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実務経験証明書を発行依頼してもらえない場合の対処方法・自分で記入時の注意点

介護福祉士の国家試験を受験する際、実務経験証明書が必要となることがあります。 しかし、実務経験証明書の発行に関する手続きや内容が明確にわからないため、書類準備に困っている方もいるのではないでしょうか? 

今回では、実務経験証明書の発行手続きや注意点、よくある質問などを詳しく解説いたします。

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目次

実務経験証明書について

実務経験証明書についてよくわからないと思っている方も多いのではないでしょうか?

もし、用意する必要がある場合、実務経験証明書に関する知識を深めておきたいですよね。そこで、こちらでは実務経験証明書に関する具体的な説明や発行の流れを解説していきます。

実務経験証明書を記入する介護福祉士のイメージ図

実務経験証明書とは

実務経験証明書とは、勤務日数を証明するものです。例えば、介護福祉士の国家試験を受験したいと思った場合、指定の実務経験と介護福祉士実務者研修修了者資格を合わせた実務経験ルートで受ける場合、介護施設などで3年以上の勤務が前提となります。この勤務日数を証明する書類が実務経験証明書です。

基本的に実務経験証明書は自分で記入できない

実務経験証明書は基本的に自分で記入することはできません。

施設や事業所に提出し、記載してもらう必要があります。ただし、例外も存在します。

どのような場合に自分で記載しても良いのか、次の項目で紹介します。

実務経験証明書を自分で記入できるケース

実務経験証明書は基本的に自分で記入することはできないと先程説明しましたが、例外として、退職した介護施設や勤めていた事業所が廃業してしまった場合など、記載してもらうことが不可能なケースがあります。このような場合、自分で実務経験証明書に記入しても問題ありません。

「働いていた職場が廃業してしまったので、勤務日数が無効になるのでは?」と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。

不明点や不安がある場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに問い合わせることをおすすめします。

実務経験証明書を発行するときの流れ

介護福祉士試験を受ける際の、実務経験証明書発行の流れは以下の通りです。

  1. 公益財団法人社会福祉振興・試験センターに受験の申し込み手続きを申請する
  2. 公益財団法人社会福祉振興・試験センターから必要書類が送られてくる(その中に実務経験証明書の記入書類が同封されている)
  3. 記入の仕方を確認しておく
  4. 施設長などに実務経験証明書を記入してもらうようにお願いする
  5. 記入してもらったら他書類と一緒に申請する

実務経験証明書の発行は一人での作業ではありませんので、期限内に手続きを完了するため、早めの準備と手続き開始が重要です。

公益財団法人社会福祉振興・試験センターでの必要事項を事前に確認しておくことをおすすめします。

実務経験証明書に関する注意点

実務経験証明書を発行する際に、注意すべきポイントがいくつかあります。せっかく発行してもらったのに、無効になってしまっては意味がありません。

こちらでは、実務経験証明書に関する注意点を3つ紹介します。

注意点を踏まえて実務経験証明書を記入する介護福祉士のイメージ図

証明に必要な時間が足りているか確認する

介護福祉士試験を実務経験ルートで受験する場合、必要な勤務年数は従事期間3年、従事日数が540日以上となります。

実務経験証明書を発行するためには、この条件を満たしていることが前提です。勤務日数を十分に把握していないと、「実は必要日数が足りていなかった」という事態になりかねません。事前に自分の勤務日数を所属している職場に確認しましょう。

1日でも足りない場合は、要件を満たしていないと判断され、証明書が無効になります。もちろん、虚偽の申請は許されません。

申請前に、勤務年数や日数を再確認することが大切です。

提出期限に間に合うよう早めに書いてもらうようにする

よくあるトラブルとして、職場に実務経験証明書の発行を頼んだにも関わらず、時間が経っても書類が戻ってこないというケースが挙げられます。

職場のスタッフも多忙の中、証明書の発行手続きに関する事務を進めてくれています。そのため、発行には時間がかかることも考えられますので、余裕を持って依頼しましょう。

もし長く待っても返答がない場合は、一度確認することをおすすめします。

実務経験証明書のよくある質問

実務経験証明書について、疑問を持っている方もいらっしゃるかと思います。そのような疑問を解消し、準備の不安を払拭するため、実務経験証明書に関するよくある質問とその解答を紹介してまいります。

不安を軽減し、スムーズに準備していきましょう。

実務経験証明書について疑問を持つ介護福祉士のイメージ図

働いていた介護施設が複数であった場合、合算できるの?

一つの職場で必要な勤務日数を満たしていないが、複数の介護施設の勤務日数を合算すると実務経験証明書の必要日数に達する、という方もいらっしゃるかと思います。

結論として、一つの職場だけでなく、複数の職場での勤務日数の合算も、実務経験として有効です。そのため、実務経験証明書への記載も可能です。

実務経験日数を証明したい職場が複数ある場合、各職場に記載を依頼する必要がございます。

提出の際に間に合うよう、早めの準備や計画が必要です。

用紙が足りなくなったらどうすればよい?

実務経験証明書の記入ミスや、複数の介護施設での発行が必要な場合、用紙が足りなくなることも考えられます。用紙が不足した際には、公益財団法人社会福祉振興・試験センターの公式サイトから、様式をダウンロードすることができます。

記入方法も掲載されていますので、不明点があれば参照してください。

職場で発行してもらえない

実務経験証明書の発行を施設長に頼んだら断られたというケースもあります。 筆者の同僚も数カ月前にお願いしたのに「作成期間が短すぎる」という理由で断られたことがありました。 

稀にですが、作成が負担だからと断られるケースも存在するのです。 こういった理不尽な理由で発行ができなくなる場合には、感情的になり、怒りたくなってしまうものでしょう。 しかし、こういった場合には感情的にならず、丁寧にもう一度お願いしてみるほうが効果的かもしれません。 

実務経験証明書の発行は、介護福祉士国家資格を受験する上では必要な書類です。 嫌な思いをするかもしれませんが、発行してもらえるように丁寧な対応を貫くことが大切でしょう。 

それでも発行してもらえない場合には、労働基準監督署に相談してみることをおすすめします。

申請の時点で必要な実務経験日数を満たしていないと実務経験証明書は発行できない?

申請の時点で必要勤務日数を満たしている場合、申請はスムーズに進みますが、「あと少しで必要日数を満たせるのに!」と思う方もいるかと思います。

実は、受験に必要な勤務日数は、受験の年の3月31日までに満たすことが条件とされています。そのため、申請の時点で実務経験証明書の発行に必要な勤務日数が足りなくても、受験年の3月31日には満たせる見込みがある場合、見込みとして証明書を発行することが可能です。

必要勤務日数まであと少しという方は、すぐに諦めず、3月31日までに条件を満たすことができるか確認してみましょう。

実務経験証明書について正しく認識し、余裕を持って用意できるようにしよう!

実務経験証明書が必要になった際に備え、正しい発行方法を理解しておくことが大切です。

記事を読んで疑問が解消されなかった場合、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに問い合わせると、迅速に解決するかもしれません。

介護福祉士試験などの受験を検討している方は、書類の不備を避けるため、詳細事項を早めに確認し、余裕をもって準備しておくことが望ましいです。

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