正社員で働きながら副業したい!おすすめ単発バイトアプリ今すぐインストール

【介護で腰痛を防ぐポイントとは?】原因や予防方法を徹底解説

介護現場での介助の際に、腰が痛くなってしまうことってありますよね。

特に、身体介助では腰に負担がかかる場合が多く、酷いとドクターストップとなってしまうこともあります。

今回では、介護士が腰痛になってしまう原因や腰痛になってしまった場合の対策、または予防方法を解説。

記事を参考に、腰痛にならない動きを心掛けましょう!

\ インストールから登録まで5分! /

目次

介護士が腰痛になってしまう原因

介護士が腰痛になってしまう原因で挙がるのは、現場の環境や介護士の技術面、介助時の状況などです。

具体的には以下のようなものになります。

  • 介助などをする際の環境が整っていない
  • 腰に負担がでる動きで介助してしまっている
  • 介護士と利用者に大きな体格差がある

これから詳しく解説していきます。

介助などをする際の環境が整っていない

施設での移乗介助や排泄介助はトイレや居室、浴室などで行うことが多いです。

介助場所であるトイレなどの場所が狭いと、介助しにくく、変な体勢になり肩や腰などに負担がかかりやすい傾向にあります。

狭すぎるといくら手すりなどがあっても介護士がその空間に上手く入ることができず、正しい姿勢での介助が難しくなるからです。介助動作をサポートする福祉用具が揃ってない場合も、腰への負担を軽減できません。

腰に負担がでる動きで介助してしまっている

腰に負担がでる動きで介助してしまっている具体例は以下です。

  • 遠くから移乗介助をしてしまっている
  • 中腰の姿勢が長い状態でおむつ交換などの介助にあたる

どうしてもこのような姿勢になってしまう方のために、腰に負担がかからない介助方法を本記事に記載しましたので是非参考にしてみてください。

介護士と利用者に大きな体格差がある

明らかに介護士と利用者に体格差がある場合に全介助での移乗介助は困難です。本来であれば2人介助が適切な場合にも、1人で介助してしまうと、腰を痛めてしまうリスクが高くなります。

腰だけでなく肩などにも支障がでやすいです!

1人で無理して介助を行ってしまう原因としては、人手不足などが挙がります。

ドクターストップになった場合に腰痛を悪化させないポイント

腰痛でドクターストップになってしまった時には「もう介護の仕事ができなくなってしまうの?」と不安になってしまいますよね。

腰痛になってしまった場合には、その後の対応が大切です!

そこで腰痛を悪化させないポイントを以下にまとめました。

  • 休息をしっかりと取る
  • 周りのスタッフに協力してもらう
  • 腰に負担がない姿勢で休む

これから詳しく解説していきます。

休息をしっかりと取る

腰を痛めてしまった場合は、これ以上悪化しないようにしっかりと休息することが大切です。可能であれば、家で安静にして過ごすようにしましょう!

仕事がどうしても休めない場合には、座り仕事を中心にするなど、腰に負担をかけない配慮が必要です。

周りのスタッフに協力してもらう

腰痛がある場合には、周りのスタッフにその事実を報告し、できるだけ腰に負担がかからないよう協力してもらいましょう。

特に移乗など腰に負担がかかる介助は、悪化の恐れがあり、しばらく避けることがマストです!周囲のスタッフに言いにくい場合は「周りに頼みにくい事実」を上司に相談してみることもひとつの手でしょう。

他スタッフに介助などの仕事を変わってもらう場合は一方的にお願いするだけでなく、自分の担当できる分野まで考え、伝えることがポイントです。

例えば「移乗介助を変わってもらう際に、私は介護記録や食事介助を行います。」などと丁寧に相手に伝えることで、気持ちよく協力してもらうことができます。

腰に負担がない姿勢で休む

家で休息する際に、腰に負担がかからない姿勢でいることも大切なポイントです。横になっても腰が痛む場合は、側臥位になる際、枕を足に挟んで腰に負担がかからない姿勢で休んでみてください。

休む姿勢が安定せず細かい指導を受けたい場合は、かかりつけ医に相談してみることもおすすめです。

介護現場で働く上で実践したい腰痛予防のポイント

介護現場で働く上で、大切なのは腰痛を和らげることよりも予防できることです。

腰痛にならないように気を付けるべきことは何でしょうか?

腰痛予防のポイントをまとめました。

  • 正しい姿勢を保つ
  • ボディメカニクスの原理を活用する
  • 介助用具を使用する

これから詳しく解説していきます。

正しい姿勢を保つ

不自然な姿勢も腰痛を起こすきっかけとなります。

正しい姿勢に意識するのは、もちろんのことですが、なるべく同じ姿勢を長時間とらないように気を付けることも大切です。また、ストレッチやヨガなどを日常生活の中に取り入れることもおすすめします。

時間を設けてヨガなどにきっちり取り組めないという人であれば、1時間に1回1分程度でも身体を伸ばすなどストレッチを意識するようにしましょう。

ボディメカニクスの原理を活用する

ボディメカニクスとは、介護士側の最小限の力で介護ができる介護技術のことです。

これは、てこの原理など力学的な観点から効率かつ安全に介護ができるよう生み出されたものです。

  • 重心を低くする
  • 重心を近づける
  • てこの原理を応用する
  • 被介護者の身体を小さくまとめる
  • 身体を捩らない
  • 身体全体を使う
  • 支持基底を広くする(両足を大きく開く)

簡単にいうと、介護士側が身体全体を使い、利用者になるべく近づいて介助を行うようなイメージです。

上記の原則を守りながら介助を行えば、少ない力を使うのみのため介護士の腰の負担の軽減にもなり、更に介助の際の安全性も高めることができます。

ボディメカニクスの正しいやり方をもっと詳しく学びたい方は、YouTubeでUPされている「ボディメカニクスを応用した介助方法」などを調べ学ぶこともおすすめです。

介助用具を使用する

介護施設によっては、利用者と介護士両方の身体の負担を減らす目的で以下のような福祉用具を使用しています。

  • リフト
  • スライディングシート
  • スライディングボード
  • スタンディングマシーン

ボードを使いスライドさせるタイプから利用者の身体を丸ごと支え持ち上げるリフトまで、さまざまな福祉用具が存在します。いずれも、介護士が腰に負担をかけることなく介助をすることができるものです。

介助の際に声掛けをしながら協力動作を促す

介助の際に、利用者に声掛けをし、協力動作をしてもらうこともひとつの手です。例えば移乗介助の際に、利用者に手すりなどを持って足に力を入れてもらえれば、それだけで介護士側の身体への負担は減ります。

利用者の残存機能を把握し、可能であれば協力動作を積極的に促すようにしましょう。

正しいボディメカニクスを理解し、腰に優しい動きを心掛けよう

腰を痛めると「もう介護できないのかも」と不安になってしまいますよね。しっかりと正しい方法で休息すれば、介護を続けることは不可能ではありません。

また、本記事に記載した「介護士の腰に負担をかけない方法」は、介護士だけでなく実は利用者にとっても、安全性や自立支援に繋がるメリットとなります。

腰痛の方もそうでない方も、ボディメカニクスを実践し、腰に負担の少ない動きで介助を行うようにしましょう。

目次