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健診センターの看護師はきつい?仕事のやりがいや魅力、向いている人を解説!
健診センターでの仕事に興味があるけれども、大変なことや働く魅力について知りたいと思う方は多いでしょう。
検診センターでの看護師の仕事は、時に厳しいと感じることもありますが、その中には強いやりがいと充実感が満ちています。日々、受診者との触れ合いや、健康をサポートする使命感は看護師たちにとって大きな魅力です。
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健診センターで働く看護師の「きつい」こと

日々様々な業務をこなす中で、人によっては健診センターでの業務が大変だ、きついと感じることもあるようです。こちらでは、健診センターで働く看護師が仕事上で「きつい」と感じることについてご紹介します。
- 採血のスピード感と正確性が求められる
- 単調作業が苦痛に感じる人もいる
- 受診者への接遇対応が苦手
- クレーム対応や受診者対応で精神的に疲れる
- 巡回健診では異動や不規則な環境に疲れやすい
- 検体・個人情報のミスが許されない責任の重さ
採血のスピード感と正確性が求められる
健診センターでは、1日に数多くの採血を行います。1日100人以上の受診者を対応することもあり、採血スキルが求められます。
受診者の待ち時間を最小限に抑えながらも、採血手技の正確性を保たなければなりません。そのため、採血スキルに自信がないという人にとっては、「きつい」と感じてしまうでしょう。
痛みを感じないような採血スキルを身につけるためには、ある程度現場での経験が必要です。
単調作業が苦痛に感じる人もいる
健診センターでの業務は、基本的にルーティンワークとなります。決まった業務を決まった流れで行うことに安心感がある人もいますが、業務が単調だと苦痛に感じる人もいるでしょう。
施設によっては、事務業務を多く担当することもあります。患者さんとコミュニケーションを取りながら仕事をすることが好きな人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
受診者への接遇対応が苦手
検診センターは、病院やクリニックと違い基本的に健康な人が利用します。患者さんではなくお客様としての対応が求められます。
病院やクリニックでも接遇は大切ですが、患者さんは接する機会が多いためコミュニケーションを深めていく時間があります。一方、健診センターでは受診者と関わる時間が限られているため、距離感を縮める機会も少ないです。
受診者がスタッフの接遇に不満を感じた場合、クレームを言われてしまうこともあります。

クレーム対応や受診者対応で精神的に疲れる
健診センターでは、受診者が「患者」ではなく「お客様」として対応されるため、接遇の質が非常に重視されます。そのため、言葉づかいや態度、表情にまで気を配る必要があり、病棟勤務とは違った神経の使い方を求められます。
特に健診を受けに来る人の中には、体調不良でないため気が緩んでいたり、時間に厳しかったりと、無意識に高圧的・不満を持ちやすいケースもあります。採血待ちの時間が長い、対応が冷たく感じる、などでクレームにつながることも少なくありません。
巡回健診では異動や不規則な環境に疲れやすい
健診センターには「常設型」と「巡回型」があり、特に巡回型では企業や学校に出向いて健診を行うスタイルのため、環境変化に柔軟に対応できる力が求められます。
巡回健診の主な特徴
- 早朝集合・遠方への移動が発生(始発出勤・高速移動も)
- 現地によって勤務環境が異なる(スペース・機材・導線の違い)
- 会場設営や物品管理などの雑務も含まれる
これにより、勤務時間が不規則になりがちで、体力面だけでなく精神面にも影響を及ぼします。また、移動先のスタッフとの一時的なチーム編成になることが多いため、コミュニケーションが取りにくく、孤独を感じる人もいます。
病棟など固定施設に慣れた人には、「毎日が違う」ことそのものがストレス要因になるかもしれません。
検体・個人情報のミスが許されない責任の重さ
健診センターでは毎日多くの受診者を対応するため、検体や個人情報の取り扱いにおける“正確性”が非常に重要です。血液検体のラベル貼付、記録用紙との照合、電子カルテへの入力など、ミスが健康診断結果全体に影響を与える可能性があります。
これらの業務は一見すると「ルーティンワーク」に見えますが、1つのミスが健診結果全体の信頼性を揺るがすため、気が抜けない状態が続くのが健診看護の特徴です。この「単純だけど絶対に間違えられない」という責任の重さは、神経質な人ほど疲れやすい要因にもなります。
カイテクでは、看護師として働く方にモチベーション維持の方法を聞いてみたので、ぜひ参考にしてください。
Q:仕事が辛いとき、どのようにモチベーションを維持していますか?
A:訪問看護看護師時代、ほぼ休みなく激務が続いていましたが、自分の好きな事(映画に行く、料理を作るなど;)をひたすらする日を作っていました。
健診センターの看護師に向いている人・向いていない人

健診センターの看護師は、「病棟よりも楽そう」といったイメージを持たれることもありますが、実際には向き・不向きがはっきり分かれる職場です。そこで以下では、健診センターの看護師に向いている人・向いていない人の特徴を具体的に紹介します。
「自分に合っている職場かどうか」を見極める手がかりとして、ぜひ参考にしてください。
健診センターに向いている人の特徴
健診センターの看護師に向いている人には、いくつかの共通した特徴があります。まず重要なのが、採血への抵抗がないことです。
健診業務では採血を中心とした検査サポートが大きなウエイトを占めるため、スピードと正確さを求められる環境にストレスを感じにくい人が適しています。
また、下記のような性格傾向を持つ人は健診看護に向いています。
- 単調な作業でも集中力を保てる人
- 時間管理や段取りが得意な人
- マナーや接遇に自信がある人
- 朝型の生活に慣れている人
加えて、健診業務は患者ではなく“受診者”を対象にした接遇が基本です。そのため、丁寧で穏やかな応対ができる人、ミスを起こさない慎重さを持つ人も重宝されます。
病棟勤務よりも感情労働・急変対応が少ない分、安定した環境を求める方には魅力的な職場といえるでしょう。
健診センターに向いていない人の特徴
一方で、健診センターでの看護業務が合わない・ストレスになりやすい人にも一定の傾向があります。
例えば、看護師として病気の治療や急性期の対応にやりがいを感じる方にとって、健診センターの仕事は物足りなく感じる可能性があります。
以下のようなタイプは、向いていないとされることが多いです。
- 採血が苦手・手技に自信がない
- 毎日同じ作業に飽きやすい
- 患者とじっくり関わる看護が好き
- 高い技術習得・キャリアアップを重視したい人
また、巡回型の健診では不規則な勤務や早朝出勤があるため、生活リズムが安定しないことにストレスを感じる方にも不向きかもしれません。業務の正確さが何よりも重視される現場では、ケアの質よりも事務処理能力や迅速さが優先される場面も多く、臨床とのギャップを感じて辞めたくなる人も一定数存在します。

きついだけではない!健診センターで働く看護師のやりがい

健診センターでの仕事は、病院やクリニックとは異なる面がありますが、やりがいを感じる仕事です。ここでは、健診センターで働く看護師のやりがいについてご紹介します。
健康増進に貢献できる
健診センターでは、受診者の健康診断や予防医学的なアプローチが重視されます。看護師は、健康に関する情報を提供し、生活習慣の改善や健康管理のアドバイスを行います。
受診者の健康状態の改善や生活の質の向上に貢献し、その成果を感じることができます。
健康上の問題を早期発見し、サポートできる
定期的な健康チェックや検査を通じて、潜在的な疾患やリスクを早期に発見し、適切な対策を提供することができます。健診センターを利用することで、健康上の問題を早期に発見できることがあります。
未然に大きな問題となることを防ぐサポートができるため、看護師としてのやりがいを大いに感じられるでしょう。
健康管理や予防医学の知識が活かせる
健康管理や予防医学の分野での専門知識を活かし、受診者の健康をサポートすることができます。多くの受診者を支援することで、地域社会の健康意識向上に貢献します。
健康管理や予防医学の知識は、自分自身や家族、周りの人の健康サポートにも役立つでしょう。
チームワークの大切さを学べる
健診センターでは、看護師だけでなく医師や臨床検査技師など、様々な専門職がチームを組んで健康管理に取り組みます。チームメンバーとの協力やコミュニケーションを通じて、最良のケアを提供するために必要なスキルを身につけることができます。
チームと共に問題解決に取り組むことで、新たなアイデアやアプローチを学び、自己成長につなげることもできます。
プライベートとの両立がしやすい
健診センターでの勤務は、日勤のみで夜勤がなく、残業も少ないです。プライベートと仕事の両立がしやすい環境は、大きなメリットであり、仕事へのモチベーションにもつながります。
プライベートとの両立がしやすい職場環境は、仕事中のストレスを軽減し、健康な状態で仕事に取り組むことができます。
看護師の方は、以下のような工夫をして仕事とプライベートの両立を実現しているようです。
Q:看護師の仕事とプライベートを両立するために工夫していることは?
A:メリハリをつけるようにしていました。看護師の仕事の時にしかしない髪型などをして、仕事モードのスイッチを入れるようにしていました。
完全に仕事とプライベートを分けたい時には、旅行に行くようにしていました。絶対に、仕事に行けない状況を作ってしまうことで、プライベートの時間を確保していました。
訪問看護時代は、呼び出しに対応できるようにしながらプライベートで遊んだりしていたこともありました。私の場合は、仕事とプライベートを完全に分けてしまうことで、逆にストレスになっていたので、いかに仕事とプライベートの垣根をなくしながら生活するかを考えていました。
こうすることで、勉強会や学会への参加もプライベートの一環として旅行気分で行けたので気持ちが楽でした。
健診センターでの働き方の工夫

検診センターでの仕事によりやりがいを感じるためには、働き方の工夫を取り入れることが大切です。ここでは、健診センターで働く看護師がきついと感じた際に実践すべき働き方の工夫についてご紹介します。
業務の優先順位をつけて取り組む
検診センターでは、健康診断や検査の補助が主な業務となりますが、日々数多くの人を対応します。日々忙しいスケジュールに追われるため、業務の優先順位をつけて取り組むことを意識しましょう。
できるだけ待ち時間を短縮するために、予定された検査や診察の順番を考慮し、効率的に業務を進めます。
業務の優先順位を明確にし、効果的な時間管理を行うことで、結果的に看護師自身のストレスを軽減することができます。
他のスタッフとコミュニケーションを積極的に取る
様々な専門職と協力して業務に取り組む健診センターでは、スムーズな業務遂行のために他のスタッフとのコミュニケーションが重要です。スタッフ間のコミュニケーションが円滑になることで、ミスや誤解を防ぐことができます。
チームワークが向上することで、質の高いサービスを提供できるだけでなく、職場全体の雰囲気も良好に保つことができます。
実際に看護師として働く方にも効いてみたところ、コミュニケーションは重要であることがわかりました。
Q:チームでの連携を円滑にするために意識していることは?
A:とにかく、コミュニケーションをとることを意識していました。わからないことは、わからないという。患者さんが、よかったと言っていたことはそのまま伝える。
自身のスキルに関することだけではなく、患者さんから聞いた話などとにかくどんな些細なこともしっかりと話すようにしていました。そうすることで、チーム内の共通認識も増えていき円滑に連携することができました。
自己管理を徹底する
看護師は、自身の健康管理も重要です。プライベートとの両立がしやすい職場ではありますが、毎日多くの人を対応することで忙しさに追われることもあります。
適切な食事や睡眠、運動を心がけることで、体力や集中力を維持することができます。
業務に集中できる状態を保つためには、自己管理の徹底が必要です。
健診センターの看護師に関するよくある質問
健診センターへの転職や勤務を検討する看護師の方からは、「本当にきついのか?」「自分に向いているか?」といったさまざまな不安や疑問の声が聞かれます。ここでは、特に検索されることの多い質問に対して、現場の実態に基づいたシンプルな答えをまとめました。
健診センターの看護師は楽しい?
人によりますが、「健診センターが楽しい」と感じる人も少なくありません。主な理由は、病棟のような急変や夜勤がなく、定時で終わることが多いため、生活リズムが整いやすい点です。
受診者とのちょっとした会話や感謝の言葉にやりがいを感じる人もいます。
健診センターの看護師を辞めたいと思う人の理由は?
健診センターで働く看護師が辞めたいと感じる理由には、以下のようなものがあります。
- 採血スキルのプレッシャーが大きい
- 同じ作業の繰り返しでやりがいを感じにくい
- クレーム対応や接遇ストレスが多い
- 巡回型勤務の早朝出勤や移動が負担
- 成長実感が持てずキャリアに不安を感じる
ただし、職場によって業務量や人間関係も異なるため、一度転職前に見学や情報収集をすることが重要です。
看護師に不人気の科はどこ?
看護師に「不人気」と言われる診療科には、以下のような傾向があります。
- 精神科:コミュニケーションの難しさや閉鎖環境によるストレス
- 救急・ICU:急変対応・命に直結する責任の重さ
- 透析科:ルーチン業務が多く、身体的負担が大きい
- 外科・整形外科:術後管理・体力仕事が多い
ただし、これらの科も向いている人にとっては非常にやりがいがある現場です。「不人気=悪い科」ではなく、自分の性格・キャリアビジョンとの相性が大切です。
看護師がやめた方がいい職場はある?
一概に「この職場はやめた方がいい」とは言えませんが、以下のような特徴が複数当てはまる場合は注意が必要です。
- 離職率が高く、人の入れ替わりが激しい
- 教育制度やフォロー体制が整っていない
- サービス残業や休日出勤が常態化している
- ハラスメントや人間関係トラブルが多い
- 自分の希望や価値観と業務内容が合わない
こうした職場は、心身の健康やキャリア形成に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めの見直しや転職も視野に入れるべきです。
健診センターでの看護師の仕事の実態は?
健診センターの看護師は、主に採血・問診・計測・検査介助など、定型的な健診業務を担います。業務は基本的にルーチン化されており、急変や処置はほとんどありません。
そのため、日勤のみ・残業少なめ・土日祝休みの働き方がしやすいのが特徴です。
健診センターで働く看護師の実態を知り、最適な職場を選ぼう!
健診センターでは、日々数多くの受診者を対応します。特に、採血に関してはスピード感と正確性が求められるため、採血に慣れていないと大変だと感じるでしょう。
また、病院やクリニックとは違い、お客様としての接遇が必要であり、単調な作業に苦痛に感じるかもしれません。
ただし、自分自身で必要な工夫を取り入れることで、大変なことも軽減できます。
健診センターへの転職に興味がある人は、カイテクを活用して自分に合った職場を探してみましょう。
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