【カイテク勤務体験 Vol.4】ポシブル伏見|デイサービス|入浴介助・見守り

1日タイプのデイサービスのポシブル伏見で、9時から15時半までのお仕事を体験してきました。仕事内容はほぼ入浴介助のみで、勤務中トイレ介助は一度もしませんでした。

利用者の平均介護度は1~2と元気な方が多いためか、利用者同士や職員との会話を楽しむ方が多く、運動することを目的に利用されている方も多くいらっしゃいました。

今回は、働きやすさを感じたポシブル伏見の詳しい仕事内容と、施設の良い点、改善されると良いと思った点をご紹介します。

目次

勤務体験

勤務概要

・入浴介助(個浴)
・送迎の手伝い:乗降の移乗介助
・バイタル測定
・見守り、対話
・筋トレ用マシンへの誘導、移動介助
・食事介助
・排泄介助
・清掃:フロア掃除、トイレや筋トレ用マシン機器等の消毒
・記録業務:手書き

施設の雰囲気

施設内は採光があって明るく、広々としています。

職員の皆さんは、委縮した雰囲気もなく、かと言っておかしな馴れ馴れしさもなく、適度な距離感でお仕事をされていました。利用者に対してはもちろん優しいですが、初回勤務の私に対しても優しく声をかけてくださり、とても働きやすかったです。

勤務内容

【8:45 ~ 9:45】出勤

出勤時「カイテクから来ました!」と挨拶すると、職員の皆さんが立ち上がって挨拶を返してくださいます。

出勤時間の9時より少し早く到着しましたが、「時間まで休んでいてくださいね」と休憩室へ案内され、お言葉に甘えて時間までぼんやりと休ませてもらいました。

手荷物を入れる鍵付きロッカーなどはなく、事務所の書類が置いてある戸棚の一角に、荷物を置くように指示されました。

職員が、ファイルに挟んであったQRコードを出していただき、私が出勤処理をすると「簡単ですね~」と言われていました。カイテクワーカーが来るのは初めてなんだそうです!

若い男性職員が施設内を案内してくださり、浴室の機器や備品の説明、水筒を置く場所などを紹介していただき、丁寧さに感動してしまいました!

水筒を置く場所には、施設で作っているのであろうお茶が置いてあり、「飲まれていいですよ」と言われました。

私のために、職員用の首から下げる名前札も用意されておりました。

【9:30 ~ 11:00】入浴介助

個浴は2つあり、それぞれ1人づつの入浴担当職員が入浴から着脱までも受け持ちます。隣で入浴を担当する職員は、職員さんでした。

入浴介助についての一通りの説明をしてもらい、「何かあったら隣にいますからね」とのこと。脱衣室はブラインドで仕切られており、声を出せば隣にいる職員を呼ぶことができます。

脱衣室で、ブラインドを閉めて入浴介助着への着替えをし、入浴後の着替えも脱衣室でした。

浴槽のお湯は、蛇口のお湯を流しっぱなしではなく、一度抜いて浴室を掃除して、入れ替える方式とのこと。浴槽のお湯を入れ替える方式をとっている施設は少ないですが確かにありますね。

慣れないため、手間取って入浴の利用者を待たせてしまいましたが、職員は見守ってくれていました。

【11:30 ~ 12:30】休憩

駅から歩いてくる途中、見事に一軒もコンビニがなく、食事を買えなかった私のために、職員が、施設の隣にある小さな道の駅のような売店に案内してくれました。

ちなみにそのお店ですが、食事系はなにもなくて、大福もちしか買えませんでした。
ですが、とても美味しく腹持ちしたし、わざわざ案内してくださったやさしさをありがたく感じました。

【13:00 ~ 14:30】入浴介助

午後からも入浴介助があり、休憩後に再度入浴着へ着替えました。

【14:30 ~ 15:30】フロア見守り、清掃

入浴後着替えてフロアへ戻り、利用者と対話。

用意してもらっていた職員用の名前札を使い、名前をお伝えして自己紹介をしながら対話をしました。

そろそろ利用者がお帰りの時間と聞いて「トイレ誘導した方がいい方はいますか?」と職員に尋ねると、ほとんどの利用者が自分でトイレに行かれるとのことでした。

利用者を送り出したあとは、テーブルと椅子の拭き上げをし、終わっても退勤まで時間が余っていたので、「何かすることありませんか」と声掛けしフロア内の数カ所のごみ集めをしました。

施設の良い点

①職員がおだやか

職員の皆さんが、適度な距離感でおだやかに仕事をしておられました。

なぜこんなに職員がおだやかなのだろうかと考えたのですが、理由は、年齢層が20代から50代以上と幅広く、加えて、男女比が同じくらいであることがあるのかもと思います。

単発ワーカーは、何人かが集う休憩室でポツンとなることが時折あるかと思いますが、こちらの施設ではそのようなことはなく、皆さんが私のことを気遣ってくださいました。

②入浴前の説明が丁寧

入浴前に、浴室や備品について、丁寧に説明してくださいました。

たまたま家のお風呂と似た仕様だったので、私は説明がなくても大体わかりましたが、そうでない場合がほとんどであるので、やはり丁寧な説明があるのはとても安心ですね。

③水筒置き場あり、お茶も提供される

「水筒はこちらにどうぞ」と案内されました。

他の職員の水筒も同じ場所に置かれており、職員が飲んでも良いお茶も用意されていた。

水分補給しやすい環境が整えられているなと感じました。

④入浴の相棒は職員

入浴介助中、隣でに介助している職員がおられるので、わからないことがあるときや困ったときなどに、声を出せばすぐに来てくれるので心強いです。

施設の改善点

①鍵付きロッカー、更衣室が用意されていない

カイテクワーカー用の鍵付きロッカーや、更衣室はありませんでした。

荷物は指定された書類棚の中に置き、更衣室はなかったので、仕事着、入浴着ともに脱衣室で着替えました。

もしかしたら、職員のためのロッカーや、ユニフォームへ着替えるための更衣室はあるのかもしれませんが、案内はされませんでした。

②濡れた入浴着を再度着る

休憩を挟んで午前と午後と入浴介助があったために、午後から濡れた入浴着を着なくてはいけませんでした。

入浴される利用者は少ないものの、1名ごとにお湯を入れ替えるため時間がかかり、どうしても午後からの入浴が発生してしまうようです。

午前と午後と、入浴介助が発生することが事前連絡でわかっていれば、2回分の入浴着を持参することもできますし、施設の方で入浴用のTシャツと短パンを用意してもらえれば、その方が助かると思うワーカーもいるかもしれません。

夏はまだいいですけど、冬はさすがに濡れた入浴着は寒いのでは?とも思いますが、冬は施設の方でなんらかの対策を取られているのかもしれません。

人間関係に悩むことはなさそうな雰囲気のデイサービス

今回、カイテクで勤務したのは、「ポシブル伏見」でした。

私が勤務した日の、職員の男女比は5対5で、年齢は20代から50代以上の幅広い年齢の職員が働いておられました。

男女比が半々であることと広い年齢層が、良い効果を表しているようで、仕事中の皆さんがとても穏やかでお互いに良い距離感を保っているように感じました。こちらで常勤やパートとして働いても、人間関係で悩むことはあまりないのではないかと思います。

入浴される利用者はそこそこの人数いますが、介護度が低めのためか体力的にきつさは感じません。

利用者はしっかりされている方が多いため、コミュニーケーション能力に自信がないと働けないと思われそうですが、既存の職員の皆さんがしっかりとフォローしてくださると思います。

今回の体験記事を参考にぜひカイテクでの勤務をしてみてください!

ポシブル伏見

〒612-8426 京都府京都市伏見区竹田青池町135

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