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【介護職の男は底辺でクズ?】4つの理由と男性ならではの強みを紹介!
「介護職なんて底辺の仕事」「介護職なんかやってたら女性にモテないぞ」友達や家族からこのように言われて不満を抱えていませんか?
確かに、劣悪な環境で働いて辛くて大変な思いをしている介護職員もたくさんいます。しかし、すべての男性介護職員がそうだというわけではありません。
介護職は利用者に喜ばれ、やりがいのある職種であり、底辺の仕事などでは決してありません。ぜひ本記事を参考、明るいキャリアを積みましょう。
介護職の男性は本当に底辺でクズなのか

介護職はよく底辺の仕事などといわれます。女性の場合はそれほど多くないかもしれませんが、介護職に従事している男性は、社会から冷たい目で見られたり、批判を浴びたりするものです。
介護職は本当に底辺の仕事なのでしょうか?
底辺でクズではない
結論から言いますと、男性介護職は底辺の仕事ではありません。なぜなら、介護が仕事として成り立っているのは介護を必要とする人がいるからです。
中には女性よりも男性に介護してもらいたいと思っている利用者もいます。社会全体からみれば少なく感じるかもしれませんが、「男性に介護してもらいたい」と思っている人の役に立っているため、介護職も立派な仕事の1つなのです。
男性が介護職に就くメリット
最近では、未経験からでも始められたり、特定の資格を取得するだけで給与が上がったりするところが増えています。また、なんといってもモテるようになります。女性が多い職場ですので出逢いに困ることはありません。
料理や掃除など家事に関するスキルはお互いにある程度担保されているため、結婚後の生活をイメージしやすいという口コミが多いです。
フルタイムで出勤する必要もなく、出勤日や勤務時間を自分のスケジュールに合わせて調整できます。そのため、将来結婚し、子供ができたときにも安心して働けます。
モテるようになり、結婚後も働けるため、将来の生活のことを考えると介護職で働いてみるのもよいのではないでしょうか。

介護職の男性が底辺・クズと言われている理由

それではなぜ、介護職が底辺といわれるのでしょうか?その理由は大きく4つ挙げられます。ここでは、介護職および介護職に従事している男性が底辺だといわれる理由について解説します。
1.賃金が低いから
社会全体でみると男性の平均年収は500~600万円ほどです。少し少ないようにも見えますが、この400万円にはボーナスや特別給与が含まれていないため、それらを加えるとかなり平均に近くなるのではないでしょうか。
この差は最大で72万円にものぼるため、今の職場の報酬に満足できないのであれば特養に転職することをおすすめします。
2.誰でもできる仕事だと思われているから
介護職は転職先の候補としてもよく挙げられますが、エンジニアやWebデザイナーなどの人気職と比べるとどうしても見劣りしてしまいがちです。確かに、クリエイティブな職種と違って専門的なスキルがなくてもできそうなイメージがあり、誰でもできる仕事だと思われています。
介護関係の資格やセミナーがたくさんあることからも、そのことがよくわかります。
近年は人手不足のために基準がやや緩くなっていることは否めませんが、本来、介護職は誰でもできる仕事ではないのです。
3.常識のない人が多いから
近年、少子高齢化に伴う人手不足によって、介護業界に常識のない人も入ってくるようになりました。
未経験の人も多く、高学歴の人や経験の長い人からみると頭の悪い人、要領の悪い人と思われるような人もいます。そのため、そういった人々とのコミュニケーションを苦手と思う方にはおすすめできません。
しかし、利用者によろこばれたり感謝されたりするのはうれしいことですし、やりがいもあるのでコミュニケーションに長けていて人間関係によるストレスがあまり気にならない方には介護職はおすすめです。
4.いじめが多いから
介護業界に常識のない人が入ってきたことにより、介護士どうしや利用者と介護者の間でのトラブルが目立つようになりました。特にパワハラやセクハラなどのハラスメント、悪質ないじめなどの問題は最悪の場合、精神を病み、自殺などにもつながってしまいます。
すべての職場がブラックな環境だというわけではありませんので、ご安心ください!
介護職の男性がキャリアアップする方法
「介護職は底辺」といったイメージに悩む男性は少なくありませんが、実際には明確なキャリアアップの道筋が整っており、努力次第で年収アップや役職昇進も十分に可能です。特に男性は体力面や責任ある業務への適性から、リーダー職や管理職を任されやすい傾向にあります。
資格取得で収入アップを目指す
介護業界では、資格によって業務範囲や給与が大きく異なるのが特徴です。
特に介護福祉士は、国が定めた国家資格であり、施設によっては資格手当が月1万〜3万円つく場合もあります。また、資格を持っていることで職場での信頼も高まり、昇進や役割の幅が広がる可能性が高いです。
夜勤や休日出勤の手当とあわせると、年収ベースで数十万円の差が出ることも珍しくありません。資格取得は収入アップの確実な第一歩といえるでしょう。
カイテクでは、実際に介護職として働く方に、給与アップにつながった資格について聞いてみました。
Q:給与アップにつながった経験や資格、スキルはありますか?
A:給与アップにつながった資格は介護福祉士です。多くの事業所では介護福祉士を取得すると、資格手当が付与されます。
施設によるものの、1〜2万円の資格手当が給与に含まれるので、給与が上がります。ほかの介護系資格でも資格手当が付与されますが、介護福祉士が最も高く設定されている事業所がほとんどです。
そのため、給与アップを目指すなら介護福祉士がおすすめです。
リーダー職・施設長など管理職を目指す
介護現場では、現場のリーダーやユニットリーダー、施設長といった管理職ポジションが存在し、男性が就くケースも多く見られます。特に、複数の職員をまとめる役割やトラブル対応など、責任感と冷静な判断力が求められる場面で、男性の強みが活かされる傾向があります。
管理職になると、役職手当がつくほか、勤務時間の安定性やマネジメント経験の蓄積という点でもメリットがあります。
例えば、施設長クラスになれば年収400万~600万円台に到達するケースもあり、「底辺」とは無縁のキャリアといえます。
昇進には、日頃からの信頼構築やリーダーシップの発揮、業務理解の深さが重要となります。現場経験を活かし、段階的に役職を目指すことが現実的なキャリアパスです。
ケアマネや相談員などへ職種転換する
体力的な負担が大きい現場から、よりデスクワークや対人調整を重視する職種への転換も、男性介護職のキャリアアップ手段の1つです。代表的なのが「介護支援専門員(ケアマネジャー)」や「生活相談員」といった専門職です。
ケアマネは、介護サービスの計画を立て、利用者や家族・事業者と連携する重要な職種であり、経験と知識を活かしながら長く働ける仕事です。ケアマネ資格は介護福祉士取得後の実務経験5年以上で受験可能で、合格すれば年収400万円以上も見えてきます。
相談員は、施設利用者との面談や受け入れ調整を担う仕事で、人間関係のスキルが活きるポジションです。いずれも、身体的な負担が少ない反面、調整力や判断力が求められます。

男性介護職の強み

介護士というと女性の仕事というイメージがまだまだありますが、実は男性ならではの強みもあります。
男性介護士は数が少ない分、こうした強みを活かすことで活躍の場が広がります。
1.力がある
一般的に、女性よりも男性の方が体力や筋力があります。介護の現場では力が必要な場面も当然あります。そのため、利用者の条件などによっては女性よりも力のある男性の方が良い、ということも少なくありません。
特に20~30代の若い男性が良いでしょう!
筋力を売りにしたい場合はスポーツや武道、農業などの経験があると良いです。自分の強みを活かして職場や社会に貢献しましょう。
2.男性の介護がしやすい
女性介護士よりも男性介護士の方が男性利用者の介護をしやすい、ということも大きな強みになります。
介護士は女性の方が多くても、利用者には男性もいます!
排せつや入浴のサポートが必要な利用者の場合、同性に介護してもらいたいと思う人も多いです。
男性介護士が増えるだけで、男性に介護してほしい、という利用者の受け入れを増やせるので、施設からも重宝されます。
男性が介護職に向いているかどうかの判断ポイント
ここでは、介護職に向いている男性の特徴を3つの視点で紹介します。これらに当てはまる方は、介護現場で活躍できる可能性が高いといえます。
体力やメンタルの安定に自信がある
介護の仕事は、身体介助や夜勤など体力が求められる場面が多くあります。
例えば、移乗介助や入浴介助では腰や腕への負担がかかることがあり、日常的に身体を動かすことが苦にならない人に向いています。
また、利用者やご家族との関わりの中で、想定外の対応や感情的なやりとりに直面することもあるため、精神的な安定も重要です。ストレスを溜め込まず、冷静に物事を処理できるタイプは、介護職で重宝される傾向にあります。
とはいえ、最初から完璧である必要はないので、体力やメンタルは現場経験を通じて強化していきましょう。
人との関わりが苦にならない
介護職では、利用者・同僚・家族など多くの人と関わる機会が多く、対人関係が円滑であることが大きな強みとなります。利用者との会話ひとつにも気配りが必要であり、相手の表情や声のトーンから体調や気持ちの変化を読み取る力が求められます。
また、チームで動くことが多いため、職員同士の報告・連絡・相談(ホウレンソウ)も欠かせません。人と関わることに抵抗がない、または「人の役に立ちたい」という気持ちを持っている男性は、介護現場での信頼を得やすい傾向にあります。
人付き合いが好きでなくても、「相手を思いやる姿勢」があれば十分に活躍できます。
成長意欲がある
介護の仕事は「ルーチン作業が多い」と思われがちですが、実際には制度変更・技術進歩・利用者のニーズ変化に常に対応し続ける必要がある、進化し続ける分野です。そのため、向上心や学び続ける姿勢を持つ人が長く活躍できる傾向にあります。
例えば、資格取得に挑戦する、勉強会に参加する、介護記録の書き方を見直すなど、小さな努力の積み重ねが職場での評価につながります。
男性は論理的に物事を考えるのが得意な人も多く、介護の「改善」や「仕組みづくり」の面でも強みを発揮できます。
現状に満足せず、少しでもよくしようという気持ちを持っている人こそ、介護職に向いているといえるでしょう。
男性介護職は底辺でもクズでもない
介護職の男性に対して「底辺」「クズ」といった偏見を持つ声は、残念ながら一部に存在します。しかし実際には、介護は人の生活を支える社会的に重要な仕事であり、知識・体力・コミュニケーション力を総合的に活かす専門職です。
本記事では、男性が介護職に就くメリットや、そうした偏見が生まれる理由、そしてキャリアアップの道筋や向いている人物像について解説してきました。資格の取得や管理職への昇進、ケアマネなどへの転向も含め、努力次第で確実に成長と収入アップが望める業界です。
「介護職=底辺」というイメージに惑わされず、自分自身のやりがいと誇りを持って働ける環境は確実にあります。これから介護業界に進む方も、現在働いている方も、自信を持って進んでいきましょう。
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