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介護の面接で落ちる人と受かる人の違いは?合格の方法も解説

介護の仕事を始めたいと思った場合、多くのケースで、まずは就職のための面接を受ける必要があります。 介護職に就くためには、面接に合格したいところですが、「もし落ちたらどうしよう」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

今回では、介護の面接で落ちてしまう人と合格する人の違いについて解説します。

ぜひ参考にしていただければと思います。

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目次

【データあり】介護職の面接合格率は非常に高いが必ず合格できるとは限らない

介護職は他の業界と比較して面接に合格しやすい職種といえます。

令和6年の厚生労働省のデータによると、介護関係職種の有効求人倍率は全国平均で3.97倍(令和6年度)に達しており、全職業平均の1.16倍と比較しても高い水準です。

しかし事業所側では86.6%が「採用が困難」と回答しているほど、人材確保に苦戦している実態があります。

つまり介護職の面接は構造的に合格しやすいものの、誰でも受かるわけではないといえるでしょう。

面接を確実に成功させるには、採用担当者が重視するポイントや不採用になりやすい人の特徴を知っているだけで、面接の合格率をグッと上げられます。

介護の面接で落ちる人の特徴

介護の面接対策として、まずは落ちやすい人の傾向を把握しておきたいところです。 そこで、ここからは介護の面接で落ちる人の特徴を5つ紹介していきます。

最低限のマナーが守れない

最低限のマナーを守れない人は、面接に落ちやすいです。 例えば、遅刻してくる、だらしのない服装で来る、履歴書など事前に指定されていた書類を持ってこない、挨拶ができないなどです。 時間を守ることや身だしなみを整えることは、社会人としての最低限のマナーです。

採用試験の段階で守れないということは、就職後もマナーや決まりを守らない人として捉えられ、落ちる可能性が高いでしょう。

相手の話が聞けない

自己アピールのことばかり考えて、相手(先方)のお話が聴けない方も落ちる可能性があります。 例えば、自分のことばかりマシンガントークのように話したり、先方が話しているときに相槌も打たなかったりするケースです。 また、相槌を入れすぎて先方が話しにくくなる場合も同様です。

お互いに心地よいと思えるようなコミュニケーションが取れない方は協調性がないとみなされ、採用を見送られるかもしれません。

威圧的

いくら介護や社会人としての経験があったとしても、威圧的な態度はNGです。 特に、無意識のうちに相手に威圧感を与えてしまう人は要注意です。

連携が必須な介護現場において、威圧感を与える人は調和を乱す原因になってしまう可能性があります。 また、ご利用者様にも同じように威圧感を与えてしまい、萎縮させてしまうのではないかと懸念されてしまうかもしれません。

威圧的な態度をとる人はプライドが高い傾向があるため、謙虚な姿勢を忘れないことが大切です。

無理な希望を提示してくる

介護の経験が長い方であっても、無理な条件を要求すれば採用されない可能性が高いです。 例えば、勤務時間や休みの取り方、給料などのことです。

高い条件であっても、先方が「それでも採用したい」と思えば交渉通りになる可能性もありますが、他のスタッフとのバランスを考えると無理な交渉条件は通らない可能性のほうが高いでしょう。

面接で高い条件を提示するくらいなら、最初から条件の良い求人に応募したほうが良いかもしれません。

やる気が感じられない

仕事に対してのやる気が感じられない人も落ちやすいです!

例えば、履歴書が空欄ばかりであったり、志望動機・介護観・今後のビジョンを自分の言葉で言えなかったりする場合です。 面接の時点でやる気が感じられないと、意欲的に働いてもらうことができないと判断されてしまいます。

先方も仕事に対してやる気のない人を採用したくはないため、落とされる可能性が高いでしょう。

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【採用視点】なぜ介護職は人手不足でも面接に落ちるのか?

採用担当者には、人手不足であっても簡単には採用できない事情があります。その理由を3つ解説します。

採用担当者は「長く働いてくれるか」を最重視している

介護施設の採用担当者が最も重視しているのは、「この人は長く働いてくれるか」という点です。

厚生労働省のデータによると、令和5(2023)年度の調査では、介護職員の離職率は13.1%全産業計の離職率(15.4%)を下回っています。

しかし事業所単位で見るとばらつきもあるようで、離職率が10%未満の事業所が全体の約5割(50.7%)を占める一方、30%以上の高い離職率となっている事業所も約1割(13.1%)存在します。

そのため採用担当者のなかには、即戦力かどうかよりも施設に馴染んで長く活躍してくれる人材かどうかを見極めようとしている方も多いでしょう。

採用・育成にはコストがかかるため慎重に選考している

求人掲載費や担当者の選考にかける時間、入職後の研修費用など、施設側にはさまざまなコストが発生します。少なく見積もっても数百万円かかる場合も少なくありません。

そのため、たとえ人手不足であっても「すぐに辞めてしまいそう」「施設の方針と合わなそう」と判断した場合は、採用を見送るという合理的な判断をしています。

施設側のこうした事情を理解したうえで、「この施設で長く働きたい」という意欲や施設への共感を面接でしっかり伝えることが、合格への近道です。

【言い換え例あり】介護の面接で落ちやすいNG志望動機・転職理由の例

ここでは、介護職の面接でよくあるNGの志望動機や転職理由を例を交えて紹介します。

良かれと思って伝えた内容が、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうケースも少なくないので、志望動機や転職理由は、面接の合否を左右する重要な項目です。

志望動機が「人が好き」「役に立ちたい」のみ

「人が好きだから」「誰かの役に立ちたいから」という志望動機だけでは弱いと感じられてしまう可能性があります。

気持ちとしては大切ですが採用担当者の立場からすると、ほぼすべての応募者が同じようなことを言うため、差別化につながりにくいのが実情です。

人と接するのが好きで選んだとしても、以下のように具体的なエピソードを追加しましょう。

【NG例】
「人と接することが好きで、誰かの役に立てる仕事がしたいと思い志望しました。」

OK例
「祖父の介護をした経験から、高齢者の方が自分らしく過ごせる環境を支えたいと思うようになりました。貴施設の『その人らしさを大切にする』という理念に共感し、志望しました。」

「数ある施設の中でここを選んだのか」「なぜ今のタイミングで介護職を目指すのか」がわかる理由と、自身の具体的なメッセージが添えてあると、採用担当者に本気度が伝わります。

前職への不満をそのまま話す

転職理由を聞かれた際に、前職への不満をそのまま伝えてしまうのはNGです。

「人間関係が悪かった」「上司が理不尽だった」などのネガティブな発言は、採用担当者に「この人はうちの施設でも同じことを言うのでは」という不信感を与えてしまう可能性があります。

大切なのはネガティブな理由をポジティブな言葉に言い換えることで、具体的には以下のとおりです。

NG例
「人間関係が嫌で辞めました」

OK例
「チームワークを大切にできる環境で、より利用者さんに向き合った介護がしたいと思い転職を決意しました」


転職理由は「前職への不満」ではなく「次の職場で実現したいこと」を軸に組み立てることで、前向きな印象を与えられます。

給与・休日など条件面だけを理由にしている

条件面を伝えるのは良いですが、そればかり理由にしてしまうと採用担当者に「条件が変わればすぐに辞めてしまうのでは」という印象を与えてしまうリスクがあります。

そのため以下のように言い換えましょう。

NG例
「給与が高く、休日も多いため志望しました。」

OK例
「利用者さんに寄り添った介護を実践したいと考えており、貴施設の理念に共感しました。働く環境が整っている点も、長く腰を据えて働けると感じた理由のひとつです。」

介護の面接で受かる人の特徴

面接で落ちる人の特徴がわかったところで、もっと知りたいのは受かる人の特徴ではないでしょうか。 採用されやすくなるためにも、受かる人の特徴はぜひ押さえておきたいところです。

そこで、ここからは介護の面接で受かる人の特徴を5つ解説していきます。

履歴書が具体的に書かれている

履歴書が具体的に書かれていると好印象です。 特に、志望動機や自己PR欄があれば、先方に想いが伝わるように具体的に記載するようにしましょう。

ただし長すぎて内容がよくわからないものはNGです!

簡潔でわかりやすく、そしてオリジナルなエピソードを交えながら適度な長さで記載すると良いでしょう。

好印象を与えるような逆質問ができる

面接では多くの場合、最後に先方から「何か質問はありますか」と聞かれることがあります。 本音を言えば給料や働く時間などの条件面を詳しく聞きたいところかもしれませんが、ここはぐっとこらえて先方に好印象を与えるような逆質問をしていきたいものです。 

【例】

・貴施設の今後のビジョンを具体的に教えてください
・貴施設でもっとも大切にしている介護ケアはどういったものになりますか
・貴施設が介護スタッフに期待する部分は具体的にどういったものであるか教えてください

上記は私の考えた一例になりますが、ご自身の言葉で先方に聞きたいことを考えてみてもよいかもしれません。

逆質問を通して条件面ではなく、施設の仕事や介護観に興味を持っているということがアピールできると効果的です。

愛想が良い

愛想が良い人も面接に受かりやすい傾向があります。

・挨拶ができる
・お礼が言える
・笑顔が多い
・先方の話を上手に聞ける

上記のような人は好印象を持たれやすいでしょう。

愛想が良いとご利用者様やスタッフにも好感がもたれやすいため、うまく馴染んでくれるのではないかと期待されやすいです。

ハキハキとしている

ハキハキしている人も先方に好印象を持たれやすくなります。 

  • 適度な声の大きさではっきりと話す
  • 相手が心地よいと思うような早さで話す
  • わかりやすく話す
  • 質問に対しての回答が的確

コミュニケーションがとりやすい人と印象づけることができるため、面接にも受かりやすい傾向があります。

マナーをしっかりと守る

当たり前のマナーをしっかりと守る人もポイントが高く受かる可能性が上がる傾向にあります。 

  • 丁寧な挨拶をする
  • 時間を守る
  • お礼を言う
  • 敬語を使う
  • 身だしなみを整える

基本的で当たり前のマナーがしっかり守られていると好感度が高く受かる確率が上がるでしょう。

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面接に合格するための方法

落ちる人・合格する人の傾向だけでなく、面接に合格するための具体的な方法を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。 そこで、ここからは、面接に合格するための方法を紹介してまいります。

施設の理念・方針を事前に調べておく

採用試験を受ける法人・事業所の理念や方針は予め必ず調べておくようにしましょう。

先方が知りたいのは「法人・事業所の理念や方針に共感していただけるか、または互いの考え方の相性は良いか」という点です。 事前に理念や方針を調べておき、それに沿った介護観を伝えることで先方との相性が良いことへのアピールができます。

事前に理念や方針を知っていることを伝えておけば、「きちんと就職前の事前準備ができていること」のアピールにも繋がります。

面接で聞かれそうなことを事前に考え、自分なりの考えをまとめておく

面接で聞かれそうなことを予めいくつか想定しておき、回答を用意しておくと安心です。 介護の面接で特に多い質問は下記になります。 

  • 前職を辞めた理由は何ですか?
  • 介護の仕事をしたいと思う理由、目指したきっかけは何ですか?
  • 志望動機は?
  • どのような介護ケアをしたいですか?
  • あなたの介護への想い、または介護観を教えてください
  • 就職後のビジョンは?
  • あなたは就職後どのように力になってくれますか?
  • 介護の仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?(転職の場合)

上記はよくある質問例ですので事前に回答を考えておくと、急に聞かれたときにもスムーズに答えることができるでしょう。

当日ばたつかないように事前準備をしっかりしておく

面接当日は、誰もが多少なりとも緊張するものではないでしょうか。 しかし、事前準備をしっかりと行っておくことで安心感から少し冷静になることができるかもしれません。

当日慌てないために、特に準備をしておきたいのは下記です。

  • 時間や場所を確認しておく
  • 面接当日に着る洋服や靴を準備しておく
  • 書類などの提出物を用意しておく
  • 逆算して何時ごろ家を出るか具体的に考えておく

万が一、トラブルがあった際にもすぐに先方に連絡できるよう、スマートフォンも十分に充電して当日忘れないように持参していきましょう。 緊急連絡先として電話番号を控えておくことも忘れてはいけません。

トラブルが起こっても落ち着いて対応できるよう早めの行動を心がけておくと安心です。

介護の面接に落ちた後にすべきこと

介護の面接に落ちた後にすることは以下のとおりです。

  • 面接直後に言動を振り返る
  • 複数の施設に並行応募しておく
  • 転職エージェントを活用する

面接に落ちてしまっても、落ち込みすぎる必要はなく、大切なのは原因を把握して次の行動に移すことです。具体的にすべきことを確認しておきましょう。

面接直後に言動を振り返る

面接が終わったら、記憶が新鮮なうちに自分の言動を振り返ることが大切です。

時間が経つほど細かい記憶は薄れてしまうため、面接当日中にメモに残しておくことをおすすめします。振り返る際は、以下の3つのポイントを確認しましょう。

  • 話の内容志望動機・転職理由は具体的に伝えられたか
  • 態度・マナー姿勢・言葉遣い・表情に問題はなかったか
  • 逆質問施設への関心が伝わる質問ができたか

気になった点はそのままにせず、次回の面接までに改善策を考えておきます。振り返りを習慣にすることで、面接のたびに着実にブラッシュアップできます。

複数の施設に並行応募しておく

1つの施設にしぼって応募すると不採用だった場合の精神的なダメージが大きくなりやすく、次の応募までに時間もかかってしまいます。

転職活動を効率よく進めるためにも、複数の施設に並行して応募しておくのがおすすめです。

介護業界は求人数が非常に多く、他の業界と比較して並行応募がしやすい環境です。選択肢を複数持っておくことで、1社落ちても気持ちを切り替えやすくなり、転職活動全体のペースを保ちやすくなります、

ただし勤務地や施設の種類、働き方など、自分の希望条件に合った施設を複数ピックアップしたうえで応募しましょう。そうすることでミスマッチを防ぎ、長く働ける職場に出会いやすくなります。

転職エージェントを活用する

面接に不安を感じている方には、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントを利用することで、以下のようなサポートが受けられます。

  • 面接対策模擬面接や回答へのフィードバック
  • 求人紹介希望条件に合った施設を厳選して紹介
  • 内部情報職場環境や離職率など、求人票ではわからない情報を教えてもらえる

介護職に特化した専門エージェントも多く存在しており、介護業界の事情に詳しいアドバイザーに相談できる点も心強いです。

サービスは無料で利用できるものがほとんどのため、面接対策に不安がある方はぜひ活用してみましょう。

介護の面接に関するよくある質問

介護の面接に関するよくある質問は以下のとおりです。

  • 介護職の面接は誰でも受かると聞いたが本当ですか?
  • 介護職の面接に落ちたサインはありますか?
  • 介護職の面接結果はいつ頃連絡が来ますか?
  • 介護職の面接でよく聞かれる質問は何ですか?
  • 介護職の面接でどんな逆質問をすれば好印象ですか?

介護職の面接は誰でも受かると聞きましたが本当ですか?

介護業界は人手不足であるため、他の業界と比較して面接に合格しやすい傾向にあることは事実ですが、誰でも受かるというのは誤解です。

採用担当者は「長く働いてくれるか」「施設の雰囲気に合うか」という点を重視した選考を行っています。人柄・定着性・仕事への意欲が伴わなければ、不採用になるケースは十分にあります。

合格率の高さに甘えず、しっかりと面接対策をして臨むことが大切です。

介護職の面接に落ちたサインはありますか?

明確なサインがあるわけではありませんが、面接時間が極端に短く会話が早々に切り上げられたり、施設見学や2次面接などの次のステップの案内がなかったりした場合は不採用の可能性があります。

ただし、これらはあくまでも可能性のひとつであり、必ずしも不採用を意味するわけではありません。結果が届くまでは気にしすぎず、次の応募の準備を進めておくことをおすすめします。

介護職の面接結果はいつ頃連絡が来ますか?

一般的に、介護職の面接結果は面接後3〜7日以内に連絡が来ることが多い傾向にあります。連絡方法は電話またはメールが一般的です。

面接時に「結果は1週間以内にご連絡します」などの説明がある場合は、その期日を目安にしましょう。1週間以上経過しても連絡がない場合は、失礼のない範囲で施設に問い合わせてみても問題ありません。

介護職の面接でよく聞かれる質問は何ですか?

介護職の面接でよく聞かれる質問は、志望動機や転職・退職理由、応募施設を選んだきっかけが多い傾向です。

勤務体系に関する内容であれ夜勤や土日勤務への対応可否が挙げられます。特に志望動機と転職理由は、ほぼすべての面接で聞かれる定番の質問です。

また介護職は夜勤や土日勤務が発生する場合も多いため、勤務条件への対応可否についても必ず確認されるでしょう。

介護職の面接でどんな逆質問をすれば好印象ですか?

好印象を与える逆質問としては、職場のチームの雰囲気のことや入職後の研修・教育体制、求めている人物像などが挙げられます。

これらは職場への関心や成長意欲が伝わるため、採用担当者に好印象を与えやすい質問です。一方、給与・休日など条件面だけを聞く逆質問は、仕事への意欲が低いと判断されマイナス評価につながる可能性があるため注意しましょう。

逆質問は「入社意欲のアピール」の場として活用することが大切です。

面接に合格して介護の仕事を始めよう!

介護の面接は基本的なマナーが守られ、法人・事業所が求める介護観に対し大きな相違がなければ、比較的合格しやすい傾向にあります。 難しく考えなくても、しっかりと準備をして面接に望めば、合格する確率は十分に高まります。 ぜひこの記事を参考に介護の面接準備をしてみてください。

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