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デイサービスはここが大変!仕事内容や1日の流れを解説

デイサービスの管理者の仕事内容は多岐にわたります。

今回では、デイサービス管理者の業務や一日の流れを紹介します。

介護の現場だけに関わってきた方や、管理者が不在となったことで急きょ抜擢された職員には、参考になる内容となっています。

ぜひ最後までお読み進めください。

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目次

デイサービス管理者が大変なところ3つ

デイサービスの管理者が大変な点を3つ紹介します。

  • マネジメント業務を行わないといけない
  • 数字を追わなくてはいけない
  • 現場と兼務する可能性がある

デイサービス管理者を目指す前に、ぜひ確認してみてください。

マネジメント業務を行わないといけない

デイサービス管理者はマネジメント業務を行わなければなりません。

これらの業務は多岐にわたり、具体的には以下のとおりです。

  • 利用者の情報管理
  • 施設の収支管理
  • 行政への手続き
  • 社員教育

施設全体に関わるすべての業務を管理・運営する必要があります。

それぞれのポジションにリーダーや主任を配置しますが、最終的にはデイサービス管理者がすべてを確認します。そのため、業務量は膨大になります。

数字を追わなくてはいけない

デイサービス管理者には経営者視点が求められます。デイサービスの売上や、収支などの計算をするからです。

毎月の新規利用者数の確認や、来月の営業目標などを考えます。そのため、現場の仕事とは異なり数字に追われることが増えるでしょう。

現場と兼務する可能性がある

デイサービス管理者は施設に人手が少ない場合、現場に立って業務にあたらなくてはいけません。

書類業務をこなしつつ、入浴介助や排泄介助に関わります。職場によっては送迎業務のみ担当したり、日中の忙しい時間帯にスポットで入ったりとさまざまです。

毎日現場業務に関わらなくても急な欠員や退職者が現れたら、フォローに入る可能性もあります。人手不足のデイサービスで管理者になると、マネジメント業務と現場の仕事と両方を担わなくてはいけないので大変です。

デイサービス管理者になるために必要な3つのスキル

デイサービス管理者になるために必要なスキルを3つ紹介します。

  • マネジメント能力
  • コミュニケーション力
  • 営業力

デイサービス管理者を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

マネジメント能力

デイサービス管理者にはマネジメント能力が必要とされます。

マネジメント能力が高いと、社員の意欲の高まる職場環境を作り出すことができます。ミーティングで現場の不満や問題点を洗い出したり、職員が働きやすいシフト管理を提案したりしましょう。

デイサービス管理者には、職員のモチベーションを向上させるための施策や教育方法を考える能力も求められます。

コミュニケーション力

デイサービス管理者の役割として、職員が対話しやすい環境の構築が求められます。そのためにもコミュニケーション能力は欠かせません。

積極的に職員に話しかけたり、その意見を聞いたりして、意見を伝えやすい環境を作り上げましょう。また、デイサービス管理者は、言いにくいことも職員に伝える必要があります。

職員が納得できる伝え方をするためにも、高いコミュニケーションスキルが必須です。

営業力

売上向上のためにも、デイサービス管理者は新規利用者の獲得に努めなければなりません。そのためにケアマネージャーとの関係性は重要となります。

定期的にケアマネージャーを訪れ、信頼関係を構築し、自身の施設を利用してもらえるよう訴えていきましょう。また、地域包括支援センターや医療機関へ足を運ぶこともおすすめします。

すぐに契約につながらない場合でも、デイサービスを検討している高齢者がいた際に、自身の施設を紹介してもらえるようになるでしょう。

デイサービス管理者の1日の流れ

デイサービス管理者の1日の流れや仕事内容をまとめました。

8:30  出勤・朝のミーティング
9:00  送迎(お出迎え)
9:30  利用者様全員と会話しながら変化がないか観察
10:00  経営幹部との運営会議
11:00  現場の進捗確認やお手伝い
11:30  食事準備・提供
13:00  営業活動
15:00  現場の進捗確認やお手伝い
16:30  送迎(お見送り)
17:30  ミーティング
18:00  記録・帰宅

1日の流れをみてもわかるように、デイサービス管理者はさまざまな仕事に関わっています。職場によっては職員のシフト管理や備品のチェックなども行います。

デイサービス管理者は業務量が多いので、体力のいる仕事です。

よくある質問

デイサービス管理者に関するよくある質問を紹介します。

  • デイサービスの管理者になるために必要な資格は?
  • デイサービスの管理者の給与事情
  • 居宅介護以外の施設で施設長や管理者になるための条件はある?

記事を読み進めるなかで気になる点がある方は、ぜひ確認してみてください。

デイサービスの管理者になるために必要な資格は?

デイサービスなどの居宅介護支援事業所の管理者になるためには、平成30年度(2018年度)の介護報酬改定により、令和3年から主任ケアマネージャーが在籍することが要件とされています。

主任ケアマネージャーとは、主任介護支援専門員研修を受講したケアマネージャーのことを指します。そのため、主任ケアマネージャーになるためには、まず介護支援専門員の資格を取得する必要があります。

その資格取得のためには、介護福祉士や理学療法士など、規定の資格を持ち、5年以上の実務経験を積んでいることが必要です。

そしてケアマネージャーの資格を取得した後に、主任介護支援専門員研修を受講することで主任ケアマネージャーになれます。したがって、デイサービス管理者を目指す方は、まずケアマネージャーの資格を取得することから始めるべきです。

デイサービスの管理者の給与事情は?

厚生労働省の『令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果』によると、デイサービス管理者の平均給料は32万5,020円です。

一方、介護老人保健施設の管理者の平均給料は40万1,010円と、デイサービスの管理者に比べてやや高いです。ただし、介護職の年収は増加傾向にあります。

『賃金構造基本統計調査』を過去10年分見てみると、介護職の給料は毎年2,000〜5,000円ずつ上昇しています。そのため、今後デイサービス管理者の給料も増加すると考えられます。

居宅介護以外の施設で施設長や管理者になるための条件はある?

デイサービス以外の施設で施設長や管理者になるためには、厚生労働省が定めた要件を満たす必要があります。

具体的な要件は以下の通りです。

【特別養護老人ホーム】

・社会福祉主事の要件を満たす者
・社会福祉事業に2年以上従事した者
・社会福祉施設長資格認定講習会を受講した者

【介護老人保健施設】

・都道府県知事の承認を受けた医師
(都道府県知事の承認を受ければ、医師以外でも管理者になれます)

【グループホーム】

・特別養護老人ホームや介護老人保健施設で認知症介護に3年以上従事した経験のある者
・厚生労働大臣が定める「認知症対応型サービス事業者管理者研修」を修了した者

【小規模多機能型居宅介護】

・グループホームの要件と同様

これらの施設で管理者を目指す方は、上記を参考にしてみてください。

デイサービス管理者の仕事内容は大変だけど大きな経験になる!

デイサービス管理者の業務は収支管理や職員教育など、多岐にわたります。人手不足をカバーするために、管理者自身が介護業務を行うこともあります。そのため、デイサービス管理者の仕事には厳しい部分もありますが、キャリアを積む上で大きな経験となります。

介護職でキャリアアップを目指す方や、自身の理想とする施設を運営したい方は、ぜひデイサービス管理者という道を考えてみてください。

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