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登録ヘルパーはパートヘルパーとどう違う?働き方や収入面を比較してみた!
訪問介護の仕事は、正社員とは別に登録ヘルパーとパートヘルパーという働き方があります。
多くの事業所が、「登録ヘルパー募集」「パートヘルパー募集」というように、それぞれの雇用形態で求人募集を出しているようです。
このような求人情報を見て、2つの働き方にはどのような違いがあるのだろうと疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
働き方や収入面に関して大きく違いがあるのでしょうか?
今回は、登録ヘルパーとパートヘルパーの違いについてご紹介します。
登録ヘルパーとパートヘルパーは全く違う?
登録ヘルパーとパートヘルパーは全く違うというわけではなく、いくつか共通点があります。
まずは、登録ヘルパーとパートヘルパーの共通点をご紹介します。
仕事内容はほぼ同じ
登録ヘルパーとパートヘルパーの共通点は、仕事内容。
どちらも利用者に対して、生活援助や身体介助を行うためほぼ同じ業務を行います。
生活援助
調理や掃除、買い物代行などの日常生活の支援です。
身体介助
食事や排泄、入浴など直接利用者の身体に触れてサポートするケアのことを指します。
利用者によって依頼するケアは異なりますので、依頼を受けた内容のケアを行うという点では登録ヘルパーとパートヘルパーの仕事内容に大差はありません。
どちらも有給取得や保険加入が可能
登録ヘルパーとパートヘルパーの共通点として、どちらも有給取得や保険加入が可能である。
登録ヘルパーは有給が取得できないのではないか、各保険が適応されないのではないかと思っている方も多いでしょう。
登録ヘルパーは直接雇用ではありませんが、事業所の一労働者として認められています。きちんと条件を満たすと、登録ヘルパーも有給や保険の適応が可能となります。
【登録ヘルパーとパートヘルパー】働き方の違い
登録ヘルパーとパートヘルパーは、働き方に大きな違いがあります。
こちらでは、それぞれの働き方の特徴についてご紹介します。
登録ヘルパーは自分の希望の時間に勤務する
登録ヘルパーの働き方は、自分の希望の時間に勤務するという形。
自分の働きたい時間や日数を事業所に提出します。勤務ができる時間を提出するので、ライフスタイルに合わせやすいです。
必ずこの時間で働かなければならないという定めはありませんので、月に数回だけ働くという方法も認められます。さらに、基本的に利用者宅へ直接出勤する形になりますので、事業所に立ち寄ることはほとんどありません。
自由度が高い働き方となっています。
パートヘルパーは決められた時間で勤務する
パートヘルパーは登録ヘルパーとは異なり、決められた時間で勤務するという働き方。
基本的に、事業所側が設定したシフトに沿って勤務します。休み希望は申告できますが、事業所側の定めている勤務時間や日数分は勤務になります。
正社員に比べると、勤務時間は少なく設定されていることが多いです。
また、パートヘルパーは自宅から事業所に出勤してから、利用者宅へ訪問します。直行直帰ではなく毎回事業所に出勤して、戻ってくるという出勤方法になります。
【登録ヘルパーとパートヘルパー】収入面の違い
登録ヘルパーとパートヘルパーは、働き方が違うため収入面にも違いがあります。
こちらでは、それぞれの平均時給と平均月給の違いについてご紹介します。
登録ヘルパーとパートヘルパーの平均時給額
登録ヘルパーとパートヘルパーの平均時給額は、若干登録ヘルパーの方が高い傾向。
厚生労働省の「介護従事者処遇状況等調査結果」によると、パートヘルパー(常勤)の平均時給額は1,110円、登録ヘルパー(非常勤)の平均時給額は1,260円となっています。
大差はありませんが、若干登録ヘルパーの方が高く設定されているということが分かります。常勤ではないということから、時給額を高く設定して多くの人材を確保しておきたいという事情もあるのかもしれません。
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02kekka.pdf
登録ヘルパーとパートヘルパーの平均月給額
登録ヘルパーとパートヘルパーの平均月給額を比較してみると、パートヘルパーの方が高い。
同じく厚生労働省の調査結果を見てみると、パートヘルパー(常勤)の平均給与額は235,910円、登録ヘルパー(非常勤)の平均給与額は99,990円となっています。
平均時給額は登録ヘルパーの方が高い傾向にありますが、勤務時間が圧倒的にパートヘルパーの方が多く給与額に差があります。月給額からみると、パートヘルパーの方が安定した収入を得られていると言えます。
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02kekka.pdf
【登録ヘルパー】メリット・デメリット
登録ヘルパーという働き方のメリットやデメリットについてご紹介します。
メリット:時間の融通が利く
登録ヘルパーの働き方のメリットは、時間の融通が利く。
上記で述べた通り、登録ヘルパーの働き方は基本的に自分の希望する時間に勤務するという形になります。
ライフスタイルに合わせてシフトを申告できるので、プライベートを優先させたい方にとって大きなメリットとなるでしょう。また、時間に縛られた働き方をしたくない、自由な働き方を求める方にとっても魅力的であると言えます。
デメリット:収入が不安定
登録ヘルパーの働き方のデメリットは、毎月の収入にバラつきがある。
登録ヘルパーは実働に対してのみ時給が発生するという働き方になります。よって、自分の希望する時間に依頼が入っていなければ、収入を得ることができません。
利用者が急遽依頼をキャンセルする場合もあります。毎月の仕事量に差があるため、毎月同じ金額が支給されるというわけではないです。
【パートヘルパー】メリット・デメリット
パートヘルパーという働き方のメリットやデメリットについてご紹介します。
メリット:給与額が安定している
パートヘルパーの働き方のメリットは、給与額が安定している。
登録ヘルパーと違って、キャンセルになった場合も時給が発生します。
事業所側が設定したシフトの日数分は、給与が支給されますので、登録ヘルパーに比べて毎月の収入が安定しています。
シフトを貰った時点で計算した給与額が、実際の支給額とほとんど変わりませんので、支出の計画も立てやすいでしょう。
デメリット:時間の融通が利きづらい
パートヘルパーの働き方のデメリットは、時間の融通が利きづらい。
登録ヘルパーと違い、働く時間が事業所側で決められます。シフト制となっているため、ある程度の希望を提出することができますが、登録ヘルパーよりも時間の融通が利くわけではありません。
依頼がないからといって休めるわけではなく、他のヘルパーの代わりにシフトに入ったり、事務所での作業を任されることもあります。
働く時間に融通を利かせたいという方にとっては、難しい働き方であるかもしれません。
自分が求める条件に合う働き方を選択しよう
登録ヘルパーとパートヘルパーは、働き方が異なるため収入面にも違いが見られます。
同じ訪問介護事業所に所属している労働者であるため、共通点もありますが、異なる部分も多いです。どちらの方が良いという訳ではなく、それぞれの働き方にメリット・デメリットがあります。
自分が求める条件に合う働き方を選択することが大事です。
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