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処遇改善加算で利用者家族へ説明文は必要?記入例やQ&Aなどを解説

「介護職員処遇改善加算」の申請時に、利用者の家族への説明が必要であるとのことですが、その内容についてよくわからない方もいらっしゃるかもしれません。説明文の作成方法についても、知っておきたいと思われる方が多いでしょう。

今回では「介護職員処遇改善加算の利用者家族への説明文」や「計画書・同意書の記入例」について詳しく解説いたします。

さらに、よくある質問を基にしたQ&Aもご紹介していますので、詳細に知りたい方はぜひご覧ください。

目次

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処遇改善加算で利用者・家族への説明文って必要なの?

「処遇改善加算は介護職員を対象としているにも関わらず、利用者やご家族への説明は本当に必要なのでしょうか?」という疑問の声をよく聞きます。利用者やご家族への説明が「本当に必要か?」「それはなぜなのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。

そこで、ここからは処遇改善加算における利用者やご家族への説明の必要性について解説していきます。

結論:必要である

結論から申し上げますと、介護職員処遇改善加算を申請する際、利用者やご家族への説明は必要です。なぜご家族への説明が必要になるのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。

ご家族への説明が必要な理由を以下で詳しく解説いたします。

説明が必要な理由

介護職員処遇改善加算の申請には、ご家族の同意書が必要になります。同意書を記入してもらうためには、加算の内容を説明しなければなりません。そのため、ご家族にまず加算の内容を説明することが必要です。

説明が必要な理由は、加算の申請にご家族の同意書が必要だからです。

また、介護職員処遇改善加算の申請には、ご家族の同意書のほかに計画書の提出も必要です。「介護職員処遇改善加算の計画書と同意書」について、さらに詳しく解説します。

介護職員処遇改善加算計画書・同意書について

介護職員処遇改善加算の申請には、ご家族の同意書が必要です。同意書を記入いただくためには、加算の内容を事前に説明する必要があります。そのため、まずはご家族に加算の内容を詳しく説明することが必要となります。

つまり、加算の申請にはご家族の同意書が必要であり、そのためには説明が不可欠です。また、介護職員処遇改善加算の申請には、ご家族の同意書のほかに、計画書の提出も必要です。

こちらでは、これらの計画書と同意書について、さらに詳しく解説いたします。

介護職員処遇改善加算計画書・同意書とは?

計画書や同意書を加算申請時に提出する必要があることは、先述の通りです。

では、計画書と同意書とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

以下で、それぞれの書類について説明いたします。

【計画書】
計画書は、正式には「介護職員処遇改善加算計画書」と呼ばれます。この計画書は、処遇改善加算を算定する上で不可欠な書類です。

【同意書】
同意書は、利用者家族に加算の内容を説明し、その同意を得るための書類です。処遇改善加算を取得するためには、ご家族の同意が必要となります。

計画書に記載する内容

計画書に記載する内容は以下の通りです。

  • 提出先に関する情報
  • 基本情報
  • 加算・補助金の対象事業所に関する情報

また、厚生労働省の「介護職員の処遇改善に関する加算に関する通知」では、計画書に記載すべき内容を以下のように定めています。

  • 処遇改善加算の見込額
  • 賃金改善の見込額
  • 加算以外の部分で賃金水準を引き下げないことの誓約
  • 賃金改善を行う賃金項目及び方法
  • キャリアパス要件等に関する記載

これらの内容を、厚生労働省のホームページにあるフォーマットに沿って記入します。記入例もホームページに掲載されているため、参照しながら埋めていきましょう。

計画書の記入例

厚生労働省のホームページにあるフォーマットを使用して計画書を作成します。フォーマットの基本情報入力シートに情報を入力すると、必要な情報が個別表と総括表に自動的に転記されるようになっています。

まずは、基本情報入力シートを埋めましょう!

申請時には、個別表と総括表を提出しますが、基本情報入力シートは実際の提出時には必要ありません。

具体的には賃金改善の見込み額や賃金を改善する実施期間など、具体的な内容を記載します。計画書の記入例は以下です。

【計画書記入例】
常勤介護職員〇〇人に対し、基本給を月額〇円、非常勤職員〇〇人に対し、時給を〇円増額する。
全体で介護職員1人あたりの賃金を平均月額〇円増額する。

同意書の作成例

利用者ご家族への同意書には、なるべく具体的な処遇改善加算の内容を示す必要があります。 

加算の内容を充分に理解してもらったうえで同意してもらう必要があるからです。 以下は、同意書の作成例です。 

【作成例】 
・介護職員処遇改善加算とはどういったものかの説明 
・利用者の負担額を提示 
・利用者やご家族の氏名、住所などと印鑑欄

処遇改善加算計画書・同意書についてのQ&A

介護職員処遇改善加算の計画書と同意書について、まだまだわからないことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 計画書と同意書を用意する上で、詳しい情報を把握し、不備がないように書類を理解しておくことが重要です。

そこで、これから計画書と同意書に関するよくある質問をQ&A形式で紹介していきますので、ぜひご覧ください。

家族が同意できない場合は?

介護職員処遇改善加算に対してご家族が不服を感じた場合、契約を解除することができます。つまり、「同意できないため退所する」という選択をご家族は自由にできるわけです。

説明不足によりご家族が誤解を招かないよう、わかりやすい説明が大切です。

処遇改善計画書・同意書以外の提出書類は?

介護職員処遇改善加算申請の際には、計画書と同意書が必要ですが、それ以外にも揃えておくべき書類があります。申請時に必要な書類は以下の通りです。

  • 処遇改善加算申請書
  • 就業規則の写し
  • 給与規定の写し
  • 労働保険加入が確認できる書類

申請時、書類に不備があると受理されませんので、必要な書類を事前に確認し、しっかりと準備しておくようにしましょう。

キャリアパス要件をもとに算定する場合必要な書類は?

キャリアパス要件をもとに算定したい場合、必要な書類があります。また、必要な書類はキャリアパス要件の種類によっても異なります。それぞれのキャリアパス要件で必要となる書類は以下です。

  • キャリアパス要件1:キャリアパスを規定した書類
  • キャリアパス要件2:資質向上のための計画
  • キャリアパス要件3:定期昇給を判定するための仕組みについて整備した書類

該当のキャリアパス要件に必要な書類を準備し、算定できるようにしましょう。

処遇改善加算変更届が必要なケースは?

加算取得後、処遇改善加算変更届を出す必要がある場合があります。具体的には、以下のようなケースが該当します。

  • 加算事業所が合併した場合
  • 法人内で新設の施設ができた、または廃止された場合
  • 就業規則の改定
  • 新たにキャリアパス要件を満たした場合

最初に提出した計画書や申請書の内容が変わるような場合には、変更届が必要です。

処遇改善加算の取得に必要な書類を準備しよう!

介護職員処遇改善加算の取得には、申請のために必要な書類の準備が必要です。参考となる記事をもとに、必要な書類をしっかりと準備し、提出し忘れがないようにしましょう。

また、介護職員処遇改善加算は、介護職員が働き続けるための重要な支援策です。この加算をしっかりと申請し、介護職員が長く働き続けられるような職場環境を整えていきましょう。

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