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看護師が取り返しのつかないミスを防ぐ6つの方法とミスを起こしたときの対処法
- 取り返しのつかないミスってどういうこと?
- 取り返しのつかないミスで看護師をやめないといけなくなる?
- 取り返しのつかないミスを起こさないための行動は?
このような不安を抱いて働いている方もいるのではないでしょうか。看護師の仕事は、ミスが許されないことばかりですよね。
取り返しのつかないミスを起こしてしまうことで、看護師という仕事をできなくなってしまう危険性があります。
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看護師がミスを起こしやすい場面

看護師は患者さんの命を守る職業であり、ミスは許されません。その中でも、ミスを起こしやすい場面として、以下の6つが考えられます。
- 時間に追われて焦ってしまっている時
- 人数がギリギリ
- すぐに報告・連絡・相談ができない状況
- 疲労が蓄積されている
- 医師の指示が急に変更された時
- ルーティーンワーク
時間に追われ焦ってしまっている時
看護師の仕事では、時間通りに行わないといけないことが多くあります。検査や手術においても予約制となっているため、遅れることにより他の患者さんや他部署にも迷惑をかけてしまいます。
点滴などの薬剤投与の時間も決まっているため、時間管理が重要です。常に時間に追われてしまう状況にあると言えます。
間に合わないと焦ってしまうことで取り返しのつかないミスを起こしてしまう危険性があります。
人数がギリギリ
看護師は、ただでさえ人手不足と言われています。また、欠勤により人数が少なくなることで、一人においての業務の量も増えてしまいます。
人数がギリギリで余裕がないことで、心身ともに負担が増え、取り返しのつかないミスを起こしてしまう状況になってしまうのです。
すぐに報告・連絡・相談ができない状況
業務中に先輩や同僚に報告・連絡・相談ができない状況が発生した時に、取り返しのつかないミスを起こしてしまう危険性があります。人数がギリギリであることで報告・連絡・相談する余裕がなくなってしまいます。
人間関係の問題で相談しにくいと感じて相談できずにそのままにしてしまうと、後々ミスにつながってしまいます。
疲労が蓄積されている
看護師の業務は、日勤だけではなく夜勤や早出、遅出などの変則勤務があることで生活リズムを崩し疲労が蓄積されてしまいがちです。
疲労が蓄積されることで注意力散漫になったり、業務に集中できなくなったりすることでミスを起こしてしまう危険性があります。
医師の指示が急に変更された時
看護師は、ただでさえ人手不足で業務負担が多い中、タイムスケジュールを組んで業務をこなしている状況と言えます。
医師の指示が急に変更された時にミスを起こしてしまう危険性があります。
- 薬剤の内容変更
- 検査時間や内容の変更
- 家族への病状説明時間の変更
上記を調整する場合に、余裕がなくなり他の業務に支障をきたしてミスを起こしてしまいます。
ルーティーンワーク
いつもやっているルーティーンワークも注意しないとミスを起こしてしまう危険性が隠れています。それは、いつもやっているからこその「思い込み」からの確認不足、報告・連絡・相談が不足することでのミスと言えます。

看護師が取り返しのつかないミスを起こさないための6つの行動

看護師として、取り返しのつかないミスを防ぐ具体的な行動は、以下の6つがあげられます。
- 与薬・点滴に関すること
- 患者さんに対すること
- 医師の指示変更に関すること
- 疲労解消のために、休養と自分の時間を作る
- 医療機器への対応
- ルーティーンワークでもダブルチェックと声出し確認
与薬・点滴に関すること
与薬・点滴に関することでは、看護学校においても学んできた「与薬原則の6R」を思い出しましょう。
- 正しい患者
- 正しい薬物
- 正しい目的
- 正しい用量
- 正しい方法
- 正しい時間
確認する際には看護師2名でダブルチェックと指差し確認してミスを防ぎます。
患者さんに対すること
患者さんに対することでは、同姓同名だったり、同じ部屋の患者さんでの間違えも起きがちです。
薬剤、検査、手術などにおいて、看護師側から「○○さんですね?」と声をかけると患者さんは理解されないまま「はい」と返答されることがあります。
患者さん自身に氏名を名乗ってもらうことで、ミスを未然に防げます。
転倒や転落、点滴抜去において確認不足や観察不足とならないようにしましょう!
医師の指示変更に関すること
医師の指示が変更された時には、他の看護師2名以上でチェックしましょう。声出し、指差し確認が効果的です。
この確認の際に、他の看護師に変更後の業務などを相談することもできるでしょう。医師の指示変更について不明な点や不安なことがあれば、医師にたずねることも解決策の1つと言えます。
医師がどうして指示を変更したか、医師の考えを理解することができ、学びにつながります。
疲労解消のために、休養と自分の時間を作る
疲労解消のためには、休養と自分の時間を作ることも大切です。疲労が蓄積され体調不良となってはいけませんので、しっかりと休養をとるようにしましょう。
自分の時間を作ることで業務以外のことを考える時間となり、ストレスも軽減されます。
医療機器への対応
看護師は、人工呼吸器や輸液ポンプ、シリンジポンプなど多くの医療機器を取り扱います。人工呼吸器であれば、回路のリークや接続ミス、抜管がないか定期的にチェックすることが大切です。
輸液ポンプ、シリンジポンプの設定ミスや電源の入れ忘れもあります。これらの医療機器はアラームにより対応できることもありますが、アラームを頼りにするだけではなく頻回にチェックするようにしましょう。
医療機器に対する扱い方が理解できていないこともミスの原因となります。
医療機器に関する学習や研修を受け、取り扱い方法を理解することがミスを起こさない対策です。
ルーティーンワークでもダブルチェックと声出し確認
インシデントの中で、看護師自身のヒューマンエラーもあげられます。何度も行っている業務だったとしても、「思い込み」や「慣れ」によりミスを起こしてしまいます。
必ず、他の看護師と2名でダブルチェックをして、声出し確認しましょう。
チームで取り組む看護師のミス防止の仕組みづくり
医療現場では個人の責任に依存せず、チーム全体でミスを防ぐ文化が重要です。看護師同士の連携を強化し、情報共有を密にすることで、潜在的なリスクを事前に察知できるでしょう。
ダブルチェックや声かけなどの安全確認体勢
ダブルチェックや声かけ確認は、ヒューマンエラーを減らすための基本的かつ効果的な手段です。特に与薬や点滴の場面では、複数人による確認が推奨されています。
実際には以下のような対策が現場で行われています。
- 6R(正しい患者・薬剤・用量・時間・投与経路・目的)の確認
- 複数人での処置内容・指示内容の読み合わせ
- 指差し呼称や声に出しての確認
このように、言葉に出す、相手に伝えるというアクションが、思い込みやうっかりミスを防ぐ助けになります。
報告しやすい環境を整える
ミスを隠さず報告できる環境は、組織全体の安全性を高めるうえで極めて重要です。上司や先輩からの威圧感があると、報告が遅れ、結果的に問題が深刻化する可能性があります。
職場で以下のような仕組みがあると効果的です。
- ミス報告後の責任追及より、原因分析を重視する文化
- 匿名でも提出できるヒヤリ・ハット報告書
- 管理職による「報告してくれてありがとう」の姿勢
誰もが安心して報告できる風土が、早期対応と職場改善につながります。
新人教育でミスを予防する指導
新人看護師は、知識や経験が浅いため、ミスのリスクが高まります。適切な教育体制を整えることで、予防可能なミスを大幅に減らすことが可能です。
効果的な指導方法は以下のとおりです。
- OJTでのマンツーマン指導と逐一フィードバック
- シミュレーション研修による実践的学習
- ミス事例を活用したロールプレイ
新人に「失敗しても相談してよい」という心理的安全性を与えることも重要です。教える側も、責めるのではなく支える姿勢が求められます。
看護師が取り返しのつかないミスを起こしたときの向き合い方

看護師でも、完璧な人はいません!人は間違えるのです…。そこでミスを起こした時にどう向き合うか、具体的な3つの行動があります。
- 自分の意行動を振り返る
- ミスの原因や問題点は何か
- 自分の課題は何か
自分の行動を振り返る
ミスを起こしてしまったら、またはミスを起こそうとしたら、まずは自分の行動を振り返りましょう。
ミスを起こしてしまった原因や問題点についてチームとして振り返ることも効果的です。
- 自分の気持ちが焦っていたのか
- 業務の負担が多かったのか
- 疲労が蓄積されていたのか
一つひとつを振り返り、2度目のミスを起こさないようにしましょう。
振り返るからと言って自分を責めないで良いことを覚えておきましょう!
ミスの原因や問題点は何か
ミスの原因や問題点は何かを明確にすることで、次のミスを起こさないような行動をとることができます。
業務負担が多ければ、同僚や先輩、上司に相談して負担を軽くしてもらいましょう。
医師の指示が急に変更された場合では、変更された内容について看護師同士でダブルチェックを何度も行い、間違えがないか確認することも解決策の1つです。
たとえ小さなミスだったとしても、原因や問題点を明確にすることを繰り返すことが重要です。
自分の課題は何か
ミスを起こしてしまった時には、自分の課題は何かを明確にすることも重要です。
- すぐに焦ってしまうのか
- 他の看護師とのコミュニケーション不足なのか
自分の課題は何かがわからなければ解決策も見つかりません。「職場が忙しすぎるから」「人間関係が悪いから」といった、周囲のせいにしてしまうのは良くありません。
まずは自分でミスを防ぐ方法を考えて実行するようにしましょう!
看護師が取り返しのつかないミスをしてしまったときの対処法
看護師として「取り返しのつかないミス」を経験すると、深いショックや自己嫌悪に襲われることがあります。しかし、重要なのはその後どう向き合うかです。
ここでは、ミスを乗り越えるための行動を3つ紹介します。
ミスを引きずらないための考え方と行動
ミスを引きずると自己効力感が下がり、日常業務にも支障をきたす恐れがあります。過度な自責の念から、離職を考える看護師も少なくありません。そこで、次のような考え方や行動を心がけましょう。
- ミスは誰にでも起こり得るという認識を持つ
- 起きた事実と自分の価値は別と考える
- 「なぜ起きたか」に焦点を当てて再発防止に活かす
- 日記やカウンセリングで感情を整理する
感情を溜め込まずに、適切にアウトプットすることが、気持ちの切り替えにつながるでしょう。
メンタルヘルスを守るためのセルフケア
重大なミスを経験すると、心身にさまざまな不調が現れることがあります。うつや不安障害に発展する前に、早めのセルフケアが重要です。
以下のような方法を取り入れてみてください。
- 睡眠・食事・運動の基本的な生活リズムを整える
- 好きなことや趣味に没頭する時間をつくる
- 看護師向けのメンタルケア相談窓口を活用する
- カウンセラーや産業医に相談する
自分を追い込まず「今はケアの時間」と捉え、無理せず過ごすことが回復への近道です。
必要に応じて環境を変える
どうしても気持ちが立ち直らない場合、環境を変えるのも有効な選択肢です。同じ職場に居続けることでフラッシュバックが起きたり、人間関係に苦しんだりすることもあります。
以下のような判断材料を参考に、転職も検討してみてください。
- 上司や同僚に相談しても改善しない場合
- 勤務中に過度な不安や緊張を感じるようになった場合
- プライベートでも眠れない・食べられない状況が続く場合
転職や配置換えを検討することは「逃げ」ではなく、自分を守るための行動です。
取り返しのつかないミスによって生じる看護師の責任は?
看護師が起こした医療ミスは、状況によって法的・倫理的な責任を問われることがあります。
業務上の過失が明らかであれば、患者の生命に関わる重大事故へと発展することもあるため、責任の所在や範囲を理解しておくことは重要です。
医療事故・インシデントの違いと判断基準
医療ミスには「インシデント(ヒヤリ・ハット)」と「医療事故(実際に被害が出たもの)」の2種類があります。これらを正しく区別することが、組織内での報告や対応の第一歩になります。
分類 | 説明 |
---|---|
インシデント | 事故には至らなかったが危険だった行為 |
医療事故 | 実際に患者に被害が生じた行為 |
それぞれの例を挙げると以下のとおりです。
インシデント:注射薬の取り違えに気づいて未投与
医療事故:投薬ミスでアレルギー反応を引き起こす
医療安全管理体制では、インシデント報告も重視され、リスク予防に活用されます。
医療ミスを報告すべき理由と注意点
ミスを報告しないままでいると、患者の健康被害が拡大したり、組織全体の信用を損なうリスクがあります。報告には次のような意義があります。
- 早期のリカバリー対応につながる
- チーム内での再発防止策の検討ができる
- 組織としての責任を果たすことができる
ただし、報告時には事実を正確に、冷静に記録することが求められます。感情的にならず、客観的な記述を心がけましょう。
取り返しのつかないミスにうまく向き合い、看護師として成長しよう
人間は誰でもミスを起こしてしまいます…看護師においても同じです!
もしミスを起こしてしまっても、そのミスにうまく向き合い、自分の課題を見つけることで解決策が見えてきます。あとは、この課題による解決策を実行することで看護師としても人としても成長できるでしょう。
ミスを起こしそうになった時も同じです。一人で考えて悩まず、他の看護師と相談しながらダブルチェックすることクセをつけることが大事です。
これらのことから、看護師としても成長できるキッカケでもありますので、自分を責めずに、解決していきましょう。
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