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【例文あり】看護師の面接で役立つ自己PRの書き方について徹底解説!
履歴書や面接で、どのように自己PRすればいいのか分からないと悩む方は多いのではないでしょうか。
看護師として就職・転職を成功させるためには、採用担当者に上手く自分をアピールすることが大事です。
長所や強み、これまでの経験というようにアピールしたい内容別に自己PRの例文もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
看護師の自己PRの書き方
履歴書の自己PR欄は、書き方を押さえておくことで採用担当者に良い印象を与えることができます。
まずは、自己PRの書き方についてご紹介します。
冒頭は自分の強みを一言で述べる
エピソードから始まると、結局何を伝えたいのかが分からなくなってしまいます。相手に伝わりやすくするためには、頭にアピールポイントを持ってくることが大事です。
自分の強みは、自分の性格の長所や経験を元に考え出してみましょう!
自分の長所が分からない、まとまらないという方は紙に自分の性格やこれまでの経験を書き出してみてください。
看護師の強みとして捉えられる性格としては、
- 責任感が強い
- コミュニケーションスキルが高い
などが挙げられます。さらに、「大病院での勤務経験がある」といった他の勤務先での経験も強みとなります。
関連するエピソードを簡潔に述べる
自分の強みがアピールできるエピソードを書くことで、採用担当者にどのような経験をしてきたのか、どのような人物なのかを伝えることができます。
倍率が高い病院や施設に応募する際は、自己PRで他の応募者と差をつける必要がありますので、しっかりと強みに沿った内容を述べましょう。
エピソードの数が多ければいいというわけではありません。強みを活かしてどのように行動したのか、貢献できたのかを分かりやすくまとめます。
これまで他の病院や施設で看護師としての経歴がある方は、業務上で起きたエピソードであると尚良いでしょう!
仕事に対する意思や姿勢を述べる
採用担当者に向けてアピールするポイントになりますので、どのように強みを活かしていきたいのかをアピールしましょう。自己PRを締める部分になりますので、意欲のある言葉を用いることがポイントです。長期的に働く意思、仕事に対する意欲があるとアピールできる部分になります。
必要な人材であると受け取ってもらえるように、これまでの流れを踏まえて看護師としての仕事に関連付けて具体的に書きましょう。
看護師の自己PRに関する注意点
就職や転職時の履歴書・面接の自己PRは、いくつか注意しておくべきポイントがあります。
こちらでは、看護師の自己PRに関する注意点を4つご紹介します。
履歴書の自己PR欄は8割以上埋めよう
履歴書の自己PR欄は、どのくらい記載すれば良いのかと迷う方もいることでしょう。文字数が少ないと、それだけアピールポイントが少ない、またはやる気がないと見做されてしまう可能性があります。
最低でも8割は埋めることを意識することをおすすめ
上記の自己PRの書き方を参考にすると、自然と自己PR欄の8割は埋めることができるでしょう!
志望動機とは別項目であることを理解する
履歴書には、自己PRの他に志望動機欄があります。この2つの項目は、似ているようで全く別の項目になります。
自分の強みをアピールする自己PR欄とは、目的が異なる項目であるということを理解して内容を考えましょう。
それぞれしっかりと書き分けることで、採用担当者に充実した内容をアピールすることができます!
自分の経歴を羅列するだけの自己PRは避けよう
なかには、看護師としての職歴や経歴が豊富な方もいることでしょう。しかし、自分の経歴を羅列するだけの自己PRは避けた方が良いです。履歴書や職務経歴書に職歴・経歴を記入する欄がありますので、同じ内容をなぞるだけだと自己紹介となってしまいます。
自己PRで経歴をアピールしたい場合は、そこから得た強みをどのように活かしていきたいかを意識して記入しましょう。
面接時は履歴書に記入した内容をまとめて伝えよう
就職・転職の面接時に、自己PRを問われる場合も多々あります。
その場合は…
履歴書に記入した内容をまとめて簡潔に伝えましょう
なかには、履歴書と違う内容を述べなければならないのだろうかと疑問に思っている方もいるかもしれません。
全く違う内容を伝えると、一貫性がなくなってしまいますので、履歴書の内容に沿って面接の受け答えをするようにしましょう。
看護師の自己PR例文
最後に、看護師の自己PR例文を4パターンご紹介します。
それぞれ、アピールポイントが異なりますので、ぜひ就職や転職時の参考にしてみてください。
例文①責任感が強いことをアピールしたい場合
私の長所は、責任感があり最後まで与えられた業務や役割を全うする努力ができるところです。
前職の急性期病棟では、分からないことや疑問に感じたことは、わずかなことでも確認を怠らずに解決するということを心がけて勤務しておりました。
自分で解決する力も備わったことで、同僚からアドバイスを求められることも増えていき、看護師としての自信をつけることもできました。
この経験を糧にし、貴院でも常に緊張感や責任感を持って患者様に合った対応を心がけていきたいと考えております。
例文②コミュニケーションスキルをアピールしたい場合
私は、コミュニケーションスキルに関して自信があります。
学生時代に、福祉系のボランティア活動や介護福祉施設でアルバイトを経験してきました。
始めは、自分と年代が違う方や境遇が違う方に対する接し方に悩んだこともありますが、相手に寄り添う気持ちが大事だということを学ぶことができました。
この経験で得たコミュニケーションスキルは、看護のお仕事でも活かせると感じています。
今後もさらにコミュニケーションスキルを磨いていき、貴院でも患者様に寄り添った看護を心がけていきたいと考えています。
例文③転職の回数が多い看護師の場合
私は、これまで看護師として様々な現場に携わってきました。
この経験を元に、臨機応変に対応することができると自負しております。
看護師として15年の経歴があり、内科や小児科、心療内科といった様々な診療科で経験をしてきました。
それぞれの現場で培った対応力を、貴院でも充分に活かしていき即戦力となれるよう努めてまいります。
例文④看護師としてブランクがある場合
私は、出産や育児を経験したことで、人の命に携わる看護の仕事に対する責任の大きさをより強く感じるようになりました。
前職を退職してからの約6年間は、子育てに集中しておりました。
看護の現場からは離れておりましたが、合間を見つけて専門書を読んだり、セミナーに参加するなどして看護に関する知識を学び続けてきました。
出産・子育てで感じた人の命に対する責任感を抱き続け、看護師としてのアップデートを怠らずに常に努力し続けたいと考えております。
自己PRの目的を理解し、構成を組み立てよう
履歴書や面接時の自己PRは、3つの構成に沿って組み立てることが大事です。冒頭に自分の強みを述べ、強みに関するエピソードそして最後に仕事に対する意思や意欲を述べます。
よく志望動機と混乱する方もいますが、自己PRは応募した理由ではなく自分の強みをアピールする項目になります。それぞれの目的を理解して、他の応募者と差をつけられるような内容を考えてみましょう。