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【2025年最新版】准看護師になるには?資格の取り方・費用まで徹底ガイド!

「准看護師資格を取得したいけれど、何から始めればいいの?」

そんな悩みを抱えている方に、この記事では、准看護師資格の取得方法から、実際の仕事内容、そして資格取得後の働き方までをわかりやすく解説します。

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目次

准看護師とは?

保健師助産師看護師法によると、准看護師は「都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定すること(傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助)を行うことを業とする者」とされています。

つまり、医療チームの一員として患者さんのケアを担当する重要な役割を担っています。

准看護師の業務は、バイタルチェック、手術や診療の補助などを行いますが、看護計画の立案は准看護師養成の教育内容に含まれていない点が特徴です。

准看護師は医療現場において、患者さんのバイタルサインの測定、食事や排泄の介助のみならず与薬や点滴の管理など、日常的なケアを担当します。患者さんの健康状態を観察し、異常があれば医師や看護師に報告するという重要な役割も担っています。

医療チームの一員として、患者さんの回復や健康維持をサポートする准看護師は、医療現場において欠かせない存在です。短期間で資格を取得できることから、医療業界への第一歩として選ばれることも多い職業です。

准看護師と正看護師との違い

准看護師と正看護師は、別の資格です。准看護師と正看護師は以下の表のとおりの違いがあります。

看護師准看護師
入学要件高校卒業中学卒業
教育102単位以上1890時間以上
免許厚生労働大臣の免許都道府県知事の免許
業務に関する法律上の位置付け「傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする」「医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定すること(傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助)を行うことを業とする」
参照:日本看護協会

表だけでは、イメージしにくい所もあるかと思いますので、以下で詳しく解説していきます。

資格の違い

准看護師と看護師は、資格の取得や免許の違いがあります。

看護師准看護師
基礎教育(入学要件)高校卒業中学卒業
基礎教育(年限)3年以上2年以上
基礎教育(単位・時間)102単位以上1890時間以上
免許発行者厚生労働大臣都道府県知事

准看護師になるには、中学卒業していれば准看護師養成所に入学し2年の就学が必要です。

一方で看護師になるには、高校卒業後に看護学系学部のある大学や、3年制の看護学科のある短大または、3〜4年制の看護学校や養成所に進学する必要があります。

准看護師は、看護師よりも就職までに必要な期間が短くなる点が違いです。

業務範囲の違い

准看護師と看護師は異なる資格です。特に業務を実施する際の「指示」の必要性に大きな違いがあります。

看護師准看護師
業務に関する法律上の位置付け「傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする」「医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定すること(傷病者若しくはじょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助)を行うことを業とする」
業務内容の大きな違い看護計画の立案や実施、評価まで一貫して担当可能准看護師が自己判断だけで患者さんの治療方針を決めたり、看護計画を立案したりすることは不可。

この「指示」の有無が、日常業務の中でも大きな違いとなりますので、准看護師として働く際は特に注意しましょう。

キャリアの違い

看護師と准看護師では、その後のキャリア形成も異なります。 准看護師は専門看護師や認定看護師・保健師・助産師の資格を取得することが不可能です。

看護師准看護師
取得できる上位資格専門看護師・認定看護師・保健師・助産師看護師

准看護師が保健師・助産師資格を取得するには、看護師養成課程の修了と看護師国家試験の合格が必須です。

その上で、保健師や助産師課程を修了する必要があります。また、専門看護師や認定看護師の取得には、看護師資格の取得に加え臨床経験などが必要となります。

看護師に関連した資格の取得を希望する場合は、注意しましょう。

給与面でも違いがあり、一般的に准看護師は看護師よりも給与水準が低い傾向にあります。ただし、経験年数や勤務先によって差があるため、後ほど詳しく解説します。

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准看護師になるには?

実際に、准看護師になるためには資格の取得が必須です。

准看護師の免許取得には、さまざまな要件もありますので順を追って確認していきましょう。

准看護師になるための流れ

准看護師になるための基本的な流れは以下の通りです。

  • 準看護師養成所への入学
  • 2年間の過程を終了
  • 准看護師試験の受験
  • 准看護師免許の取得
  • 就職活動

准看護師養成所への入学は、中学校卒業以上の学歴があれば入学可能です。入学試験に合格する必要があります。

2年間の過程では実習と講義を合わせて1890時間以上の学習が必要です。学習内容は基礎医学や看護技術、臨床実習などを学びます。

2年間の課程を修了後、都道府県が実施する准看護師試験を受験し合格すると免許が交付され晴れて准看護師として仕事が可能です。

この流れを踏まえて、准看護師を目指す場合は、まず地域の准看護師養成所の情報を集めるところから始めるとよいでしょう。

准看護師に年齢や学齢の制限はあるのか

准看護師を目指すにあたって、年齢制限は基本的にありません

中学校卒業以上の学歴があれば、何歳からでも准看護師養成所に入学することが可能です。実際に、10代から50代まで幅広い年齢層の方が准看護師を目指しています。

学歴についても、最低限中学校卒業であれば問題ありません。高校中退の方や高校卒業者、大学卒業者など、さまざまな学歴の方が准看護師養成所で学んでいます

ただし、養成所によっては独自の入学条件を設けている場合がありますので、志望する養成所の募集要項を確認することをおすすめです。また、社会人経験者向けの特別選抜枠を設けている養成所もあります。

年齢や学歴に関わらず、医療や看護に興味があり、人の役に立ちたいという思いがあれば、准看護師を目指すことが可能です。

准看護師になるための学校の種類

准看護師になるための教育機関には、主に以下の3種類があります。

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医師会立准看護師養成所高等学校衛生看護科(准看護師コース)私立准看護師養成所
運営母体地域の医師会が運営する養成所高校の専門学科として准看護師教育を行う民間の教育機関として運営される養成所
学費学費が比較的安い傾向があります学費は比較的高めの傾向あり
その他の特徴地域の医療機関との連携が強い場合が多いです高校卒業と同時に准看護師試験の受験資格を得られます設備や教育環境が充実している場合があります

それぞれの養成所で教育内容に大きな違いはありませんが、実習先の医療機関や学費、通学のしやすさなどを考慮して選ぶとよいでしょう。

都道府県によって設置されている養成所の数や種類は異なりますので、お住まいの地域の情報を集めることをおすすめします。

准看護師の資格取得方法

准看護師の資格を取得するには、各都道府県が行っている試験を受けなければなりません。

各養成所を卒業後に受験することが必須になりますので、しっかりと受験資格や試験の内容をチェックしておきましょう。

准看護師の受験資格

准看護師試験を受けるための資格は、以下のいずれかに該当する必要があります。

  1. 准看護師養成所の卒業者
    • 都道府県知事が指定した准看護師養成所で2年以上修業し、必要な学科を修了した方
  2. 高等学校衛生看護科(准看護師コース)の卒業者
    • 高等学校の衛生看護科で3年以上学び、必要な課程を修了した方
  3. その他都道府県知事が認めた者
    • (1)日本の看護師学校養成所を卒業した者と同等以上の知識及び技能を有すると厚生労働大臣が認めた方
    • (2)厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が適当と認めた方((1)の認定者を除く)

参照:保健師助産師看護師学校養成所指定規則

准看護師試験は各都道府県が実施しているため、詳細な受験資格や手続きは都道府県によって若干異なる場合があります。

受験を希望する都道府県の衛生主管部局に問い合わせるか、公式Webサイトで確認することをおすすめします。

准看護師試験の内容

准看護師の試験は都道府県単位で年1回実施されています。試験は2月の上旬から中旬にかけて行われ、合格発表は3月の上旬から中旬です。

試験問題は多肢選択式(マークシート)で、基礎的な医学知識や看護技術、患者さんへの対応方法などについて問われます。問題は150問で試験時間は2時間30分です。

都道府県によっては、ホームページに過去問が掲載されているケースがあります。ぜひ、試験前に確認し、対策を行いましょう。

准看護師試験の合格率

准看護師試験の実施状況は、全国まとめて発表されています。

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全体高等学校衛生看護学科養成所看護師学校養成所受験資格認定者
受験者数(人)13,8319525,7886,810281
合格者数(人)13,5449305,6526,746216
合格率(%)97.997.797.799.176.9
※受験資格認定者とは、外国の看護師学校養成所を卒業し、又は外国において看護師免許を得た方のことを指します。具体的には、
(1)日本の看護師学校養成所を卒業した者と同等以上の知識及び技能を有すると厚生労働大臣が認めた方
(2)厚生労働大臣の定める基準に従い都道府県知事が適当と認めた方(1)の認定者を除く)

合格率は、90%を超えていてかなり高い割合ということがわかります。しっかりと勉強すれば、十分に合格を狙えるのではないでしょうか。

ただし、合格率が高いからといって試験が簡単というわけではありません。准看護師養成所での2年間の学習を十分に行い、試験対策をすることが合格への近道です。

特に、解剖生理学や疾患の知識、看護技術の基本を理解することが重要です。

参照:令和4年度准看護師試験の実施状況

准看護師資格取得までにかかる期間

准看護師の資格を取得するまでにかかる期間は、主に以下の通りです。

  1. 通常の准看護師養成所ルート
    • 養成所での学習:2年間
    • 試験・免許取得:約3〜4ヶ月
    • 合計:約2年3〜4ヶ月
  2. 高等学校衛生看護科ルート
    • 高校での学習:3年間
    • 試験・免許取得:約3〜4ヶ月
    • 合計:約3年3〜4ヶ月

准看護師試験は多くの都道府県で年1回(2〜3月頃)実施されており、合格発表から免許証交付までにさらに1〜2ヶ月程度かかります。

そのため、養成所を卒業してから実際に准看護師として働き始めるまでには、数ヶ月のタイムラグが生じることを念頭に置いておきましょう。

看護師資格の取得(最短でも3年以上)と比較すると、准看護師は比較的短期間で医療職に就ける利点があります。 

准看護師取得までにかかる費用

准看護師の資格を取得するためにかかる費用は、進学する養成所の種類や地域によって異なります。

月に25,000〜40,000円ほどです。年間では、30〜48万円程度となっています。この他に、教材費や実習費用などが必要で、おおよその目安としては年間50万円です。

これらに加えて、准看護師試験の受験料(約6,000〜10,000円)や免許申請料(約5,000〜8,000円)がかかります。

なお、多くの養成所では奨学金制度や授業料減免制度を設けています。また、地域によっては医療機関が学費を援助する制度を設けているケースもあります。

志願者支援の病院情報についてもまとめてあるページもありますので、経済的な負担を減らす方法を事前に調べることがおすすめです。

准看護師の勤務先

准看護師の勤務先は、正看護師と同様の場所が挙げられます。どの場所も、特徴がありますので一つひとつ確認し、自分に向いている職場があるか考えていきましょう。

病院

准看護師のもっとも一般的な勤務先は病院です。大学病院や総合病院、専門病院などさまざまな規模・種類の病院で働くことが可能です。

病院では、内科、外科などの各診療科に配属され、医師や看護師の指示のもとで患者さんのケアを行います。具体的な業務としては、下記のものがあげられます。

  • バイタルサインの測定
  • 与薬
  • 注射
  • 点滴の管理
  • 食事や排泄の介助
  • 検査の準備

大規模な病院では教育体制が整っていることが多く、新人でも安心して働き始められる環境という点が特徴です。また、さまざまな症例を経験できるため、幅広い知識と技術を身につけることができます。

一方で、夜勤や休日出勤がある場合が多く、体力的にも精神的にも負担が大きいこともあります。しかし、その分給与水準は高めに設定されていることが一般的です。

診療所

診療所(クリニック)は、准看護師にとって病院の次に多い勤務先です。診療所は一般的に19床以下の小規模な医療機関で、地域の身近なかかりつけ医として機能しています。

診療所での主な業務は以下のとおりです。

  • 受付や電話対応
  • 問診
  • バイタルサインの測定
  • 簡単な処置の介助
  • 注射や点滴
  • 医療器具の準備・片付け
  • 診療録の管理

小規模な医療機関の場合には、看護業務だけでなく医療事務的な仕事も担当することがあります。

診療所の魅力は、夜勤がなく日勤のみというところが多い点です。そのため、家庭との両立がしやすく、ワークライフバランスを重視する方に人気があります。

また、同じ患者さんと長期的に関われるため、より深い信頼関係を築けることも特徴です。

一方で、少人数で運営しているため、一人当たりの業務範囲が広くなることや、緊急時の対応などで責任が重くなることもあります

介護施設

准看護師の活躍の場として、介護施設も重要な選択肢です。介護施設は主に下記の施設があげられます。

  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • グループホーム

さまざまな種類の介護施設で准看護師が必要とされています。

介護施設での主な業務は、下記にあげるものです。

  • 入居者の健康管理
  • 服薬管理
  • 医療的ケア(褥瘡のケア、カテーテル管理など)
  • 医師の診察や往診の補助
  • 急変時の対応

また、介護スタッフへの医療的アドバイスや指導も重要な役割となります。

介護施設の魅力は、利用者と長期的に関わることができ、その人らしい生活を支援できる点です。また多職種(介護士や理学療法士、作業療法士など)と連携してチームで働くため、さまざまな視点から高齢者のケアを学べます。

勤務形態は施設によって異なりますが、夜勤がない施設も多く、比較的規則正しい生活リズムで働くことが可能です。一方で、医療機関と比べると給与水準が低めの傾向にあります。

保育園

保育園も准看護師の活躍の場の一つです。保育園では、園児の健康管理や応急処置、与薬管理、発育チェックなどを担当します。

保育園での准看護師の主な業務は以下の通りです。

  • 登園時の健康観察
  • けがや体調不良時の応急処置
  • 感染症予防や衛生管理
  • 発育測定の実施
  • 保護者への保健指導
  • 与薬管理
  • 園児の健康に関する記録管理

保育園で働く魅力は、子どもたちの健やかな成長を間近で見守れることや、基本的に日勤のみで夜勤がないことが挙げられます。

土日祝日が休みの園も多く、プライベートの時間を確保しやすい職場といえるでしょう。

また、子どもが好きな方や、将来自分が子育てをする際にも役立つ知識を得たい方にとっては、やりがいのある職場環境です。

ただし、医療機関と比べると医療行為が限られるため、看護技術を幅広く磨きたい方には不向きかもしれません。

准看護師といえども、働く場所はさまざまです。キャリアアップについて気になる方はぜひこちらの記事も参考にしてください。

准看護師の勤務形態

准看護師の勤務形態は大きく分けて日勤と夜勤があります。

勤務先によって、勤務形態は異なります。ここでは、一般的な日勤と夜勤の勤務形態や仕事内容を確認していきましょう。

日勤

准看護師の日勤勤務は、一般的に朝8時頃から夕方17時頃までの8時間勤務が多いです。ただし、勤務先によって開始・終了時間は若干異なります。

日勤の主な業務内容

  • 朝の申し送り(夜勤者からの引継ぎ)
  • バイタルサインの測定
  • 食事や排泄の介助
  • 投薬・注射
  • 検査や処置の介助
  • 患者さんの状態観察と記録
  • 夕方の申し送り(夜勤者への引継ぎ)

診療所や介護施設など、日勤のみの職場も多く、家庭との両立を重視する准看護師に人気があります。一般的に週休2日制が採用されていますが、土曜日も診療を行う医療機関では、平日に振替休日を取ることが多いです。

日勤のメリットは、生活リズムが一定に保てることや、家族との時間を確保しやすいことです。一方で、繁忙時間帯は業務が立て込むこともあり、体力的・精神的な負担が大きくなることもあります。

夜勤

准看護師の夜勤勤務は、主に病院や24時間体制の介護施設で行われています。一般的な夜勤時間帯は、17時頃から翌朝8時頃までの約16時間ですが、2交代制や3交代制など、勤務先によって異なります。

夜勤の主な業務内容

  • 夕方の申し送り(日勤者からの引継ぎ)
  • 夕食の配膳・介助
  • 就寝前の投薬・処置
  • 定期的な巡回・観察
  • 臨時の処置や対応
  • 夜間の緊急入院対応
  • 朝の身支度の介助
  • 朝の申し送り(日勤者への引継ぎ)

夜勤のメリットとしては、夜勤手当が支給されるため給与面で有利になることや、日中の時間を自由に使えることが挙げられます。特に子育て中の方や、何らかの用事で日中の時間が必要な方にとっては、夜勤中心の働き方も選択肢の一つです。

一方で、夜勤のデメリットとしては下記があげられます。

  • 体内リズムが乱れやすい
  • 体力的な負担が大きい
  • 緊急時に少ないスタッフで対応しなければならない場合がある

なお、准看護師の求人にも夜勤専従のものもあります。夜勤を含む勤務形態を選ぶ場合は、自分の体力や生活スタイルに合っているかどうかをよく考慮することが大切です。 

准看護師の給与

准看護師の給与は、年収417万円ほどです。

勤務先によっても異なりますが、他の条件(地域や勤務先の種類・経験年数など)によっても変わっていきますので、それぞれの項目ごとにしっかりと確認していきましょう。

准看護師と正看護師の給与比較

厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、正看護師と准看護師の年収は90万円以上の差があります。

正看護師准看護師
想定年収約519万円約417万円
月収約36万円約29万円
賞与約83万円約64万円

正看護師は、准看護師よりも高度な内容の業務を求められることがあるため、年収に差があると考えられます。なお、過去10年間では、399万円〜419万円という非常に狭い幅で推移しています。

都道府県別の准看護師給与比較

都道府県別にみると、千葉県や山梨県が高い傾向があります。

順位都道府県名きまって支給する現金給与額
1位東京都約37.9万円
2位神奈川県約36.4万円
3位京都府約35.6万円
4位長野県約32.8万円
5位和歌山県約32.4万円
参照:令和6年賃金構造基本統計

多くの方は、大都市圏の給与が高いと考えています。しかし、実際には異なるため、ご自身が働きたい県はどの程度の水準か確認しましょう。

なお、給与の低い都道府県ワースト5は宮城県、佐賀県、熊本県、福岡県、青森県です。

青森県は約24.2万円と、新潟県と10万円以上の差があります。この順位は、年によって変わりますので注意しましょう。

年齢別にみる准看護師の給与比較

准看護師は、経験年数が長くなるほど給与が上がっていきます。

年齢所定内給与
~19歳16万5600円
20~24歳20万8100円
25~29歳23万2800円
30~34歳24万5100円
35~39歳25万1700円
40~44歳26万5500円
45~49歳28万4200円
50~54歳27万8900円
55~59歳30万600円
60~64歳27万4000円
65~69歳26万9300円
70歳~24万9200円
出典:令和6年賃金構造基本統計

経験年数の中でも、55〜59歳がもっとも高い給与となっています。経験もあり、重要なポストに就く方もいるからでしょう。

なお、准看護師が給与アップするための方法が気になる方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

准看護師に向いてる人

准看護師に向いている人は、以下の4つのポイントが挙げられます。

  • 人と関わることが好きな人
  • 冷静に対応できる人
  • 責任感の強い人
  • 体力のある人

どれも、准看護師として必要なポイントですので、詳しく確認していきましょう。

人と関わることが好きな人

准看護師の仕事は患者さんと直接触れ合う機会が非常に多い職業です。

日々の健康状態の確認や処置、患者さんの不安や悩みに耳を傾けることも重要な役割となります。人との会話を楽しめる方、相手の話をしっかり聞ける方は准看護師に向いているでしょう。

特に高齢者施設や在宅医療の現場では、医療行為だけでなく患者さんの心のケアも求められます。人と関わることに喜びを感じられる方にとって、やりがいのある職業といえるでしょう。

【体験談】

人と関わることが好きな方は看護系の仕事に向いていると思います。実際に、現場では患者さんとのコミュニケーションの仕方一つで治療に前向きに参加してもらえるかなどが決まるため向いているといえます。

冷静に対応できる人

医療現場では、冷静に対応できる人が求められます

現場では予期せぬ状況が発生することがあります。患者さんの容態が急変したり、緊急を要する処置が必要になったりすることも少なくありません。

そのような場面でも冷静さを保ち、適切な判断ができる人は准看護師に向いているといえるでしょう。パニックにならず、手順通りに行動できる能力は、患者さんの命を守るために非常に重要です。

何が起きても動じない精神力を持っている方は、准看護師として大きな力を発揮できます。

責任感の強い人

准看護師は、責任感の強い方が向いています。

准看護師は、医師や正看護師の指示のもとで患者の命と健康に関わる重要な業務を担います。投薬や処置など、ミスが許されない場面も多く、常に自分の行動に責任を持ち、確実に業務を遂行する姿勢が求められます。

また、患者のわずかな変化に気づく観察力や、気になることを正確に報告するコミュニケーション能力も欠かせません。

「任された仕事は最後までやり遂げる」という責任感を持つ方は、准看護師として活躍できるでしょう。

体力のある人

准看護師の仕事は体力的にも決して楽ではないため、体力のある人が求められます。

夜勤を含む不規則な勤務形態や、患者さんの体位変換、移動の介助など、身体的な負担が大きい業務も少なくありません。一日中立ちっぱなしということも珍しくなく、体力と持久力が必要です。

健康管理をしっかり行い、ある程度の体力に自信がある方は、長く准看護師として働き続けられるでしょう。もちろん、最初は体力に自信がなくても、仕事をしながら徐々に体を慣らしていくことも可能です。

【体験談】

夜勤や日勤などの不規則な勤務の中、緊張感のある仕事を行っていくには、まず体力が必要です。また、なによりも1日中立ちっぱなしということもザラですので、やはり体力は必要でしょう。

 准看護師についてよくある質問

准看護師についてよくある質問をまとめました。

調べていくと、疑問に思うことも多くあるかと思います。一つひとつ確認し、不安や疑問を減らしていきましょう。

 准看護師から正看護師になれるのか?

准看護師から正看護師になることは可能です。一般的には以下のような進学ルートがあります。

画像引用:日本看護協会「准看護師のための特設サイト」

どのルートも国家試験に合格することで、正看護師(看護師)の資格を取得できます。勤務先によっては進学支援制度を設けているところもありますので、活用するとよいでしょう。

自分のライフスタイルに合った進学方法を選ぶことが大切です。

 准看護師に将来性はあるのか? 

准看護師の資格は今後も一定の需要があると考えられています。

特に高齢化社会の進行に伴い、医療・介護ニーズは増加傾向にあります。准看護師は以下のような場所で活躍の場があります。

  • 病院や診療所
  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
  • 訪問看護ステーション
  • デイサービスセンター

ただし、医療の高度化に伴い、より専門的な知識を持つ正看護師の需要が高まっている側面もあります。

将来のキャリアアップを考えるなら、働きながら正看護師の資格取得を目指すことも選択肢の一つです。現場経験を積みながら、段階的にステップアップができる点は、准看護師の魅力といえるでしょう。

准看護師は本当に廃止されるのか?

准看護師制度の廃止については長年議論されていますが、現時点で具体的な廃止の決定はありません

地方や中小の医療機関では准看護師の需要は依然として高く、当面は存続すると考えられています。また、もし将来的に制度が変わる場合でも、現役の准看護師への救済措置が検討されるでしょう。

なお、准看護師廃止論について気になる方はこちらの記事を参考にしてください。

【体験談】

廃止の話はでています。実際に、正看護師自体も大学での教育を進めようとする流れがあります。また、保健師や助産師についても学士ではなく修士での教育を進める動きもみられています。

看護系の資格については、准看護師のみならず全体的に、高度な内容となるような働きがみられています。

男性でも准看護師になれるのか?

もちろん、可能です。力仕事が必要な場面もあるため、男性の活躍が期待されることもしばしばあります。

同じ系統の看護師も、男性看護師の数は増加傾向にあります。男女問わず、患者さんに寄り添えるコミュニケーション能力が大切です。

あなたに合った働き方で准看護師を目指そう

准看護師は多様な働き方ができる職業です。フルタイムでの勤務はもちろん、育児や介護との両立を考えたパート勤務、夜勤専従など、ライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。

また病院やクリニック、高齢者施設など、勤務先によっても業務内容や環境が大きく異なります。自分の適性や生活環境を考慮して、無理なく長く続けられる働き方を見つけることが大切です。

また、准看護師の資格は比較的短期間(2年程度)で取得できるため、早く医療の世界で働きたい方にも向いています。まずは准看護師として経験を積み、その後のキャリアプランを考えていくという選択肢もあります。

あなたのペースで医療に貢献できる准看護師という職業を、ぜひ前向きに検討してみてください。

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