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介護福祉士に向いている人の特徴は?仕事・職場の選び方を解説
介護福祉士として介護施設等で仕事をしたいと思っている方は「自分に合っているのか」が気になるところではないでしょうか。
私は介護福祉士としてこれまで仕事をしてきましたが、向いている人とそうでない人を多く見てきました。介護が好きで仕事を続けたいなら、できるだけご自身の適性に合った職場で働きたいところだと思います。
それぞれの性格・特徴に合った介護サービス種別の紹介やよくある質問から「介護福祉士のQ&A」について記事内でお答えしていきますので、ぜひご一読ください。
介護福祉士に向いている人の特徴・性格は?

介護福祉士になりたいと検討している人は、ご自身の適性がどうであるか気になるところだと思います。 仕事を無理なく続けるためにも、ご自身の適性とマッチしているかは事前に確認しておきたいところです。
そこで、ここからは介護福祉士である私の経験から思う向いている人の特徴や性格を紹介していきます。
人とのコミュニケーションが好き
介護は人と接する仕事です!
人と話すのが好きな方や一緒にいることが苦痛でない方は、向いている仕事だと思います。しかし、介護士の中にはプライベートでは一人が好きという方も多くいるため、元々一人が好きな方だからといって不向きとは限りません。
仕事として人と接することに抵抗のない方は特に向いているでしょう。
また、介護の仕事は、雑談として利用者さんと話す機会が多いです。そういった時間も楽しめる人であれば、より一層介護の仕事が魅力的に映るかもしれません。

よく人から相談される
人から相談されたり頼られたりする性格の人は介護福祉士に向いています。 なぜなら、利用者さんが介護スタッフに対し「頼みづらい」と思っていることが多いからです。
相談しやすい、または頼みやすい人が施設にいてくれることで、利用者さんにとっての安心感に繋がります。 また、連携が大切な介護の仕事において、相談されやすいというのは大切なスキルです。 「話しかけづらい」と思われると逆に、うまく連携がとれなくなってしまいます。
「よく頼られたり相談されたりする」という性格は、他の方には簡単に真似できない良い部分ですので、それを活かして介護現場で良いチームワークをつくっていきましょう。
相手に合わせることができる
相手に合わせることができるというのも介護福祉士としては大切なスキルです。 介護現場は、利用者さんのペースに合わせて仕事をする場面が多いです。
食事や歩行、その他生活リズムなど多くのことを利用者さんに合わせる必要があります。 また、会話内容についても一人ひとりの事情や背景を配慮したコミュニケーションが重要になります。 そのため、包容力や柔軟性がある人は特に介護福祉士に向いているのです。
主軸が自分にあることももちろん大切ですが、「仕事中は利用者さんに合わせる」ということも大切なので、それが意識できる人であれば問題ありません。
プライベートで「相手にばかり合わせるよね」と言われて嫌な気持ちになったことがあったとしても、その性格は介護福祉士としては適性がありますので、安心して介護の仕事に挑戦してみてください。
家事や手芸が得意である
介護施設で重宝されるスタッフの特徴の一つが、手芸や家事の得意であることです。 これは、介護の仕事内容に関係しています。
多くの介護施設では、レクリエーションとして手芸や工作などを実施しています。 手先が器用であること、また手芸や工作が好きで色々なものの作り方を知っていることで、レクリエーションを任せられるからです。 私は手芸や工作が得意ではなかったため、余計に得意なスタッフの方がありがたい存在でした。
また、介護現場では家事を行うシーンが多くあります。 特に、訪問介護やグループホームでは調理や掃除なども行うことが多いでしょう。 もちろん家事が得意でない人も仕事として実施できないことはないですが、「根っからの家事好き」の人は調理や掃除の仕上がりが丁寧です。
丁寧に家事を行うことで利用者さんにも喜ばれるため、やりがいに繋がり楽しく仕事ができるかもしれません。
冷静に物事を分析できる
冷静な性格の人は、介護福祉士に向いています。 利用者さんの対応においては、平等性や安定感が大切です。
あまり感情的にならず冷静な人は、いつでもフラットに接することができるため安定感があり、現場全体を安心させてくれるでしょう。 また、介護現場は急変や事故など、緊迫した場面に出くわすときがあります。 そういったときにも冷静な判断ができる人は、感情的で不安定な人に比べて安定感があるため、安心して任せることができます。
ケアプランやモニタリングなどケア方針を決めるときも冷静な分析や意見が求められるため、そういった対応ができる性格の人が向いているでしょう。
介護福祉士に向いていない可能性のある人の特徴・性格は?

逆に介護福祉士に向いていない可能性のある人はどのような特徴・性格でしょうか。 介護職に就く前に適性を知りたいと思っている人は、逆の「向いていない性格・特徴」を知りたいと感じているかもしれません。
そこで、ここからは、長年介護福祉士として仕事をし、さまざまな介護職を見てきた私が思う、向いていない可能性がある人の特徴・性格を紹介していきます。
感情的になりやすい
介護福祉士に向いている性格で冷静な人を紹介しましたが、逆に感情的になりやすい人は不向きかもしれません。介護現場には、感情を揺さぶられるようなシーンに多く遭遇します。
病気により不安定になった利用者さんに怒鳴られたり、昨日まで接していた利用者さんが急変で亡くなったりすることもあるかもしれません。そのたびに感情的になり、嫌な出来事を引きづってしまうと、ストレスが溜まり仕事が続かなくなってしまう可能性もあります。
また、ご自身の感情が不安定だとそれが利用者さんにも伝わってしまいますので、利用者さんの心が不穏になり、安心して生活ができなくなってしまいます。
あまり人と関わりたくないタイプである
あまり人と関わらない仕事をしたいと思っている方も不向きな可能性があります。 介護は基本的に人と関わることで成り立つ仕事だからです。
人と関わることなく淡々と自分のペースで仕事をしたいという人は、介護以外の仕事を探してみると良いかもしれません。
介護現場は利用者さん以外にも看護師など多職種の職員と連携する機会が多いです。 逆に人とのコミュニケーションが好きな方であれば、やりがいを持って働けるでしょう。
介護がやってみたい、だけど「人と関わりたくない」という場合は、「関わりたくない」の理由と程度を考えてみるとわかりやすいかもしれません。 「関わりたくない」の原因が、過去の人間関係の失敗からである場合は、介護の仕事を通じてその問題を解消できる可能性もあります。
「全く関わりたくないわけではないけど人と付き合うのが億劫だ」という程度なら、それほど問題のない可能性もありますので、一度介護の仕事を経験してみるのもおすすめです。
思ったことをそのまま口にしてしまう
思ったことをそのまま口にしてしまう癖のある人は、介護福祉士には向いていない可能性があります。
ご自身のこれまでを振り返り、思い当たる節のある人は、介護現場で働き始める前にその癖を直しておくほうが良いかもしれません。
介護は、利用者さんとそのご家族に対してサービスを提供する仕事です。利用者さんやご家族は、サービス利用に至るまでさまざまな問題を抱えてきた可能性が高く、デリケートな話もあるかもしれません。そんな中、配慮のないデリカシーにかけるような言葉がけをするのはNGです。
デリカシーのないコミュニケーションは、相手を傷つけ不要なトラブルを起こすきっかけとなってしまいます。思ったとしても一旦飲み込んで考えた後、適切な表現で発言できる人が介護福祉士としては望ましいでしょう。
感情の波が激しくすぐ休みたくなる
感情の波が激しく、それが業務に影響してしまう可能性がある人も向いてない可能性があります。例えば、落ち込んだことをずっと引きずってしまい、仕事に行けなくなってしまう人は介護の仕事を続けるのは難しいかもしれません。
病気やケガなどの理由は仕方のないことですが、そうではなく気分にムラがあるせいで休みがちになってしまう人がいると周囲の負担が増え困ってしまいます。そのため、やむを得ない理由を除き、確実に仕事に来てくれる職員を介護施設・事業所では求めているのです。
急に休むことなく決められたシフト通り出勤することを長年続けていると周囲からも信頼されるようになります。
介護サービス種別それぞれに合った性格の特徴は?

介護の仕事に向いているか向いていないかは一概に言えないところがあります。それは介護サービス種別によって、特色や仕事内容が違うからです。そのため、それぞれ適性も異なります。
就職を決める際、自分はどの介護サービス種別の事業所を選んだら良いかわからないという人もいるでしょう。
そこで、ここからは、介護サービス種別それぞれに合った性格の特徴を紹介していきます。気になる目次があれば、ぜひ覗いてご自身の性格と合っているかチェックしてみてください。
特別養護老人ホーム:「みんなで仕事するのが好きな人」向け
特別養護老人ホームに合っている人は、チームワークが苦手ではない人です。 特別養護老人ホームは比較的利用者数が多い傾向にあり、それに伴ってスタッフ数が多いのが特徴です。
要介護度3~5と比較的介護度が重い方が多く入居されているため、さまざまなスタッフ同士で連携しながら業務を進めていく必要があります。 そのため、スタッフ同士で話し合うことが苦ではない人が好ましいでしょう。
また特別養護老人ホームはグループホームなどの少人数の施設と比べて、忙しく動く可能性もありますが、そのぶんたくさん身体介助に入り早く慣れることができたり、介護度が高い方に対しての介護ケアの仕方を学んだりすることが可能です。
介護技術を身に着けやすいため、他の介護サービス種別に転職したいと思っても幅広いジャンルから選ぶことができる点が特別養護老人ホームで働くメリットでしょう。
グループホーム:「穏やかな性格でゆっくりと関わりたい人」向け
グループホームは特別養護老人ホームとは対照的で、少人数制でゆったりとした雰囲気の施設です。利用者さんの定員は最大で9名。
認知症ケアに特化した施設がグループホームとなりますので、利用者さんにとって安心できる空間となるように家庭的な雰囲気を演出する必要があります。そのため、元気でハキハキしている人よりも、どちらかというと穏やかで相手に合わせられるような性格の人のほうが向いているかもしれません。
また、グループホーム内で調理や掃除、手芸などの手作業を利用者さんと一緒に行うことも多いです。手作業が得意であれば、調理や手芸レクリエーションなどの業務があったとしても、それを苦にせず行えるので、楽しく仕事が続けられるでしょう。
手作業が苦手であっても、「実施することが嫌」というわけでなければ、グループホームで仕事を続けることは可能だと思います。
デイサービス:「レクリエーションが好きな活発な人」向け
デイサービスは、在宅介護または住宅型有料老人ホーム等の施設などから、残存機能維持や安全確保を目的として利用されている方が多いです。 そのため、多くのデイサービスでは、残存機能維持に有効なレクリエーションやリハビリを実施しています。
毎日のレクリエーションを「楽しい」と思える人であれば、仕事を続けやすいかもしれません。 反対にレクリエーションを苦痛に感じる人は辞めたくなってしまい長く続けられない可能性があります。
また、デイサービスは送迎のための運転業務があることが多いです。 車の運転に抵抗がない人もデイサービスには向いているかもしれません。
車の運転が業務として必須ではないデイサービスもありますので、運転が苦手な人はそういったデイサービスへの就職を検討しましょう。 デイサービスでもさまざまですが、大型やリハビリ特化型のデイサービスであれば活気が求められる可能性もあります。
元気で人と話すのが好きという方は、そういったデイサービスを選ぶと適性を活かせるかもしれません。
介護老人保健施設:「向上心やこうがある人」向け
介護老人保健施設は細かく分けると5種類ありますが、「在宅復帰を目的としてケアを進めていく」というおおまかな目標は共通しています。 中には看取りまで入居されている方もいますが、基本的には在宅復帰を目指してリハビリや医療的ケアを行っていく施設となります。 そのため、他職種との連携が必須になるのが介護老人保健施設です。
特別養護老人ホームより医療的処置の機会多いため、ケアや伝達事項の正確性が求められます。 なんでもきっちりこなすのが好きでチームワークに抵抗がない人が向いているでしょう。
また、介護老人保健施設は特別養護老人ホーム等に比べサービスの目標意識がはっきりしているため、向上心や好奇心があり、目標に向かって進むのが好きな人も向いているかもしれません。
介護老人保健施設で仕事をすると医療やリハビリの知識が身に付きやすいため、それらを勉強したいと思っている人にもおすすめです。
訪問介護:「1対1でじっくり関係を築きたい人」向け
訪問介護サービスは基本的に利用者さんと訪問介護スタッフが1対1になって介護サービスを提供する形となっています。 そのため、他のスタッフと常に連携するのではなく、1対1で責任を持って介護サービスを提供したい人に向いています。
利用者さんと密室で1対1の状態になるため、信頼関係も生まれやすく、慣れれば仕事が進めやすいかもしれません。 反対に介護技術や知識に自信がなく、同じ空間に他のスタッフが常にいる環境が良いという人には不向きでしょう。
また、訪問介護は信頼関係を築きやすい反面、相性が悪かったり、何か粗相をしてしまったりするとわかりやすく関係が悪化してしまうリスクもあります。 常に事業所の代表として家庭に訪問する必要があるので、それをプレッシャーに感じてしまう人もいるかもしれません。
訪問介護は責任の所在がはっきりしているため、ある程度技術や知識に自信があり、ご自身で責任を持って仕事をやり遂げられる人におすすめです。
サービス付き高齢者向け住宅:「自分に合った職場を探せる人」向け
サービス付き高齢者向け住宅は、自分に合った職場をきちんと探せる人に向いています。 なぜなら、サービス付き高齢者向け住宅は職場によって雰囲気が大きく違うからです。
サービス付き高齢者向け住宅は大きくわけて2種類あり、それが「一般型」と「介護型」になります。 サービス付き高齢者向け住宅の必須サービスは状況把握と生活相談のみです。その他のサービスはオプションとしてついているもので、施設によってある程度自由にコーディネートできるため、一括りにサービス付き高齢者向け住宅といっても内容はそれぞれ違います。
例えば、前職のサービス付き高齢者向け住宅と比べ、次の就職先であるサービス付き高齢者向け住宅のケア方法や業務内容は全く違う可能性があるということです そのため、種別に囚われずしっかりと業務内容や条件を確認してから就職できる人が望ましいでしょう。
情報収集力のある人であれば、ご自身に合ったサービス付き高齢者向け住宅で仕事を続けられると思います。
住宅型有料老人ホーム:「介護技術に自信はないけど接客業は好きな人」向け
住宅型有料老人ホームは介護量が少ない傾向にあります。 入居者の介護が必要な場合もあるため、一概には言えませんが、他サービス種別と比べ介護量が少ない傾向にある住宅型有料老人ホームでは接客力が重要となります。
施設によってはコンシェルジュが常駐している場合もあるほどです。 そのため、介護技術には自信がないけど、接客力には自信がある人が向いているかもしれません。
過去に接客業を経験し、それが苦ではなかった人は、向いている可能性が高いためおすすめです。
介護付き有料老人ホーム:「求人の見極めができる人」向け
介護付き有料老人ホームはサービス付き高齢者向け住宅と似ていますが、特別養護老人ホーム等に比べて自由度が高いため、施設によってサービス内容や方針が大きく異なります。 そのため、特別養護老人ホームに比べると少し安定感に欠けるかもしれません。
もちろん多くの事業所は介護付き有料老人ホームを真面目に運営してみますので、問題なく働くことはできると思いますが、場合によってはご自身の希望とは大きく異なり、そのギャップから仕事が嫌になってしまうこともあるかもしれません。
介護付き有料老人ホームの場合は、求人の見極めが大切になります。 求人だけでなく見学やしごと体験などで実際に職場に入って雰囲気を確かめることができると理想的です。
介護付き有料老人ホームの就職を検討する場合には、事前のリサーチがおすすめです。
よい環境で働き続けるための介護の職場の選び方

介護に興味があり、介護福祉士として仕事がしたいと思っているなら、なるべく自分に合ったよい環境で働き続けたいところではないでしょうか。 いかにご自身に合った職場をみつけられるかが仕事を続けるカギとなります。
介護の仕事と一口で言っても、職場によって雰囲気や方針は大きく異なります。 せっかく介護の仕事がしたくて業界に入ったのに、合っていない職場で疲れてしまうというケースも少なくありません。 そうならないように、よい環境で働き続けられるような介護の職場を探していきたいものです。
そこで、ここからは、介護現場で長く働いてきた私が思う「よい環境で働き続けるための介護の職場の選び方」を紹介していきます。
1:自分のやりたい介護を明確にしておく
介護といっても事業所によって、特色はさまざまです。 また、サービス種別によっても提供する介護のサービス内容が異なります。 そのため、まずはご自身のやりたい介護を明確にしておくことが大切です。
例えば、利用者さんが安心して暮らせるような家庭的な雰囲気を作り上げたい、認知症ケアがしたいと思ったらおすすめなのはグループホームやユニット型の特別養護老人ホームになります。 このようにやりたい介護によって選ぶべきサービス種別が違ってきます。
さらに同じ種別であっても、法人・事業所によって特色は異なりますので、ご自身に合った仕事を選ぶためにも自分がやりたい介護をはっきりさせておくことが大切です。
適性を確認するために自分の性格を見つめ直す「自己分析」を行ってみるのも良いかもしれません。
2:種別にとらわれず、職場の情報を集める
自分の性格や、やりたい介護がある程度洗い出せたら、今度は職場探しをしていきましょう。ここで大切なのはサービス種別に囚われすぎないということです。
記事内でサービス種別と適性を紹介してきましたが、それは一例にすぎません。「このサービス種別の仕事がしたい!」と強く望んでいるなら別ですが、そうでなければ「私はこの仕事しか合っていない」などと思い込みすぎる必要はありません。
例えば、私は引っ込み思案でこじんまりした雰囲気の中でしか仕事ができない気がすると思っていたAさんがいるとしましょう。そういった場合、Aさんはグループホームを中心に職場検索すると思います。しかし、実はこじんまりした雰囲気はグループホームに限ったことではありません。
デイサービスでも中には少人数制で運営している小規模の施設があります。Aさんが活躍できる介護サービス種別は実はグループホームだけでなく、小規模のデイサービスであった可能性もあるのです。
あまり適性やサービス種別を気にしすぎてしまうと、検索の範囲が狭まってしまいますので、囚われすぎず広い視野で職場探しを進めていくのがおすすめです。
3:見学や体験に参加する
気になる職場を見つけたら、できれば見学やしごと体験をしてみましょう。求人欄だけではわからないような情報を知ることができるでしょう。
また、職場の雰囲気を調査するなら介護の単発バイトアプリ「カイテク」の利用もおすすめです。カイテクは介護系の資格を持っていると登録できる無料の単発バイトアプリですが、最近、登録できる資格が増えているため、初任者研修などお持ちの資格で登録できる可能性があります。
見学やしごと体験では給料がでないかもしれませんが、カイテクなら単発のバイトで職場の雰囲気を調査しながらお金まで稼げてしまいます。万が一合わない職場であったとしても、単発で働いたぶんの給料は支払われるため、時間を無駄にすることなく、効率的に就活をしながら稼ぐことが可能です。
見学やしごと体験、またはカイテクで実際に職場の中に入って雰囲気を確認してみましょう。
カイテクは、「近所で気軽に働ける!」介護単発バイトアプリです。
- 「約5分」で給与GET!
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27万人以上の介護福祉士など介護の有資格者が登録しております!
4:職場の雰囲気をチェックする
見学や面接、しごと体験やカイテクなどで職場の中に入る機会があると思います。その際に職場の雰囲気をしっかりとチェックしましょう。
よい職場かを確認するためのチェック項目は下記です。
- 利用者さんとスタッフは笑顔が多いか
- スタッフは挨拶をしたか
- 利用者さんを慌ただしく急かしたりしていないか
- イライラして不機嫌そうなスタッフはいないか
- 廊下や居室は綺麗で掃除が行き届いているか
- 管理者や面接官が話す理想と介護現場の様子にギャップがありすぎはしないか
- 管理者や面接官は高圧的すぎないか
- 整理整頓され放置されているものはないか
職場の中に入るときは、多くの情報をキャッチするチャンスですので、ぜひ上記の項目を参考に雰囲気を確認してみてください。
良い雰囲気と思っても実際に働いてみると違っていたということもあるかもしれませんし、逆に悪い部分ばかり目についたのに実際働いてみたら自分に合っていたということもあるかもしれません。よい環境の職場を見極めるためには、できるだけ長い時間そこに居られるのが理想的です。
じっくりと職場の雰囲気を確認したい場合には、記事内で紹介したような単発バイトアプリ「カイテク」を利用して、自分にあった職場を探すことをおすすめします。
介護福祉士のQ&A
介護福祉士のことをもっとよく知りたいという人もいるでしょう。 経験者の意見や確かな情報から、介護福祉士についてもっと深く理解したいと思うところではないでしょうか。
そこで、ここからは厚生労働省HPの情報や私の経験を元に、介護福祉士についてよくある質問に答えていくQ&Aを紹介していきます。
仕事内容は?
多くの事業所で共通している業務は一覧は下記になります。
業務一覧
・排泄介助
・食事介助
・入浴介助(個浴・機械浴・大浴場・チェアー浴等)
・移乗介助
・リハビリ補助
・医療的ケア補助
・集団リハビリ
・生活リハビリ
・安否確認
・夜勤での巡視
・レクリエーション
・掃除
・調理
・ケアプラン提案
・モニタリング
・カンファレンスの開催・参加
・その他、利用者さんの趣味付き添いなど
介助に関しては、利用者さんの状態によって一部介助か全介助かにわかれます。 また、介護福祉士はリハビリ関連のことや医療的ケアを行うこともありますので、看護師や機能訓練指導員などとうまく連携していくことが重要です。
介護福祉士は介護ケアの実施のみが仕事と思われがちですが、モニタリングやケアプラン提案・作成なども担当することがあります。
利用者さんに一番近い存在であり、多角的に生活サポートをしていくのが介護福祉士の仕事なのです。

給料は?
無資格者が平均268,680円なのに比べて約6万程度月の給与額が高いことがわかります。
給料額は事業所や雇用形態により異なりますが、22~35万程度が相場です。 最近では、処遇改善が進み以前よりも全体的に介護福祉士の給料額が上がっている傾向にあります。
介護福祉士の資格を持っていることで給料も上がりやすくなっているので、ぜっかく介護の仕事を始めるなら介護福祉士の資格取得を目指すことがおすすめです。

大変なの?
大変と表現する人もいるかもしれませんが、介護福祉士として利用者さんと接するのが楽しみで毎日仕事に行っていたので、「大変」と思ったことがありませんでした。
また、介護職の仕事は基本的に安定しているため、給料額が大幅に下がることもなければ、無理な勤務を課せられることもありませんので、その点は「大変」ではないと思います。ただし、これは介護福祉士としての私の一意見ですので、中には「大変」と感じてらっしゃる人もいるかもしれません。
一つ言えるのは、自分に合った職場で仕事ができれば介護はそれほど大変ではないと考えます。
待遇や仕事内容に自分が納得していれば、良い加減でモチベーション・体力を保ちながら働くことができるからです。大変かどうかは、職場によって大きく違いますし、自分次第ともいえます。

介護福祉士を目指すうえでやっておいたほうが良いことは?
介護福祉士を目指す人うえでやっておいたほうが良いことは、介護の対象となる高齢者の理解を深めることだと思います。 介護技術は現場にいったら十分身に付きますが、高齢者の理解は勉強しないと理解できないかもしれません。
高齢者特有の病気やそれにより陥りやすい心理状態などをしっかり理解しておくことで、より適切な介護ケアの提供に繋がります。 高齢者についてよく理解することで、ご自身の介護観や倫理観も深まるでしょう。
介護福祉士を目指すなら、高齢者の行動や病気などに関心を持ち、さまざまな疑問の解決に導いてくれるような参考書を読むことがおすすめです。
資格を取得する方法は?
また受験資格を得るためのルートは大きくわけて4つです。
- 実務経験ルート
- 福祉系高校ルート
- 養成施設ルート
- 経済連携協定(EPA)ルート
簡単に説明すると、福祉系高校ルートと養成施設ルートは、指定の高校・専門学校・大学で必要な単位数や教科目をクリアし、卒業することで受験資格が得られるルートです。
経済連携協定(EPA)ルートは、日本で就労及び研修を受けているインドネシア人・フィリピン人・ベトナム人が対象となるルートです。実務経験ルートは、介護の実務経験を3年以上積み、さらに実務者研修を修了すると受験資格が得られるルートになります。
4つのうちいずれかのルートで受験資格を得て、毎年開催される国家試験に合格すると介護福祉士の資格を取得することができます。

種別ごとの適性がわからないときは?
サービス種別の適性をぱっと目次を見て、「合っている職場がないかもしれない」と思った方もいるかもしれません。 しかし、記事内でお伝えしたように種別ごとの適性に囚われる必要はなく、あくまでも一例であると認識しておいてください。
また、合っているサービス種別がわからない場合におすすめなのが特別養護老人ホームです。 特別養護老人ホームは介護技術を学ぶ機会が多いため、就職後に転職したとしても新しい職場で即戦力として働くことができるようになります。
介護福祉士としてスキルアップしたい場合には、特別養護老人ホームにまずは就職してみましょう。
向いていない人はならないほうが良いの?
介護福祉士に向いていない可能性がある人に該当していたからと、諦めることはありません。記事で説明した不向きな可能性のある特徴・性格は、あくまで「こういった思考であると職場でうまくいかない可能性がある」ということです。
介護の仕事がしたいのであれば、不向きと紹介したような思考を変えていくと良いかもしれません。例えば、感情的になりがちな人はアンガーマネジメントを学ぶことで、精神的に安定する可能性もあります。
自分の短所と向き合い乗り越えた人は、相手の気持ちが理解でき、寄り添えるようになれるため、より良い介護ケアができるようになるでしょう。
短所を長所に変えて、自分スタイルの介護を作り上げていけることが理想的だと思います。
まとめ
介護福祉士に向いている人とは、結局のところ「介護の仕事が好きで健康的に続けられる人」だと私は思います。ただし、続けるためには、ご自身に合った環境というのが大切になってきますので、ぜひ記事を参考に職場選びをしてみてください。
雰囲気チェックには、記事内でお伝えした通り「カイテク」の利用がおすすめですので、こちらもぜひ試してみてください。介護福祉士の資格取得がこれからの人も、4つのルートのいずれかで受験資格を獲得し、国家試験に挑戦してみましょう。
介護福祉士は将来性があり、魅力のある仕事です。自分なりの目標を設定し、介護業界でご自身の力を存分に発揮していきましょう!