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介護施設の敬老会におすすめの出し物16選|職員ができる簡単で面白いゲームを紹介
「介護施設で敬老会に出し物がしたいけど、何をしたら盛り上がるかわからない」と悩む職員の方もいるのではないでしょうか。敬老会を折角開催しても、何も企画せずなんとなく時間を過ごしてしまえば盛り上がりに欠けてしまいます。
記事を読めば、介護施設で盛り上がる敬老会の出し物を把握し、楽しい時間を利用者様と共有することができるでしょう。
介護施設で行われる敬老会とは
敬老会とは、長年社会に貢献してきた高齢者を敬い、感謝の気持ちを伝えるために行われる行事です。介護施設においては、利用者の方々が主役となり、普段の生活とは違った特別な時間を過ごせる場として大切にされています。
出し物や催し物を通じて入居者同士や職員、家族との交流が深まり、日常に彩りを添える機会となるのが特徴です。具体的には、以下のように多彩なプログラムが用意されることが一般的です。
- 職員やボランティアによる歌や踊り
- 利用者が参加できるゲームやクイズ
- 地域の子どもたちの合唱
また、食事面でもお祝い膳や特別なスイーツが提供されるなど、非日常感を演出します。こうした催しは、入居者の心身の活性化を促すとともに、施設全体の雰囲気を和やかにする役割を果たしています。

敬老会で出し物をするメリット
介護施設で敬老会を実施するメリットは複数存在します。ここでは、主なメリットを4つにわけて解説します。
日頃のストレス発散になる
敬老会は、介護施設での日常生活に新しい刺激を与え、利用者様の日頃のストレス発散に役立ちます。
敬老会のような特別なイベントでは、普段とは異なる雰囲気や活動が取り入れられ、自然と気分転換ができます。
音楽に合わせて手拍子をしたり、ゲームで盛り上がったりすることで、普段はあまり表情を変えない利用者様も笑顔になるでしょう。このような非日常の体験は、心のリフレッシュだけでなく、前向きな気持ちを育むきっかけにもなります。
利用者様同士のコミュニケーションを図れる
敬老会は、利用者様同士の自然なコミュニケーションを促す貴重な機会となります。普段の生活では、同じ施設内にいても積極的に交流する機会が少ない場合がありますが、敬老会のイベントを通じて、共通の話題や活動が生まれます。
- ビンゴ大会
- クイズゲームなど
上記のようなグループで行う出し物では、隣同士で相談したり、応援し合ったりする場面が見られます。このような交流は、会話のきっかけとなるだけでなく、新たな友人関係を築くきっかけにもなります。
脳の活性化にもつながる
敬老会のさまざまな出し物やレクリエーションは、利用者の脳の活性化にも良い影響を与えます。なぜなら、普段と異なる体験をすることで、認知機能への刺激となり、思考力や記憶力を維持する効果が期待できるからです。
- 懐かしい曲を聴いて一緒に歌う
- 昔の出来事にちなんだクイズに挑戦する
たとえば上記のような出し物は、記憶を呼び起こす作業が自然と行われます。このような活動は、単に楽しいだけでなく、脳の広い領域を活性化させる効果があります。
また、身体を動かすダンスや体操なども、リズムに合わせて考えながら行うため、認知機能の維持に役立つでしょう。
定期的な開催が楽しみにつながる
敬老会を定期的に開催することで、利用者様の日々の生活に楽しみや目標を持つことができます。特に高齢者にとって、次のイベントを楽しみにする気持ちは生活意欲の向上に直結します。
- 「来月の敬老会でどんな出し物があるのか楽しみ」
- 「また友達と一緒に参加したい」
これらの期待感は、日常生活に前向きな気持ちをもたらします。このような小さな楽しみがあることで、日々の生活にメリハリが生まれ、心身の健康維持にも良い影響を与えます。

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【鑑賞して喜ぶ】介護施設の敬老会におすすめの出し物7選
介護施設の敬老会では、利用者様が鑑賞できる出し物もおすすめです。ここからは、鑑賞して喜ばれる介護施設の敬老会おすすめ職員の出し物7つを紹介します。
ダンス
敬老会で披露するなら、ダンスがおすすめです。なぜなら、ダンスは人の心を躍らせ、見ているだけで明るい気分になれるからです。
比較的動きがスローなフラダンスやジャズダンスは、高齢者も見やすいでしょう。ダンスが好きな職員がいれば、チームを組んで練習し、披露すると利用者に喜ばれます。早めに参加者を募り、練習を始めましょう。
楽器演奏
介護施設の敬老会では、楽器演奏もおすすめです。なぜなら、楽器演奏には情緒を安定させる効果があり、音楽療法でも活用されているからです。
たとえば、ピアノ・ギター・オカリナの演奏が適しています。
スタッフが演奏できれば理想的ですが、難しい場合は外部の演奏者に依頼するのも良いでしょう。ボランティア団体が楽器演奏を提供してくれることもあるため、出演者が見つからない場合は相談してみてください。
演劇
介護施設の敬老会の出し物には、演劇もおすすめです。演劇は鑑賞向きのレクリエーションで、見ているだけで楽しめます。
また、特別なスキルが不要なため、楽器演奏やダンスよりもスタッフが取り組みやすいのもメリットです。本格的な演劇を披露したい場合は、外部のプロの劇団に依頼するのも良いでしょう。
マジックショー
マジックショーは、敬老会の場を一気に華やかにする出し物のひとつです。カードやコイン、ハンカチといった身近な小道具を使った簡単な手品でも、不思議な現象を目の当たりにすることで利用者の方に驚きと感動を与えられます。
高齢者の方は身体的な参加が難しい場合もありますが、マジックは見ているだけで楽しめるため、負担をかけずに会場全体を盛り上げることができます。また、マジシャンを呼ぶだけでなく、職員やボランティアが簡単なネタを披露することで親近感や笑いが生まれる点も大きな魅力です。
二人羽織
二人羽織は、介護施設の敬老会で昔から親しまれている定番の出し物です。後ろの人が前の人の腕を操作し、食事や化粧などの動作を行う姿は、見るだけで笑いを誘います。
特に大げさなリアクションやコミカルな演出を加えることで、利用者だけでなく職員や家族も巻き込み、会場全体が和やかな雰囲気になります。
また、利用者が掛け声や応援をすることで自然に参加できるため、鑑賞型でありながら交流や一体感を生み出しやすい点も魅力です。
朗読
朗読は、静かで落ち着いた雰囲気を演出できる出し物として敬老会に適しています。昔話や詩、エッセイなど高齢者に馴染みのある題材を選ぶと、懐かしさや安心感を引き出すことができます。
声の抑揚や読み方に工夫を加えれば、まるで物語の世界に引き込まれるような臨場感を味わえる点も魅力です。また、スライドや音楽を組み合わせることでより豊かな演出が可能となり、視覚・聴覚両面から楽しめます。
身体的な負担をかけず、心の充足感を与えられる出し物としておすすめです。
ものまね
ものまねは、観客の笑いや驚きを引き出す出し物として非常に効果的です。歌手や有名人の声や仕草を真似するだけで場が明るくなり、特に昭和歌謡の歌手や俳優のものまねは高齢者に馴染みがあるため、一緒に口ずさんだり懐かしい気持ちを共有できる点が魅力です。
プロのものまね芸人を呼ぶのも良いですが、職員や家族が披露することで親近感や笑いが増し、会場の空気を一層和やかにします。気軽に楽しめる一方で、鑑賞するだけで盛り上がるため、幅広い利用者に適した演目といえるでしょう。
【誰でも参加できる】介護施設の敬老会におすすめの出し物6選
介護施設の敬老会で、参加型の出し物もおすすめです。ここからは、誰でも参加できるレクリエーション形式のおすすめ職員の出し物を6つ紹介していきます。
みんなで合唱カラオケ
介護施設の敬老会では、合唱カラオケがおすすめです。歌は、利用者が参加しやすいレクリエーションのひとつであり、高齢者になじみのある曲を選ぶと自然と歌いやすくなります。
たとえば、「ふるさと」「上を向いて歩こう」「青い山脈」などの昭和の名曲や童謡を選ぶと、高齢者にも親しみやすく、歌いやすいでしょう。
また、季節に合わせて「紅葉」や「春の小川」などを取り入れるのもおすすめです。みんなで声を合わせて歌うことで、会場の雰囲気も一層盛り上がるでしょう。
懐かしクイズ大会
介護施設の敬老会の出し物として、クイズ大会もおすすめです。クイズは体を動かさずに楽しめるため、誰でも気軽に参加しやすいのが魅力です。
クイズの内容は、利用者の現役時代にちなんだ話題や、地域の歴史、季節の行事などをテーマにするとよいでしょう。
- 昭和の流行クイズ:「1964年に開催された日本で初めてのオリンピックの開催地は?」
- 懐かしの歌クイズ:「♪上を向いて歩こう 涙がこぼれないように~」この曲のタイトルは?
- ご当地クイズ:「この地域の名産品として有名な果物は?」
など、利用者が思い出を振り返りながら楽しめる問題を用意すると盛り上がります。また、簡単すぎず、少し考えれば答えられるようなバランスのクイズを用意すると、より楽しんでもらえるでしょう。
歌に合わせた体操・踊り
敬老会のレクリエーションとして、歌に合わせた体操や踊りをみんなで行うのもおすすめです。楽しい時間を共有しながら、自然に運動にもつながります。
少しゆっくりめのテンポの曲を選び、事前に考えた体操や踊りを実施しましょう。
たとえば、「炭坑節」や「東京音頭」などのなじみのある曲に合わせて、簡単な振り付けを取り入れると参加しやすくなります。
最初は動きがわからない人もいるため、職員が前に立ってお手本を見せながら進めるとスムーズです。みんなで体を動かすことで、心も体も温まり、楽しいひとときを過ごせるでしょう。
ボール送りゲーム
敬老会のレクリエーションとして、ボール送りゲームもおすすめです。このゲームは、列ごとにチームを作り、ボールを順番に渡していき、一番早く最後の人に届いたチームが勝ちとなります。
座ったままでも参加できるため、体力に自信がない方でも楽しめるのが特徴です。
ボールの大きさを調整したり、タオルの上にボールを乗せて二人一組で運ぶルールにしたりするなど、工夫を加えるとさらに楽しめるでしょう。
ビンゴ
ビンゴ大会も、敬老会を盛り上げる出し物の1つです。体を動かさずに楽しめるため、誰でも気軽に参加しやすいのが魅力です。ビンゴの景品は全員に行き渡るように準備すると、より多くの人が楽しめます。
ビンゴ大会の景品は、利用者が喜びやすく、日常で使えるものを選ぶと良いでしょう。たとえば、以下のようなものがおすすめです。
- お菓子セット(個包装のせんべいや和菓子など)
- タオルやハンカチ(肌触りのよいもの)
- 文房具(メモ帳やボールペンなど)
- 季節の小物(冬ならひざ掛け、夏ならうちわなど)
- アロマサシェや入浴剤(香りを楽しめるもの)
- レクリエーション用品(簡単なパズルや塗り絵ブックなど)
高価なものでなくても、実用的で楽しめるアイテムを選ぶと、より多くの人に喜ばれます。
食事会
食事会は、利用者全員が気軽に参加できる敬老会の定番イベントです。普段の食事とは異なる特別な献立を用意したり、季節の食材を取り入れた料理を提供することで、お祝いの雰囲気を感じてもらえます。
また、利用者同士や職員、家族との会話が自然と生まれるため、コミュニケーションの活性化にもつながります。嚥下機能に配慮して柔らかい食事や刻み食を用意すれば、誰もが安心して楽しめる点も大きな魅力です。
食事の場は笑顔や交流が生まれやすく、参加型の出し物として敬老会を盛り上げる役割を果たします。
【感染症対策に】介護施設の敬老会におすすめの出し物3選
コロナなどの感染症に懸念がある場合、以下のような出し物もおすすめです。
プレゼント交換
プレゼント交換は、直接的な接触を最小限に抑えながら楽しめる出し物です。あらかじめ職員が個包装された品物を準備したり、利用者が折り紙や手作り小物を作成して交換するなど工夫すれば、感染症対策をしつつ温かい交流の時間が生まれます。
また、引き換え番号を使ってランダムに渡す形式にすれば、誰に何が当たるのか分からないワクワク感が加わり、会場の一体感も高まります。実用的なお菓子や日用品を中心に選ぶと、利用者に喜ばれやすいのもポイントです。

記念撮影
記念撮影は、利用者一人ひとりの特別な瞬間を残せると同時に、感染症リスクが低い活動としても有効です。背景に季節感のある装飾や敬老の日らしい横断幕を設置することで、イベントらしい華やかさを演出できます。
撮影時には一定の距離を保ちながら、職員や家族と一緒に笑顔で写真に収まることで、参加者の思い出づくりにつながります。後日プリントして配布したり、アルバムにまとめて掲示したりすると、利用者やご家族にとっても大切な記念品となるでしょう。
披露系のレクリエーションゲーム
披露系のレクリエーションゲームは、個人や少人数ごとに発表する形式を取り入れることで、密集を避けながら実施できます。
たとえば「歌の披露」「簡単なハンドベル演奏」「詩の朗読」などは、観客が距離を取った状態でも十分に楽しめるため感染対策に適しています。
また、事前に練習を行うことで利用者の意欲や達成感を引き出し、自信にもつながります。観る側も拍手や声援で参加できるため、会場全体が一体となって盛り上がる出し物になります。
敬老会で出し物をする際の注意点
敬老会で出し物をする際には、気をつけたいこともいくつかあります。ここからは、敬老会で出し物をする際の注意点を解説していきます。
みんなが参加できるものを選ぶ
敬老会の出し物で大切なのは、誰もが参加しやすいものを選ぶことが大切です。出し物の内容によっては参加が難しい人が出てしまいます。
たとえば、激しく体を動かすゲームや難易度の高いクイズは、一部の人しか楽しめず、介護施設のレクリエーションには適していません。
座ったままでも参加できる合唱カラオケやビンゴ大会、簡単な動きで楽しめる歌に合わせた体操などがおすすめです。また、昔懐かしいクイズやボール送りゲームのように、利用者の皆さんが無理なく取り組める内容を選ぶと、より多くの利用者が楽しめるでしょう。
実施中の見守りを忘れない
敬老会の出し物を安全に楽しんでもらうためには、実施中の見守りが欠かせません。高齢者の中には、体調を崩しやすい方や、長時間のイベントが負担になる方もいます。
特に、大勢が集まると緊張したり、環境の変化で気分が悪くなったりすることもあるため、以下の点に注意しましょう。
- こまめに体調確認をする(顔色や表情の変化をチェック)
- 職員同士で見守りの役割を分担する
- 異変があったらすぐに対応できる体制を整える
万が一の事態に備えつつ、利用者が安心して楽しめる環境を作ることが大切です。
利用者が楽しめるように配慮する
敬老会の出し物は、利用者全員が無理なく楽しめる内容にすることが大切です。高齢者の体力や認知機能には個人差があるため、誰もが参加しやすい工夫をしましょう。
配慮すべきポイントとしては、以下のとおりです。
- 身体的負担を考慮する(座ったまま参加できるゲームや体操を選ぶ)
- わかりやすい内容にする(簡単なルールのレクリエーションにする)
- 懐かしさを感じられる要素を取り入れる(昭和の歌やクイズなど)
- 途中で休憩時間を設ける(疲れを感じさせないようにする)
利用者が安心して参加できる環境を整え、楽しい時間を提供しましょう。
まとめ
介護施設の敬老会は、年に一度、利用者様に感謝と祝福の気持ちを伝える大切な日です。喜んでいただける出し物を用意すると、利用者様やご家族に日頃の感謝の気持ちがより深く伝わるでしょう。
利用者様やご家族が気軽に参加できる出し物を考え、敬老会を盛り上げる工夫をしましょう。
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