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【なぜもったいない?】介護業界に新卒入社することの是非について解説!

  • 大学を卒業して介護業界へ就職する方
  • これから介護業界へ就職を考えている方

上記の方は周囲から「もったいない」「大卒じゃなくても良い」など色々な話が入ってきて迷われているのではないでしょうか。

今回では、大学を卒業して介護業界へ入ることのメリットや、もったいないと言われる理由、そして就職する際に見るべきポインについて解説していきます。

周囲の声に惑わされることなく、介護業界での就職にあたり不安を解消していきましょう。

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新卒で介護業界へ就職することがもったいないと言われる理由

なぜ新卒で介護業界へ就職することがもったいないと言われるのでしょうか。

理由としては以下3つのイメージを持たれていることが考えられます。

  • 給与が低いというイメージ
  • 福利厚生や労働環境があまり良くないというイメージ
  • 学歴が必要ない仕事というイメージ

以下ではそれぞれの理由について考察していきます。

①給与が低いというイメージ

介護業界は、生活に寄り添う仕事であり業務量も多いですが、給与が伴っていないと言われています。

以下は国税庁から発表されている令和2年度の民間給与実態調査の結果となりますが、平均給与額は全産業平均が433万円に対し、介護含めた医療・福祉業界は397万円となっており、全産業と比べ給与が低いというのは統計上でも出ています。

参考:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/000.pdf

また、初任給から見てみると医療・福祉卒は約22万2千円となっており、全産業と比較しても高い額となっていますが、統計の結果には介護職だけでなく医療専門職(看護・医師など)を含めた結果となっていることから、介護職全体で見ると平均は下がると想定されます。

参考https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/05.pdf

また、大学新卒者における介護職の初任給としては諸手当を考慮しないと19万円前後が多く、初任給額に夜勤手当や通勤手当が加わり23万円弱と想定されます。

一般的な企業の場合、諸手当を考慮しない場合、約21万前後が多いことから考えると、初任給額は決して高くなく、諸手当を加えて一般的な企業水準の月額給与額となることが想定されます。

そして介護職の場合、一般的な企業に比べると組織の数が少なく、組織数に比例して役職数やキャリアアップの幅が少ないため、年齢を重ねても給与が大きく変動するものではない部分も結果に影響を与えていると考えられます。

②福利厚生や労働環境があまり良くないというイメージ

昨今では働き方改革などキャリアの幅を広げる動きが広がっていることもあり、企業によっても様々な施策を行うことが増えました。

しかし介護業界の場合、休日数や福利厚生の諸制度が整っていない部分もあることや、夜勤などがある関係で、なかなか働き方改革のメスを入れづらいということもあり、どうしても過酷なイメージを持たれていると考えられます。

③学歴が必要ない仕事というイメージ

介護業界は慢性的な人材不足ということもあり、有効求人倍率も全産業平均の1.61倍に対し、3.90倍と高い水準を保っています。

参考https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000489026.pdf

求人情報を見れば経験不問で募集している求人も散見されることから、貴重な新卒カードを使う必要がないのでは?と考えられがちです。

デスクワークのように、マーケティングや経済学要素を使い、大学の学習内容が活かせる仕事内容ではなく、業界としても高校卒業・専門学校卒業者が多かったこともあり、大学卒業で入ることに抵抗を示す方も一定数いるのではないでしょうか。

また、製造業のように学歴によって給与やキャリアパスが分かれることがないため、大学を出て就業するメリットを見出しづらいというのも想定されます。

新卒で介護業界へ就職するメリット

上記ではなぜ新卒で介護業界へ就職することがもったいないと言われるのか、幾つか理由を挙げて考察していきました。

メリットはないのか?というと、決してそんなことはありません!

以下では介護業界へ新卒で就職することのメリットについて解説していきます。

①実務経験が積める

国家資格である介護福祉士は、受験資格として3年の実務経験が必要となります。

さらにケアマネージャーになるには介護福祉士として5年以上の実務経験が必要となるなど、実務経験を積むことにより受験資格を得られるものがあります。

新卒で入ることで、難関資格へのチャレンジが早期に可能になると同時に、合格すれば給与面のアップも可能です。

②専門線が高められる

若いうちから実務経験を積めることにより、視覚への早期チャレンジが可能になるだけでなく、介護の幅広い業務を知ることができます。

たくさんの業務に触れ、経験することで、将来管理者になった際に活用も可能になります。そして業界経験が長いことで、同業界へ転職する際も給与水準を上げることも可能です。

③経営面やマネジメントを経験できることも

日本の多くの会社は根強い新卒至上主義です。

新卒で入るからこそ充実した教育・サポート体制が施されていることが多く、それだけ会社から期待されています。新卒で入り幅広い業務に触れ、視野を高めていくことで、将来的に事業所の経営や後進を育てる立場になることも期待できます。

介護としての専門性とマネジメント力が掛け合わされば、さらに市場価値の高い人材になることも可能です。

新卒で介護業界へ入る際、就職先を選ぶポイント

さて、新卒で介護業界へ入るメリットについて述べてきましたが、では就職の際にどのようなポイントに注意して就職先を選べば良いでしょうか。

以下では就職先を選ぶ際の見るべきポイントについて解説していきます。

①事業所の福利厚生・待遇をチェック

一つ目のポイントは運営主体が社会福祉法人か、株式会社で変わってきます。

社会福祉法人

地域に密着した働き方が可能となり、腰を据えて安定的に働きたい方へ向いています。

株式会社

事業者の規模によっては管理職で高額の給与が狙えるだけでなく、充実した教育体制・研修制度を設けていることも多いです。

自身がどのように働きたいのか・どのようにキャリアを高めていきたいか、クリアにした上で選択していきましょう。そして一見してわかる昇給・賞与・休日などの制度もしっかりと確認をしましょう。

②働いている人・施設の患者さんの雰囲気を知る

仕事はどこで行うのかというより、誰と行うのかという部分も非常に大切です。

経営者のビジョンや会社のやりたいこと、理想にしっかりと共感できるかであったり、先輩社員の声や雰囲気をしっかりと確認しましょう。

上記を踏まえて考えることで自分に合う会社・合わない会社をしっかりと見極めることができますので、後悔のないようしっかりと確認しましょう。また、施設を利用する方とのコミュニケーションなどを見て、どのような雰囲気かを知るのも大切です。

③期待されている役割が明記されているか確認

募集要項等では、どのような人材が欲しく、将来的にどのような役割を担ってほしいか明記されていることが多いです。

新卒者にどのような役割が期待されているのか、そして期待された役割を担ってもらうためにどのような制度が揃っているのか、教育・サポート体制・キャリアパスなども含めて確認しましょう。

まとめ

今回の記事では新卒で介護業界へ就職するにあたり、もったいないと言われる理由を考察していきました。メリットの面でも述べたように、新卒で就職するからこそ得られるメリットがたくさんあります。就職を間近に控えたり、考えを共有すると周囲の人の様々な声があると思います。

時には自分が間違っているのでは?と思うこともあるでしょう。しかし最後に働くことを決めるのは自分です。

もちろん入ってから悩むことや壁にぶつかることもたくさんありますが、自身でしっかりとした考えや信念を持って行動し、悔いのない社会人生活を歩んでいきましょう。

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