ジャンル別記事
【どこまでならOK?】介護パートの仕事内容や悩みの対処法を解説
介護施設でパートとして働く際に、どこまで手を出して仕事をしていいものか迷ってしまうことってありますよね。
施設によってパート職員の位置づけが違うことも多く、時には「パート職員なのにこんなことまで任されるの?」と不安や不満に思ってしまう場合も。
具体的な対処法を把握すれば、働きやすい環境で気持ちよく仕事ができるようになる可能性も。この記事を参考に、自分に合った働き方を今一度考えてみてください!
介護施設における正社員とパートの違い
介護施設における正社員とパートの違いを表す項目は、以下になります。
- 勤務時間
- 給料
- 業務内容
これから詳しく解説していきます。
勤務時間
正社員とパート職員の大きな違いは、勤務形態にあります。
24時間体制での介護サービスを行う施設では、正社員が夜勤に入ることがほとんどです。休み希望も月3日までなどと決められている場合があります。
一方でパート職員は、働き方がまちまち。「夜専で夜勤だけ月数回入る方」や「日中の短時間のみ働く方」もいます。また、正社員と同じように夜勤までこなす「フルパート」として働く方も存在。
フルパートであれば、他の短時間パートの方より給料などの優遇を受けやすい傾向にあります。
給料
介護施設の正社員とパート職員の違いは、支払われる給料形態にも表れます。
正社員は月給であることに対し、パート職員は時給計算であるため、2月など月の日数が少ない時期に差が出やすい傾向に。カイクマ
ボーナス面でもパート職員より正社員のほうが多く支給されるケースが多いです!
最近ではフルで働くパート職員を重宝し、フルで働く場合なら正社員とそこまで差をつけない施設も増えていますが、総合すれば多少差がある場合がほとんどです。
業務内容
正社員とパート職員を比較する上で最も曖昧なのが「業務内容」です。
介護施設によってパート職員の位置づけが異なり、雑用などを中心に頼む施設もあれば、ケアプランやモニタリング、会議の進行までお願いするケースもあります。身体介助など日常業務の負担は、実はそこまで差がないとあらかじめ認識しておくことも大切です。
業務内容の割り振りが曖昧な背景には、介護施設の人手不足が原因のひとつでもあります!
パートが仕事を任されて悩みがちな実例
正社員とパート職員の位置づけは介護施設によって差があり、曖昧な傾向にあります。カイクマ
仕事を任された時にパート職員が戸惑ってしまう場面も…
そこでパート職員の方が悩みがちな事例を以下にまとめました。
- 書類を作成してと言われた
- 正社員がいないフロアを任される
- 残業を頼まれる
これから詳しく解説していきます。
書類を作成してと言われた
パート職員として戸惑ってしまうケースで多いのが、ケアプランやモニタリングなどの書類関係の作成を頼まれた時です。
多くの介護施設では基本的に正社員が記載する書類を、パート職員に頼む場合があります。理由は、それぞれの介護施設の考え方や人手不足によるものです。
特に「正社員」でも「パート職員」でも、利用者のケアに関わるという意味では「同じ」と捉えている介護施設であれば、積極的に書類作成を任されることも。
書類を作成したことがないパート職員だと、やり方がわからず困ってしまう傾向にあります!
正社員がいないフロアを任される
ユニット方式やグループホームなど、少人数制のケアを実施している介護施設に特に多いのが、パート職員であっても「フロアをひとりで任されるケース」です。
特に入ったばかりのパート職員がフロアをひとりで任された場合、周りに相談する人がいなく不安に感じてしまうことも。ひとりでの勤務が苦手な方は、特に連日任されると、仕事に行くのも嫌になってしまいます…
パート職員であっても、ひとり勤務を任されてしまう原因の多くは、介護施設の人手不足です。
また普段は、数人の職員でフロアを回す場合でも、他職員の体調不良など不測の事態が原因でひとり勤務を任されてしまうケースもあります。
残業を頼まれる
パート職員であっても、残業を頼まれるケースもあります。
パート職員の中には、家庭の事情などで短時間勤務にしていることも…
人手不足が原因でのサービス残業なども「みんなやっているから」と言われたら断りにくく、ストレスを増長してしまう事案です。
パートがどこまでやっていいか悩んだ時の対処法
パート職員であっても、本当にやるべきか悩むような仕事を任されるとどうしたらいいのか迷ってしまいますよね。
そこでここからは、パート職員がどこまで仕事をしていいのか悩んだ時の対処法を紹介していきます。
- 主任やリーダーなどに相談する
- 頼まれる仕事が負担になりすぎたら丁寧に断る
- やっていい仕事が比較的きっちりしている派遣や単発の仕事を選ぶ
- やっていいことなら一度積極的にやってみる
これから詳しく解説していきます。
主任やリーダーなどに相談する
困ってどうしようもない場合には、ひとりで悩みを抱え込まず主任やリーダーなど直属の上司に相談することもひとつの手です。可能であれば、現実的な解決策で対応してもらえるかもしれません。
ただし、相談相手は慎重に選択しましょう!
その理由は、上司自身も「パート職員にそれぐらいのことをやってもらってもいい」と思っている場合があり、判断を間違うと相談したことで逆に反感をかってしまう可能性もあるからです。
また、伝える場合は「やりたくない」というニュアンスではなく「頼まれても対応できず困っている」など、困っていることを重点に置いて話してみましょう。カイクマ
頼るような言い方を心掛けることで上司の「なんとかしてあげたい気持ち」を上手く刺激することがポイントです!
頼まれる仕事が負担になりすぎたら丁寧に断る
仕事を頼まれた時に負担に感じたら、勇気を出して断ってみましょう。相手は、負担に感じていることに気付いていない可能性もあります。
断る時の伝え方も大切です!
「それできません!」などと勢いよく断るのではなく「〇〇までなら可能ですが、〇〇は自分ひとりではできません。」などとできない理由や状況、できる範囲のことを丁寧に伝えましょう。それでも、反感をかう場合もあります。
そんな時には「それでも自分を守る事も大切」と割り切ってしまいましょう!
やっていい仕事が比較的きっちりしている派遣や単発の仕事を選ぶ
正社員とパート職員に対する業務の割り振りが曖昧なことでストレスを感じる場合は、派遣や単発の介護バイトを選ぶことをおすすめします。
派遣や単発の介護バイトとして介護業務に入る場合、比較的きっちりやる仕事が決められていることが多く「本来正社員がやるべき仕事を任される」ということがほとんどありません。
また単発のバイトであれば、万が一職場の業務内容に不満を感じても1回で終わるため、気負いすることなく仕事に取り組むことができます。
やっていいことなら一度積極的にやってみる
パート職員であっても、仕事を任せられるということは信頼されている証拠です。カイクマ
考え方を変えて、一度思い切ってやってみるのもひとつの手!
- やってみたら意外と楽しかった
- 頼まれた仕事をこなしたことで周囲からの評価が上がった
など、自分にとってプラスに働く可能性もあります。
一度やったことで再度同じことを頼まれる可能性が高いため、自分の負担になりすぎないかの見極めも大切です。
介護パートとしてやるべき仕事を判断し、安心して働こう
パート職員は位置づけが曖昧で、モチベーションのコントロールが難しい傾向にあります。介護パートとして、どこまでするべきか迷った時、さまざまな方法で対処することが可能です。
記事を参考に、自分に合った無理のない働き方を探してみてください!