、事前に見学や話を聞きに行くなどをして自分に合うか確認しましょう。
応募条件と実際が違っていた
応募条件と実際が違っていたら、働くのが嫌になりますよね。「話が違う」とガッカリしてしまいます。
求人票に記載されている応募条件に違いがないか、事前に見学をしたときや面接の時に確認することをおすすめします。
上司との関係が悪い
訪問看護ステーションも病院と同じで、上司との関係が悪いと長く働くことができなくなります。
せっかく転職したのに失敗したとガッカリしてしまいます…
訪問看護ステーションでの上司は管理者で、その管理者の存在は大きく関係が良好かどうかで仕事のやりがいも違ってきます。
威圧的、差別的、言動に一貫性がない、看護感に共感を持てない、利益ばかり追求するといった存在だった場合は転職に失敗したと感じやすいです。
業務内容が自分に合わない
そもそも、訪問看護自体の業務内容が自分に合っていなければ転職に失敗したと感じてしまいます。
一人で訪問することが不安だったり、清潔とは言えない環境の自宅への訪問が苦手だったりとデメリットの部分をストレスと感じてしまう人には向いていません。
デメリットは分かっていても、クリアできるという気持ちがあれば訪問看護を続けることが可能です。
訪問看護ステーションの選択方法
訪問看護ステーションへの転職をするための選択方法とはどのようなことがあるでしょうか?
ここでは、以下について解説しています。
- 上司や同僚との人間関係
- 給与や待遇面
- 休みの希望や年休消化率
- 業務内容は自分に合うか
- やりがいを感じられるか
- ノルマや負担が大きくないか
- 1日のスケジュールと残業時間
それぞれみてきましょう。
上司や同僚との人間関係
まずは、上司や同僚の人間関係について確認しましょう。体験同行や職場見学が可能であれば、是非とも応募して参加してみてください。
事業所での雰囲気や利用者さんとの関係も見えてくることがあります。
給与や待遇面
給与や待遇面、オンコール対応は月に何回あるかを質問しましょう。
基本給、訪問件数によって支払われるボーナス、有休、退職金など求人票に記載されている内容を確認し、事業所へ見学や面接の時に質問して確認しましょう。
休みの希望や年休消化率
休みの希望や年休消化率も確認しておくことをおすすめします。
事業所によっては、「年休消化率○○%」と表記していることもあります。転職後のワークライフバランスも大事です!
面接や見学の際には、事前に休みの希望がどのくらい申請できるのか、年休消化率はどれくらいかを確認しましょう。
業務内容は自分に合うか
訪問看護ステーションの業務内容が自分に合うかどうか、体験動向や見学が可能であれば参加しましょう。
実際に働いてみることで自分に合うかどうかを判断することができます!
やりがいを感じられるか
訪問看護ステーションの教育体制や研修については事業所による支援があるのか、訪問を頑張ることでやりがいが感じられる環境かどうかを確認しましょう。
どれだけ頑張っても給料が同じだったり、研修は自腹で負担が大きかったりなどやりがいを感じられない環境を選択しないようにします。
ノルマや負担が大きくないか
訪問看護ステーションは、訪問すれば利益が増えます。ノルマや負担が大きくなってしまうとストレスになり心身ともに疲弊してしまいます。
ノルマや負担について、事前に確認しておくことをおすすめします。
1日のスケジュールと残業時間
直行直帰が可能かを確認しましょう。
訪問が終わっても必ずステーションに戻らないといけなかったり、訪問先が遠いのに朝からステーションに寄らないといけなかったりと移動時間が負担となってしまう場合があります。
また、1日のスケジュールと残業時間を確認しましょう。訪問看護ステーションは、みなし残業といって実際に残業しなくても固定に支払われる給与があります。
設定しているみなし残業を超えた場合は残業代が出ますが、ステーションによっては違うかもしれません。必ず確認しましょう!
訪問看護ステーションへの転職を成功させて、やりがいのある環境で楽しく働きましょう!
訪問看護ステーションで働くことは、筆者も看護師としてとてもやりがいがあると感じています。
もちろん、楽しいことばかりではなく大変なこともあります!しかし、利用者一人ひとりと向き合えること、家族との関係性を作れることなど、病院では経験できないことも多くあります。
せっかく転職するのだから、事前に情報収集を行い、転職を成功させて楽しく働いていきましょう。