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【看護師の平均年収は500万円!】給与事情と業界を巡る動きについて解説

看護師は昔から、働きがいがあり手に職をつけることができる為、人気の職業です。

多くの人の命を救う仕事であり、社会的にも非常に重要な仕事と言えます。そんなやりがいの多い看護職を志望するにあたり、年収や月給など給与面は気になるところではないでしょうか。

今回では、看護職の平均年収や月額手当など給与の内訳を解説すると共に、年収を上げる方法看護業界の待遇を巡る動きも解説をしていきます。

本記事を読み看護職の給与実態を理解すると共に、今後に向けた業界の動きもしっかりと理解していきましょう。

目次

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看護師の平均年収と内訳

まず看護師の平均年収と内訳について解説をしていきます。

手に職を付けることができ、給与も高いイメージもある看護師ですが、実際どれくらいの金額をお貰っているのでしょうか。

以下では月額やボーナス、さらに男女別の違いについて解説をしていくので、参考にしてください。

平均年収は約500万円

看護師全体の平均年収は、令和2年賃金基本構造統計調査によると、41歳で492万円

この金額は年間のボーナスや各種手当を含んだ額面での金額となります。一般的には額面年収の7割から8割が手取りと考えられるので、上記年収の75%と仮定すると、手取り年収は369万円となります

そして男女別ではまた違いが出てきます。そもそも看護師は男女比が9:1であり、圧倒的に女性の方が多いのが現実です。しかし年収ベースとなると男性の方が若干高くなっています

  • 男性看護師:平均505万9000円
  • 女性看護師:平均490万200円

また、都道府県単位で見ても大きな違いがあります。

全国平均の492万に対し、青森県は540万円と大きく全国平均を上回る一方、大分県では405万円と低くなっており、同じ職種でも都道府県により100万円以上の差が生じています

比較的首都圏や大阪・愛知など大都市圏が高くなる一方、九州や四国地方は低めになっています。病院規模の大小や、職員数の違いが金額面に影響しているのではないでしょうか。

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

月額やボーナス平均額

では、看護師の月額やボーナスの平均額はいくらになっているのかというと、月額平均は以下となります。

看護師全体で見ると月額平均給与は33万8千円となっており、うち所定給与額は30万9千円です。また、年間賞与額は85万7千円です。

上記でも述べたように、病院の規模により金額は多少上下しています。

  • 病院規模が大きい場合(職員1000人以上) :月額35万3千円、賞与97万7千円
  • 病院規模が小さい場合(職員10人から99人):月額32万円、賞与71万3千円

規模の違いにより、月額では3万円ほど、そして賞与では20万円近い差が生じてきます。大都市圏や大病院の待遇が良いのもわかる結果と言えるのではないでしょうか。

また、男女別では以下のようになります。

  • 男性看護師:月額34万9千円、賞与86万7千円
  • 女性看護師:33万7千円、賞与85万6千円

若干ですが男性看護師の方が平均としても高い結果となっています。女性の場合、結婚や子育てなどで休職をする方もいることが賃金の差に反映されているのではないでしょうか。

出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査

その他手当

給与には、基本給や所定に定められている「所定内給与」と、夜勤手当など「所定外給与」の2つ

看護の世界だけでなく、夜勤や交代制勤務のある鉄道会社なども同じような給与体系となっています。所定内給与は基本給の他、家族手当や通勤手当などが該当します。一方、所定外給与は超過勤務手当や、夜勤手当、休日勤務手当などが含まれます。

看護師の場合、特徴的なのは夜勤があることでしょう。看護師の場合、1回あたり16時間以上勤務する二交代制夜勤を採用する病院が6割強と一番多く、次いで変則の三交代制夜勤が約3割となっています。三交代制の夜勤場合月平均7回ほど、二交代制では4〜5回程の夜勤を行うことが最も多く、一回あたりの金額は三交代制で4,154円二交代制では11,286円が平均額となります。

出典:日本看護協会「2020年 病院看護実態調査 報告書」

看護師の年収を上げるために

看護師の年収や月額ボーナスについて、実際の数字を見て「思ったより少ない」と感じる方もいるのではないでしょうか。

では「看護師として年収を上げたい!」と考えた場合、どのようにすれば年収が上がるのか以下で解説をしていきます。

規模の大きな病院への転職をする

上記年収や月額の面でも触れたように、看護師の月額や賞与額は病院規模により変わってきます。規模の大きな病院は相対的に職員への待遇も良いと言えます。

また、都道府県別でも大きな差があるように、大都市圏は賃金のベースも高いのが現実です。その分患者さんの数も多く、大変な面もあると思います。

確実な年収アップを考える場合、是非選択肢としてくわえておきたいところです!

看護師としてキャリアアップする

看護師として年収を上げるためには、キャリアアップしていくこともおすすめ

具体的には、認定看護師や専門看護師、さらに助産師など看護師資格を保有しつつ、新たに知見を広げていく形となります。専門性の高いスペシャリストとして働くことで、知見を広げるだけでなく、自身の市場価値を高めることにもつながります。

また、看護職場の管理者を目指すことも良いでしょう。副看護部長相当以上の管理職となれば、平均年収が700万円以上も見込めるというデータもあり、年収アップにつながります。

出典:日本看護協会「就労賃金データ」

副業をする

働き方改革に伴い注目を集める副業も選択肢の一つ

副業を始める際はしっかりと職場の規約を確認した上で行いましょう。

上述の通り看護業界は女性割合が圧倒的に多いです。「休みの時間を活用したい」「家事や子育てをしながらも働きたい。でもフルタイムはちょっと・・」という方もいるでしょう。

そこでおすすめなのが資格を活用したスポットでの仕事です。隙間時間を活用し、専門のフラットフォームから仕事を紹介してもらって、短時間で効率よく稼いでいく形が理想です。

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看護における待遇の問題点

看護業界の年収や基本的な給与内訳がわかったところで、以下では看護業界の待遇における問題点を解説していきます。

過酷な労働環境

看護業界で問題となっているのは夜勤含めた労働環境

勤によって心身のバランスを崩すこともあるでしょう。また、患者や家族から心無い言葉を浴びせられることもあり、メンタル面での負担が大きいのも事実です。

昨今のコロナウイルスでも「エッセンシャルワーカー」として働き続けることが要求されており、労働環境は総じて過酷と言えます。

専門性を持った看護師への対応

今後役割の拡大が謳われる看護業界。地方と医療の問題を考えると、専門スキルを持った看護師の育成は不可欠と言えます。

実際特定行為研修修了者数や、認定看護師・専門看護師の数は増えています。しかし、待遇が比例して追いついているかというと決してそうではありません

現状昇級に値する措置を取っていない施設が多いというデータもあり、業界全体での改善が急務です。

出典:日本看護協会「看護職員の収入増の必要性に関する意見書」

硬直化した賃金体系

看護職員の待遇が低迷する要因として、硬直化した賃金体系が挙げられる

賃金表を作成する際、多くの病院では国立病院に適用される「医療職俸給表(三)」の影響を受けています。約8割ほどの看護師が昇格せずに一定の級のままとなっており、バランスを欠いているという指摘がされています。

やりがいや働きがいを見出すためには、賃金改定や制度改定など国を挙げて取り組むべきでしょう。

出典:日本看護協会「看護職員の収入増の必要性に関する意見書」

看護師の役割拡大と共に待遇改善も期待される

本記事では看護師の年収や給与、さらに業界が抱える待遇に関する問題を解説してきました

看護師は今後、少子高齢社会の進む日本において、地域の医療を担う大切な存在です。看護師としての役割拡大を求める動きや、それに伴い待遇も改善しようとする動きも出ています。

これから看護師になる際は、看護業界の動向や国の施策にも目を通し、自身でスキルを磨いていく姿勢が必要と言えるでしょう。

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