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介護事故を乗り越える!ポジティブ思考で立ち直る方法
介護事故に自分が関わってしまったとき、落ち込んで立ち直れないことってありますよね。
気持ちを切り替えて仕事をしなければと頭ではわかっていても、できないときもあります。
事故予防のためにできることも記載しましたので、是非参考にしてみてください。
よくある介護事故
介護職は、事故リスクと常に隣合わせの状態で仕事をしなければなりません。
できるだけ避けたいものですが、現実に起きやすい介護事故も存在します!
そこでよくある介護事故についてまとめましたので、以下で詳しく解説していきます。

誤薬
誤薬は、1日のなかで比較的スタッフ人数の少ない朝や夕方、夜に起こりやすい事故です。特に忙しく食後の薬を配っていると、間違いに気づかず、他人の薬を服薬させてしまったということも。
薬の内容によっては、大変な事態になることもあるため、気を付けなければならない介助です。
転倒・転落
転倒・転落は、介護現場で非常に多い事故案件です。
原因はなんらかの事情で見守りができない状況だった、または介護者が利用者の介助時に上手く力が入らず落としてしまったなどが多い傾向にあります。特に、行動の予測が難しい利用者の場合、対策を考えることが困難なことも。
リスクが高い事故のため、スタッフ間で話合っての予防対策が必要になります。
処置の間違い
基本的に医療的な処置は看護師が担当することが多いですが、介護スタッフが行うことを許されている医療行為であれば頼まれるケースもあります。
そんな時に「処置を忘れてしまった」「塗布する薬を間違えた」など、処置内容を誤ってしまうことも。
簡単な処置であっても間違えたら大変な事態になる可能性もあるため、これも介護事故ということになります。
食事を詰まらせる
食事中の事故で多いのが、入居者が食事をのどに詰まらせてしまうことです。
運よくすぐに吐き出せたらそこまでの大きな事故には至らないものの、場合によっては窒息などを起こしてしまうこともあります。
元気に見える方でも、食べ物を詰まらせる可能性はあるため、食事中は特に注意が必要です。
落ち込んだ時の気持ちの切り替え方
事故を起こしてしまったときは、気持ちが落ち込んでしまうものですよね。
気が動転してしまったり、自分を責めてしまったり、介助にあたるのが怖くなってしまったり…気持ちの整理がつかず混乱したまま仕事にあたるのは、本人にとっても辛いことです。
できるだけスムーズに気持ちの切り替えをしたいものですよね。
そこでここからは落ち込んだ時の気持ちの切り替え方を順番に紹介していきます。
- とにかく休む
- ノートに気持ちや状況を書いて整理する
- 少し元気になったら笑顔で過ごしてみる
以下で詳しく解説していきます。

とにかく休む
事故を起こしたときだけに限らず、気分が落ち込んだりやる気がでない時は、睡眠をとることがおすすめです。
気分が上がらない時の原因のひとつとして「脳の疲れ」が挙がります。特に事故を起こした後の心理状態は混乱していて、頭のなかをぐるぐるネガティブなことばかりが駆け巡ると、それだけで脳は消耗してしまいます。
辛い時にあれこれ考えても冷静な思考に至らず、空回りしてしまう可能性が高いです!
落ち込んでいる時には焦らず、考えず、まずは身体と脳を休めることに集中してみてください。
ノートに気持ちや状況を書いて整理する
脳を少し休めることができたら次は気持ちを整理する番です。 自分の気持ちや今の状況を、ノートなどに書き出してみましょう!
ノートで気持ちの整理をする具体的な方法はこちらです。
- 今の辛い気持ちを具体的に書く
- なぜ辛いのか書く
- 書いたらじっとノートの内容をみつめてみる
ノートを書く真の目的は、辛い気持ちに向き合い自分の心のなかを整理していくことにあります。
自身に優しく語りかけような感覚で気持ちを癒していきましょう!
少し元気になったら笑顔で過ごしてみる
少し元気になったら、笑顔で1日を過ごしてみるようにしましょう。 一説では、表情と脳は繋がっているといわれています!
笑顔でいれば、その表情を脳が「幸福だ」とキャッチし、気持ちが明るくなるのです。ただし、沈んでいる気持ちとは、裏腹に無理矢理笑顔になるのは逆効果。
自分の辛い気持ちに自身で寄り添い、落ち着いた頃のタイミングでやるのが気持ちの切り替えに効果的です。
事故防止のためにできること
心が少し元気になったら、事故防止のためにできることを考えていきましょう。
事故の再発防止のためにできる具体的なことを以下にまとめました。
- 事故報告書やヒヤリハットの考え方
- 事故が予想される状況を具体的に分析し共有する
- 介護に不安がある場合には勇気を出して上司に相談してみる
これから詳しく解説していきます。

事故報告書やヒヤリハットの考え方
事故報告書やヒヤリハットを記入する時に、悪いことをした自分を公表するような気持ちになり、なんとなく落ち込むことってありませんか?
しかし、事故報告書やヒヤリハットを記入する真の目的は「事故発生状況の情報をスタッフ間で共有し、再発防止策を考えること」です。
後ろめたい気持ちは一旦置いて、再発防止に繋がるよう事故発生時の状況を具体的に記載するようにしましょう。
事故が予想される状況を具体的に分析し共有する
特に、スタッフ間で共有したい項目は以下です。
- 日時
- 事故前利用者はどんな様子であったか
- 事故発生時スタッフの業務が多忙な状況の時であったか
- 事故後利用者の身体等の状態はどうか(バイタル・傷の有無・発語はあるか・歩行可能かなど)
- 事故後の対応(ナースに報告したか・処置の内容など)
より具体的に状況を記載することで、的を得た解説策がみつかるかもしれません。
スタッフ間で事故再発に向けて話し合いなどの場を設けましょう!
介護に不安がある場合には勇気を出して上司に相談してみる
自分の介助に不安があり、その気持ちのまま利用者のケアにあたると、相手に不安が伝わってしまいます。
介護側・利用者のお互いが不安なまま介助を行うと、結果ぎこちなくなり、普段よりもミスがしやすい状況になる可能性が高いです。
そんな時には思い切って不安な気持ちを上司などに相談してみましょう!
具体的にどんな状況の時に不安に思うのかを一緒に伝えることが大切です。
- 大柄の利用者の移乗介助時に力が上手く入らなくて怖い
- 利用者に全介助をする際、力の入れ方がまだいまいちわからなくて不安
- ひとりの利用者が混乱しているとそれに気を取られて、他の方の見守りが疎かになってしまう
など、自分の不安を正直に言ってみることをおすすめします。
「慣れるまでは他のスタッフをつけるようにするね」「多忙時間に他フロアからヘルプに行くよう指示するね」など、なにか解決策を出してもらえるかもしれません。
解決策を出してもらえなかったとしても、不安に思う気持ちを人に話すことで、心が整理される可能性もあります。
介護の際には丁寧に確認できる状況を確保する
スタッフが介護事故を起こしてしまう時の心理状態として多いのが「余裕がなく焦っているとき」です。
- 介護スタッフ数が少なくやることが多い
- 時間内に終わらせなければと焦って仕事をする
- 複数の利用者が同時に動き対応できない
など、どうしようもない状況のなか気持ちが焦ってしまうのです。
そのような事態を防ぐためにも、人手不足が原因で手に負えない仕事がある場合は、人員配置の変更などを上司に提案してみましょう。
人員配置変更や他フロアからの応援要請が不可能な場合は、転倒の危険がある利用者の席を本人に確認後変更してみるなど、見守りしやすく転倒予防になる方法をスタッフ間で相談してみることもおすすめです。
介護事故はその後の対応が大切!
介護事故を起こしてしまう可能性は誰にだってあるものです。だからこそ、あらゆる事故の可能性を想定し、それに対する対策が大切になります。
事故を起こしてしまった場合、その後の適切な対応は必要ですが、それ以外のことは一旦気持ちを冷静にしてから判断するようにしましょう。
落ち着いた姿勢で事故再発防止対策に取り組むことで、その後の介護ケアの質もあがります!