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2月の介護レクリエーションはコレ!高齢者に喜ばれるアイデアを紹介
介護施設で勤務していると、レクリエーションのアイデアを考えることも仕事の1つになります。
もうすぐ2月が近づいてきますが、レクリエーションの内容はお決まりでしょうか。施設を利用する高齢者が楽しめる内容を考えなければならないので、大変な部分も多いです。
介護施設の2月のレクリエーションを担当する方は、ぜひ最後までご覧ください。
介護レクリエーションのネタとなる2月のイベントや記念日
介護レクリエーションには、季節のイベントや記念日に合わせた企画を立てることがおすすめです。
具体的なレクリエーションをご紹介する前に、2月のイベントや記念日を確認しましょう。
節分
毎年2月3日ごろに執り行われる行事になります。元々は、中国から伝わった行事です。
節の変わり目には、鬼が出ると信じられており、それを退治するために豆をまく「節分」が執り行われるようになったと言われています。
昔から執り行われている行事であるため、介護施設の利用者も馴染みの深いイベントとなるでしょう。
バレンタイン
毎年2月14日に行われるイベントで、日本では女性から男性にチョコレートを渡すイベントとなっています。
バレンタインの由来は、ローマ帝国にまで遡ります。現在は、多くの国で愛を告白するイベントとして発展しています。
日本でバレンタインが流行し始めたのは、1958年ごろからになり、意外と新しい文化であると言えます。介護施設のレクリエーションに取り入れると、参加することが少し恥ずかしくて、照れてしまう方もいるかもしれませんね。
職員が楽しくレクリエーションに取り入れることで、利用者も大いに楽しむことができるでしょう!
ネコの日
2月22日を「ニャン・ニャンニャン」と呼ぶ語呂合わせの記念日となります。
1987年に日本の猫の日実行委員が「ネコと一緒に暮らせる幸せに感謝し、ネコとともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨のもと制定した日です。
介護施設の利用者のなかにもネコが大好きな人もいて、この日を伝えると喜ぶ人もいるでしょう。しかし、なかにはネコが苦手が人もいる可能性もあるため、レクリエーションに取り入れるには少し配慮が必要な場合もあります。
節分がテーマの介護レクリエーション
こちらでは、節分がテーマになっている介護レクリエーションの具体的な内容についてご紹介します。
レクリエーションで得られる効果やメリットについても見てみましょう。
節分のメインイベント「豆まき」
節分のメインイベントである「豆まき」をします。
豆まきは、全員が知っているイベントであるため、介護レクリエーションに取り入れやすいです。節分が近づくと、話題にも出てくるでしょう。
介護レクリエーションは、高齢者が楽しめるようにわかりやすい企画を立てることが大事になります。
豆まきは、介護施設のみんなで楽しめるレクリエーションとなるため、おすすめです。
認知症トレーニング「豆をお箸で掴むゲーム」
節分で使う豆をお皿にのせて、お箸で掴み別のお皿に移動させるゲームです。
このレクリエーションは、集中して手元を使うため、脳が刺激されます。認知症トレーニングに適している介護レクリエーションになります。
必要なものは、豆と箸、皿があれば行えるので、準備が簡単です。チームに分かれて競争という形で、実施するとより盛り上がるでしょう。
楽しく、認知症トレーニングができるため、とても効果的な介護レクリエーションです。
コミュニケーションを深める「節分飾り作り」
節分のときに作る「節分飾り」をレクリエーションの時間で作ります。
節分飾りとは、魔除けや厄除けを意味しており、節分のときに作り、玄関先に置いておくというものです。地域によって作り方が異なっているため、介護レクリエーションに取り入れると、利用者同士のコミュニケーションも深めることができるでしょう。
主に、折り紙や葉っぱや木の枝を使用して作ります。完成した飾りは、みんなが見える場所に展示すると、季節感もあって楽しめます。
個性豊かな、利用者の故郷の話など意外なことを知れるきっかけができる介護レクリエーションです。
認知症でも安心な料理レクリエーション「恵方巻」
節分のときに食べる「恵方巻」を作って食べるレクリエーションです。
料理をする介護レクリエーションは、多くの施設で取り入れられています。包丁を使用するレクリエーションは、危ないことも多いですが、恵方巻であれば安全です。
具材は、あらかじめ職員が用意しておけば、利用者は酢飯と海苔で巻く作業のみになり、包丁は必要ありません。
何を入れて巻くか考えて、自分で作業をするため認知症の方も安心して取り組むことができます。
バレンタインがテーマの介護レクリエーション
こちらでは、バレンタインがテーマになっている介護レクリエーションの具体的な内容についてご紹介します。
レクリエーションで得られる効果やメリットについても見てみましょう。
脳の活性化に効果的「生チョコ作り」
バレンタインで渡すものといえば、チョコレートです。
バレンタインとチョコレートを取り入れた介護レクリエーションにおすすめな企画は、「生チョコ作り」になります。
おすすめな理由としては、簡単にできることと、脳の活性化に効果的であるからです。
生チョコは刻んだチョコレートに生クリームを混ぜて固める方法であれば、簡単に作ることができます。また、チョコレートはビターやミルクなど様々な味があり、自分の好みで選ぶことができます。味を想像しながら作ると、脳の活性化に効果的です。
施設の利用者にとっては、私たちに比べて馴染みのないイベントかもしれませんので、楽しみながらレクリエーションに取り入れてみましょう。
上肢の簡単な運動「ハートの的当て」
ハートの的に物を当てるゲームになります。
的当てゲームは、よく介護レクリエーションに取り入れられていますが、バレンタインバージョンで楽しんでみましょう。
利用者が安全に楽しめるように、紙コップや厚紙など軽い物を用意します。ゲームを楽しみながら、的に当てる動きを行うため、上肢の簡単な運動になります。
車いすを利用している高齢者にとっても、効果的な介護レクリエーションです。
楽しく運動「ハート型の風船バレー」
ハート形の風船を使ったバレーです。
風船を使用するため、力が弱い方でも楽しく運動をすることができます。風船バレーを介護レクリエーションに取り入れている施設もありますが、バレンタインバージョンとして企画してみましょう。
運動が難しい方でも、楽しく取り組むことができる介護レクリエーションです。
ネコの日がテーマの介護レクリエーション
こちらでは、ネコの日がテーマになっている介護レクリエーションの具体的な内容についてご紹介します。
レクリエーションで得られる効果やメリットについても見てみましょう。
音を楽しむ認知症予防「ねこふんじゃったを歌う」
ネコの日にちなんで、「ねこふんじゃった」の歌を歌うレクリエーションです。
ピアノの初期の練習法としても有名な曲で、耳にしたことがある方も多いでしょう。思い出しながら歌うことで、認知症予防にもつながります。
音楽が好きな利用者にも、楽しんでもらうことができる介護レクリエーションです。
脳トレに効果的「動物に関するクイズ」
ネコの日にちなんで楽しめる介護レクリエーションとして、「動物に関するクイズ」もおすすめです。
クイズは脳トレに効果的なレクリエーションとして、多くの施設で取り入れられています。ネコの日バージョンとして、少しネコに関するクイズを多く出題してみるのもいいかもしれません。
クイズの答えを考えるため、脳を刺激することができる介護レクリエーションです。
手指の機能向上「ネコのストラップ作り」
紙粘土で簡単にできる「ネコのストラップ作り」は、ネコの日の介護レクリエーションにおすすめです。
百均に売ってあるチョコレートやアイスを作るときに使用する型で、紙粘土を型取ると簡単にできます。紙粘土が乾いた後に、それぞれ色を塗る作業もレクリエーションで取り入れてみましょう。
手指を使った細かい作業を行うため、手指の機能向上に効果的な介護レクリエーションです。ストラップは、利用者の持ち物につけてあげると、さらに喜ばれるでしょう。
2月のイベントに合わせたアイデアが大事
2月の介護レクリエーションは、節分やバレンタイン、ネコの日といったイベントに合わせたアイデアを取り入れることがおすすめです。
季節感を感じられるだけでなく、認知症トレーニングや脳トレなど大きな効果を得ることができます。2月はとても寒い時期で、外出するレクリエーションは難しい時期になります。施設のなかで、効果的な介護レクリエーションの企画が求められるでしょう。
今回ご紹介したレクリエーションを取り入れてみてください。