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ホームヘルパー2級は持っていても意味ない?資格の必要性や活かせる職場について解説!
現在、ホームヘルパー2級は廃止されています。「せっかく取得したのに、もう持っていても意味がないのか」と不安に思われている方も多いのではないでしょうか。これから新たに取得することはできない資格ではありますが、ホームヘルパー2級は介護スキルを証明する資格として依然として有効です。
さらに、ホームヘルパー2級を保有するメリットや、この資格を活かせる職場についても詳しくお伝えしますので、転職を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
ホームヘルパー2級は意味ない?廃止された理由とは?
ホームヘルパー2級は、現在廃止された資格ですが、介護の基本的なスキルを持つことを証明する資格として知られています。この資格は、現行の「介護職員初任者研修」と同等のものとされています。
身体介助や生活援助を一人で行う能力があることを意味し、介護施設やホームヘルパーとしての就労が可能です。
こちらでは、ホームヘルパー2級資格の廃止の背景や、介護職員初任者研修との違い、履歴書への記載時の注意点について解説します。
2014年に介護職員初任者研修が導入された
ホームヘルパー2級は、2013年の介護保険法の改正により廃止されました。2014年4月からは、「介護職員初任者研修」が新たに導入されています。この変更は、介護業界のキャリアパスを明確化し、介護職の質の向上を目指すためのものです。
ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の主な違い
ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修への移行に際して、いくつかの変更点があります。主な違いは以下の4点です。
- 「認知症の理解」科目の追加
- 30時間の介護現場での実習の廃止
- スクーリング時間の11.5時間増加
- 修了試験(筆記試験)の追加
元々ホームヘルパー2級は訪問介護職員向けの試験でしたが、介護職員初任者研修はすべての介護・福祉施設で働く職員を対象としています。
施設での実習が廃止され、修了試験の実施が新たな要素として加わっています。
「ホームヘルパー2級」履歴書に記載する方法
ホームヘルパー2級は廃止された資格ですが、介護スキルを保有していることの証明としての価値はあります。
ただし、履歴書に記載する際は、正式名称「訪問介護員養成研修2級課程修了」として記述しましょう。また、資格証明書の提出が求められる場合が多いため、準備をしておくことが重要です。
ホームヘルパー2級を保有している3つのメリット
ホームヘルパー2級を持っているということは、介護現場で働く上での基本的な知識や技術を有しているという証明になります。これは転職活動やキャリアアップなど、さまざまな場面で役立つことでしょう。
ここでは、ホームヘルパー2級の資格を保有することによる3つのメリットをご紹介します。
介護職への転職に有利である
ホームヘルパー2級を保有していると、介護職への転職時に大いに役立ちます。介護に関する基本的な知識や技術を学んでおり、実技や施設での実習を経て資格を取得しています。
介護に関する仕事に就く際に必要なスキルを身につけているという証明となり、就職や転職活動時に有利であると言えます。
資格手当で給与アップが狙える
多くの場合、介護業界では資格に対して手当が付与されることがあります。そのため、ホームヘルパー2級を保有している場合、資格手当によって給与アップが見込めます。職場によって手当の金額は異なるため、応募先の求人欄をしっかりと確認することが大切です。
施設のホームページ内のリクルートページを検索するか、直接問い合わせてみましょう。
介護業界でキャリアアップが目指せる
ホームヘルパー2級を保有していることは、さらに上位の資格を目指すきっかけにもなります。
同等の介護職員初任者研修の上位資格は、介護福祉士実務者研修です。介護福祉士実務者研修を受講するには、通常450時間が必要ですが、ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修をすでに保有している方は130時間免除されます。
無資格の方が目指す場合、約6ヶ月かかりますが、資格保有者は約4ヶ月程度で終了することが可能です。免除される科目も10個以上あり、受講費用も削減されます。スクールによって費用は異なるため、複数のスクールを比較して受講するスクールを選びましょう。
介護福祉士実務者研修を取得すると、介護福祉士へのキャリアアップも見えてきます。
これからのキャリア形成に非常に役立つでしょう。
ホームヘルパー2級の資格が活かせる職場
ホームヘルパー2級を持っていると、さまざまな介護・福祉の現場で活躍することができます。基本的に、介護職員初任者研修を保有している場合と比べて、働ける介護サービスや働き方、業務内容、給与などに違いはありません。
こちらでは、ホームヘルパー2級の資格が活かせる職場についてご紹介いたします。
デイサービス
介護が必要な方々に対して、食事や入浴、排泄などの介助や機能訓練などを行います。日帰りで介護サービスを提供する施設であるため、職員は基本的に日勤のみとなります。夜勤のない職場を求める方にとっては、働きやすい環境でしょう。
日勤のみのデイサービスから介護の仕事を始め、スキルアップして夜勤がある職場へステップアップする方法もあります。
訪問介護ステーション
訪問介護に関する知識・技術を持ち合わせているため、訪問介護ステーションは特に活躍できる職場として挙げられます。介護施設では、多くの利用者を担当しますが、訪問介護では基本的に一対一でケアを行います。したがって、利用者一人ひとりに向き合った介護を提供したい方や、一人で黙々と作業することが好きな方に適しています。
利用者によって業務内容が異なるため、幅広い介護スキルを身につけることができます。
ショートステイ
在宅で介護を受けている方が短期間施設へ入居し、ケアを受ける介護サービスです。基本的には、一般的な介護施設と同様の業務内容になります。
利用者の入れ替わりが頻繁なため、多くの方と関わることができ、臨機応変な対応力が身につきます。
グループホーム
要支援2以上の認知症の方を受け入れている施設です。少人数体制で業務を進め、利用者一人ひとりに対して、きめ細やかな介護ケアを提供するのが特徴です。
認知症ケアに関心がある方におすすめの職場です。
特別養護老人ホーム
要介護3以上の方で、在宅生活が困難になった方を受け入れている施設です。多くの場面で身体介護を行い、経験豊富な介護職員が多数在籍しています。サポート体制が整っている施設が多く、介護職員として大きく成長できる職場です。
介護スキルを高めたい方やキャリアアップを目指す方にとって、やりがいを感じられる職場でしょう。
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現在、ホームヘルパー2級は廃止された資格ですが、介護職員初任者研修と同等の資格とされています。そのため、介護職へのチャレンジに活かすことが可能です。
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