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【男性は採用されないの?】介護職で採用される為のポイントを解説!

介護職へチャレンジするにあたり「介護の職場は男性しか採用されないのでは?」「女性に介護されたいという人が多いのでは?」と疑問を持つ方も多いと思います。

今回では、介護職における男性採用の実態と、採用されないと思われる理由、更に採用に向けて意識するべきポイントについて解説していきたいと思います

以下の記事を読み、少しでも介護職への就職の励みになれば幸いです。

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男性でも介護職に採用されるのか

「介護」や「ホームヘルパー」という単語を聞くと、どうしても女性職場がイメージされがちであり、男性が就職しようとしても「採用されるのかな?」「同性の人はいるのだろうか?」と不安に感じることもあると思います。

そこで、以下では介護職場における採用の男女比や給与水準など、介護職場における男性の採用実態について解説をしていきます。

介護業界における男女比の現状

介護業界における男性採用の現状ですが、令和2年度における介護労働実態調査では男性は20.9%、女性は72.3%となっており、依然として女性割合が高いことがわかります。ただし、入所型施設か通所型の施設かなど、事業者の特性により若干の差があります。

入所型では男性比率が3割ほどに増えますが、訪問型の事業者では1割弱に留まっています。就職にあたり同性が多いところを検討する際は、上記の結果を留意しておくと良いでしょう。

また、上記の男女比はパート・アルバイト等有期雇用を含めた数字であり、正社員を前提とした無期雇用では男性比率は24%と若干比率が上がっています

出典:http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2021r01_chousa_cw_kekka.pdf

男女における給与水準の実態

令和2年度における介護従事者処遇状況等調査結果によると、介護職における男性の平均給与額は335,770円となっており、女性の306,130円と比較しても高くなっています。

各事業者形態毎でも男性の平均給与額は女性を上回っているのが現状です。

平均年齢で見ると40代が最も高く、女性の同年代と比較しても約4万円ほどの差が生じています。男性の場合は生計維持・家計の維持を目的とした正社員での就業が多く、各種手当(住宅など)も加算される分、月額給与の差に反映していると推定されます。

ただし、60歳以上で雇用される場合、男女の差はそこまで大きくなっていません。

出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02kekka.pdf

男性だからこと出来る仕事

女性比率が高い介護職場ですが、男性だからこそ出来る仕事・重宝される仕事がたくさんあります。

介護の仕事は決して力仕事ではありませんが、力がある方がスムーズに業務を行える場面があります。具体的には以下の場面で男性の長所が活かせると想定されます。

身体介護

身体介護については、利用者を車椅子に乗せたり、お風呂に入れたりする際など力を要する場面が多く存在します。

咄嗟の瞬間に体を支えることができるのは男性ならではの強みと言えるでしょう。

運転業務

運転業務については男性の場合、車の免許を所持していることが多く、訪問介護や通所介護の際、車を運転する場面では重宝されると想定されます。

上記とは別に、男性の場合家計・生計維持を主として正社員志向が高いことから、職場としても長期に渡る戦力として期待されている部分もあります。

「将来的に職場の中心となって欲しい」「ある程度長い期間働いてほしい」という事業者のニーズに対して応えられるのも男性ならではの特性と言えるのではないでしょうか。

介護職で男性が採用されにくい理由

上記では介護職における男性採用の実態及び給与について解説してきました。男性だからこそという仕事もある中で、なぜ男性が採用されにくいのか、以下に考察していきます。

年齢・容姿など本人による理由

介護業界は資格と経験がものを言う業界である以上、未経験であってもなるべく若い人を採用したいと言うのは当然と言えます。18歳の新人でも35歳の新人でも、経験やベースとなる知識・資格が特段なければ給与の違いが生じない世界です。

未経験で挑戦する場合、応募者が30代から40代になってくると採用担当者としても「年齢・給与面は大丈夫だろうか?」と疑問を持ってしまうのが現実で、上記を理由に断ることもあり得ます。

また、容姿など見た目に係る部分はサービス業のため大切です。利用者に不快感や恐怖感・威圧感を与えないような雰囲気をつくることはもちろん、髪や髭・爪などが伸びていたり、服装の面に気を遣えていない、タバコや香水の匂いがきついなどは論外と言えます。

そして、利用者や職場の方と密なコミュニケーションが必要となる以上、笑顔の有無や話し方・姿勢なども大切です。容姿の面に関して言えば、介護業界だけでなく一般的に問われている部分をしっかりとケアすれば良いと言えるのではないでしょうか。

設備や構成人員など事業者による理由

年齢・容姿など本人に依存する理由とは別に、事業者側の理由によってお断りされることもあります。

例えば、業務適正を考えて採用を見送られるパターンです。業務によりますが、入浴や排泄などの介助をする場合、利用者・事業者の中では「男性NG」としている人も一定数います。

また、調理等家事が出来ない、または雑など細やかな気配りができないというのも採用を見送られる理由です。

そして、設備面や構成人員も採用を見送られる理由の一つです。そもそも同性介護を謳う施設の場合、男性用の更衣室や設備は備えていません。

同性介護と明記されていなくても、男性の採用が少ない職場では設備面が不十分であることも想定されます。上記の理由から、採用する側も「女性が圧倒的に多いから大変だろう」と気を遣って採用を見送るパターンも想定されます。

採用担当者とのマッチングによる理由

最後が当日の面接をした採用担当者とのマッチングです。

採用担当者の匙加減で面接の合否が決まると言っても過言ではありません。採用担当者が「介護は女性が行うべき」「男性では介護でできる仕事はない」と考えているような方の場合、いくらアピールしても心象は良くならないでしょう。また、当日の採用担当者によっては「採用枠は埋まっているけど、とりあえず話を聞こう」と言った方もいます。

応募する側が幾らやる気を見せたとしても、消化試合では元も子もありません。上記のように採用担当者がどのような人が来るのかはコントロール出来ない事項のため、うまくいかなかったとしても次へ気持ちを切り替えていくことが大切です。

介護職で採用されるにあたり必要なポイント

上記では、男性が介護職に応募してなぜ採用されないのか理由を考察してきました。

事業者側の意向や採用担当者とのマッチングなど、個人ではコントロールが難しい部分もありますが、個人の努力次第では採用の確率をグッと高めることも可能です。

以下では採用されるにあたり必要なポイントを解説していきます。

職場により求められる要素・人員は違う

例えば訪問介護の事業者を受ける場合、調理や利用者に係る居室の掃除・洗濯など家事が占めるウェイトも高いため、男性で幾ら家事が得意であっても、「本当に大丈夫だろうか」「細やかな気配りが出来るだろうか」など訝られてしまい、なかなか採用は難しいかもしれません。

事実、訪問事業者においては介護業界の中でも給与額に男女とも差はほとんどありません!

裏を返せばそれだけ男性ならではの優位性が働きにくい職場とも言えます。また、デイサービスなどレクリエーションの企画・活動が多い小規模なところも、管理者として以外は男性としての強みを活かすのは難しいかもしれません。反対に、大型の特別養護老人ホームや有料老人ホームなどは、人員も多く抱えており、設備面も人員に付随して整っていることから、採用の可能性が高くなるでしょう。

気になる給与面も、大規模事業者であればあるほど高いので、チャンスがあれば是非受けていきたいところです。上記のように、介護の事業規模や事業形態により、採用に求められる要素が変わってくることを意識しましょう。

身だしなみなど基本的な部分は抜かりなく準備する

自分で出来る努力として、身だしなみや笑顔、応対などできる部分をしっかりと準備しましょう。特に面接の場合、採用担当者の「印象」で決まる要素が非常に多いです。

身だしなみについては、手の爪はもちろん、面接に望むスーツやシャツが皺だらけになっていないか、またカジュアル過ぎるスーツ等になっていないか、しっかりと確認しましょう。

また、髭は論外ですが、髪型も短くスッキリとした印象を与えられるよう、面接前に準備しておきたいところです。そして、面接の時は明るく、ハキハキとした話し方と、笑顔を意識しましょう。

面接なので採用担当者へフォーカスしがちですが、目先の採用担当者でなく、更に先にある利用者の姿をイメージし、不快感や嫌悪感を与えない雰囲気作りを目指していくと良いです。

男性だからこそ介護職で採用を勝ち取ろう!

採用担当者が業界や職種への理解を見る方法として、業務に必要な知識を習得・勉強しているのかは大きなポイントです。

業務や職種への理解、更に職場に対して知ろうとするからこそ会話や質疑応答も活発になります。未経験でかつ30代以上の方が通常通り面接を受けても、同じ未経験なら若い方を採用したいと思うのは介護に限らずどんな業界でも一緒です。未経験で挑戦をするからこそ、必要な資格は無理のない範囲で取得しておきましょう

介護職員初任者研修などは、講座の時間も決して多くない為、働きながら目指すことも決して難しい話ではありません。また、その先の実務者研修などもぜひ受けておきたいところです。

上記の資格を取得することで、採用担当者も「基本的な知識は身についている」「業界や職種への熱意がある」とプラスに感じるだけでなく、採用後の給与も無資格に比べ高くなることが多いです。というのも、介護は上述の通り資格と経験がものをいう業界です。

未経験且つ無資格では高校を卒業して同業界へ就職する方と大差ない為、少しでも自身の待遇を上げるためにも、資格に関しては取得していきたいところです。

男性だからこそ介護職で採用を勝ち取ろう!

今回の記事では、介護職場における男性の採用実態や、採用されるために意識するべきポイントについて解説してきました。

確かに業界の現状として男性は2割強と決して多くはありません。女性社会であることを採用担当者が気にして採用に至らないケースも多々あると思います。ただし、身体介護や男性への同性介護など力があるからこそスムーズに行える業務や、結婚して退職することもなく、長く職場の戦力となってくれる男性介護者の存在はとても貴重です。

一般的な業務だけでなく、ゆくゆくは職場の管理者として期待される側面は、長く勤める男性ならではの特権ではないでしょうか。介護業界は決して女性だけの仕事ではありません。上記のように「男性ならでは」の良さ・メリットを活かし、介護業界で活躍していきましょう!

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